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三次元の男も乳首が感じるってマ?
三次元の男も乳首が感じるってマ? Seite 2
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月曜日、今日から学校が始まる。
土日をだらだらと過ごした俺は、今日から通常通りの授業が始まることに憂鬱さを隠すことができない。
もう春休みが恋しい。
しかし学校に行かないわけにはいかないので、支度をして家を出る。学校へはここから電車に15分揺られたあと、歩いてすぐだ。
電車を降りると、同じような気だるげの同士たちの中に、新入生と思われる希望に満ち溢れた若者がちらほらと。
もうほとんど葉桜になった桜並木を歩きながら、今日の学食何食べようかなーと考える。
いつの間にかハンバーグが冷凍されていたので、日曜日の食事には困らなかった。
「おは紘汰~」
突然首の後ろから手が回ってきて抱きつかれる。
「重っ!」
朝からだる絡みしてきたのは、赤間悠翔(あかまゆうと)。
最初は赤髪だからヤンキーかと思ったけど、話してみたら案外普通だった。
赤間曰く、みんなと仲良くしたくて、苗字の“赤”にちなんで“赤”髪にしたけど、怖がって誰も寄りつかないそうだ。
まぁ確かに俺以外と話す時、真顔になっているからな赤間…。
壮馬もだけど、顔の整っている人間の真顔は、通常の人間の10倍キツイ。
「あ~久しぶりの紘汰の香り~。俺の癒やし~」
「……」
赤間お得意の変態さに、俺は反応することをやめた。
赤間は毎朝後ろから抱きついてきては、“紘汰パワー”を充電している。……紘汰パワーとは。。。
「また一緒のクラスだな」
「それな!俺紘汰がいないと生きていけない」
「まじトーンやめろ」
「いやまじだから!」
「始業式サボったくせに?」
「いやー、バイト疲れで寝てた~」
赤間のたまにサボるところはヤンキーかもしれない。
赤間と2人話しながら歩いていると、すぐ学校に到着した。
初回の授業ということで、ほとんど何もせず日程が進んでいく。
前に座る赤髪はこっくりこっくりと揺れていて、俺が猫だったら、その赤髪にじゃれているところだ。
4時間目終業のチャイムが鳴る――お昼の時間だ。前の赤髪はというと、力尽きたのか机にくたばっていた。むしろよくもっていたほうだと思う。
「赤間~起きろ~」
俺は赤間の肩を揺らして起こそうとする。
「う~ん…」
「早くしないと席無くなるぞ」
「んー……ふぁぁ、ねむー」
赤間はあくびをしながら、腕を伸ばして身体をほぐす。
「毎日紘汰に起こしてもらいたい」
「無駄に良い声で言うな。早く学食行くぞ」
「んえー、プロポーズだったんだけど!?」
「……」
赤間と一緒にいると無駄にスルースキルが磨かれる気がする。
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月曜日、今日から学校が始まる。
土日をだらだらと過ごした俺は、今日から通常通りの授業が始まることに憂鬱さを隠すことができない。
もう春休みが恋しい。
しかし学校に行かないわけにはいかないので、支度をして家を出る。学校へはここから電車に15分揺られたあと、歩いてすぐだ。
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もうほとんど葉桜になった桜並木を歩きながら、今日の学食何食べようかなーと考える。
いつの間にかハンバーグが冷凍されていたので、日曜日の食事には困らなかった。
「おは紘汰~」
突然首の後ろから手が回ってきて抱きつかれる。
「重っ!」
朝からだる絡みしてきたのは、赤間悠翔(あかまゆうと)。
最初は赤髪だからヤンキーかと思ったけど、話してみたら案外普通だった。
赤間曰く、みんなと仲良くしたくて、苗字の“赤”にちなんで“赤”髪にしたけど、怖がって誰も寄りつかないそうだ。
まぁ確かに俺以外と話す時、真顔になっているからな赤間…。
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「あ~久しぶりの紘汰の香り~。俺の癒やし~」
「……」
赤間お得意の変態さに、俺は反応することをやめた。
赤間は毎朝後ろから抱きついてきては、“紘汰パワー”を充電している。……紘汰パワーとは。。。
「また一緒のクラスだな」
「それな!俺紘汰がいないと生きていけない」
「まじトーンやめろ」
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「いやー、バイト疲れで寝てた~」
赤間のたまにサボるところはヤンキーかもしれない。
赤間と2人話しながら歩いていると、すぐ学校に到着した。
初回の授業ということで、ほとんど何もせず日程が進んでいく。
前に座る赤髪はこっくりこっくりと揺れていて、俺が猫だったら、その赤髪にじゃれているところだ。
4時間目終業のチャイムが鳴る――お昼の時間だ。前の赤髪はというと、力尽きたのか机にくたばっていた。むしろよくもっていたほうだと思う。
「赤間~起きろ~」
俺は赤間の肩を揺らして起こそうとする。
「う~ん…」
「早くしないと席無くなるぞ」
「んー……ふぁぁ、ねむー」
赤間はあくびをしながら、腕を伸ばして身体をほぐす。
「毎日紘汰に起こしてもらいたい」
「無駄に良い声で言うな。早く学食行くぞ」
「んえー、プロポーズだったんだけど!?」
「……」
赤間と一緒にいると無駄にスルースキルが磨かれる気がする。
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