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僕の彼氏が家畜になった夜③
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小さな矩形の中で、ゆっくりと振られる圭樹の筋肉質な尻。
上から下に、左から右に、そしてまた上から下に動いてから円を描くように。その動きは平仮名の“は”だ。
アナルプラグはシリコン製だった。プラグ部分もそうだが、豚の尻尾部分も柔らかいシリコンなので、尻を振る動きに合わせて、尻尾までプルンプルンと蠢くさまがいやらしい。
豚の尻尾を揺らしながら、自分の名前である“は”“る”を尻で描く姿がたまらく愛しく、たまらなく犯したくなる。
ああ、本当になんでスマホ越しにしか会えないのだろう。
いやらしい尻を真っ赤になるまで叩いてやりたい。四つん這いで這う格好をせせら笑って背中を椅子代わりにしてやりたい。豚の尻尾を装着したまま、四つん這いで尻を振らせながら喉奥まで自分のものをねじ込んでしゃぶらせたい。
――なんですぐに会えない距離なんだろう?
寂しさと狂おしさが怒りに変換する。これはもう、会えないからとただの八つ当たりだ。
晴はどんどん硬度が増す陰茎を握りながら口を開いた。
「圭樹さん聞こえる?」
たぶんワイヤレス型のイヤホンを着けているはずだから、晴の声は聞こえるはず。
けれどあの可愛くていやらしくて愛しくて淫乱な彼氏であり奴隷である圭樹は、たまに自分の快楽を追いすぎて、イヤホンが外れても気が付かない時があるのだ。
そんな躾の甲斐がある態度も好ましいが、今夜はちゃんと聞いて欲しい。
『……ン……ッ、あ、ぁ……き、きこえ、ます……』
「なに発情した豚みたいな声を出してんの? 返事が遅いよ」
『もうしわけ、あ、あぁ、りません……ッ』
すでに蕩けた声。圭樹は家畜のような尻尾を着け、悩ましく尻を振る自分の姿に興奮しているのだろう。なんてスケベで変態なエリート様だ。
「社会的立場があるエリートが、発情した家畜みたいにお尻振っちゃってさぁ……洗練された変態のエリートは違うよね。年下の学生にわざわざお尻フリフリ動画を見て貰うなんて、僕なら恥ずかしくて死んじゃうもん。自分がどんなに不様かわかるー? お尻振って年下相手に媚びてるんだよ?」
そんな自分に媚びる態度は本音は“いいぞ、もっとやれ“ではあるが、褒めるより貶す方が圭樹が喜ぶのだと晴は知っている。だから心を鬼、いや鬼畜にして虐めてあげるのだ。
鬼畜と家畜。なかなか良い関係だと自負する。
「僕がわざわざ圭樹さんがどんな奴か自覚させてあげているんだよ? なにかちゃんとした言葉はないの?」
言外に晴が気に入る答えを寄越せと告げながら、腹を打ちそうなほど剛直をみせて勃起した自分の陰茎を撫でて言う。
イヤホンから聞こえる、荒い呼吸交じりの声に躊躇いはなかった。
『……あ、ありがとう、ございます……ご主人、さまァ……ぁ……』
キた。
最後の甘えるような声にキた。
スマホを構えて自分の股間を自撮りする。
亀頭が大きく張り出し、血管が浮かぶ凶悪なまでに勃起した自分の陰茎。我慢汁が滲んでてらてらとテカるさまが、自分で見てもマゾネコなら尻に欲しくなる逸物だろう。
「ちゃんと言えたご褒美。見てね? その画像を見ながら、いま一番欲しいものを言ってごらん?」
しばらくの沈黙の後、イヤホンから聞こえる圭樹の呼吸がますます荒く乱れて、自分の逸物に興奮しているんだと嬉しくなる。
「ほら、言えよ。なにが欲しい?」
晴自身も興奮して言葉が荒くなるが仕方ない。耳に直接はぁはぁと恋人のいやらしい呼吸と喘ぎが聞こえるのだ。興奮するなと言う方が無理ではないか。
イヤホンから、途切れ途切れに、しかし強く欲する声が聞こえたのはその直後。
『……ち、ちん、ぽ……ご主人様、の……お、おちんぽ……欲しいです……ッ」
上から下に、左から右に、そしてまた上から下に動いてから円を描くように。その動きは平仮名の“は”だ。
アナルプラグはシリコン製だった。プラグ部分もそうだが、豚の尻尾部分も柔らかいシリコンなので、尻を振る動きに合わせて、尻尾までプルンプルンと蠢くさまがいやらしい。
豚の尻尾を揺らしながら、自分の名前である“は”“る”を尻で描く姿がたまらく愛しく、たまらなく犯したくなる。
ああ、本当になんでスマホ越しにしか会えないのだろう。
いやらしい尻を真っ赤になるまで叩いてやりたい。四つん這いで這う格好をせせら笑って背中を椅子代わりにしてやりたい。豚の尻尾を装着したまま、四つん這いで尻を振らせながら喉奥まで自分のものをねじ込んでしゃぶらせたい。
――なんですぐに会えない距離なんだろう?
寂しさと狂おしさが怒りに変換する。これはもう、会えないからとただの八つ当たりだ。
晴はどんどん硬度が増す陰茎を握りながら口を開いた。
「圭樹さん聞こえる?」
たぶんワイヤレス型のイヤホンを着けているはずだから、晴の声は聞こえるはず。
けれどあの可愛くていやらしくて愛しくて淫乱な彼氏であり奴隷である圭樹は、たまに自分の快楽を追いすぎて、イヤホンが外れても気が付かない時があるのだ。
そんな躾の甲斐がある態度も好ましいが、今夜はちゃんと聞いて欲しい。
『……ン……ッ、あ、ぁ……き、きこえ、ます……』
「なに発情した豚みたいな声を出してんの? 返事が遅いよ」
『もうしわけ、あ、あぁ、りません……ッ』
すでに蕩けた声。圭樹は家畜のような尻尾を着け、悩ましく尻を振る自分の姿に興奮しているのだろう。なんてスケベで変態なエリート様だ。
「社会的立場があるエリートが、発情した家畜みたいにお尻振っちゃってさぁ……洗練された変態のエリートは違うよね。年下の学生にわざわざお尻フリフリ動画を見て貰うなんて、僕なら恥ずかしくて死んじゃうもん。自分がどんなに不様かわかるー? お尻振って年下相手に媚びてるんだよ?」
そんな自分に媚びる態度は本音は“いいぞ、もっとやれ“ではあるが、褒めるより貶す方が圭樹が喜ぶのだと晴は知っている。だから心を鬼、いや鬼畜にして虐めてあげるのだ。
鬼畜と家畜。なかなか良い関係だと自負する。
「僕がわざわざ圭樹さんがどんな奴か自覚させてあげているんだよ? なにかちゃんとした言葉はないの?」
言外に晴が気に入る答えを寄越せと告げながら、腹を打ちそうなほど剛直をみせて勃起した自分の陰茎を撫でて言う。
イヤホンから聞こえる、荒い呼吸交じりの声に躊躇いはなかった。
『……あ、ありがとう、ございます……ご主人、さまァ……ぁ……』
キた。
最後の甘えるような声にキた。
スマホを構えて自分の股間を自撮りする。
亀頭が大きく張り出し、血管が浮かぶ凶悪なまでに勃起した自分の陰茎。我慢汁が滲んでてらてらとテカるさまが、自分で見てもマゾネコなら尻に欲しくなる逸物だろう。
「ちゃんと言えたご褒美。見てね? その画像を見ながら、いま一番欲しいものを言ってごらん?」
しばらくの沈黙の後、イヤホンから聞こえる圭樹の呼吸がますます荒く乱れて、自分の逸物に興奮しているんだと嬉しくなる。
「ほら、言えよ。なにが欲しい?」
晴自身も興奮して言葉が荒くなるが仕方ない。耳に直接はぁはぁと恋人のいやらしい呼吸と喘ぎが聞こえるのだ。興奮するなと言う方が無理ではないか。
イヤホンから、途切れ途切れに、しかし強く欲する声が聞こえたのはその直後。
『……ち、ちん、ぽ……ご主人様、の……お、おちんぽ……欲しいです……ッ」
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