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コスプレ調教はじめました
9話
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「……う゛、あ……あ……ッ」
床につけていた頭を上げて、怖々と振り返る雄哉の顔は、困惑と欲情に満ちあふれていた。
現実離れしたシチュエーションが雄哉の感度を開き、現実離れしているからこそ、どこまも淫らに貪欲になれる。
「チンポ好きのメス穴に栓をしたままでいいのか? それともチンポ断ち中か?」
縄を振って雄哉の中を刺激すれば、鼻から抜ける呼気と甘い呻きがなんとも悩ましかった。
――えっっっっろ! ごちそうさまです!!
荒ぶる倫の内心など雄哉が知る由もない。
表情を隠すシームレスマスクがいい仕事をしているではないか。義兄が可愛い過ぎて、これからは表情を隠すアイテムが必須になりそうな気がした。
倫は決意する。重加算される雄哉への気持ちは、雄哉が心の奥底で望み続けてきた被虐という形で返すべきだろう。
手にしていた荒縄を床に落とし、手の代わりに靴底でそれを強く踏みつける。雄哉の引き締まった尻から生える荒縄の一端を踏みつけた形だ。
「チンポが欲しけりゃ、頑張って淫乱穴から栓を抜きな。言っておくが気長に待つ気はないぞ? 飽きたらココでお終いだ――ああ、豚は二足歩行も出来なかったんだな。豚に相応しく、ちゃんと四足歩行にしてやるさ」
倫が荒縄を踏んだまま、後ろ手に縛って胸を強調していた拘束を解いてやる。雄哉が腕を痛めないように複雑な緊縛ではなく、単純な縛り方だったために拘束は簡単に解けてしまう。
「……う、ぁ、……」
拘束を解かれても緊縛されて痺れた腕は直ぐには動かせない。だが倫の言葉を一つ一つ噛み締め、自分で動かなければ一番欲しいモノを与えられず終わりなのだと悟った。恥も外聞もなく雄哉は四つん這いにできずとも、匍匐前進に似た形で懸命に動き出した。
「そうだ、早くしろ。俺が飽きる前にな」
「……ちゃん、と……す、る……か、……らぁっ……ふぅ、う、うぅぅッッ」
痺れた肘を使って腰をうねらせながら床を這い進めば、じきに荒縄を踏まれたことで動きが阻害され行き詰まってしまった。これでは結び目の瘤が楔みたいだ。
浅い位置とは言え、自分の体内にあるものを引き抜くには勇気と力が必要だ。倫が引き抜いてやれば一瞬で済む行為も、雄哉一人ではそう簡単にはいかなかった。
「チンポのために這いつくばってケツを振りまくって恥ずかしくないのか? あぁ? 騎士とは思えない格好だなぁ!?」
哄笑に俯くも、涙をこぼしながらじりじりと進む。自分の下肢と倫が踏む荒縄がピンと張ったところで雄哉の体が強張った。これ以上は進めない。進めなければ縄の瘤は外れない。外れなければ倫と繋がることが出来ないわけで――。
「ん゛ん゛ん゛ぅぅぅッッッ!」
雄哉の腰の動きが大きくなった。どうやら振り子のように尻を揺らして引き抜こうと足掻き始めたようだ。
激しさを増す尻の動きは倫へ渇望の表れだった。
義弟なのか拷問吏なのか村人なのか、もう頭の中は煮すぎた粥のようにどろどろで思考は結べない。屈辱的な行為なのに、倫を欲する雄哉の声は甘く蕩け、下肢は肉欲のまま動くだけだった。
「ン゛……ッッ、お、オ゛、オ゛オ゛オ゛ッッッ……!」
左右に揺れていた尻が最後は大きく前後に振れた。次の瞬間、ぬぽんっと間抜けな音を鳴らして雄哉を苦しめていた荒縄の瘤が抜ける。
濡れた縄の瘤が石床に落ちて転がり、瘤を失って丸く空いた穴を晒した雄哉は痙攣しながら、知性が消えただらしない顔でまたイきかけていた。
おまりにも大きく動いたせいだろう。割れ目を中心に左右の尻たぶが半分ずつはみ出させていたズボンがずれ、『牝』『豚』と書かれた尻が全て剥き出しになってしまった。
――……えーと……。
――こんなエロ可愛い生き物、他に居る?
義兄の淫らさと可愛さに悶絶しながら、それでもこの流れを止めたくない倫は、声優業で培った演技力を駆使して声を出す。
「自分で『牝』『豚』だと自己紹介するとは感心だな――ほら、おねだりポーズして何が欲しいか言うがいい」
倫の言葉に雄哉はのろのろと膝を立てて大きく開き、震える手を臀部に廻す。『牝』『豚』の文字を掴むように尻肉を自分で割り開き、赤く充血して膨らんだアナルを恭順の証に示して媚びる。さらに大きく開いた足の間から、自分の股間を覗くようにして股越しに倫を見た。
「……ご、ひゅじん……さま……ッッ、……ちんぽハメ豚……、じゅ、じゅり……あす、の、……ど……、どすけべ……け、……け……、けつ……ま、……ま……ん、こッ、に……おちん、ぽ、ズボズボッッ、して、くださ……いッ」
それは今日雄哉が買ってきた、壁サークルの中にあったゲームキャラであるジュリアンの台詞だった。
軽蔑していたはずの村人達に調教され、最後は騎士としても人間としても持っていた尊厳を捨てて、村人達にチンポ堕ち宣言したときに使用した台詞だ。
どうやら、倫を喜ばせようとこっそり覚えたらしい。
倫の理性が彼方に飛んだ。
***********************************************
淫語けつまんこ解禁。苦手な人ごめんなさい
次で終わります。
床につけていた頭を上げて、怖々と振り返る雄哉の顔は、困惑と欲情に満ちあふれていた。
現実離れしたシチュエーションが雄哉の感度を開き、現実離れしているからこそ、どこまも淫らに貪欲になれる。
「チンポ好きのメス穴に栓をしたままでいいのか? それともチンポ断ち中か?」
縄を振って雄哉の中を刺激すれば、鼻から抜ける呼気と甘い呻きがなんとも悩ましかった。
――えっっっっろ! ごちそうさまです!!
荒ぶる倫の内心など雄哉が知る由もない。
表情を隠すシームレスマスクがいい仕事をしているではないか。義兄が可愛い過ぎて、これからは表情を隠すアイテムが必須になりそうな気がした。
倫は決意する。重加算される雄哉への気持ちは、雄哉が心の奥底で望み続けてきた被虐という形で返すべきだろう。
手にしていた荒縄を床に落とし、手の代わりに靴底でそれを強く踏みつける。雄哉の引き締まった尻から生える荒縄の一端を踏みつけた形だ。
「チンポが欲しけりゃ、頑張って淫乱穴から栓を抜きな。言っておくが気長に待つ気はないぞ? 飽きたらココでお終いだ――ああ、豚は二足歩行も出来なかったんだな。豚に相応しく、ちゃんと四足歩行にしてやるさ」
倫が荒縄を踏んだまま、後ろ手に縛って胸を強調していた拘束を解いてやる。雄哉が腕を痛めないように複雑な緊縛ではなく、単純な縛り方だったために拘束は簡単に解けてしまう。
「……う、ぁ、……」
拘束を解かれても緊縛されて痺れた腕は直ぐには動かせない。だが倫の言葉を一つ一つ噛み締め、自分で動かなければ一番欲しいモノを与えられず終わりなのだと悟った。恥も外聞もなく雄哉は四つん這いにできずとも、匍匐前進に似た形で懸命に動き出した。
「そうだ、早くしろ。俺が飽きる前にな」
「……ちゃん、と……す、る……か、……らぁっ……ふぅ、う、うぅぅッッ」
痺れた肘を使って腰をうねらせながら床を這い進めば、じきに荒縄を踏まれたことで動きが阻害され行き詰まってしまった。これでは結び目の瘤が楔みたいだ。
浅い位置とは言え、自分の体内にあるものを引き抜くには勇気と力が必要だ。倫が引き抜いてやれば一瞬で済む行為も、雄哉一人ではそう簡単にはいかなかった。
「チンポのために這いつくばってケツを振りまくって恥ずかしくないのか? あぁ? 騎士とは思えない格好だなぁ!?」
哄笑に俯くも、涙をこぼしながらじりじりと進む。自分の下肢と倫が踏む荒縄がピンと張ったところで雄哉の体が強張った。これ以上は進めない。進めなければ縄の瘤は外れない。外れなければ倫と繋がることが出来ないわけで――。
「ん゛ん゛ん゛ぅぅぅッッッ!」
雄哉の腰の動きが大きくなった。どうやら振り子のように尻を揺らして引き抜こうと足掻き始めたようだ。
激しさを増す尻の動きは倫へ渇望の表れだった。
義弟なのか拷問吏なのか村人なのか、もう頭の中は煮すぎた粥のようにどろどろで思考は結べない。屈辱的な行為なのに、倫を欲する雄哉の声は甘く蕩け、下肢は肉欲のまま動くだけだった。
「ン゛……ッッ、お、オ゛、オ゛オ゛オ゛ッッッ……!」
左右に揺れていた尻が最後は大きく前後に振れた。次の瞬間、ぬぽんっと間抜けな音を鳴らして雄哉を苦しめていた荒縄の瘤が抜ける。
濡れた縄の瘤が石床に落ちて転がり、瘤を失って丸く空いた穴を晒した雄哉は痙攣しながら、知性が消えただらしない顔でまたイきかけていた。
おまりにも大きく動いたせいだろう。割れ目を中心に左右の尻たぶが半分ずつはみ出させていたズボンがずれ、『牝』『豚』と書かれた尻が全て剥き出しになってしまった。
――……えーと……。
――こんなエロ可愛い生き物、他に居る?
義兄の淫らさと可愛さに悶絶しながら、それでもこの流れを止めたくない倫は、声優業で培った演技力を駆使して声を出す。
「自分で『牝』『豚』だと自己紹介するとは感心だな――ほら、おねだりポーズして何が欲しいか言うがいい」
倫の言葉に雄哉はのろのろと膝を立てて大きく開き、震える手を臀部に廻す。『牝』『豚』の文字を掴むように尻肉を自分で割り開き、赤く充血して膨らんだアナルを恭順の証に示して媚びる。さらに大きく開いた足の間から、自分の股間を覗くようにして股越しに倫を見た。
「……ご、ひゅじん……さま……ッッ、……ちんぽハメ豚……、じゅ、じゅり……あす、の、……ど……、どすけべ……け、……け……、けつ……ま、……ま……ん、こッ、に……おちん、ぽ、ズボズボッッ、して、くださ……いッ」
それは今日雄哉が買ってきた、壁サークルの中にあったゲームキャラであるジュリアンの台詞だった。
軽蔑していたはずの村人達に調教され、最後は騎士としても人間としても持っていた尊厳を捨てて、村人達にチンポ堕ち宣言したときに使用した台詞だ。
どうやら、倫を喜ばせようとこっそり覚えたらしい。
倫の理性が彼方に飛んだ。
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淫語けつまんこ解禁。苦手な人ごめんなさい
次で終わります。
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