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オマケ
素顔のままで②
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派手なショッキングピンクのコンドーム越しから昊の張り詰めた肉の感触を舌が舐めしゃぶっている。薄い膜の下に蠢く熱と質量を舌が予想して、空っぽの穴がじくじくと疼いて神経が焼き切れそうだ。
この飢えて乾いた柔い肉の空洞を、熱く強い肉の栓で塞いで貰いたい。
昊のために作られた、昊のために存在を許される穴という穴を、塞いで使って扱いて欲しい――浅ましい、昊専用の肉便器として。
「……こっちが引いちゃうくらい、ガッつくなぁ……?」
笑い含みの声が、櫛を入れて整えていたはずの髪の隙間に潜り込んできた。昊の声は甘くじんわりと脳までいつも浸透するのだ。
「そーんなにド淫乱の肉便器を使って欲しかったんだ? 必死に咥えて啜っちゃってまぁ……」
熱く火照る賢人左右の耳を昊が掴んだ。
「ほら、肉便器ちゃん? 気持ち良くしゃぶってないで、ナニか言うことがあるんじゃないの?」
耳の形に沿って昊の爪がかりかりと過敏な耳を擽ってくる。その弱くもどかしい刺激が、余計に空洞の中に響いて切なかった。
惜しみながら、ゆっくりと口腔からショッキングピンクのコンドームに包まれた肉の凶器を引き剥く。
質量を失い、一気に冷えていく口腔に涙がでそうだ。
上下の穴が空になる虚無感が辛い。許されるなら、どちらでもいいから一日中穿たれていたいのに。
その証として賢人の舌と喉で育てられた昂りは、昊の腹にぶつかりそうなほど勃起していた。
「……あ、ぁ……」
毒々しいショッキングピンクの先端が、見せつけるように賢人の睫毛を軽く掠めていった。
こめかみから頬の線に沿って滑り落ちるラテックスの皮膜。直に感じられない熱さがもどかしい。
派手なピンク色が唇に触れるまでの、たったそれだけの短い時間さえ賢人は耐えられなかった。
きちんと正座し直した賢人が、床に額をつけて体を震わせて土下座をする。
「お、……お願い、します……。どうか……この肉便器、に……濃厚、な、精液……を、ぶち、まけて……ください……っ! 便器以下の肉便器を、ご利用して、戴く……御慈悲、を……!」
裸土下座で便器として使って欲しいと強請る姿は滑稽ですらあるだろう。
でも構わない。
嘲笑されてもいい。
うんと手酷く使って欲しい。
使い勝手のいい便器として扱って貰えれば満足だ。
「さすが学校のせんせー産肉便器ちゃんはお行儀がいいね。よく出来ました」
後頭部に感じる重みは昊の足の裏だ。
踏みにじられてもなお嬉しい。昊に触れられるだけで、どこまでも肉体は愉悦を覚えるのだ。
ぶるぶる震えながら悦に入っていた賢人の髪が、不意に乱暴に引き上げられた。
「ひ、っ……あぁ……っ!」
髪を捕まれた痛みのまま顔を持ち上げれば、喉が反るほどに背中側に引っ張られた。髪の引かれる痛みに体を浮かし、わずかに膝立ちになった賢人は、そのまま仰向けに転がされた。
痛みに呻きながらも目を開けて天井を仰ぎ見れば、そこにあるのは重たげに張った陰嚢と勃起したままのショッキングピンクの色だ。
「賢い肉便器ちゃんなら分かるよな? チンポ以外で俺をイかせてみろ」
甘やかな優男風に見えて、昊の体躯はいわゆる細マッチョ系で逞しい。ブロックを並べたような腹筋に、はっきりとした線を描く鼠径部。
引き締まった臀部は、丹精に削り出した彫刻めいて美しい。
昊は仰向けになった賢人の顔を跨ぐように屹立している。下から眺める昊の美しい下半身にとろりと先走りが溢れてきた。
抱っこを求める幼子のように両手を持ち上げ、筋肉の固さが艶かしい昊の大腿部に腕を絡めて上体を起こす。
目の前は昊の、オスの、股間。
涎にコーティングされた賢人の舌が、物欲しげにつき出された。
その先端が届いた先は昊の固く窄んだアナルの表面だった。
この飢えて乾いた柔い肉の空洞を、熱く強い肉の栓で塞いで貰いたい。
昊のために作られた、昊のために存在を許される穴という穴を、塞いで使って扱いて欲しい――浅ましい、昊専用の肉便器として。
「……こっちが引いちゃうくらい、ガッつくなぁ……?」
笑い含みの声が、櫛を入れて整えていたはずの髪の隙間に潜り込んできた。昊の声は甘くじんわりと脳までいつも浸透するのだ。
「そーんなにド淫乱の肉便器を使って欲しかったんだ? 必死に咥えて啜っちゃってまぁ……」
熱く火照る賢人左右の耳を昊が掴んだ。
「ほら、肉便器ちゃん? 気持ち良くしゃぶってないで、ナニか言うことがあるんじゃないの?」
耳の形に沿って昊の爪がかりかりと過敏な耳を擽ってくる。その弱くもどかしい刺激が、余計に空洞の中に響いて切なかった。
惜しみながら、ゆっくりと口腔からショッキングピンクのコンドームに包まれた肉の凶器を引き剥く。
質量を失い、一気に冷えていく口腔に涙がでそうだ。
上下の穴が空になる虚無感が辛い。許されるなら、どちらでもいいから一日中穿たれていたいのに。
その証として賢人の舌と喉で育てられた昂りは、昊の腹にぶつかりそうなほど勃起していた。
「……あ、ぁ……」
毒々しいショッキングピンクの先端が、見せつけるように賢人の睫毛を軽く掠めていった。
こめかみから頬の線に沿って滑り落ちるラテックスの皮膜。直に感じられない熱さがもどかしい。
派手なピンク色が唇に触れるまでの、たったそれだけの短い時間さえ賢人は耐えられなかった。
きちんと正座し直した賢人が、床に額をつけて体を震わせて土下座をする。
「お、……お願い、します……。どうか……この肉便器、に……濃厚、な、精液……を、ぶち、まけて……ください……っ! 便器以下の肉便器を、ご利用して、戴く……御慈悲、を……!」
裸土下座で便器として使って欲しいと強請る姿は滑稽ですらあるだろう。
でも構わない。
嘲笑されてもいい。
うんと手酷く使って欲しい。
使い勝手のいい便器として扱って貰えれば満足だ。
「さすが学校のせんせー産肉便器ちゃんはお行儀がいいね。よく出来ました」
後頭部に感じる重みは昊の足の裏だ。
踏みにじられてもなお嬉しい。昊に触れられるだけで、どこまでも肉体は愉悦を覚えるのだ。
ぶるぶる震えながら悦に入っていた賢人の髪が、不意に乱暴に引き上げられた。
「ひ、っ……あぁ……っ!」
髪を捕まれた痛みのまま顔を持ち上げれば、喉が反るほどに背中側に引っ張られた。髪の引かれる痛みに体を浮かし、わずかに膝立ちになった賢人は、そのまま仰向けに転がされた。
痛みに呻きながらも目を開けて天井を仰ぎ見れば、そこにあるのは重たげに張った陰嚢と勃起したままのショッキングピンクの色だ。
「賢い肉便器ちゃんなら分かるよな? チンポ以外で俺をイかせてみろ」
甘やかな優男風に見えて、昊の体躯はいわゆる細マッチョ系で逞しい。ブロックを並べたような腹筋に、はっきりとした線を描く鼠径部。
引き締まった臀部は、丹精に削り出した彫刻めいて美しい。
昊は仰向けになった賢人の顔を跨ぐように屹立している。下から眺める昊の美しい下半身にとろりと先走りが溢れてきた。
抱っこを求める幼子のように両手を持ち上げ、筋肉の固さが艶かしい昊の大腿部に腕を絡めて上体を起こす。
目の前は昊の、オスの、股間。
涎にコーティングされた賢人の舌が、物欲しげにつき出された。
その先端が届いた先は昊の固く窄んだアナルの表面だった。
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はぁぁぁぁ・・・・・・。久しぶりにSM作品が読みたくて読みましたけど、最高すぎる・・・。1ページ目の賢人の喘ぎ声を聞いた瞬間世界止まりましたもん!久しぶりに読んで思ったことが、便器となって嬉しい賢人よりも最高にヤンデレ感のある昊が可愛いってことですね!昊と離れて寂しそうにしていた賢人を見た時、「あぁ〜、夢中になってるな、絶対好きじゃんこれ!!!」って感じましたけど、その後の昊の気持ちを知ったら「依存度がやばいっっっっっっ!!!」って尊死しそうになりました。ハッピーエンドで良かった・・・。これからもお二人にはらぶらぶちゅっちゅ、便器生活してほしいですね〜(^q^)
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賢人可愛すぎる、、、普段は数学の先生だけど、肉便器になりたいとか、ギャップが可愛すぎて人の心壊せますよね!?
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投稿ありがとうございます!次はいつになるかわかりませんが、お待ちしております!
長らくお待たせしました...!!
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