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露出調教はじめました
2話
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小刻みな呼吸を繰り返しながら、雄哉は人の気配を探って周囲を見回すが、夜の暗がりは明確な答えを与えてはくれなかった。
それまで蠢いていたアナルプラグの振動がピタリと止まる。体の中を淫らに掻き回される感覚を失い、安堵より焦ったのは雄哉だった。
アナルプラグが止まってしまうということは、もしかして相手の勘気に触れたのかも知れない。
ぐずぐずしている雄哉の態度が気に入らなかったのか、あるいは見限ってリモコンの電波が届かない位置まで離れてしまったのか。
このままでは欲しかった快楽を得るチャンスを失ってしまう――それはダメだと雄哉はTシャツの裾を引き上げて口に銜えた。そうすればやや細身ではあるが、鍛えられた腹筋も胸筋も夜気に露わになる。見せつけるように雄哉は胸を張り出した。
どんなやり方や格好が正解なのか雄哉には分からないが、大胆であれば相手が喜び気に入られるようながした。
「……ん、ぅ……ふ……ッ」
Tシャツの裾を銜えたまま、鼻から甘い吐息が漏れ出てしまう。外気に晒した胸に手を揉むように這わせてから、左右の乳首を摘まんで捏ね始めた。
見て。ちゃんとするから。見て。こんなことも出来るようになったから。
見て。
いやらしい俺を見て――虐めて。
「んぁ、あぁぁァッッ!」
止まっていたアナルプラグの振動が再開され、思わず甲高い声で鳴いてしまった。
だがこれて分かった。やっぱり雄哉がいやらしくあればあるほど相手は気に入ってくれるし、欲しかった快楽を与えてくれるのだ。
「……も、もっと……もっと、する、から……ァッ……もっ、と――ちょうだい……ッッ」
どこで見ているのか分からない相手に分かるように、アナルプラグで操られたみたいに腰をうねらせ乳首を弄り続ける。尻と乳首のへの刺激でいつもなら勃起しているところだが、雄哉の股間は勃起の兆しを窺うことが出来ない。
勃起するほど感じていないのではなく、勃起したくても出来ない状況なのだ。
アナルプラグが付いたラバーゴム製の下着はフロント部分をきつく圧迫する仕様になっており、下着の中に濡れ始めた陰茎が勃起できず閉じ込められる形になっている。
きつくて痛みすら感じるが、それでも雄哉は乳首を弄る動きを止めない。まるで飼い主に褒めて貰いたくて必死になる犬のようだった。
ふっとアナルプラグが止まる。腰を震わせて呼吸を乱す雄哉にメールが届いた。
“イイコ。そのまま左の遊歩道へ直進”
イイコ。その言葉で下半身がどうしようもなく滾った。
本当にこれでは犬だ。褒めて貰って喜ぶなんて。
ふらふらと立ち上がり、アスレチックコーナーがある左側の遊歩道を歩き出す。
まるで玩具で遊ぶようにアナルプラグの振動を入れられたり、止められたりされながら歩くのは辛かった。どうしても腰が揺れてしまうのだから仕方がない。
悩ましげに揺れる尻の動きを、どこかでずっと見られている気がした。
それまで蠢いていたアナルプラグの振動がピタリと止まる。体の中を淫らに掻き回される感覚を失い、安堵より焦ったのは雄哉だった。
アナルプラグが止まってしまうということは、もしかして相手の勘気に触れたのかも知れない。
ぐずぐずしている雄哉の態度が気に入らなかったのか、あるいは見限ってリモコンの電波が届かない位置まで離れてしまったのか。
このままでは欲しかった快楽を得るチャンスを失ってしまう――それはダメだと雄哉はTシャツの裾を引き上げて口に銜えた。そうすればやや細身ではあるが、鍛えられた腹筋も胸筋も夜気に露わになる。見せつけるように雄哉は胸を張り出した。
どんなやり方や格好が正解なのか雄哉には分からないが、大胆であれば相手が喜び気に入られるようながした。
「……ん、ぅ……ふ……ッ」
Tシャツの裾を銜えたまま、鼻から甘い吐息が漏れ出てしまう。外気に晒した胸に手を揉むように這わせてから、左右の乳首を摘まんで捏ね始めた。
見て。ちゃんとするから。見て。こんなことも出来るようになったから。
見て。
いやらしい俺を見て――虐めて。
「んぁ、あぁぁァッッ!」
止まっていたアナルプラグの振動が再開され、思わず甲高い声で鳴いてしまった。
だがこれて分かった。やっぱり雄哉がいやらしくあればあるほど相手は気に入ってくれるし、欲しかった快楽を与えてくれるのだ。
「……も、もっと……もっと、する、から……ァッ……もっ、と――ちょうだい……ッッ」
どこで見ているのか分からない相手に分かるように、アナルプラグで操られたみたいに腰をうねらせ乳首を弄り続ける。尻と乳首のへの刺激でいつもなら勃起しているところだが、雄哉の股間は勃起の兆しを窺うことが出来ない。
勃起するほど感じていないのではなく、勃起したくても出来ない状況なのだ。
アナルプラグが付いたラバーゴム製の下着はフロント部分をきつく圧迫する仕様になっており、下着の中に濡れ始めた陰茎が勃起できず閉じ込められる形になっている。
きつくて痛みすら感じるが、それでも雄哉は乳首を弄る動きを止めない。まるで飼い主に褒めて貰いたくて必死になる犬のようだった。
ふっとアナルプラグが止まる。腰を震わせて呼吸を乱す雄哉にメールが届いた。
“イイコ。そのまま左の遊歩道へ直進”
イイコ。その言葉で下半身がどうしようもなく滾った。
本当にこれでは犬だ。褒めて貰って喜ぶなんて。
ふらふらと立ち上がり、アスレチックコーナーがある左側の遊歩道を歩き出す。
まるで玩具で遊ぶようにアナルプラグの振動を入れられたり、止められたりされながら歩くのは辛かった。どうしても腰が揺れてしまうのだから仕方がない。
悩ましげに揺れる尻の動きを、どこかでずっと見られている気がした。
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