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第一章 出逢い
7魔法と術式
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「ココは俺の家です。すみません、ミツキさんがいるとバレた以上、あの宿はもう使えませんので」
私の考えてることわかったらしく、エヴァンさんが説明してくれる。
「お腹がすいていたんですよね。気が回らず、すみません。なにか用意しますので、そこに座って待っててください」
本当は森に行きたかったんだけどね。言えないよね、そんなこと。
私は大人しく椅子に腰かけた。
ぐるりと部屋を見る。質素な部屋だなぁ。木のテーブルに椅子、それから台所。特にこれといって目を引くものはない……と思っていたら。
ボォッと火があがった。
ええっ! なにっ!?
フライパンが、ひとりでに動いてるっ!? 誰もいないのに野菜みじん切りにしてるんですけどぉっ!?
水、水勝手に出てるっ。というか野菜洗われてるっ。
なにこれ、なにこれ、なにこれーっ!
向かいに腰かけたエヴァンさんを引きつった顔で見た。
誰もいないのに、どこからともなくティーカップとポットが飛んできて、ゆっくりと白いカップにお茶が注がれる。誰もいないのに。大事なことだからね。誰もいないのに。
「少し時間かかりますので、お茶でも飲んで待っててください。紅茶は飲めますか? 異邦人の方と、基本的な食は変わらなかったはずですが」
「は、はいっ、大丈夫です、イタダキマス」
誰が用意したんだかわからない、謎の液体を見る。
紅茶、紅茶。飲んでも死なないよね?
おそるおそるカップに口をつけた。ひと口含む。
ふわりと、良い香りが口の中いっぱいに広がった。
うそっ、紅茶ってこんなに美味しいの? めちゃくちゃいい茶葉使ってるんじゃない? だってこれ、私のよく知ってる安物ティーバッグと味が違う。
「口に合いそうですか?」
こくこくとうなずいた。
むしろ今までの人生で、こんなに美味しい紅茶を飲んだことがありません。
「それよりあの、エヴァンさん。パートナーって、なんですか?」
そう、私はそれが知りたいのだ。
あの場にいた人たちは、みんな納得していたけれど、私はさっぱりだった。気になる。パートナーとは。
「……俺の腕、なにか見えます?」
エヴァンさんの腕を見る。特になにも見えなかった。
「エヴァンさんの腕が見えます」
「……。じゃあ、ミツキさん、自分の腕になにか見えますか?」
えっ、私の腕になにかついてる?
ギョッとして腕を見る。なにもなかった。なんだ、脅かさないでよ。びっくりした。
「特になにもないですね」
「……そうですか」
エヴァンさんが眉を下げ、悲しそうに微笑んだ。
そのままエヴァンさんは、眉をきゅあっと切なげに寄せて、黙り込んでしまった。難しい顔をして、ジッとテーブルの一点を見つめている。
まずい。余計なことを聞いたかな。
ズカズカ踏み込みすぎるのは悪い癖だ。エヴァンさん、見た目からして繊細で溶けてしまいそうだし。
みぞおちのあたりがヒヤリとして、なにか言おうと口を開きかけたけど、なにを言ったらいいのかわからず、結局閉じる。
エヴァンさんがふと顔を上げ、台所を見た。
私も釣られて見る。
あれは、オムライス?
ふわふわと飛んできたオムライスが、私の前に静かに落ちる。すごい、誰が作ったんだ。食べても平気? 平気だよね?
「どうぞ」
エヴァンさんの声で、両手を合わせてスプーンを持つ。
おっかなびっくり口に入れた。けど、目が覚めるような美味しさに舌鼓を打つ。
なにこれっ。ここは高級レストランかなにかですか?
「あの、これって、誰が作ってるんですか?」
「誰が作ってるかと言われると微妙ですが、一応俺が作ってますかね」
ええ、これエヴァンさんが作ってるのか。
「レシピを術式に組み込んで、魔法で調理しています」
なんかよくわからないけど、魔法の料理だということはわかった。家事が魔法。なにその夢みたいなシステム。
「チキュウには、魔法はないんですよね?」
「ないですね。科学ならありますが」
科学より魔法のほうが絶対便利。まあ、誰もいないのに勝手に動くのは、慣れるまでホラーだけど。
もぐもぐとオムライスを咀嚼しながら、『魔法について』を聞く。
魔法は、魔法陣や術式に魔力を流し込むと発動するらしい。
その魔法陣や術式っていうのは、紙に書いてもいいし、頭で思い浮かべてもいいんだとか。
ついでに言うと、エヴァンさんは魔法を使うための術式という物を作る仕事をしているそうだ。
術式にもいろいろあって、凡庸性の高い物から、個人に合わせてカスタマイズするものまで。
なんか思っていた魔法とちょっとイメージ違うけど、そういうものなのだろうか。
術式を使うには魔力量のコントロールだとか、なんかいろいろ必要らしく、難しい魔法は扱える人も少ないらしい。
魔法ってそんな感じなんだ。へぇー。
でもなら、なぜ私は魔法を使えないんだろう。魔力量だけなら膨大らしいのに。
私も使いたい、魔法。未知の魔法。使えないなら帰りたい。ああ、これがホームシック。
オムライスを完食したら、途端に眠気が襲ってきた。あったかくてお腹いっぱいになって、疲労も溜まっているし、しかたない。
今、何時なんだろう。私が来た時には夜だったよね?
あぁ、眠い。森に行きたかったけど、無理かなぁ。明日、明日でいいか。明日やればいい、そう、明日……。
「ミツキさん、寝ます?」
魔法で皿洗いしていたエヴァンさんに聞かれ、うなずく。
全部魔法でやってくれているとはいえ、私、なにもしていない。
こういうときって、お礼に洗い物しますね、とかするべきなんだろうけど、魔法のほうが早いし……。
ピカピカになる食洗機があるのに手洗いする、みたいな無意味さを感じる。
魔法が便利すぎる。
でもなにか、お礼はしたいな。
私にできることって、なんだろう。
帰れないって、エヴァンさんは言うけど、でもそうしたら。
私は、どうやって生きていけばいいの?
便利な魔法がある世界で魔法が使えない私って、詰んでない?
他の地球人がどうやって一生を終えたのか、あとで聞かないと。明日、そうそう、明日……。
「ミツキさん? ミツキさん」
「ん……」
「……ミツキ。俺の──」
指先になにかが触れた。
柔らかくて、少しヒヤリとした──。
目を閉じている間に体が持ち上げられて、次には柔らかな人をダメにする温もりに包まれていた。
う、これは……ベッドだ。私、お布団が世界で一番好き。愛してる。布団とごはんがあれば、生きていけると思う。
適当に近くにあった布をつかむ。
「……ぅ、ん……」
もう一生寝ていたい。目が覚めたら全部夢だったとか、ないかな。小指の痛さに気を失ってただけとか。
いいなぁ、そんなんでいいよ。
はやく、目が覚めて……。
「……ミツキ」
ギシッとベッドが軋んだ。誰かの重みで体が半分かたむく。
うっすら目を開けると、すぐ近くに煌めくような紫の瞳があった。
ああ、なんだ。エヴァンさんか。彼も眠いのか。おやすみ、エヴァンさん。
そっと目の下を撫でて、さらにはヨシヨシと頭も撫でてあげる。
「ミツキ」
やわらかくて、何かとても、大切なものを呼ぶような響きをもっていた。ような気がした。視界が一気に暗転したから、よく覚えていないけれども。
私の考えてることわかったらしく、エヴァンさんが説明してくれる。
「お腹がすいていたんですよね。気が回らず、すみません。なにか用意しますので、そこに座って待っててください」
本当は森に行きたかったんだけどね。言えないよね、そんなこと。
私は大人しく椅子に腰かけた。
ぐるりと部屋を見る。質素な部屋だなぁ。木のテーブルに椅子、それから台所。特にこれといって目を引くものはない……と思っていたら。
ボォッと火があがった。
ええっ! なにっ!?
フライパンが、ひとりでに動いてるっ!? 誰もいないのに野菜みじん切りにしてるんですけどぉっ!?
水、水勝手に出てるっ。というか野菜洗われてるっ。
なにこれ、なにこれ、なにこれーっ!
向かいに腰かけたエヴァンさんを引きつった顔で見た。
誰もいないのに、どこからともなくティーカップとポットが飛んできて、ゆっくりと白いカップにお茶が注がれる。誰もいないのに。大事なことだからね。誰もいないのに。
「少し時間かかりますので、お茶でも飲んで待っててください。紅茶は飲めますか? 異邦人の方と、基本的な食は変わらなかったはずですが」
「は、はいっ、大丈夫です、イタダキマス」
誰が用意したんだかわからない、謎の液体を見る。
紅茶、紅茶。飲んでも死なないよね?
おそるおそるカップに口をつけた。ひと口含む。
ふわりと、良い香りが口の中いっぱいに広がった。
うそっ、紅茶ってこんなに美味しいの? めちゃくちゃいい茶葉使ってるんじゃない? だってこれ、私のよく知ってる安物ティーバッグと味が違う。
「口に合いそうですか?」
こくこくとうなずいた。
むしろ今までの人生で、こんなに美味しい紅茶を飲んだことがありません。
「それよりあの、エヴァンさん。パートナーって、なんですか?」
そう、私はそれが知りたいのだ。
あの場にいた人たちは、みんな納得していたけれど、私はさっぱりだった。気になる。パートナーとは。
「……俺の腕、なにか見えます?」
エヴァンさんの腕を見る。特になにも見えなかった。
「エヴァンさんの腕が見えます」
「……。じゃあ、ミツキさん、自分の腕になにか見えますか?」
えっ、私の腕になにかついてる?
ギョッとして腕を見る。なにもなかった。なんだ、脅かさないでよ。びっくりした。
「特になにもないですね」
「……そうですか」
エヴァンさんが眉を下げ、悲しそうに微笑んだ。
そのままエヴァンさんは、眉をきゅあっと切なげに寄せて、黙り込んでしまった。難しい顔をして、ジッとテーブルの一点を見つめている。
まずい。余計なことを聞いたかな。
ズカズカ踏み込みすぎるのは悪い癖だ。エヴァンさん、見た目からして繊細で溶けてしまいそうだし。
みぞおちのあたりがヒヤリとして、なにか言おうと口を開きかけたけど、なにを言ったらいいのかわからず、結局閉じる。
エヴァンさんがふと顔を上げ、台所を見た。
私も釣られて見る。
あれは、オムライス?
ふわふわと飛んできたオムライスが、私の前に静かに落ちる。すごい、誰が作ったんだ。食べても平気? 平気だよね?
「どうぞ」
エヴァンさんの声で、両手を合わせてスプーンを持つ。
おっかなびっくり口に入れた。けど、目が覚めるような美味しさに舌鼓を打つ。
なにこれっ。ここは高級レストランかなにかですか?
「あの、これって、誰が作ってるんですか?」
「誰が作ってるかと言われると微妙ですが、一応俺が作ってますかね」
ええ、これエヴァンさんが作ってるのか。
「レシピを術式に組み込んで、魔法で調理しています」
なんかよくわからないけど、魔法の料理だということはわかった。家事が魔法。なにその夢みたいなシステム。
「チキュウには、魔法はないんですよね?」
「ないですね。科学ならありますが」
科学より魔法のほうが絶対便利。まあ、誰もいないのに勝手に動くのは、慣れるまでホラーだけど。
もぐもぐとオムライスを咀嚼しながら、『魔法について』を聞く。
魔法は、魔法陣や術式に魔力を流し込むと発動するらしい。
その魔法陣や術式っていうのは、紙に書いてもいいし、頭で思い浮かべてもいいんだとか。
ついでに言うと、エヴァンさんは魔法を使うための術式という物を作る仕事をしているそうだ。
術式にもいろいろあって、凡庸性の高い物から、個人に合わせてカスタマイズするものまで。
なんか思っていた魔法とちょっとイメージ違うけど、そういうものなのだろうか。
術式を使うには魔力量のコントロールだとか、なんかいろいろ必要らしく、難しい魔法は扱える人も少ないらしい。
魔法ってそんな感じなんだ。へぇー。
でもなら、なぜ私は魔法を使えないんだろう。魔力量だけなら膨大らしいのに。
私も使いたい、魔法。未知の魔法。使えないなら帰りたい。ああ、これがホームシック。
オムライスを完食したら、途端に眠気が襲ってきた。あったかくてお腹いっぱいになって、疲労も溜まっているし、しかたない。
今、何時なんだろう。私が来た時には夜だったよね?
あぁ、眠い。森に行きたかったけど、無理かなぁ。明日、明日でいいか。明日やればいい、そう、明日……。
「ミツキさん、寝ます?」
魔法で皿洗いしていたエヴァンさんに聞かれ、うなずく。
全部魔法でやってくれているとはいえ、私、なにもしていない。
こういうときって、お礼に洗い物しますね、とかするべきなんだろうけど、魔法のほうが早いし……。
ピカピカになる食洗機があるのに手洗いする、みたいな無意味さを感じる。
魔法が便利すぎる。
でもなにか、お礼はしたいな。
私にできることって、なんだろう。
帰れないって、エヴァンさんは言うけど、でもそうしたら。
私は、どうやって生きていけばいいの?
便利な魔法がある世界で魔法が使えない私って、詰んでない?
他の地球人がどうやって一生を終えたのか、あとで聞かないと。明日、そうそう、明日……。
「ミツキさん? ミツキさん」
「ん……」
「……ミツキ。俺の──」
指先になにかが触れた。
柔らかくて、少しヒヤリとした──。
目を閉じている間に体が持ち上げられて、次には柔らかな人をダメにする温もりに包まれていた。
う、これは……ベッドだ。私、お布団が世界で一番好き。愛してる。布団とごはんがあれば、生きていけると思う。
適当に近くにあった布をつかむ。
「……ぅ、ん……」
もう一生寝ていたい。目が覚めたら全部夢だったとか、ないかな。小指の痛さに気を失ってただけとか。
いいなぁ、そんなんでいいよ。
はやく、目が覚めて……。
「……ミツキ」
ギシッとベッドが軋んだ。誰かの重みで体が半分かたむく。
うっすら目を開けると、すぐ近くに煌めくような紫の瞳があった。
ああ、なんだ。エヴァンさんか。彼も眠いのか。おやすみ、エヴァンさん。
そっと目の下を撫でて、さらにはヨシヨシと頭も撫でてあげる。
「ミツキ」
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