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露出調教はじめました
8話
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抑揚を欠いた機械音性の声が、チノパンを下ろして後ろを向けと指示してくる。
雄哉に否を唱えるつもりは欠片もなかった。
アイマスクで視界は塞がれているが、手探りでチノパンを下ろすくらいは簡単に出来る。
下着ごと足首までチノパンを下ろすと、火照った雄哉の体を押すようにして体位を変えさせられた。立ち上がった雄哉が高さ一メートルほどの木の囲いに手をつく格好だ。
囲いから晒された上半身に夜気が触れて肌が震える。
さっきまで床に座り込んでいた雄哉の体は、壁代わりの囲いのお陰で外から見えることはなかったが、今は違う。
上半身だけとはいえ、雄哉の体は遊具の外側から丸見えだった。人の気配が今は無くても、偶さかに誰かが来れば雄哉の声も姿も知られてしまうかも知れない。
誰かに見られたら、家族や友人に知られたら身の破滅だ。
なのに。
『チンポが欲しいか?』
「――ほ、欲しい……ッ、頼む、から……ちんぽっ、チンポを早く……ッッ!」
左手で囲いを掴み、右手で尻の肉を拡げながら卑猥な声で懇願する。
ぴたぴたと雄哉の尻肉を叩くのは、ついさっきまで雄哉が舐めしゃぶっていた陰茎だ。
尻に感じる硬さに充分に挿入可能なのは分かる。だからすぐにでもぶち込んで突いて掻き回して欲しいと尻を揺らして懇願する。
『ド淫乱が。――そんなにチンポが欲しけりゃ、俺のチンポ奴隷になれ』
熱で熟んだ脳に、するっと“チンポ奴隷”という言葉が抵抗無く染み込んで来た。
“チンポ奴隷”――つまり、それは、あのチンポに従い、媚びて、言いなりになれるという事で。
「な、なるッッ! チンポ奴隷、に、なるッッ、か、らッッ……チンポ早く、はやくぅっ!」
囲いを支えに前屈みになり、腰をうねらせて晒したヒクつく穴に亀頭の丸みが押し当てられた。
『チンポ狂いの変態野郎。俺はチンポに負けた豚ですと言え』
「あ、あぁ……ちんぽ……が……。――お、おれは……ちん、ぽ……に、負けた……ぶ、豚ですッッ! 言った! 言ったから、は、はや、く――チンポっっ! ……んんぁああぁぁッッッ!!」
情けない言動の直後、淫肉を割って望んだ質量が雄哉の体を縦に割る。
抉られる肉の感触も気持ちいいが、自分で自分を貶める言葉を言うほどに快楽が加算されて、脳が煮えるほど気持ちよくなるのはどうしたことか。
大学では男女問わずに人気者で、常にスクールカーストのトップに君臨していた雄哉が、自らを豚などと言う家畜同様の扱い受け入れ宣言をする惨めな存在になってしまっていた。
陰茎欲しさにこの姿だ。
確かに“チンポに負けた”状態だろう。
けれど気持ちよければ良い。それが絶対で正義なのだ。
ギシギシと木の囲いを軋ませながら、立ちバックで突かれる雄哉は涎と舌を垂らして喜び喘ぐ。
待ち侘びたオスに蹂躙される事に夢中になって、雄哉は気づいていなかった。
いつの間にかイヤホンとアイマスクが外されていた事に。
そして合成音声ではなく、生身の人間の声が背後から歓喜の響きで響く。
「チンポ奴隷おめでとう――義兄さん」
それは義弟の声と同じだった。
NEXT→奴隷調教始めました
雄哉に否を唱えるつもりは欠片もなかった。
アイマスクで視界は塞がれているが、手探りでチノパンを下ろすくらいは簡単に出来る。
下着ごと足首までチノパンを下ろすと、火照った雄哉の体を押すようにして体位を変えさせられた。立ち上がった雄哉が高さ一メートルほどの木の囲いに手をつく格好だ。
囲いから晒された上半身に夜気が触れて肌が震える。
さっきまで床に座り込んでいた雄哉の体は、壁代わりの囲いのお陰で外から見えることはなかったが、今は違う。
上半身だけとはいえ、雄哉の体は遊具の外側から丸見えだった。人の気配が今は無くても、偶さかに誰かが来れば雄哉の声も姿も知られてしまうかも知れない。
誰かに見られたら、家族や友人に知られたら身の破滅だ。
なのに。
『チンポが欲しいか?』
「――ほ、欲しい……ッ、頼む、から……ちんぽっ、チンポを早く……ッッ!」
左手で囲いを掴み、右手で尻の肉を拡げながら卑猥な声で懇願する。
ぴたぴたと雄哉の尻肉を叩くのは、ついさっきまで雄哉が舐めしゃぶっていた陰茎だ。
尻に感じる硬さに充分に挿入可能なのは分かる。だからすぐにでもぶち込んで突いて掻き回して欲しいと尻を揺らして懇願する。
『ド淫乱が。――そんなにチンポが欲しけりゃ、俺のチンポ奴隷になれ』
熱で熟んだ脳に、するっと“チンポ奴隷”という言葉が抵抗無く染み込んで来た。
“チンポ奴隷”――つまり、それは、あのチンポに従い、媚びて、言いなりになれるという事で。
「な、なるッッ! チンポ奴隷、に、なるッッ、か、らッッ……チンポ早く、はやくぅっ!」
囲いを支えに前屈みになり、腰をうねらせて晒したヒクつく穴に亀頭の丸みが押し当てられた。
『チンポ狂いの変態野郎。俺はチンポに負けた豚ですと言え』
「あ、あぁ……ちんぽ……が……。――お、おれは……ちん、ぽ……に、負けた……ぶ、豚ですッッ! 言った! 言ったから、は、はや、く――チンポっっ! ……んんぁああぁぁッッッ!!」
情けない言動の直後、淫肉を割って望んだ質量が雄哉の体を縦に割る。
抉られる肉の感触も気持ちいいが、自分で自分を貶める言葉を言うほどに快楽が加算されて、脳が煮えるほど気持ちよくなるのはどうしたことか。
大学では男女問わずに人気者で、常にスクールカーストのトップに君臨していた雄哉が、自らを豚などと言う家畜同様の扱い受け入れ宣言をする惨めな存在になってしまっていた。
陰茎欲しさにこの姿だ。
確かに“チンポに負けた”状態だろう。
けれど気持ちよければ良い。それが絶対で正義なのだ。
ギシギシと木の囲いを軋ませながら、立ちバックで突かれる雄哉は涎と舌を垂らして喜び喘ぐ。
待ち侘びたオスに蹂躙される事に夢中になって、雄哉は気づいていなかった。
いつの間にかイヤホンとアイマスクが外されていた事に。
そして合成音声ではなく、生身の人間の声が背後から歓喜の響きで響く。
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それは義弟の声と同じだった。
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