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アカバレって、マ?
アカバレって、マ? Seite 5
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*
「壮馬、あーん」
俺の大好きな海老をすくって、壮馬に差し出す
「えっ、な、なに?」
赤くなる壮馬。
カレー食べて暑いのだろうか。そうだな、中辛だもんな。俺は全然まったくちっとも辛くないけど。
「はい、あーん」
「……あーん」
躊躇していた壮馬が食べたところで、俺は重大なミスに気がつく。
俺、“イケメン”じゃ、ない………?
そもそも女子が好きな壮馬が、男にあーんされても嬉しくないだろ!馬鹿か俺!!
「ごめん、具入れてくるわ」
壮馬のカレー皿を持とうとすると
「えっ、食べさせてくれるんじゃないの?」
「えっ…あ、うん?」
なんだ壮馬、スプーン持つのもだるいほど疲れていたのか。
まぁそうだよな。ほぼ全部料理やってもらってるもんな。
食べさせてあげるくらい、やってもやるか。
「ほらっ、あーん」
「あーん」
嬉しそうに食べる壮馬。
やっぱりカレーは具があったほうが美味しいもんな。
今度から幼稚な悪戯はしないようにしよう…。
「じゃあ俺もお返しに、あーん」
「いや、具無しカレー要らないから!!」
「はい、あーん」
壮馬の“あーん”圧力がすごすぎて拒否しにくい。
具無しカレーお前も食えという仕返しだろうか。
「……あ、あーん」
「紘汰、すごい顔赤い」
ふふっと笑いながらサラダを食べる壮馬。
観念してあーんされたけど、めちゃくちゃ恥ずかしいな!?
壮馬…さすがはイケメンだ。イケメンがやると、あーんはここまで高尚な行為になるのか…。
ていうか壮馬、サラダは自分で食べるんだな??
サラダ自分で食べられるんなら、カレーも自分で食べられるよな??
男の俺にあーんしてもらう必要ないと思うんだけど…。
いつものことながらイケメンの考えることはよく分からない。
*
「壮馬、あーん」
俺の大好きな海老をすくって、壮馬に差し出す
「えっ、な、なに?」
赤くなる壮馬。
カレー食べて暑いのだろうか。そうだな、中辛だもんな。俺は全然まったくちっとも辛くないけど。
「はい、あーん」
「……あーん」
躊躇していた壮馬が食べたところで、俺は重大なミスに気がつく。
俺、“イケメン”じゃ、ない………?
そもそも女子が好きな壮馬が、男にあーんされても嬉しくないだろ!馬鹿か俺!!
「ごめん、具入れてくるわ」
壮馬のカレー皿を持とうとすると
「えっ、食べさせてくれるんじゃないの?」
「えっ…あ、うん?」
なんだ壮馬、スプーン持つのもだるいほど疲れていたのか。
まぁそうだよな。ほぼ全部料理やってもらってるもんな。
食べさせてあげるくらい、やってもやるか。
「ほらっ、あーん」
「あーん」
嬉しそうに食べる壮馬。
やっぱりカレーは具があったほうが美味しいもんな。
今度から幼稚な悪戯はしないようにしよう…。
「じゃあ俺もお返しに、あーん」
「いや、具無しカレー要らないから!!」
「はい、あーん」
壮馬の“あーん”圧力がすごすぎて拒否しにくい。
具無しカレーお前も食えという仕返しだろうか。
「……あ、あーん」
「紘汰、すごい顔赤い」
ふふっと笑いながらサラダを食べる壮馬。
観念してあーんされたけど、めちゃくちゃ恥ずかしいな!?
壮馬…さすがはイケメンだ。イケメンがやると、あーんはここまで高尚な行為になるのか…。
ていうか壮馬、サラダは自分で食べるんだな??
サラダ自分で食べられるんなら、カレーも自分で食べられるよな??
男の俺にあーんしてもらう必要ないと思うんだけど…。
いつものことながらイケメンの考えることはよく分からない。
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