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快楽調教はじめました
5話
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※書きかけの物を公開状態にしていました。正しく5話はこちらです。申し訳ありません※
尻を叩かれるなんて、悪さをしていた子供の時ですらされたことがない。芸術肌の父親は雄哉が悪戯をしても何が悪いのか辛抱強く言い聞かせ、感情のまま手を上げたりはしない男だった。
けれど生まれて初めての尻への打擲は、鈍い痛みはあるがそれ以上に衝撃が恥骨に響いて体は踊るように仰け反ってしまう。全身の毛穴が開いて、そこから淫らな熱が溢れそうだ。
こんな卑猥な格好で、しかも玄関で尻を叩かれているのに、恥ずかしさよりも倒錯的な快楽が勝る。
自分の体がどうなってしまったのか、雄哉自身にも分からなかった。
「……む、ぐぅ……ゥ……ッ」
何度も叩かれ、じんじんと尻が熱をもって痺れる。内股は震え、半勃起した陰茎からはたらりと先走りが滴り落ちていた。
ただ尻を叩かれただけなのに、押し寄せる快楽があるなんて思わなかった。
火照った体を持て余しながら、快楽で震える雄哉の尻の肉が不意に強い力で掴まれた。
ぐっと左右に肉を開かれる感覚。奥外気に触れたことで期待に満ち、雄哉の快楽を飲み込む穴がヒクヒクと蠢いてしまった。
神経が集まった窄みを爪で擽られて悩ましく腰がうねる。指を飲み込もうと穴が蠢くが、あっさりと指は遠離ってしまった。
嫌だとボールギャグの中で叫ぶ。
触って欲しい、擽って欲しい。入れて欲しい。捏ね回して欲しい。
どこまで伝わるか分からないが、欲望が尽きず尻を掲げて必死に媚びてみせる。
貪欲で敏感な穴をもっと虐めて欲しかった。
「……ぐ、ぁ……ッッ!?」
再びヒクつく窄みを触れられた。
だが触れられた感触は指でも爪でもない。そもそも体温のある人間の肉体ではなかった。
何百、何千というちくちくとした感触。触れられ、撫でられ、擽られ。
初めての刺激に雄哉は尻を振って混乱した
萎んだ皺の溝を掻き回すそれは、細い毛先を束ねた物――筆やブラシのような代物だった。
「――……ッッ――うぅぅうぅぅうッッ……!」
未知の刺激に腰が揺れる。さわさわと神経が集まったアナルを撫でられ、尻の割れ目や睾丸の裏までも毛先に嬲られて尻を振ってよがるしかできない。
けれど、違うのだ。
腰は捩れ、だらだらと先走りを溢すけれど、欲しいのはその刺激でも、その大きさでも、その場所でもなかった。
もっと固くて、もっと太くて、もっと奥に、奥にへと欲しいのだ。
ボールギャグで声を潰されていなかったら、きっと浅ましく淫らな言葉を繰り出していた。
イヤホンから響く声が『何が欲しいのか言ってみろ』と、今まさに言っているように。
言葉が伝えられたなら、雄哉はこう泣き叫ぶ。
――チンポで俺の尻を壊して、と。
尻を叩かれるなんて、悪さをしていた子供の時ですらされたことがない。芸術肌の父親は雄哉が悪戯をしても何が悪いのか辛抱強く言い聞かせ、感情のまま手を上げたりはしない男だった。
けれど生まれて初めての尻への打擲は、鈍い痛みはあるがそれ以上に衝撃が恥骨に響いて体は踊るように仰け反ってしまう。全身の毛穴が開いて、そこから淫らな熱が溢れそうだ。
こんな卑猥な格好で、しかも玄関で尻を叩かれているのに、恥ずかしさよりも倒錯的な快楽が勝る。
自分の体がどうなってしまったのか、雄哉自身にも分からなかった。
「……む、ぐぅ……ゥ……ッ」
何度も叩かれ、じんじんと尻が熱をもって痺れる。内股は震え、半勃起した陰茎からはたらりと先走りが滴り落ちていた。
ただ尻を叩かれただけなのに、押し寄せる快楽があるなんて思わなかった。
火照った体を持て余しながら、快楽で震える雄哉の尻の肉が不意に強い力で掴まれた。
ぐっと左右に肉を開かれる感覚。奥外気に触れたことで期待に満ち、雄哉の快楽を飲み込む穴がヒクヒクと蠢いてしまった。
神経が集まった窄みを爪で擽られて悩ましく腰がうねる。指を飲み込もうと穴が蠢くが、あっさりと指は遠離ってしまった。
嫌だとボールギャグの中で叫ぶ。
触って欲しい、擽って欲しい。入れて欲しい。捏ね回して欲しい。
どこまで伝わるか分からないが、欲望が尽きず尻を掲げて必死に媚びてみせる。
貪欲で敏感な穴をもっと虐めて欲しかった。
「……ぐ、ぁ……ッッ!?」
再びヒクつく窄みを触れられた。
だが触れられた感触は指でも爪でもない。そもそも体温のある人間の肉体ではなかった。
何百、何千というちくちくとした感触。触れられ、撫でられ、擽られ。
初めての刺激に雄哉は尻を振って混乱した
萎んだ皺の溝を掻き回すそれは、細い毛先を束ねた物――筆やブラシのような代物だった。
「――……ッッ――うぅぅうぅぅうッッ……!」
未知の刺激に腰が揺れる。さわさわと神経が集まったアナルを撫でられ、尻の割れ目や睾丸の裏までも毛先に嬲られて尻を振ってよがるしかできない。
けれど、違うのだ。
腰は捩れ、だらだらと先走りを溢すけれど、欲しいのはその刺激でも、その大きさでも、その場所でもなかった。
もっと固くて、もっと太くて、もっと奥に、奥にへと欲しいのだ。
ボールギャグで声を潰されていなかったら、きっと浅ましく淫らな言葉を繰り出していた。
イヤホンから響く声が『何が欲しいのか言ってみろ』と、今まさに言っているように。
言葉が伝えられたなら、雄哉はこう泣き叫ぶ。
――チンポで俺の尻を壊して、と。
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