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9章離れた場所
181話 勇者タマ
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「うわ!?ベ〇ッガイだ、ベ〇ッガイがいる!」
冒険者ギルドに入ると受付に歩いて行く人?に目が釘付けになりました。
僕は桐ヶ谷拓斗(キリガヤ タクト)っていいます、ここに来る前はちょっと引き籠っていた子供です。
色々あって海外の高校に留学することになり、誰も知らない所で生活をするぞ!って張り切って飛行機に乗ったんですけど、その飛行機が墜落してしまって気づいたらここにいました。
「勇者様どうしたんですか!」
「あのクマ?」
エルフの二人が聞いてきました、まあ分からないよね、それに獣種と思ってるのかも。
僕の仲間には僕と同い年くらいの男性騎士エンドルと、何歳かわからない美形エルフの男女(男:アータス、女:アーチェス)それと小人族って種族の可愛い少女タロロがいます。
職業はエルフの男性が戦士で女性が弓使い、小人族の子が回復も出来る魔法使いですね。
「タマ様、あの者かなり出来るかと思われます」
「そうなのエンドル?じゃあ仲間に入れようよ(ベ〇ッガイだし)、タロロもいいよね?」
僕はタロロにも聞いてみました、まぁ大体の決定権は僕にあります、勇者ですしね。
でもここの事を良く知らない僕だけで決めるとロクな事にならないと僕は思い、みんなに聞く事にしてるんだ。
「わ、私はど、どっちでも・・・た、タマ様がいいなら」
相変わらずどもって話しています、そして何で僕がタマと呼ばれているかと言いますと、ここに来た時、本名を言うのが危険と咄嗟に思い、ゲームでよく使っていたキャラ名を言ったからです。
「じゃあ僕が誘って来るよ」
「タマ様そんな事騎士である俺が」
エンドルがそう言ってきたよ、騎士だからってそう言った事はしないと思うんだけど、でも僕が行きたいんだよ。
だってあの機体にソックリなんだよ!サインを欲しいくらいだよ。
「いいんだよ僕が行きたいの!みんなはテーブルで待ってて、誘って連れて行くからさ」
「わ、分かりました」
エンドルが少し考えて引いてくれました、良かった直ぐに下がってくれて、ここで言い合ってたらあの人が行っちゃうかもしれないからね。
「あのぉ~ちょっといいですか、ベアじゃなかったクマの人」
僕は普通にあの機体の名前を言おうとして、言い直しました。
「私の事?」
振り向いて顔を見たらほんとにまんまでした、これはホントに本物なんじゃないのか?
「あの~」
「っは!?ごめん少し知ってる機体、じゃなかった人に似てたから」
「・・・そうなのね、それで私に何か用かしら?勇者さん」
勇者って直ぐに言われました。
「ど、どうして僕が勇者だって知ってるのかな」
「ここら辺じゃ有名でしょ、他の勇者もそうよね」
受付の女性に向いてそう言っています、まあ確かに、ここらへんじゃ魔王を倒したから有名かもですね。
「でも3人の勇者の名前は知ってても、あなたがどの勇者かは分からないわ」
「そうだったんだね・・・僕はタマ、勇者タマだ」
「あなたが青の勇者なのね」
僕の二つ名も知ってるんだね、僕が魔力を剣に流すと青い炎が出るんだ、だから戦ってる所を見ていた人がそう言い始めたんだよ。
「勇者って事を知ってるなら話は早いね、僕のPTに入ってくれないかな?」
「急な勧誘ね、でもどうして私なのかしら?」
体をひねって疑問符を浮かべてるよ、これは可愛いね。
それに声が小さい子供に聞こえる、まさか少女が中にいないよね?
「君が強いって僕の仲間が言ってたからなんだ、今僕たちはちょっと困っていてね」
そう言ってみんなの方に顔を向けました、クマの人がウンウン頷いています、分かってくれたのかな。
「話だけでも聞いてくれないかな?」
「まあ話だけなら」
そう言ってみんなのテーブルに誘い、僕たちの事情を説明しました。
「なるほど、西の魔王を倒すために強い仲間を探していたと」
「そうなんだ、僕たちはこれからレベルも上げる予定なんだけど、冒険者のランクも上げなくちゃいけなくてさ」
僕たちは冒険者として活動してそれほど経ってないんだ、あの魔王を倒すのが先だったからね、でもこれからは時間を掛けて行かないといけないし、この国を離れないと戦えないんだ。
そうすると資金が足りなくなるから冒険者のランクを上げておかないと困るんだよ。
「それでランクの低い私を誘ったのね」
「そうなんだ、それに君は僕の知ってるある物に似てたから気になってね」
言ってしまったよ、だってこの容姿は確実に向こうの人が絡んでるよ、普通の獣種でもない、どう見ても鎧だ。
部分的にはフワフワだけど、腕とかが金属っぽい。
もっと大きければ機体って呼んでもいいかもね。
「あら!?この機体を知ってるのね、じゃあこっちで対応しようかしら」
「それってどういう!?」
僕がそう言っているとお腹の所が開いたよ。
「どうもフェアリーのチーナよ」
「チーナって!?まんまじゃないか!」
僕はつい大声を出してしまったよ、周りの目が集まったので、座ってしばらく黙るはめになっちゃった。
「ふふ、やっぱり向こうの人は分かるのね」
「君は何者なんだ」
「私は転生者よ騎士の人、フェアリーに転生したの、この機体は私が作ったんだよ、こうすれば向こうの人は分かるかなってね」
チーナが話てくれたんだ、向こうで生涯を終え気づいたらフェアリーの子供だったらしい。
そして前世の記憶を頼りに、モンスターの素材とかを使ってこの機体を作ったそうだよ。
「すごいんだな君は」
「そうでもないよエルフさん、自分が小さいから戦えるようにって頑張って作っただけ」
アータスが素直に称賛している、エルフは長生きで何でも知ってるから、こんな珍しい物を作る人を認めたんだろうけど、褒めるなんて驚きだね。
でも良いのかな?転生者ですってこんなに簡単に教えて、世間知らずなのかな?少し心配になってきた。
「タマ様どうするのですか?」
「いや、僕に言われても、チーナ返事を聞いても良いかな」
「ああそうだったわね、良いわよどうせここで冒険者をするのは決まってたし、誰かと組むのも問題ないわ」
そう言ってくれた、危機感が無いのかもしれない、僕たちが勇者って事で安心しているのかもだけど、こんなに簡単に了承しちゃだめだろ。
これは僕が教えてあげないとダメかもしれないな、うんうん。
「じゃあこれからよろしくチーナ」
「ええタマ様」
僕の手にチーナの小さな手が触れ握手をした、ほんとに小さいな、あの機体を使わないと戦えなさそうだよ。
【所持DP】
11兆7737億7720万315P
【D P収入】
冒険者
4500万P
吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P
30日分
94億5000万P
ベルズの村
4500万P
吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P
30日
94億5000万P
兵士
11億P
村
3億P
街
8億P
仮街1
8億P
仮街2
2億P
仮街3
2億P
吸収率7倍効果
34億P⇒238億P
30日分
7140億P
【DP使用】
レアガチャ
5億P
その他
4億P
【残りDP】
12兆5057億7720万315P
冒険者ギルドに入ると受付に歩いて行く人?に目が釘付けになりました。
僕は桐ヶ谷拓斗(キリガヤ タクト)っていいます、ここに来る前はちょっと引き籠っていた子供です。
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「あのクマ?」
エルフの二人が聞いてきました、まあ分からないよね、それに獣種と思ってるのかも。
僕の仲間には僕と同い年くらいの男性騎士エンドルと、何歳かわからない美形エルフの男女(男:アータス、女:アーチェス)それと小人族って種族の可愛い少女タロロがいます。
職業はエルフの男性が戦士で女性が弓使い、小人族の子が回復も出来る魔法使いですね。
「タマ様、あの者かなり出来るかと思われます」
「そうなのエンドル?じゃあ仲間に入れようよ(ベ〇ッガイだし)、タロロもいいよね?」
僕はタロロにも聞いてみました、まぁ大体の決定権は僕にあります、勇者ですしね。
でもここの事を良く知らない僕だけで決めるとロクな事にならないと僕は思い、みんなに聞く事にしてるんだ。
「わ、私はど、どっちでも・・・た、タマ様がいいなら」
相変わらずどもって話しています、そして何で僕がタマと呼ばれているかと言いますと、ここに来た時、本名を言うのが危険と咄嗟に思い、ゲームでよく使っていたキャラ名を言ったからです。
「じゃあ僕が誘って来るよ」
「タマ様そんな事騎士である俺が」
エンドルがそう言ってきたよ、騎士だからってそう言った事はしないと思うんだけど、でも僕が行きたいんだよ。
だってあの機体にソックリなんだよ!サインを欲しいくらいだよ。
「いいんだよ僕が行きたいの!みんなはテーブルで待ってて、誘って連れて行くからさ」
「わ、分かりました」
エンドルが少し考えて引いてくれました、良かった直ぐに下がってくれて、ここで言い合ってたらあの人が行っちゃうかもしれないからね。
「あのぉ~ちょっといいですか、ベアじゃなかったクマの人」
僕は普通にあの機体の名前を言おうとして、言い直しました。
「私の事?」
振り向いて顔を見たらほんとにまんまでした、これはホントに本物なんじゃないのか?
「あの~」
「っは!?ごめん少し知ってる機体、じゃなかった人に似てたから」
「・・・そうなのね、それで私に何か用かしら?勇者さん」
勇者って直ぐに言われました。
「ど、どうして僕が勇者だって知ってるのかな」
「ここら辺じゃ有名でしょ、他の勇者もそうよね」
受付の女性に向いてそう言っています、まあ確かに、ここらへんじゃ魔王を倒したから有名かもですね。
「でも3人の勇者の名前は知ってても、あなたがどの勇者かは分からないわ」
「そうだったんだね・・・僕はタマ、勇者タマだ」
「あなたが青の勇者なのね」
僕の二つ名も知ってるんだね、僕が魔力を剣に流すと青い炎が出るんだ、だから戦ってる所を見ていた人がそう言い始めたんだよ。
「勇者って事を知ってるなら話は早いね、僕のPTに入ってくれないかな?」
「急な勧誘ね、でもどうして私なのかしら?」
体をひねって疑問符を浮かべてるよ、これは可愛いね。
それに声が小さい子供に聞こえる、まさか少女が中にいないよね?
「君が強いって僕の仲間が言ってたからなんだ、今僕たちはちょっと困っていてね」
そう言ってみんなの方に顔を向けました、クマの人がウンウン頷いています、分かってくれたのかな。
「話だけでも聞いてくれないかな?」
「まあ話だけなら」
そう言ってみんなのテーブルに誘い、僕たちの事情を説明しました。
「なるほど、西の魔王を倒すために強い仲間を探していたと」
「そうなんだ、僕たちはこれからレベルも上げる予定なんだけど、冒険者のランクも上げなくちゃいけなくてさ」
僕たちは冒険者として活動してそれほど経ってないんだ、あの魔王を倒すのが先だったからね、でもこれからは時間を掛けて行かないといけないし、この国を離れないと戦えないんだ。
そうすると資金が足りなくなるから冒険者のランクを上げておかないと困るんだよ。
「それでランクの低い私を誘ったのね」
「そうなんだ、それに君は僕の知ってるある物に似てたから気になってね」
言ってしまったよ、だってこの容姿は確実に向こうの人が絡んでるよ、普通の獣種でもない、どう見ても鎧だ。
部分的にはフワフワだけど、腕とかが金属っぽい。
もっと大きければ機体って呼んでもいいかもね。
「あら!?この機体を知ってるのね、じゃあこっちで対応しようかしら」
「それってどういう!?」
僕がそう言っているとお腹の所が開いたよ。
「どうもフェアリーのチーナよ」
「チーナって!?まんまじゃないか!」
僕はつい大声を出してしまったよ、周りの目が集まったので、座ってしばらく黙るはめになっちゃった。
「ふふ、やっぱり向こうの人は分かるのね」
「君は何者なんだ」
「私は転生者よ騎士の人、フェアリーに転生したの、この機体は私が作ったんだよ、こうすれば向こうの人は分かるかなってね」
チーナが話てくれたんだ、向こうで生涯を終え気づいたらフェアリーの子供だったらしい。
そして前世の記憶を頼りに、モンスターの素材とかを使ってこの機体を作ったそうだよ。
「すごいんだな君は」
「そうでもないよエルフさん、自分が小さいから戦えるようにって頑張って作っただけ」
アータスが素直に称賛している、エルフは長生きで何でも知ってるから、こんな珍しい物を作る人を認めたんだろうけど、褒めるなんて驚きだね。
でも良いのかな?転生者ですってこんなに簡単に教えて、世間知らずなのかな?少し心配になってきた。
「タマ様どうするのですか?」
「いや、僕に言われても、チーナ返事を聞いても良いかな」
「ああそうだったわね、良いわよどうせここで冒険者をするのは決まってたし、誰かと組むのも問題ないわ」
そう言ってくれた、危機感が無いのかもしれない、僕たちが勇者って事で安心しているのかもだけど、こんなに簡単に了承しちゃだめだろ。
これは僕が教えてあげないとダメかもしれないな、うんうん。
「じゃあこれからよろしくチーナ」
「ええタマ様」
僕の手にチーナの小さな手が触れ握手をした、ほんとに小さいな、あの機体を使わないと戦えなさそうだよ。
【所持DP】
11兆7737億7720万315P
【D P収入】
冒険者
4500万P
吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P
30日分
94億5000万P
ベルズの村
4500万P
吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P
30日
94億5000万P
兵士
11億P
村
3億P
街
8億P
仮街1
8億P
仮街2
2億P
仮街3
2億P
吸収率7倍効果
34億P⇒238億P
30日分
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5億P
その他
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