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12章最終決戦
閑話 ダブルガンムの憂鬱
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「おめでとうございます、プレイニー様それにイリル様」
俺たちは試験を無事終わらせキューロンの街に帰ってきた、そしてギルドで報告をしている。
「やった!これで予定通りダンジョンに行けますね」
「その前にガランネ様と会いたいぜ」
俺もこの街を出るまでにラクロナイト兄さんに会っておきたいからな。
「じゃあ取り合えず俺が聞いてくるから、みんなは宿で待っててくれ」
「ちょ、ちょっと待ってください!?アックスハントの皆さん」
受付の女性バーミリスさんが言ってきている、なんだろうか?
「どうしたガウ?」
「いえ、皆さんはどこかに移動してしまうのかと思いまして」
みんなで顔を見合ってしまった、俺たちにとってはこれは決定事項だからな。
「そうですね、出来るだけ早くって事になります」
「そ、そんな・・・あ、あのダブルガンムさんお話があります!」
真剣な顔で言ってきた、それに顔が少し赤いな、これはあれだろうか?ずっと見られていたこともあったからな。
「すみません、俺はそう言った人を作る気は無いので、ほんとすみません」
「そ、そうですか・・・向こうへ行っても頑張ってくださいね!お別れにお食事をご一緒しませんか?」
バーミリスさんが俺の手を取って笑顔だ、綺麗な人だから普通はハイと言うのだろうか?だが俺は困る。
「ふふふ、ダメですよぉ~」
俺の手を握っていたバーミリスさんの手を、プレイニーが無理やり引きはがしてきた、プレイニーがちょっと怖いぞ。
「な、何でですか!?ただ食事をするだけですよ」
「みえみえだぞ姉さん、それにダブルガンムはあたしたちのもんだ、横から入ってくるなよ」
イリル俺は君たちの物ではない、それにしっかり断っただろ。
「二人ともやめろよ、すみません俺たちはこれで」
急いでギルドを出た、かなり睨んでいたからな。
「まったくあの女、ダブルガンムを取ろうとしやがって」
「ほんとです、私たちだって頑張ってるのにあんな簡単に横から入ってこられたら困ります」
2人が何か言っている、いやだからな俺にその気は無いんだぞ。
「はぁ~・・・じゃあ俺は行ってくる」
気を取り直してラクロナイト兄さんの所に向かった。
「どなたですかな?」
「冒険者のダブルガンムといいます、ラクロナイトさんに会いに来たのですが、聞いてませんか?」
事前に連絡はしてあるから平気なはずだ、問題はあの人たちは暇があると訓練をしているってとこだな。
「あなたがそうでしたか、どうぞ」
執事さんが案内してくれた、やはりというか庭に移動したよ。
「ラクロナイト兄さん!」
戦っている時に大声を出すのは俺としては控えたいが、今の二人を見るとまだ掛かりそうだからな。
「おおそなたがダブルガンムでござるか、ガランネ休憩にするでござる」
「そうだな、それでなんの用なんだ?」
ガランネさんが俺を見ながら言ってきた、用と言うほどではないんだが、出来ればイリルの希望を叶えてやりたい。
「ってことです、出来ればで良いのですが手合わせをお願いしたいんです」
「なるほどな、どうするよラクロナイト」
お2人が考え込んでいる、ダメだろうか。
「たまには違う人と戦うのは必要でござるよ、それにダブルガンムが主君のとこに行くのでござるから、見送る為にも行くでござる」
「それもそうだな、最近は戦争もなくてつまらないしな」
どうやら来てくれるようだ、俺としてはみんなをここに呼ぶ予定だったがこのまま一緒に行くみたいだ、そしてあそこで戦うんだな。
「なぁこの施設ってなんなんだ?」
「ほんとですね、こんなとこがこの街にあったなんて、これなら魔法の練習も十分できますよ」
「イリルとプレイニーは来たことなかったな、ここはマーコト商会が運営している訓練施設だ、存分に戦ってくれ」
イリルがガランネさんと木の剣で手合わせをし、プレイニーがラクロナイト兄さんと魔法戦だ。
「ダブルガンムはやらないガウ?」
「まぁガランネさんがやりたそうにしていたからイリルの後かな、でもあの感じからしたら俺は勝てないかもな」
そう言ったらグリューナクが驚いている。
「すごいガウね、ダブルガンムにそこまで言わせる人族ガウか」
「ああ、それに見ろよ二人の戦いを」
すでにイリルとガランネさんが戦っているがまるで相手になっていない、イリルはそれでも楽しそうだがな、そしてプレイニーは手数で勝負していた。
「プレイニーも数を出せるようになったガウな」
「そうだな、そろそろ中級から上級にしてもいいかもしれないな、今度買いに行くかな」
ヴェルンかコルルに行けばいいのが売ってるだろう。
「ダブルガンムその時は注意するガウ、きっとイリルが怒るガウよ」
「う!?そうか・・・何か考えておくよ」
二人の争いは絶えないからな、俺が断っているからだがどうしてもなぁ。
グリューナクとそんな話しをしている内に手合わせが終わり、俺はその後ガランネさんと手合わせをした、かなり強かったよ、さすがラクロナイト兄さんとずっと戦っているだけの事はある、引き分けまでもっていけたのは根性だ、イリルとプレイニーの応援があったからだな。
俺たちは試験を無事終わらせキューロンの街に帰ってきた、そしてギルドで報告をしている。
「やった!これで予定通りダンジョンに行けますね」
「その前にガランネ様と会いたいぜ」
俺もこの街を出るまでにラクロナイト兄さんに会っておきたいからな。
「じゃあ取り合えず俺が聞いてくるから、みんなは宿で待っててくれ」
「ちょ、ちょっと待ってください!?アックスハントの皆さん」
受付の女性バーミリスさんが言ってきている、なんだろうか?
「どうしたガウ?」
「いえ、皆さんはどこかに移動してしまうのかと思いまして」
みんなで顔を見合ってしまった、俺たちにとってはこれは決定事項だからな。
「そうですね、出来るだけ早くって事になります」
「そ、そんな・・・あ、あのダブルガンムさんお話があります!」
真剣な顔で言ってきた、それに顔が少し赤いな、これはあれだろうか?ずっと見られていたこともあったからな。
「すみません、俺はそう言った人を作る気は無いので、ほんとすみません」
「そ、そうですか・・・向こうへ行っても頑張ってくださいね!お別れにお食事をご一緒しませんか?」
バーミリスさんが俺の手を取って笑顔だ、綺麗な人だから普通はハイと言うのだろうか?だが俺は困る。
「ふふふ、ダメですよぉ~」
俺の手を握っていたバーミリスさんの手を、プレイニーが無理やり引きはがしてきた、プレイニーがちょっと怖いぞ。
「な、何でですか!?ただ食事をするだけですよ」
「みえみえだぞ姉さん、それにダブルガンムはあたしたちのもんだ、横から入ってくるなよ」
イリル俺は君たちの物ではない、それにしっかり断っただろ。
「二人ともやめろよ、すみません俺たちはこれで」
急いでギルドを出た、かなり睨んでいたからな。
「まったくあの女、ダブルガンムを取ろうとしやがって」
「ほんとです、私たちだって頑張ってるのにあんな簡単に横から入ってこられたら困ります」
2人が何か言っている、いやだからな俺にその気は無いんだぞ。
「はぁ~・・・じゃあ俺は行ってくる」
気を取り直してラクロナイト兄さんの所に向かった。
「どなたですかな?」
「冒険者のダブルガンムといいます、ラクロナイトさんに会いに来たのですが、聞いてませんか?」
事前に連絡はしてあるから平気なはずだ、問題はあの人たちは暇があると訓練をしているってとこだな。
「あなたがそうでしたか、どうぞ」
執事さんが案内してくれた、やはりというか庭に移動したよ。
「ラクロナイト兄さん!」
戦っている時に大声を出すのは俺としては控えたいが、今の二人を見るとまだ掛かりそうだからな。
「おおそなたがダブルガンムでござるか、ガランネ休憩にするでござる」
「そうだな、それでなんの用なんだ?」
ガランネさんが俺を見ながら言ってきた、用と言うほどではないんだが、出来ればイリルの希望を叶えてやりたい。
「ってことです、出来ればで良いのですが手合わせをお願いしたいんです」
「なるほどな、どうするよラクロナイト」
お2人が考え込んでいる、ダメだろうか。
「たまには違う人と戦うのは必要でござるよ、それにダブルガンムが主君のとこに行くのでござるから、見送る為にも行くでござる」
「それもそうだな、最近は戦争もなくてつまらないしな」
どうやら来てくれるようだ、俺としてはみんなをここに呼ぶ予定だったがこのまま一緒に行くみたいだ、そしてあそこで戦うんだな。
「なぁこの施設ってなんなんだ?」
「ほんとですね、こんなとこがこの街にあったなんて、これなら魔法の練習も十分できますよ」
「イリルとプレイニーは来たことなかったな、ここはマーコト商会が運営している訓練施設だ、存分に戦ってくれ」
イリルがガランネさんと木の剣で手合わせをし、プレイニーがラクロナイト兄さんと魔法戦だ。
「ダブルガンムはやらないガウ?」
「まぁガランネさんがやりたそうにしていたからイリルの後かな、でもあの感じからしたら俺は勝てないかもな」
そう言ったらグリューナクが驚いている。
「すごいガウね、ダブルガンムにそこまで言わせる人族ガウか」
「ああ、それに見ろよ二人の戦いを」
すでにイリルとガランネさんが戦っているがまるで相手になっていない、イリルはそれでも楽しそうだがな、そしてプレイニーは手数で勝負していた。
「プレイニーも数を出せるようになったガウな」
「そうだな、そろそろ中級から上級にしてもいいかもしれないな、今度買いに行くかな」
ヴェルンかコルルに行けばいいのが売ってるだろう。
「ダブルガンムその時は注意するガウ、きっとイリルが怒るガウよ」
「う!?そうか・・・何か考えておくよ」
二人の争いは絶えないからな、俺が断っているからだがどうしてもなぁ。
グリューナクとそんな話しをしている内に手合わせが終わり、俺はその後ガランネさんと手合わせをした、かなり強かったよ、さすがラクロナイト兄さんとずっと戦っているだけの事はある、引き分けまでもっていけたのは根性だ、イリルとプレイニーの応援があったからだな。
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