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義兄弟になりました
9話
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みちみちと肉を割る感触にも似たホールの狭さがりんを包み込む。
勃起した凶暴な肉の竿を、さらに凶暴に包んでくるシリコンの圧迫感。
本物のアナルセックスを知らないわけではないが、それでも妄想であってもパソコン画面を見ているだけで本物より気持ちいい。
たぶん、気持ちや感情が昂ぶってリアルを超えたのだろう。
これが雄哉自身が相手だったら、狭い穴を縦に割った時点で早漏射精しているような気がした。
実際に肉体が感情に引き摺られるくらい、倫は雄哉に惚れ込んでいる。
最近では高度な感情テクニックを駆使して、本命ジュリアスから倫が奸賊・雄哉に寝取られ、心変わりさせられた仕返しに雄哉にお仕置きするという、他人が聞いたら残念な子だと思われるようなストーカー妄想ライフを満喫しているレベルだ。
「……ッア……ッ、義兄、さん……義兄さ、ん……キモチ、いいィィィッッ!」
パソコン画面の雄哉は犬の鳴き真似をしている。きっと“リンリン”にそうするように指示させられた声を音楽プレイヤーから聞いているのだろう。
そういえばボイスドラマでも自分の役にそんな台詞が有った。確か“メス犬”の鳴き真似をさせたのだ。
倫個人としては、ジュリアス似のキャラを責めるのだから、そこは“メス犬”ではなく“メス豚”を推したかったのだが。
原作者もそれを希望したらしいが、語感の悪さからNGになったらしい。
ジュリアス陵辱界では“メス豚”呼びはお約束なのに、世間は世知辛い。
なぜ“メス豚”呼びなのかというと、ゲームで敵に支配された村で、唯々諾々と従い抵抗も反応も示さない家畜化された村人達に「お前達は豚として生きるが良い。食事や水の施しも結構。狼に豚の餌は必要ないからな」との台詞に関連している。なにそのフラグな台詞。
陵辱の逆転現象として堕ちたジュリアスは、親しみを込めて“じゅりブタたん”と呼ぶのだ。
それはともかく、ここまで自分に都合のいい材料が有っても、家庭内ストーキング以外で倫は雄哉に接触するつもりはなかった。
身近にいる義兄がアナニー好きだろうが“リン”と呼んでもそれが自分の事だと思わない程度には、倫は自分の趣味や感情が特殊な物だと自覚してる。
“リンリン”が、“倫”なら最高なのだけど。
画面の中の雄哉が体を痙攣させてドライオーガズムを迎えたのが分かった。それに合わせるようにオナホールを掴んで擦り、その中に溜まりに溜まっていた濃い精液をぶちまけてやる。
射精しても賢者タイムは訪れなかった。雄哉は倫を賢者にさせてくれない。
いつだって雄哉は倫を愚者にする。
雄哉を抱きたい。犯したい。――今は、二次元のジュリアスより、三次元の雄哉の方が好きだった。
いかに淫らでいやらしい生き物なのかと、肉体で、言葉で、環境で、骨の髄まで調教したい。
あの淫らな体を自分好みに調教してチンポ漬けにしてやりたい。
そうしたらアナニー好きの雄哉を自分の所有物にするのに。
荒い呼吸を繰り返しながら、パソコン画面に映る雄哉をそっと撫でてみたら、少しだけ泣きそうになった。
けれどそんな倫は知らなかった。
後日、うっかり雄哉がアナニーのたびに大事に使用する音楽プレイヤーを置き忘れ、興味本位で聞いた“雄哉のオカズの持ち主”の正体を知ることになるなんて。
そんなフラグがビンビン立っている。
NEXT→「快楽調教はじめました」
勃起した凶暴な肉の竿を、さらに凶暴に包んでくるシリコンの圧迫感。
本物のアナルセックスを知らないわけではないが、それでも妄想であってもパソコン画面を見ているだけで本物より気持ちいい。
たぶん、気持ちや感情が昂ぶってリアルを超えたのだろう。
これが雄哉自身が相手だったら、狭い穴を縦に割った時点で早漏射精しているような気がした。
実際に肉体が感情に引き摺られるくらい、倫は雄哉に惚れ込んでいる。
最近では高度な感情テクニックを駆使して、本命ジュリアスから倫が奸賊・雄哉に寝取られ、心変わりさせられた仕返しに雄哉にお仕置きするという、他人が聞いたら残念な子だと思われるようなストーカー妄想ライフを満喫しているレベルだ。
「……ッア……ッ、義兄、さん……義兄さ、ん……キモチ、いいィィィッッ!」
パソコン画面の雄哉は犬の鳴き真似をしている。きっと“リンリン”にそうするように指示させられた声を音楽プレイヤーから聞いているのだろう。
そういえばボイスドラマでも自分の役にそんな台詞が有った。確か“メス犬”の鳴き真似をさせたのだ。
倫個人としては、ジュリアス似のキャラを責めるのだから、そこは“メス犬”ではなく“メス豚”を推したかったのだが。
原作者もそれを希望したらしいが、語感の悪さからNGになったらしい。
ジュリアス陵辱界では“メス豚”呼びはお約束なのに、世間は世知辛い。
なぜ“メス豚”呼びなのかというと、ゲームで敵に支配された村で、唯々諾々と従い抵抗も反応も示さない家畜化された村人達に「お前達は豚として生きるが良い。食事や水の施しも結構。狼に豚の餌は必要ないからな」との台詞に関連している。なにそのフラグな台詞。
陵辱の逆転現象として堕ちたジュリアスは、親しみを込めて“じゅりブタたん”と呼ぶのだ。
それはともかく、ここまで自分に都合のいい材料が有っても、家庭内ストーキング以外で倫は雄哉に接触するつもりはなかった。
身近にいる義兄がアナニー好きだろうが“リン”と呼んでもそれが自分の事だと思わない程度には、倫は自分の趣味や感情が特殊な物だと自覚してる。
“リンリン”が、“倫”なら最高なのだけど。
画面の中の雄哉が体を痙攣させてドライオーガズムを迎えたのが分かった。それに合わせるようにオナホールを掴んで擦り、その中に溜まりに溜まっていた濃い精液をぶちまけてやる。
射精しても賢者タイムは訪れなかった。雄哉は倫を賢者にさせてくれない。
いつだって雄哉は倫を愚者にする。
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いかに淫らでいやらしい生き物なのかと、肉体で、言葉で、環境で、骨の髄まで調教したい。
あの淫らな体を自分好みに調教してチンポ漬けにしてやりたい。
そうしたらアナニー好きの雄哉を自分の所有物にするのに。
荒い呼吸を繰り返しながら、パソコン画面に映る雄哉をそっと撫でてみたら、少しだけ泣きそうになった。
けれどそんな倫は知らなかった。
後日、うっかり雄哉がアナニーのたびに大事に使用する音楽プレイヤーを置き忘れ、興味本位で聞いた“雄哉のオカズの持ち主”の正体を知ることになるなんて。
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