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僕の彼氏が家畜になった夜②
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スマホの画面に収められた圭樹の痴態を前に、晴はじかに触れる事ができない画面の尻をそっと指で撫でる。
引き締まった肉合いから覗く、豚の尻尾を模した毒々しいピンク色のアナルプラグが堪らなく可愛かった。
「圭樹さんさぁー、エリートって呼ばれちゃう人なのに、豚の尻尾なんか着けて恥ずかしくないのー? お尻の穴にズッポリ入れてるんだよね? あれ、間違ってLサイズのアナルプラグだったんだけどよく入ったなぁ。毎晩バイブで尻穴をズボズボしてたんでしょ? 圭樹さんの変態。簡単にプラグが入っちゃうとか、もうさ、人として終わってるよね?」
『……ッ!』
「でもいいんじゃない? 変態エリートの圭樹さんらしくて。豚の尻尾が無様で間抜けでよく似合ってるよ?」
『……そ、んな……わ、わたし、は……』
豚の尻尾付きのアナルプラグを見つけた時は、圭樹に似合うと即座に購入ボタンを押した晴だ。贈られた画像には大満足だが、そこで褒めては躾にならない。
くるんと螺旋状に巻いたピンク色のアニマルテール部分をなぞりながら、口調はわざと小馬鹿を装うのは当たり前の態度だ。言葉で虐めれば、イヤホンから息を呑む音が響いて彼の心情を思うと楽しかった。
学生時代から優秀で挫折らしい挫折を知らなかった圭樹は、表向きは謹厳実直な紳士だった。他人にも自分にも厳しく、冷徹な表情は近寄りがたい雰囲気さえある。
だけど、晴は知っていた。自分だけが圭樹を知っている。
優秀であれと抑圧された圭樹の内面は自分が気付かないまま歪み、表の自分と真逆な態度で扱われると興奮を覚える本心を隠していたのだと。
言葉で嬲り、羞恥に堪えない格好をさせ、異様な空気に包ませる――圭樹は晴でも滅多に見ない被虐趣味のマゾネコだった。
晴は圭樹が好きだ。圭樹と会うまではさんざん遊んだし、不義理もしてきたけれど、今は圭樹以外に欲しい奴はいない。
だから圭樹が喜ぶなら、どんなに恥ずかしいこともさせるし、どんな酷い真似だってできる。たっぷりと甚振る言葉や態度は圭樹を好いての行為だった。
……むろん、自分本来の加虐趣味も大量にあるのだが。
「ねえ、豚の尻尾を振って見せてよ。動画撮れるでしょ? そーだなぁ、“はる”って、その恰好で尻文字で書いて見せて。ご主人様の名前をきちんと書けるよね?」
誰もが認める優秀なエリート。その男が豚の尻尾を着けた尻をぷりぷり振るなんて最高じゃないか。
『……ご、ごしゅじん、さま……そ、それは……』
「口答えは許さないからね? 僕の言葉には“はい! 喜んで”でしょ?」
電話口で引き攣った呼吸音が聞こえて、晴の下半身が熱くなる。きっとあのキツイ一重に涙を浮かべているだろう。
羞恥と屈辱と喜びで。
『はい……喜んで……』
「三分以内でやりなよ。動画、待ってるから」
この三分間は晴にとっても期待で胸と股間がはち切れそうになる。
あの圭樹が今頃、スマホをセットして尻を振る動画を撮っているのかと想像すると、下着を履いている場合じゃない気がした。
ローライズのボクサーパンツを脱いで、圭樹の声と画像だけで半勃起した自分の陰茎をそっと掴む。
晴のご自慢の逸物は、中性的な花のような容貌に反し、黒々とテカったなかなかの巨根だった。
二、三度軽く扱いているうちに、軽快な着信音が響いてドクリと陰茎が跳ねた。
スマホを見れば固定したスマホのカメラに向けて、言ってもないのに四つん這いになって尻を向けている圭樹の姿。緊張しているのか、えくぼができた尻の狭間から覗く豚の尻尾が愛らしい。
晴は胸と陰茎を高鳴らせながら、スマホに送られた動画を再生をクリックした。
引き締まった肉合いから覗く、豚の尻尾を模した毒々しいピンク色のアナルプラグが堪らなく可愛かった。
「圭樹さんさぁー、エリートって呼ばれちゃう人なのに、豚の尻尾なんか着けて恥ずかしくないのー? お尻の穴にズッポリ入れてるんだよね? あれ、間違ってLサイズのアナルプラグだったんだけどよく入ったなぁ。毎晩バイブで尻穴をズボズボしてたんでしょ? 圭樹さんの変態。簡単にプラグが入っちゃうとか、もうさ、人として終わってるよね?」
『……ッ!』
「でもいいんじゃない? 変態エリートの圭樹さんらしくて。豚の尻尾が無様で間抜けでよく似合ってるよ?」
『……そ、んな……わ、わたし、は……』
豚の尻尾付きのアナルプラグを見つけた時は、圭樹に似合うと即座に購入ボタンを押した晴だ。贈られた画像には大満足だが、そこで褒めては躾にならない。
くるんと螺旋状に巻いたピンク色のアニマルテール部分をなぞりながら、口調はわざと小馬鹿を装うのは当たり前の態度だ。言葉で虐めれば、イヤホンから息を呑む音が響いて彼の心情を思うと楽しかった。
学生時代から優秀で挫折らしい挫折を知らなかった圭樹は、表向きは謹厳実直な紳士だった。他人にも自分にも厳しく、冷徹な表情は近寄りがたい雰囲気さえある。
だけど、晴は知っていた。自分だけが圭樹を知っている。
優秀であれと抑圧された圭樹の内面は自分が気付かないまま歪み、表の自分と真逆な態度で扱われると興奮を覚える本心を隠していたのだと。
言葉で嬲り、羞恥に堪えない格好をさせ、異様な空気に包ませる――圭樹は晴でも滅多に見ない被虐趣味のマゾネコだった。
晴は圭樹が好きだ。圭樹と会うまではさんざん遊んだし、不義理もしてきたけれど、今は圭樹以外に欲しい奴はいない。
だから圭樹が喜ぶなら、どんなに恥ずかしいこともさせるし、どんな酷い真似だってできる。たっぷりと甚振る言葉や態度は圭樹を好いての行為だった。
……むろん、自分本来の加虐趣味も大量にあるのだが。
「ねえ、豚の尻尾を振って見せてよ。動画撮れるでしょ? そーだなぁ、“はる”って、その恰好で尻文字で書いて見せて。ご主人様の名前をきちんと書けるよね?」
誰もが認める優秀なエリート。その男が豚の尻尾を着けた尻をぷりぷり振るなんて最高じゃないか。
『……ご、ごしゅじん、さま……そ、それは……』
「口答えは許さないからね? 僕の言葉には“はい! 喜んで”でしょ?」
電話口で引き攣った呼吸音が聞こえて、晴の下半身が熱くなる。きっとあのキツイ一重に涙を浮かべているだろう。
羞恥と屈辱と喜びで。
『はい……喜んで……』
「三分以内でやりなよ。動画、待ってるから」
この三分間は晴にとっても期待で胸と股間がはち切れそうになる。
あの圭樹が今頃、スマホをセットして尻を振る動画を撮っているのかと想像すると、下着を履いている場合じゃない気がした。
ローライズのボクサーパンツを脱いで、圭樹の声と画像だけで半勃起した自分の陰茎をそっと掴む。
晴のご自慢の逸物は、中性的な花のような容貌に反し、黒々とテカったなかなかの巨根だった。
二、三度軽く扱いているうちに、軽快な着信音が響いてドクリと陰茎が跳ねた。
スマホを見れば固定したスマホのカメラに向けて、言ってもないのに四つん這いになって尻を向けている圭樹の姿。緊張しているのか、えくぼができた尻の狭間から覗く豚の尻尾が愛らしい。
晴は胸と陰茎を高鳴らせながら、スマホに送られた動画を再生をクリックした。
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