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10章動き出す者たち
202話 やっと来たあのPT
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「ここがそうなの?アルテス」
どうもアルテスです、僕たちはイリムとフレアがアイアンランクになったので、早速マコッチ様のダンジョンにつながっているコルル街に来ました。
「そうだよ、なかなか栄えてる街でしょ」
「あ、ああすごいな、ヴェルンと同じくらい人がいるんじゃないのか?」
ちゃんと調べれば分かるけど、半分くらいだね。
「言い過ぎにゃよフレア、今は5000人位だニャ、ヴェルンの半分だニャ」
「それでもすごいですわ!領主がいる街のように栄えているなんて考えられません」
イリムが姫様口調に戻ってるよ、少し油断をすると出てしまうって言ってた、なるべく出さないようにしてるけど直すのが大変なんだな。
「じゃあダンジョンは明日からにして、今日は街を回ろうか」
「「え!?」」
イリムとフレアが驚いていたよ、せっかくここに来れたんだからいいでしょ。
「そうにゃね、ここは食事が変わった物が多いにゃ、2人もきっと気に入るにゃ」
ケミューも賛成の様だね、じゃあまずは食事かな、それから防具を新調して。
「それよりもまずは宿じゃないのか?見るからに冒険者が多いだろ、足りてないと私は感じたぞ?」
僕が他の事を考えているとフレアがそう言ってきた、まぁ少し前まではそうだったね。
「それは大丈夫だよ、ちゃんとした施設があるんだ」
僕はフレアにそう言った施設があることを説明したよ、まあ僕たちが泊まるのはそこじゃないけどね。
ここでずっと生活をするんだから当然だよね。
「そんな施設があったのか」
「フレア、ヴェルンでもありましたよ?」
「ほ、ほんとですかイリム」
イリムは知ってたのか、まあレレミルと仲が良くなったからね、きっと聞いたんだね。
「じゃあ行こうか、食事が済んだら装備を新調しようね」
「「「はい」」にゃ」
僕たちはここでしか食べられない食事、お好み焼きを食べました、2人はすごく喜んでいましたよ。
「美味しかったにゃ、ねイリム」
「そうですねぇ、また食べたいです、そうよねフレア」
「はい・・・それでアルテスここでほんとに合ってるのか?」
フレアが聞いてきたよ、まあ気持ちは分かるよ。
「そうだよ、マーコト商会で整えてくれるんだ」
「何でだ!だってここは確か化粧品を扱う商会だったはずだ」
フレアが分からないのも分かるよ、ここで冒険者を集め出したのがついこの前だからね。
「ってことなんだ、だからここのお抱えになってしまえば装備に困らないんだよ」
「なるほどアルテスの考えは分かった、だが」
フレアが否定しようとしたから僕は手を前に出して止めたよ、こうなるのは解ってたからね。
「大丈夫、僕の知り合いがいるから2人の情報が漏れることはないよ、信用して」
「まあアルテスの言う事だからな、だが次からは相談してほしい」
「あれ?言ったよね僕、知り合いに装備を貰うって」
ヴェルンを出る前にちゃんと話したんだよ、仲間なんだから当然だよね。
「あああれか・・・よく考えれば装備をくれるって事だからちゃんと聞くべきだったな」
「ごめんね、まさかそこまでとは思ってなかったよ、これからはもっと細かく言うね」
僕がそう言ったら頷いてくれたよ、でもそれほど警戒するって事はそれだけ危険なのかな?
でもマコッチ様はそれほどでもないって言ってたけど、どうしてだろうか、後でマコッチ様に聞いてみようかな。
「じゃああなた達にはこれを渡します、発動の言葉は『装具』よ、頑張ってね」
「ど、どうも」
「ありがとうございます、会長代理さん」
僕たちはマコッチ様の操作しているパンダのぬいぐるみ、パティー様に装備を貰いました。
なんでも鎧の魔装って言うそうで、教えてもらった言葉を唱えると型を変え、鎧として装備できるんです。
「どうかな二人とも」
「どうかなではないですよアルテス!」
「そうだぞ!まさかあそこで一番偉い者が知り合いだとは思わなかった」
普通の冒険者じゃそんな知り合いがいるなんて考えないかもね。
「道理で信用してくれとか言うわけだ、そうですよねイリム」
「ええまったくです!普通の冒険者では無いとは思っていましたけど、お二人はなんていうか・・・すごいのですね」
「僕たちは普通に冒険者をしてるだけだよ、さぁ僕たちのこれからの拠点に行こうか」
マコッチ様が用意してくれた拠点には色々な設備が付いています、こんな家がここには沢山あるんですよ。
「ちょっと待てアルテス、今拠点と言ったか?」
「え?そう言ったけど・・・それがどうかしたフレア」
イリムも何故か驚いた顔をしてるよ、何か変なのかな?
「ヴェルンの拠点も残っているだろう、それなのに新しい拠点って・・・用意してくれると言う事か?そのマーコト商会が」
「そうだねそうなるね」
「そ、そうですか・・・ほんとに何者ですかアルテスたちは」
フレアとイリムがヒソヒソ話し始めましたよ、そんなに変なの?他のPTに入ってる冒険者モンスターたちは普通に使ってるし、各街にあるんだけど。
「取り合えず部屋を決めて、設備の説明をするよ」
「「せ、設備!?」」
驚いた二人に設備を説明して回ったよ、ほんとどうして驚いてかな?ヴェルンにもあったよね。
どうもアルテスです、僕たちはイリムとフレアがアイアンランクになったので、早速マコッチ様のダンジョンにつながっているコルル街に来ました。
「そうだよ、なかなか栄えてる街でしょ」
「あ、ああすごいな、ヴェルンと同じくらい人がいるんじゃないのか?」
ちゃんと調べれば分かるけど、半分くらいだね。
「言い過ぎにゃよフレア、今は5000人位だニャ、ヴェルンの半分だニャ」
「それでもすごいですわ!領主がいる街のように栄えているなんて考えられません」
イリムが姫様口調に戻ってるよ、少し油断をすると出てしまうって言ってた、なるべく出さないようにしてるけど直すのが大変なんだな。
「じゃあダンジョンは明日からにして、今日は街を回ろうか」
「「え!?」」
イリムとフレアが驚いていたよ、せっかくここに来れたんだからいいでしょ。
「そうにゃね、ここは食事が変わった物が多いにゃ、2人もきっと気に入るにゃ」
ケミューも賛成の様だね、じゃあまずは食事かな、それから防具を新調して。
「それよりもまずは宿じゃないのか?見るからに冒険者が多いだろ、足りてないと私は感じたぞ?」
僕が他の事を考えているとフレアがそう言ってきた、まぁ少し前まではそうだったね。
「それは大丈夫だよ、ちゃんとした施設があるんだ」
僕はフレアにそう言った施設があることを説明したよ、まあ僕たちが泊まるのはそこじゃないけどね。
ここでずっと生活をするんだから当然だよね。
「そんな施設があったのか」
「フレア、ヴェルンでもありましたよ?」
「ほ、ほんとですかイリム」
イリムは知ってたのか、まあレレミルと仲が良くなったからね、きっと聞いたんだね。
「じゃあ行こうか、食事が済んだら装備を新調しようね」
「「「はい」」にゃ」
僕たちはここでしか食べられない食事、お好み焼きを食べました、2人はすごく喜んでいましたよ。
「美味しかったにゃ、ねイリム」
「そうですねぇ、また食べたいです、そうよねフレア」
「はい・・・それでアルテスここでほんとに合ってるのか?」
フレアが聞いてきたよ、まあ気持ちは分かるよ。
「そうだよ、マーコト商会で整えてくれるんだ」
「何でだ!だってここは確か化粧品を扱う商会だったはずだ」
フレアが分からないのも分かるよ、ここで冒険者を集め出したのがついこの前だからね。
「ってことなんだ、だからここのお抱えになってしまえば装備に困らないんだよ」
「なるほどアルテスの考えは分かった、だが」
フレアが否定しようとしたから僕は手を前に出して止めたよ、こうなるのは解ってたからね。
「大丈夫、僕の知り合いがいるから2人の情報が漏れることはないよ、信用して」
「まあアルテスの言う事だからな、だが次からは相談してほしい」
「あれ?言ったよね僕、知り合いに装備を貰うって」
ヴェルンを出る前にちゃんと話したんだよ、仲間なんだから当然だよね。
「あああれか・・・よく考えれば装備をくれるって事だからちゃんと聞くべきだったな」
「ごめんね、まさかそこまでとは思ってなかったよ、これからはもっと細かく言うね」
僕がそう言ったら頷いてくれたよ、でもそれほど警戒するって事はそれだけ危険なのかな?
でもマコッチ様はそれほどでもないって言ってたけど、どうしてだろうか、後でマコッチ様に聞いてみようかな。
「じゃああなた達にはこれを渡します、発動の言葉は『装具』よ、頑張ってね」
「ど、どうも」
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なんでも鎧の魔装って言うそうで、教えてもらった言葉を唱えると型を変え、鎧として装備できるんです。
「どうかな二人とも」
「どうかなではないですよアルテス!」
「そうだぞ!まさかあそこで一番偉い者が知り合いだとは思わなかった」
普通の冒険者じゃそんな知り合いがいるなんて考えないかもね。
「道理で信用してくれとか言うわけだ、そうですよねイリム」
「ええまったくです!普通の冒険者では無いとは思っていましたけど、お二人はなんていうか・・・すごいのですね」
「僕たちは普通に冒険者をしてるだけだよ、さぁ僕たちのこれからの拠点に行こうか」
マコッチ様が用意してくれた拠点には色々な設備が付いています、こんな家がここには沢山あるんですよ。
「ちょっと待てアルテス、今拠点と言ったか?」
「え?そう言ったけど・・・それがどうかしたフレア」
イリムも何故か驚いた顔をしてるよ、何か変なのかな?
「ヴェルンの拠点も残っているだろう、それなのに新しい拠点って・・・用意してくれると言う事か?そのマーコト商会が」
「そうだねそうなるね」
「そ、そうですか・・・ほんとに何者ですかアルテスたちは」
フレアとイリムがヒソヒソ話し始めましたよ、そんなに変なの?他のPTに入ってる冒険者モンスターたちは普通に使ってるし、各街にあるんだけど。
「取り合えず部屋を決めて、設備の説明をするよ」
「「せ、設備!?」」
驚いた二人に設備を説明して回ったよ、ほんとどうして驚いてかな?ヴェルンにもあったよね。
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