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ぽっかりと空いた卑猥にうねる赤い穴。餌を求める環状生物にも似て貪欲な蠢きを見せる淫らな肉に、再び滾った己の欲望を抑えるつもりなど迪にはなかった。
盛ったメス犬のように尻を向けるジェリーの穴は、先程ぶち撒けた迪の精液を零しながらゆらゆら揺れている。
その動きは誘いそのものだ。
「ひ、ぁあぁぁんッッ♡ またきたぁっ♡♡」
迎え腰になったジェリーが迪が付き入れると同時に尻を押し付けてくる。迪の下腹部に勢いよく当たった尻肉が、ぱぁんと小気味いい音を鳴らした。
「んぁ……ぁあッ、お、お゛ぉん゛♡♡ ぶっといおちんぽ……すきぃぃぃッ♡♡ ほら、ほらぁッ、キミも……きもち、いい……でしょおぉッ♡」
尻をうねらせ、四つん這いになりながら顔だけ迪に向けたジェリーが、ぷくんとした厚い唇にねっとりと舌を這わせる。
舌なめずりする様子は、まるで自分が上だと、快楽を与えてやっているのは自分だと言わんばかりで気に食わない。だから思わず白い尻を叩いてしまったのは無意識の行動だった。
大きく音を鳴らし、むっちりとした尻たぶが揺れるほど白い肉を叩かれたジェリーに変化が訪れた。
「……ん、ンッ……んぶぅぅっ♡♡」
厚い唇を性器のようにいやらしく窄め、余裕を見せていた飴色の瞳が視線の行き先をなくし、中央に寄るように揺れ動く。余裕もなにもない、明らかに己の制御を無くした表情だった。
「……は、なんだよオマエ、尻叩かれてヨガってんかよ!?」
思いがけない弱みを見つけ、肉の槍でジェリーを穿ちながら掌全体で尻を叩く。衝撃で揺れる尻がぶるんぶるんとと跳ねて踊った。
「あ゛ぇ……お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ん゛ん゛ッッ♡♡」
ケダモノみたいな声が室内に響く。全身を痙攣させたジェリーは、知らずに迪の陰茎を食い締めて白い尻を振りたくっている。小悪魔的でコケティッシュだった顔は、尻を叩かれただけで余裕を無くして崩れ無様な表情を見せつけていた。
迪はずっと借金のストレスや身を売る屈辱の状況に知らずに鬱屈していた。先の見えない不安は実のところ限界だったのだろう。
だからだろうか。
押さえつけられていた反動が無様な姿を見せたジェリーに一気に向かってしまう。
最初は余裕を見せて、まるで迪をリードしていたジェリーがだ。
淫乱の気質はもちろんあるが、仕切りに自分の陰茎をに褒めて喜ぶ姿に卑屈に歪められていた自尊心を迪は取り戻していた。
自分のイチモツであっさり崩れるジェリー。あっという間にメスになったジェリー。
漲る自信が股間の勃起を高めていくようだ。
迪はジェリーを格下だと認定した。借金で人権を無くした自分自身よりもずっとずっと下。人間を名乗るなんて烏滸がましい。最下層の家畜、それでも十分過ぎるほどだ。
そういえばジェリーの肌は白く、太っていないがむっちりとした蠱惑的な肉付きに嘲りを込めて豚を連蔵する。
こんな奴は豚みたいな扱いでちょうどいい。
搾取されるだけだった迪の顔が搾取する側の強者のそれになる。嗜虐的な顔で唇を歪ませ、さらにジェリーの尻を打った。
「良くも偉そうにしていやがったな! 白豚の分際で生意気なんだよ!」
盛ったメス犬のように尻を向けるジェリーの穴は、先程ぶち撒けた迪の精液を零しながらゆらゆら揺れている。
その動きは誘いそのものだ。
「ひ、ぁあぁぁんッッ♡ またきたぁっ♡♡」
迎え腰になったジェリーが迪が付き入れると同時に尻を押し付けてくる。迪の下腹部に勢いよく当たった尻肉が、ぱぁんと小気味いい音を鳴らした。
「んぁ……ぁあッ、お、お゛ぉん゛♡♡ ぶっといおちんぽ……すきぃぃぃッ♡♡ ほら、ほらぁッ、キミも……きもち、いい……でしょおぉッ♡」
尻をうねらせ、四つん這いになりながら顔だけ迪に向けたジェリーが、ぷくんとした厚い唇にねっとりと舌を這わせる。
舌なめずりする様子は、まるで自分が上だと、快楽を与えてやっているのは自分だと言わんばかりで気に食わない。だから思わず白い尻を叩いてしまったのは無意識の行動だった。
大きく音を鳴らし、むっちりとした尻たぶが揺れるほど白い肉を叩かれたジェリーに変化が訪れた。
「……ん、ンッ……んぶぅぅっ♡♡」
厚い唇を性器のようにいやらしく窄め、余裕を見せていた飴色の瞳が視線の行き先をなくし、中央に寄るように揺れ動く。余裕もなにもない、明らかに己の制御を無くした表情だった。
「……は、なんだよオマエ、尻叩かれてヨガってんかよ!?」
思いがけない弱みを見つけ、肉の槍でジェリーを穿ちながら掌全体で尻を叩く。衝撃で揺れる尻がぶるんぶるんとと跳ねて踊った。
「あ゛ぇ……お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ん゛ん゛ッッ♡♡」
ケダモノみたいな声が室内に響く。全身を痙攣させたジェリーは、知らずに迪の陰茎を食い締めて白い尻を振りたくっている。小悪魔的でコケティッシュだった顔は、尻を叩かれただけで余裕を無くして崩れ無様な表情を見せつけていた。
迪はずっと借金のストレスや身を売る屈辱の状況に知らずに鬱屈していた。先の見えない不安は実のところ限界だったのだろう。
だからだろうか。
押さえつけられていた反動が無様な姿を見せたジェリーに一気に向かってしまう。
最初は余裕を見せて、まるで迪をリードしていたジェリーがだ。
淫乱の気質はもちろんあるが、仕切りに自分の陰茎をに褒めて喜ぶ姿に卑屈に歪められていた自尊心を迪は取り戻していた。
自分のイチモツであっさり崩れるジェリー。あっという間にメスになったジェリー。
漲る自信が股間の勃起を高めていくようだ。
迪はジェリーを格下だと認定した。借金で人権を無くした自分自身よりもずっとずっと下。人間を名乗るなんて烏滸がましい。最下層の家畜、それでも十分過ぎるほどだ。
そういえばジェリーの肌は白く、太っていないがむっちりとした蠱惑的な肉付きに嘲りを込めて豚を連蔵する。
こんな奴は豚みたいな扱いでちょうどいい。
搾取されるだけだった迪の顔が搾取する側の強者のそれになる。嗜虐的な顔で唇を歪ませ、さらにジェリーの尻を打った。
「良くも偉そうにしていやがったな! 白豚の分際で生意気なんだよ!」
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