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奴隷調教はじめました
1話
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え? と間抜けな声が聞こえた。
数拍の沈黙後、錆びついたゼンマイが動くみたいに、ゆっくり驚愕と不審に彩られた端正な顔が振り返る。
涙と涎の痕を残したまま、義兄である雄哉は自分を犯してきた相手の正体を知り、呆けたような顔を見せていた。現状の理解が追いつかず、脳の処理能力がオーバーしたらしい――が、好都合。
倫は腰を引いてから、雄哉の前立腺を潰すようにねじ込んでやる。
「え、ぁ……? り、りん……んんんああぁぁぁっっッッ!」
「倫って気安く呼ぶなよ、変態のくせに!」
パンッと雄哉の尻たぶと自分の下腹がぶつかる勢いで腰を打ち付ければ、蹌踉めいた雄哉は転落防止の柵に捕まって激しく痙攣した。
「ま、まて……ひ、ひィッ……り、りん、まっ……あひぃィィッ」
「はぁ? 待て? チンポ待ちしてた淫乱は義兄さんだろ? ほらっ、さっきにみたいにだらしない声で俺のチンポに媚びろよ!」
雄哉の中で本物の快楽を与える相手に、義弟の倫は入っていなかった。倫であったらと希望を抱いたり、相手を倫に置き換えて妄想した事はあったが、まさか懸想していた義弟が相手だったとは。
真相の衝撃に混乱し、肉欲の衝撃に惑乱した雄哉は、ただ倫の動きに翻弄されるだけだ。
「ん、はぁ……あ、ァァ……ウソ……そん、なッッ」
「こっちがウソだと思いたいね。まさかこんな変態が義兄とかマジあり得ない――義父さんは知っているの? 自慢の息子がチンポ狂いの色情狂だったって!」
「……ぁ、あぁ……ち、ちが……」
「違わねえよ! チンポのために玄関で尻の穴まで見せて待っていたのは誰だよ? 尻にプラグ嵌めてチンポ探しにココまできたよなぁ? 誰が来るかも知れない場所で発情してチンポ待機したばっかりだろッ!」
浅い位置に亀頭を置いたまま、自分の淫乱ぶりを認めようとしない雄哉の尻を掌で叩く。途端に雄哉の中がうねり、きゅうっと倫を締め付けてきた。
「マジかよ、尻叩かれて喜んじゃうとか――マゾ野郎め。変態マゾ肉が、さっさと自分のドスケベぶりを認めろよ!」
尻を叩かれた雄哉は声を殺して必死に首を横に振っていた。
なけなしの男としてのプライドか、義兄の沽券に関わると感じたか、あるいはただ否定したいだけか。
言葉で嬲りながら腰を引き、浅い部分で執拗に揺すれば、雄哉は尻を高く掲げてくねくねと腰を振ってくる。
恐慌状態の雄哉に対し、倫は背後から抱き込むように体を密着させ、とびっきりの艶めかしい声で――雄哉がオカズにしていたあのSキャラの声音で耳元へ囁いてやった。
「お前はもう俺のチンポ奴隷だろう? メス豚義兄さん?」
次の瞬間、雄哉は壁代わりの柵に向かって射精していた――。
数拍の沈黙後、錆びついたゼンマイが動くみたいに、ゆっくり驚愕と不審に彩られた端正な顔が振り返る。
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倫は腰を引いてから、雄哉の前立腺を潰すようにねじ込んでやる。
「え、ぁ……? り、りん……んんんああぁぁぁっっッッ!」
「倫って気安く呼ぶなよ、変態のくせに!」
パンッと雄哉の尻たぶと自分の下腹がぶつかる勢いで腰を打ち付ければ、蹌踉めいた雄哉は転落防止の柵に捕まって激しく痙攣した。
「ま、まて……ひ、ひィッ……り、りん、まっ……あひぃィィッ」
「はぁ? 待て? チンポ待ちしてた淫乱は義兄さんだろ? ほらっ、さっきにみたいにだらしない声で俺のチンポに媚びろよ!」
雄哉の中で本物の快楽を与える相手に、義弟の倫は入っていなかった。倫であったらと希望を抱いたり、相手を倫に置き換えて妄想した事はあったが、まさか懸想していた義弟が相手だったとは。
真相の衝撃に混乱し、肉欲の衝撃に惑乱した雄哉は、ただ倫の動きに翻弄されるだけだ。
「ん、はぁ……あ、ァァ……ウソ……そん、なッッ」
「こっちがウソだと思いたいね。まさかこんな変態が義兄とかマジあり得ない――義父さんは知っているの? 自慢の息子がチンポ狂いの色情狂だったって!」
「……ぁ、あぁ……ち、ちが……」
「違わねえよ! チンポのために玄関で尻の穴まで見せて待っていたのは誰だよ? 尻にプラグ嵌めてチンポ探しにココまできたよなぁ? 誰が来るかも知れない場所で発情してチンポ待機したばっかりだろッ!」
浅い位置に亀頭を置いたまま、自分の淫乱ぶりを認めようとしない雄哉の尻を掌で叩く。途端に雄哉の中がうねり、きゅうっと倫を締め付けてきた。
「マジかよ、尻叩かれて喜んじゃうとか――マゾ野郎め。変態マゾ肉が、さっさと自分のドスケベぶりを認めろよ!」
尻を叩かれた雄哉は声を殺して必死に首を横に振っていた。
なけなしの男としてのプライドか、義兄の沽券に関わると感じたか、あるいはただ否定したいだけか。
言葉で嬲りながら腰を引き、浅い部分で執拗に揺すれば、雄哉は尻を高く掲げてくねくねと腰を振ってくる。
恐慌状態の雄哉に対し、倫は背後から抱き込むように体を密着させ、とびっきりの艶めかしい声で――雄哉がオカズにしていたあのSキャラの声音で耳元へ囁いてやった。
「お前はもう俺のチンポ奴隷だろう? メス豚義兄さん?」
次の瞬間、雄哉は壁代わりの柵に向かって射精していた――。
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