15 / 72
第1部 異世界イース編
015 動物の王
しおりを挟む
【28日目 午後 ロードナイト】
あの遭遇戦から15日目
「アリス様、昨日からジェダイトの連中の居住地の内外の巡回がなくなってますね。
それから、この居住地を経由してアンバー高原で活動しているらしき部隊が帰還を始めているような気がします。アンバー高原から戻る部隊ばかりで出立する部隊がありません」
そういえばなんか少ないな、とは思ってたんだよね。
いよいよ諦めたかな? しかし途方もない規模の作戦行動だったよね。アンバー高原に向かう部隊の列が途切れることが無かったからね。どんだけ大がかりな対応なんだか。女3人に。
もし事件対応が終結したのなら、もうちょっと様子を見てジェダイト側の事件対応終了なら次の行動に移れるね。
「しばらくの間、彼らの活動を注視してみましょう。
ま、楽な気持ちで片手間で時々チェックすれば十分と思いますよ。昨日から検証をしているキアラさんの『動物調教』が役に立つようなら更に楽になりますからね。
マイホームは絶対的不可侵領域、安全安心は確保されています。
大船に乗ったつもりで監視していきましょう」
♢♢
キアラさんがやって来た。
「アリス様、動物調教の効果一応分かりました。
えっとですね。まず念話的なリンクがあって、かなり鮮明に指示を出したり動物側から意思の表示があります。
あの赤犬からは四六時中、喉が渇いた、腹減った、交尾したいとロクな意思の表示がありません。
検証がだいたい終わったから調教はカットしてやりました」
「なるほど。それは大変だったね」
「動物に対する指示は絶対ですね。何かを我慢させたり、やりたくないことをやらせたり100パーセント強制できます。
でも嫌がっている気持ちは垂れ流されるから不快です。欲望や感情も垂れ流しなので気持ち悪いです。
「動物とのリンクは1キロメルトほどはつながっていて視線が通ってなくて動物が視認できなくても大丈夫。あと動物との視界、聴覚など感覚の共有はありません。
「リンク範囲外に出て行っても調教の効果は続いてあらかじめ指示した行動はとり続けるけど指示事項以外は勝手に自立行動するから指示を工夫しないと簡単に行方不明になってしまいそうです」
なるほど。動物調教を役に立てようと思えばかなり慣熟する必要がありそうだね。
あるいは特定の個体を手なずけて私の神技で思考能力を強化するくらいじゃないと役に立たないかもしれないね。
でも、一過性の動物調教の対象に能力を転写で付与するのは気が進まないんだよね。動物って管理しきれない感じがするから。
転写で能力付与するなら今後とも一緒に行動するか何処かで安全に迷惑かけずに余生を送れる場所を確保するとかじゃないと無理かなあ。
「キアラさん、嫌だったら動物調教は削除できるよ。どうしたい?」
「ええーもう少し。なにか有効に活用できないか別の犬とか猫、馬、牛、豚、栗鼠、鳥、トカゲ、カエル、魚、昆虫とか? 試してみるよ。
あとですね、この動物調教。ボブにも使えそうです。好ましくない人物にボブを支配されないようになにかできませんかアリス様?」
「む、それはヤバいですね。えーと調教耐性ありました。これボブに入れておきましょう。
「入れました。ありがとうキアラさん、気付いてくれて」
名前 ボブ
種族 リンクス(女性)
年齢 3 体力F 魔力F
魔法 水弾5光弾5土弾5風弾5火弾5
闇弾5回復5ステータス5
暗視5遠視5隠密5浄化5結界5
探知5魔法防御5念話5飛行5
身体強化 筋力5持久力5衝撃耐性5
睡眠耐性5麻痺耐性5毒耐性5
反応速度5防御5
思考強化5調教耐性5
称号 マルチナのペット
亜神(時空)アリスのペット
しかしキアラさんすごく研究熱心だね。昆虫とか動物カテゴリなんだね。
そういえば地球にいるときにカエル以下の魚、昆虫には心がなくて予め決められた行動を状況に応じて発動する生体機械だって誰かが言ってたような気がする。
確かに奴らの目玉はガラス玉のように存在するだけで見つめても何の感情も湧かないからね。特に昆虫。奴らに高度な知能があったら逆に怖いよ。
『あ、アリス様、カラス調教してみました。あー早く指示しないと遠くに行ってしまう。コラー!こっち来い!』
♢♢
私の中のマルチナさんと話が出来ないか。
あれこれ考えたり試してみたけど。どうも会話することはできないようだ。
ただし私の神の能力で感覚的に分かるのは私の中のマルチナさんと捕縛されているマルチナさんが細いラインで繋がっているということ。
私が1年後に地球に分身を作り出した時の本体と繋がるラインの千分の一から一万分の一ほどの細さ。蜘蛛の糸のような細さでギリギリ繋がっている。何しろ私の中のマルチナさんは分身(劣化)だからなー。下手に手を出してラインが切れたら困るし静観かなー。
それでも捕縛されたマルチナさんが酷い目に遭って無さそうなのは感じ取れる。私達のことを心配している。もうちょっと具体的にハッキリとしたことを感じ取れるといいんだけどね。
とか考えながら私の一部となっているマルチナさんの分身。この身体のことだけど。
記憶や備わっている能力なんかをサーっと流し見していた時。こんなのがあった!
「アース日本 読み書き会話(簡略版)」
「アース日本 一般常識(超簡略版)」
「アース日本 数学知識(超簡略版)」
「アース日本 科学知識(超簡略版)」
「アース日本 軍事知識(超簡略版)」
イースに転生した時に一通りチェックしたがこんなのは無かった。想像するに。
マルチナさんの分身が私の一部となったことによって私の言語能力や知識の一部が時間をかけてマルチナさんに染み出していったのだろう。
もしかするとこれは物凄ーく便利なのでは? キアラさんは第1階層で動物の調教実験に没頭しているのでここには居ない。
「グレタさん。ちょっといい?」
「はい、なんですか?」
ニッコリしながらこちらを向いてくれる。ニッコリっていいよね。私もニッコリし返すとさらにニッコリしてくれた。しばらくお互いにニッコリを発動し合ったが用事があるのだった。
「私が昨日から物質創造で作っている絵が描いてある本とか。読んでみたいですか?
たぶん読めるようにできる知識を転写できるんですけど。
前にも説明したアースの私が住んでいた国の言葉で書いてある娯楽用のお話なんですけどね。
「で、この本はですね。テレビドラマ化されたお話の原作なんですけどね? 概ね20代30代の女性に大ウケー 」
「転写してください! 今すぐにお願いします! アリス様ばっかり楽しそうに読んでて。読もうとしても文字が分かんないから無理だったのです。ああ。これでこの潜伏生活に潤いが。今すぐ転写してください」
「はいはい。直ぐに転写しますよ」
ーー『アース日本 読み書き会話(簡略版)』
『アース日本 一般常識(超簡略版)』
『アース日本 数学知識(超簡略版)』
『アース日本 科学知識(超簡略版)』
『アース日本 軍事知識(超簡略版)』
マルチナさんの分身からグレタさんへ転写!ーー
「転写終わりましたよ。試しにこれを読んでみます?」
グレタさんはテレビドラマ化されたお話の原作マンガの一巻を丁寧に受け取ると表紙をジッと見つめる。ページを捲って1ページ目、2ページ目、3、4、とゆっくりと進む。
「アリス様。読めますね。凄く不思議な感覚です。初めて見る知らなかった言葉の文字なのに分かります。マンガの読み方も身についてますね。
アースの日本に行ったこともないのに「大学生」とか「会社員」という存在。全く違和感なく理解できてます。凄く便利です。
ありがとうございます。ちょっと一通り読んでみたいのでいいですか? すいません」
グレタさんはスッと立ち上がってジャスミンティーを淹れて戻ってくるとカウチに深々と座り込んだ。
♢♢
結局官舎に置いてあった妻の有朱遥香が持っていた少女・女性マンガ蔵書を全て物質創造して作業テーブルの上に山積みにしておいた。
カラス調教にひと段落ついたキアラさんにも日本に関する簡略知識を転写した。
キアラさんには、「これとこれが読みたい」と指定されたので作ってあげた。
転写した「アース日本一般常識(超簡略版)」の中には私の個人的嗜好が反映されているようで所々にブックマーク的なものが付いているらしい。キアラさんはマンガの中でブックマークが一番目立ってたこの2作品を選んだんだって。
? てことは、この二人に私の趣味嗜好モロバレってことじゃーん!
あの遭遇戦から15日目
「アリス様、昨日からジェダイトの連中の居住地の内外の巡回がなくなってますね。
それから、この居住地を経由してアンバー高原で活動しているらしき部隊が帰還を始めているような気がします。アンバー高原から戻る部隊ばかりで出立する部隊がありません」
そういえばなんか少ないな、とは思ってたんだよね。
いよいよ諦めたかな? しかし途方もない規模の作戦行動だったよね。アンバー高原に向かう部隊の列が途切れることが無かったからね。どんだけ大がかりな対応なんだか。女3人に。
もし事件対応が終結したのなら、もうちょっと様子を見てジェダイト側の事件対応終了なら次の行動に移れるね。
「しばらくの間、彼らの活動を注視してみましょう。
ま、楽な気持ちで片手間で時々チェックすれば十分と思いますよ。昨日から検証をしているキアラさんの『動物調教』が役に立つようなら更に楽になりますからね。
マイホームは絶対的不可侵領域、安全安心は確保されています。
大船に乗ったつもりで監視していきましょう」
♢♢
キアラさんがやって来た。
「アリス様、動物調教の効果一応分かりました。
えっとですね。まず念話的なリンクがあって、かなり鮮明に指示を出したり動物側から意思の表示があります。
あの赤犬からは四六時中、喉が渇いた、腹減った、交尾したいとロクな意思の表示がありません。
検証がだいたい終わったから調教はカットしてやりました」
「なるほど。それは大変だったね」
「動物に対する指示は絶対ですね。何かを我慢させたり、やりたくないことをやらせたり100パーセント強制できます。
でも嫌がっている気持ちは垂れ流されるから不快です。欲望や感情も垂れ流しなので気持ち悪いです。
「動物とのリンクは1キロメルトほどはつながっていて視線が通ってなくて動物が視認できなくても大丈夫。あと動物との視界、聴覚など感覚の共有はありません。
「リンク範囲外に出て行っても調教の効果は続いてあらかじめ指示した行動はとり続けるけど指示事項以外は勝手に自立行動するから指示を工夫しないと簡単に行方不明になってしまいそうです」
なるほど。動物調教を役に立てようと思えばかなり慣熟する必要がありそうだね。
あるいは特定の個体を手なずけて私の神技で思考能力を強化するくらいじゃないと役に立たないかもしれないね。
でも、一過性の動物調教の対象に能力を転写で付与するのは気が進まないんだよね。動物って管理しきれない感じがするから。
転写で能力付与するなら今後とも一緒に行動するか何処かで安全に迷惑かけずに余生を送れる場所を確保するとかじゃないと無理かなあ。
「キアラさん、嫌だったら動物調教は削除できるよ。どうしたい?」
「ええーもう少し。なにか有効に活用できないか別の犬とか猫、馬、牛、豚、栗鼠、鳥、トカゲ、カエル、魚、昆虫とか? 試してみるよ。
あとですね、この動物調教。ボブにも使えそうです。好ましくない人物にボブを支配されないようになにかできませんかアリス様?」
「む、それはヤバいですね。えーと調教耐性ありました。これボブに入れておきましょう。
「入れました。ありがとうキアラさん、気付いてくれて」
名前 ボブ
種族 リンクス(女性)
年齢 3 体力F 魔力F
魔法 水弾5光弾5土弾5風弾5火弾5
闇弾5回復5ステータス5
暗視5遠視5隠密5浄化5結界5
探知5魔法防御5念話5飛行5
身体強化 筋力5持久力5衝撃耐性5
睡眠耐性5麻痺耐性5毒耐性5
反応速度5防御5
思考強化5調教耐性5
称号 マルチナのペット
亜神(時空)アリスのペット
しかしキアラさんすごく研究熱心だね。昆虫とか動物カテゴリなんだね。
そういえば地球にいるときにカエル以下の魚、昆虫には心がなくて予め決められた行動を状況に応じて発動する生体機械だって誰かが言ってたような気がする。
確かに奴らの目玉はガラス玉のように存在するだけで見つめても何の感情も湧かないからね。特に昆虫。奴らに高度な知能があったら逆に怖いよ。
『あ、アリス様、カラス調教してみました。あー早く指示しないと遠くに行ってしまう。コラー!こっち来い!』
♢♢
私の中のマルチナさんと話が出来ないか。
あれこれ考えたり試してみたけど。どうも会話することはできないようだ。
ただし私の神の能力で感覚的に分かるのは私の中のマルチナさんと捕縛されているマルチナさんが細いラインで繋がっているということ。
私が1年後に地球に分身を作り出した時の本体と繋がるラインの千分の一から一万分の一ほどの細さ。蜘蛛の糸のような細さでギリギリ繋がっている。何しろ私の中のマルチナさんは分身(劣化)だからなー。下手に手を出してラインが切れたら困るし静観かなー。
それでも捕縛されたマルチナさんが酷い目に遭って無さそうなのは感じ取れる。私達のことを心配している。もうちょっと具体的にハッキリとしたことを感じ取れるといいんだけどね。
とか考えながら私の一部となっているマルチナさんの分身。この身体のことだけど。
記憶や備わっている能力なんかをサーっと流し見していた時。こんなのがあった!
「アース日本 読み書き会話(簡略版)」
「アース日本 一般常識(超簡略版)」
「アース日本 数学知識(超簡略版)」
「アース日本 科学知識(超簡略版)」
「アース日本 軍事知識(超簡略版)」
イースに転生した時に一通りチェックしたがこんなのは無かった。想像するに。
マルチナさんの分身が私の一部となったことによって私の言語能力や知識の一部が時間をかけてマルチナさんに染み出していったのだろう。
もしかするとこれは物凄ーく便利なのでは? キアラさんは第1階層で動物の調教実験に没頭しているのでここには居ない。
「グレタさん。ちょっといい?」
「はい、なんですか?」
ニッコリしながらこちらを向いてくれる。ニッコリっていいよね。私もニッコリし返すとさらにニッコリしてくれた。しばらくお互いにニッコリを発動し合ったが用事があるのだった。
「私が昨日から物質創造で作っている絵が描いてある本とか。読んでみたいですか?
たぶん読めるようにできる知識を転写できるんですけど。
前にも説明したアースの私が住んでいた国の言葉で書いてある娯楽用のお話なんですけどね。
「で、この本はですね。テレビドラマ化されたお話の原作なんですけどね? 概ね20代30代の女性に大ウケー 」
「転写してください! 今すぐにお願いします! アリス様ばっかり楽しそうに読んでて。読もうとしても文字が分かんないから無理だったのです。ああ。これでこの潜伏生活に潤いが。今すぐ転写してください」
「はいはい。直ぐに転写しますよ」
ーー『アース日本 読み書き会話(簡略版)』
『アース日本 一般常識(超簡略版)』
『アース日本 数学知識(超簡略版)』
『アース日本 科学知識(超簡略版)』
『アース日本 軍事知識(超簡略版)』
マルチナさんの分身からグレタさんへ転写!ーー
「転写終わりましたよ。試しにこれを読んでみます?」
グレタさんはテレビドラマ化されたお話の原作マンガの一巻を丁寧に受け取ると表紙をジッと見つめる。ページを捲って1ページ目、2ページ目、3、4、とゆっくりと進む。
「アリス様。読めますね。凄く不思議な感覚です。初めて見る知らなかった言葉の文字なのに分かります。マンガの読み方も身についてますね。
アースの日本に行ったこともないのに「大学生」とか「会社員」という存在。全く違和感なく理解できてます。凄く便利です。
ありがとうございます。ちょっと一通り読んでみたいのでいいですか? すいません」
グレタさんはスッと立ち上がってジャスミンティーを淹れて戻ってくるとカウチに深々と座り込んだ。
♢♢
結局官舎に置いてあった妻の有朱遥香が持っていた少女・女性マンガ蔵書を全て物質創造して作業テーブルの上に山積みにしておいた。
カラス調教にひと段落ついたキアラさんにも日本に関する簡略知識を転写した。
キアラさんには、「これとこれが読みたい」と指定されたので作ってあげた。
転写した「アース日本一般常識(超簡略版)」の中には私の個人的嗜好が反映されているようで所々にブックマーク的なものが付いているらしい。キアラさんはマンガの中でブックマークが一番目立ってたこの2作品を選んだんだって。
? てことは、この二人に私の趣味嗜好モロバレってことじゃーん!
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる