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7章学校
135話 訓練
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「みんな頑張って、これを使いこなせれば戦いは私たちの勝利が約束されるのよ」
「「「「「はい姫様」」」」」
私の名前はファーレル、このフェアリーの国の女王の娘です。
今私たちはマコッチ様から頂いた新たな武器、マジックバトラーなる物に乗って走っています。
大きさはドワーフ族くらいで私たちの魔力を使うんです、そしてお腹の辺りにソウジュウセキという、乗り込める場所があり椅子が備え付けています。
椅子に座り、丁度手が届くところに二つの玉があって、そこに手を乗せ魔力を流すと入ってきた入り口が閉まり、外が見えるようになります。
しかし中から見るのではなく、このキタイの顔から見ている感じなんです、マコッチが言うにはマジックバトラーと一体化とか、自分の体が大きくなった感じだと言われました。
まるでマコッチも乗った事があるみたいな言い方でした、そして言っていた通り自由に動かせるんです。
「各自降りて休憩なさい」
「「「「「はい」」」」」
この兵器は、私たちのような小さい者でも扱える物で、とても素晴らしい威力を発揮するそうです。
まだこれに乗って戦ったことはありませんが、ライフルと言う武器の試射をしたので分かります、これはすごい兵器なのです。
「姫様、我々はただ走っているだけでよろしいのですか?武器の試射もした方がよろしいと思うのですが」
私の護衛騎士である、ファーファが言ってきました、無理もありません、これが使えるかどうかで私たちの今後が左右しますからね。
「いえ、このまま機体に慣れる事を最優先します、マコッチからもそう言われています」
「そうでしたか・・・姫様あの者は信じてもよろしいのでしょうか?」
「そうですよ姫様!ただ走っているだけなのですよ、これではあの蜘蛛どもに勝てませんよ」
ファーファの疑問も解るわ、それにもう一人の護衛騎士であるフェーフェが言ってきましたけど、とんでもないですよ。
「はぁ~あなた達感じなかったのですね」
「「え!?」」
私はあのマコッチを見た時、神を前にしたのだと感じるほどのオーラを見ました。
王族である者だけが見えるわけではないんです、きっとマコッチは騒がれないように見えにくくしているのでしょう、そのことを二人に言いました、凄く驚いていますね。
「まさかそんな!」
「間違いありません、あのお方は神・・・いえ女神様なのです、そのお方が授けてくれた物なのですよ」
「で、ですがただ走っているだけというのは、どういう意図があるのですか」
「そ、それは、私にも分かりませんよファーファ・・・分かりませんけど、今はこうするしかないのです、さぁ休憩はお終いです!行きますよ」
私たちはまた機体に乗って走り始めました、最初は30分位で魔力が無くなり息が切れていましたが、段々慣れてきて長く走っていられるようになってきました。
そしてそれから2週間後、マコッチに言われた日にあの店に入り、地下のあの部屋に招かれました。
「ど、どうなってるんだここは!」
「姫様!前に来た時ここって、ただテーブルがあっただけの部屋でしたよね」
フェーフェが驚き、ファーファが聞いてきました、確かにここは前に来た部屋です。
前に武器の試射をした時も、確か広さは変わっていなかったはずなんです、近くだったから的にも当てられました、でも今この部屋は相当広いです、部屋の壁が見えないほどですよ。
それに私たちがあの時試射した武器がすごい数並んでいます。
「来たわね、じゃあみんな適当に機体を指輪から出して搭乗してくれる?」
私たちは言われた通り指輪から機体を出しました、この指輪はあの機体を自由に出し入れできるのです、マジックバッグの応用なのでしょう、まあそんな事出来る人はマコッチくらいでしょうけどね。
そしてこの広さなら私たち全員が機体を全部出しても平気でしょうけど。
「あのマコッチ、ここはホントに前の部屋なのですか?」
「そうよファーレル、私が広くしたのここで試射をしてもらう為にね、さぁどんどん撃ってちょうだい、的は向こうに見える小さいのよ」
私たちはマコッチが指差した方を見ましたが、遠くて見えませんでした、どれだけ遠いのですか!
「と、遠すぎるわ!?どうやったらあんな遠くの的に当たるのよ!」
「そりゃー機体に乗ってないと無理よ、えっとファーファちゃんだっけ?乗って見てみなさい、そうすればわかるから」
ファーファが怒りながらも機体に乗り込んで行きました、私もその後自分の機体を出して乗り込み、的の方を見たら驚きましたよ。
「ほんとにありますね、ファーファ見えましたか?」
「は、はい姫様、どうなっているのですかこれは」
「むふふ、それはね望遠機能よ、それを使ってライフルを撃つの、さぁやってみて」
私たちはマコッチに言われるがまま、ライフルのヒキガネを引いてみました、魔法の矢が飛んで行きましたね。
「外しました、姫様はどうでしたか?」
「少しかすめましたよフェーフェ」
遠くの的が微かに欠けています、遠くの的がこれだけ鮮明に見えるなんて、このマジックバトラーという物、私が思っていたよりも遥かにすごいです。
「うんうん、みんなちゃんと訓練してたのね、これなら平気そうかな」
「「え!?」」
フェーフェとファーファがマコッチの言葉に驚いています。
「何故分かるのですかマコッチ」
「走っていて気付かなった?ファーレル」
走っていて気になったことと言えば、走っていられる時間でしょうか?
「長く走っていられるようになりましたね」
「そうよ、魔力の使い方と操縦がうまくなったのよ、みんなはステータスを見ないの?」
「そ、それは」
「見ませんね」
ファーファとフェーフェが顔を見合って言っています、私も見ていません、マコッチが言うには魔力操作と機体操作というスキルを覚えているそうです。
「それのおかげで、魔力を節約して動かせるようになってるの」
「そ、そうだったのか」
「分かりませんでしたね」
2人がまた機体の顔を向け合っているわ、きっと中で難しい顔をしているんでしょうね、これで二人も分かったでしょう、だってね。
「後はどんどん撃ってもらって、射撃性能を上げてもらえば戦いの準備は完了よ、頑張ってね」
「「はいマコッチ様」」
2人の機体が胸の前で両手を交差させ礼をしているの、あれは私たちの敬意の証なんですよ、きっと二人はマコッチを認めたのね。
「ファーレル、私がいない時でもここを使っていいからね、時間の許す限り訓練して頂戴」
「わかりましたマコッチ、あなたに最大の感謝を」
私も二人と同じく礼をしました、マコッチは戸惑っていましたけどね。
それから2週間後、ついにやつらが私たちの領域に攻めてきました。
「「「「「はい姫様」」」」」
私の名前はファーレル、このフェアリーの国の女王の娘です。
今私たちはマコッチ様から頂いた新たな武器、マジックバトラーなる物に乗って走っています。
大きさはドワーフ族くらいで私たちの魔力を使うんです、そしてお腹の辺りにソウジュウセキという、乗り込める場所があり椅子が備え付けています。
椅子に座り、丁度手が届くところに二つの玉があって、そこに手を乗せ魔力を流すと入ってきた入り口が閉まり、外が見えるようになります。
しかし中から見るのではなく、このキタイの顔から見ている感じなんです、マコッチが言うにはマジックバトラーと一体化とか、自分の体が大きくなった感じだと言われました。
まるでマコッチも乗った事があるみたいな言い方でした、そして言っていた通り自由に動かせるんです。
「各自降りて休憩なさい」
「「「「「はい」」」」」
この兵器は、私たちのような小さい者でも扱える物で、とても素晴らしい威力を発揮するそうです。
まだこれに乗って戦ったことはありませんが、ライフルと言う武器の試射をしたので分かります、これはすごい兵器なのです。
「姫様、我々はただ走っているだけでよろしいのですか?武器の試射もした方がよろしいと思うのですが」
私の護衛騎士である、ファーファが言ってきました、無理もありません、これが使えるかどうかで私たちの今後が左右しますからね。
「いえ、このまま機体に慣れる事を最優先します、マコッチからもそう言われています」
「そうでしたか・・・姫様あの者は信じてもよろしいのでしょうか?」
「そうですよ姫様!ただ走っているだけなのですよ、これではあの蜘蛛どもに勝てませんよ」
ファーファの疑問も解るわ、それにもう一人の護衛騎士であるフェーフェが言ってきましたけど、とんでもないですよ。
「はぁ~あなた達感じなかったのですね」
「「え!?」」
私はあのマコッチを見た時、神を前にしたのだと感じるほどのオーラを見ました。
王族である者だけが見えるわけではないんです、きっとマコッチは騒がれないように見えにくくしているのでしょう、そのことを二人に言いました、凄く驚いていますね。
「まさかそんな!」
「間違いありません、あのお方は神・・・いえ女神様なのです、そのお方が授けてくれた物なのですよ」
「で、ですがただ走っているだけというのは、どういう意図があるのですか」
「そ、それは、私にも分かりませんよファーファ・・・分かりませんけど、今はこうするしかないのです、さぁ休憩はお終いです!行きますよ」
私たちはまた機体に乗って走り始めました、最初は30分位で魔力が無くなり息が切れていましたが、段々慣れてきて長く走っていられるようになってきました。
そしてそれから2週間後、マコッチに言われた日にあの店に入り、地下のあの部屋に招かれました。
「ど、どうなってるんだここは!」
「姫様!前に来た時ここって、ただテーブルがあっただけの部屋でしたよね」
フェーフェが驚き、ファーファが聞いてきました、確かにここは前に来た部屋です。
前に武器の試射をした時も、確か広さは変わっていなかったはずなんです、近くだったから的にも当てられました、でも今この部屋は相当広いです、部屋の壁が見えないほどですよ。
それに私たちがあの時試射した武器がすごい数並んでいます。
「来たわね、じゃあみんな適当に機体を指輪から出して搭乗してくれる?」
私たちは言われた通り指輪から機体を出しました、この指輪はあの機体を自由に出し入れできるのです、マジックバッグの応用なのでしょう、まあそんな事出来る人はマコッチくらいでしょうけどね。
そしてこの広さなら私たち全員が機体を全部出しても平気でしょうけど。
「あのマコッチ、ここはホントに前の部屋なのですか?」
「そうよファーレル、私が広くしたのここで試射をしてもらう為にね、さぁどんどん撃ってちょうだい、的は向こうに見える小さいのよ」
私たちはマコッチが指差した方を見ましたが、遠くて見えませんでした、どれだけ遠いのですか!
「と、遠すぎるわ!?どうやったらあんな遠くの的に当たるのよ!」
「そりゃー機体に乗ってないと無理よ、えっとファーファちゃんだっけ?乗って見てみなさい、そうすればわかるから」
ファーファが怒りながらも機体に乗り込んで行きました、私もその後自分の機体を出して乗り込み、的の方を見たら驚きましたよ。
「ほんとにありますね、ファーファ見えましたか?」
「は、はい姫様、どうなっているのですかこれは」
「むふふ、それはね望遠機能よ、それを使ってライフルを撃つの、さぁやってみて」
私たちはマコッチに言われるがまま、ライフルのヒキガネを引いてみました、魔法の矢が飛んで行きましたね。
「外しました、姫様はどうでしたか?」
「少しかすめましたよフェーフェ」
遠くの的が微かに欠けています、遠くの的がこれだけ鮮明に見えるなんて、このマジックバトラーという物、私が思っていたよりも遥かにすごいです。
「うんうん、みんなちゃんと訓練してたのね、これなら平気そうかな」
「「え!?」」
フェーフェとファーファがマコッチの言葉に驚いています。
「何故分かるのですかマコッチ」
「走っていて気付かなった?ファーレル」
走っていて気になったことと言えば、走っていられる時間でしょうか?
「長く走っていられるようになりましたね」
「そうよ、魔力の使い方と操縦がうまくなったのよ、みんなはステータスを見ないの?」
「そ、それは」
「見ませんね」
ファーファとフェーフェが顔を見合って言っています、私も見ていません、マコッチが言うには魔力操作と機体操作というスキルを覚えているそうです。
「それのおかげで、魔力を節約して動かせるようになってるの」
「そ、そうだったのか」
「分かりませんでしたね」
2人がまた機体の顔を向け合っているわ、きっと中で難しい顔をしているんでしょうね、これで二人も分かったでしょう、だってね。
「後はどんどん撃ってもらって、射撃性能を上げてもらえば戦いの準備は完了よ、頑張ってね」
「「はいマコッチ様」」
2人の機体が胸の前で両手を交差させ礼をしているの、あれは私たちの敬意の証なんですよ、きっと二人はマコッチを認めたのね。
「ファーレル、私がいない時でもここを使っていいからね、時間の許す限り訓練して頂戴」
「わかりましたマコッチ、あなたに最大の感謝を」
私も二人と同じく礼をしました、マコッチは戸惑っていましたけどね。
それから2週間後、ついにやつらが私たちの領域に攻めてきました。
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