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8章聖戦?

148話 救出作戦

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『じゃあみんなよろしくね』


『『『『『はっお任せくださいマイマスター』』』』』


城を調べたら牢獄に人が沢山いたんです、その中に王冠を付けた人もいたから、偽者と変わっていて他の国に乗っ取られたのよ。

会議の時に見た顔がかなりいたから、そこら辺全部がその国の偽者だったみたい、王命で兵士の家族を捕らえているから誰も文句を言えないってとこかしら。

そして首謀国を調べたらノバン国でした、トリオス王女を私が助けると決め、調べ始めた時にはすでにノバンとノアルラがトウチーノアに寝返っていたから、普通にそっち側に行ったのかと思ってそこまで調べなかったのよ。

どうやらノバンがノアルラを乗っ取りトウチーノアに売ったんだわ、使い捨てにする為にね、クリスから報告があって兵士の半数に奴隷の首輪をしている者がいたそうよ、恐らく家族や親族がいない者は奴隷の首輪を着けられたんだわ。


「許せないわ、まさかこんなことをしてくるなんてね」


「ほんとです、同じ種族なのにひどいです」


「キュキュ」


マリンたちも怒ってるわ、そして王都戦が始まる前に他の街や村の者たちを使おうと動き始めていたの、兵士たちが動いているのは見てたんだけど、避難させようとしているんだと思っていたのよ。


だから私はダークフェアリー部隊を分散させて救出に向かわせたの、捕まってる人達はピエロを使って助けるわ。


『地下にそういった施設があるとマコッチのやりたい放題だね』


「うふふ、そうよね、入り口を作れば簡単に助けられるものね」


街の人は王命って言えばその兵士たちに疑いなく従っていたわ、でも村はそう言った話もなく直ぐ襲撃するみたいなのよ、既に1ヶ所襲われたの、これは早急に済ませないと犠牲者が沢山出るわ、3日で処理してやるんだから。



《それから3日後》


『さすがというかマコッチさ、ダークフェアリーたちにやり過ぎないようにって言ってたの覚えてる?』


予定通り、私は3日で囚われていた人の救出と村の襲撃を阻止し、兵士の人は伝書ハトを使って安心させ、奴隷の人はラットたちを経由して呪縛を解除したの。


王様を救った事でこの国は何とかなるけど、精神的に不安定な人は仮設街にいるわ、落ち着いたら戻ってもらうつもりよ。


「しょうがないでしょ、時間を掛けたくなかったのよ」


『まあこれであの国は平気だね、姫様の部隊も進軍してるし、早馬であの国に警告をしに行ったんでしょ?』


各ギルドを使って警告書も送ったみたいだし、進軍速度が早いからノバン国に直接行くのかもね。

他の国では既にその話が流れていて、私(女神)の騎士たちが粛正していると思ってくれたみたいでかなり引き腰よ、終戦は近いかもね。


「そうね、早いと言ってもあと1か月後かな、他の国はもう戦わないわよ」


『まあそうだよね、良かった良かった、じゃあダンジョンを見ようよ』


スイちゃんがそう言ってきたわ、軽いわねぇスイちゃん、まぁスイちゃんも私もこっちが本業だものね。


「砂漠にしたのは失敗だったわ」


画面を見ると明らかにリサたちの動きが悪いの、恐らく日射病か熱中症なのね。


『動きがおかしいもんね、でもマコッチの事だから対策は考えてあるんでしょ』


「まあそうなんだけど、リサたちは通信をすればいいんだけど、他のPTは一度戻ってもらわないといけないのよ」


対策を話し合う会議をコルル街でしたいのよ、私の商会を使ってね。


「主様大変です!」


「キュキュリー!」


私がリサたちに通信していると、マリンとキュリーが騒ぎ出しました、きっとリサたちと同じね。


『あらら、みんな倒れてるね』


「ほんとだわ、ちょっと早すぎるわね」


いま見えてるのは61階を探索しているドラゴンの牙、それと62階のガラングランね。


リサたちは64階を探索してたからすでに、コルル街のとある部屋に転移させたの、でも他のPTは早かったわ。

まあ鉄の装備をしてるから問題なのでしょうけど、状態異常耐性を持ってるのにこれはちょっと問題ね。


「早く助けましょう主様」


「キュリー」


「そうね、ゼロとキバルに通信するわ」


2人の声で考えるのを止め、冒険者になっているゼロとキバルに通信して、転移を開始しました。


『マコッチ助けるのはいいんだけどさ、これで直接会ったら後が大変じゃない?』


「大丈夫よスイちゃん、こんな時の為に私の子たちをPTに付けてるのよ」


ダンジョン攻略の為だけに冒険者モンスターをPTに参加させているわけじゃないのよ。


まあガラングランはチーチャムちゃんとお近づきになりたかったのが大半だけどね、うふふ。


『どういうこと?』


「こういった緊急時に私が助けることになるでしょ、でもその場合転移になるの、だからあの子たちにそう言った魔道具を持ってたと言ってもらう為よ」


転移前の画面でキバルがチーチャムちゃんに説明してたわ、チーチャムちゃんは鞄の中にいたから症状が軽かったのよ。


『なるほどねぇ、てっきりあのフェアリーに会いたいからだと思ってたけど、そうだったんだねぇ、へぇ~』


言い方に少し棘があるわスイちゃん、きっと顔があったらジト目をしてるんでしょうね。


「まぁね、じゃあ会いに行ってくるわマリン行きましょ」


「はい主様」


「キュキュ~」


マリンが私の近くに来る時にキュリーも鳴きながら来ました、珍しいわねいつもは手を振ってお見送りしてくれるのに、もしかして大人数と会うから心配なのかな?


「キュリーも来たいの?」


「キュ~」


ダメだと分かってるから弱々しく鳴いてるわ、もう!可愛いんだから。


「じゃあキュリーも行きましょうか」


「『え!?』」


「キュ!?」


みんな驚いてるわ、キュリーは見る人が見ればドラゴンと分かるかもしれないもんね。


『ま、マコッチそんなことして平気なの!』


「ええ大丈夫よ、きっと冒険者たちは私の事をテイマーか召喚士だと思うはずよ」


そこが狙いね、ケティーの様なぬいぐるみを使えば簡単だけど、あのPTたちは私本人で対応したいのよ、だから私が貴族で冒険者を支援していると思わせたいの。

でも私の支援って、貴族ってことにしても普通じゃないのよ、だから冒険者を相当贔屓している貴族って思わせる為に、元冒険者って事にする必要があるわ、キュリーがいればテイマーって事になるでしょ。

まぁ年齢をごまかしていると思われるだろうけどね、そこは精霊種と思ってくれることを願うわ、聞かれたらハーフとか呪いで年齢が分からないとかって言うわ、基本は人族なのよってね。


『確かにそうかも、でも部屋にいるのって』


「そうそうドラゴンの牙ね、ドラゴニュートたちはきっとキュリーのことが分かるわ、だからなおさら私の力を悟ってくれるわよ」


出来ればアックスハントも来てほしいんだけど、あの人たち今は恋に夢中だからなぁ、ダンジョンもせっかくボス戦に参加したのに、安全を考えて50階から入って少し探索して帰っちゃうのよ。


熱が冷めれば戻って来ることを願うわ、その代わりガラングランが勢いを増したのよね、ボス戦をあの人達だけで行ったくらいだもの、渡した装備がすごかったって事よね。


「そんなわけだから、行って来るわ」


『わかったよ、いってらっしゃーい』


スイちゃんにそう言って私たちは部屋に転移しました。



【所持DP】
7兆8179億5320万315P


【D P収入】

冒険者
800万P

吸収率7倍効果
800万P⇒5600万P

3日分
1億6800万P


ベルズの村
4500万P

吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P

3日
9億4500万P


兵士
12億P

3億P

7億P

仮街1
8億P

仮街2
2億P

仮街3
1億P

吸収率7倍効果
31億P⇒217億P

3日分
651億P


【DP使用】

レアガチャ
1億P

その他
4億P




【残りDP】
7兆8836億6620万315P
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