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6章不穏
96話 リサたちが心配です
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マリンの画面を見て私は驚きました。
「すごいねリサたち、40階のボスをリサたちだけで倒したんだね」
リサたちは最近、41階からダンジョンに入っていて探索をしていたの、でも今回は31階から入って来てて今40階のボスと戦ってたわ、きっと自分たちの実力を確認したいのね。
「そうなんですけど、ちょっと無理をしているのです」
「そうなのね・・・何かあったのかな?聞いてみよっと」
ボスに来るまでの数日を画面で見てたけど、急いで進んでるって感じでちょっと疲れ気味なのよ、無理をしてるかなって感じだったわ、それにリサたちだけでわざわざ40階のボスを倒さなくたっていいはずなのよ。
『リサ聞こえる?リサー』
『ああマコッチどうしたの?』
良かった普通の声ね、でもそれだとどうしてあんな戦い方をしてるのかな?
リサたちは今、攻撃重視で早くモンスターを倒す様にしているわ、それもリサは気になってないみたい、突出して強いリサにみんなが追い付こうと必死なんだわきっと。
これは悪い傾向よね、下手したら解散とかもありえるわ、そんなの絶対いやよ!
『ちょっと気になって通信をしたんだけど、ちょっとこっちに来ない?』
『分かったわ、みんなに言っておくわね』
リサがみんなに話して、手を振ったので転移を始めました。
「マコッチ来たわよーって随分広くなったわねここ」
「まあ色々ありましてね、あっちのテーブルに行こうか」
みんなをいつものテーブルに案内して、マリンがお茶を配ってくれました。
「じゃあ話すけど、リサたち最近見てると何だか焦ってると言うか、余裕がない感じなんだけど、どうしたの?」
私がそう言うと下を向いてしまいました、やっぱり何かあるのかしら?
「言えないことかな?私で良かったら相談に乗るけど」
「言えないことでもないの、ノンさんにね私たちをランクアップさせたいから査定を受けてくれって言われたの、だからそれまでに少しでも強くなろうと少し焦ってたのかも」
ああなるほど、昇格試験があるからそれを気にして頑張ってたのね。
そしてリサが頑張るとみんなはついていけないんだわ、試験があるからみんなもなにも言わないし顔には出さない、悪循環ね。
「リサたちは十分強いから平気だと思うけど、まあ気になるよね」
「そうなんだよマコッチ、今の実力でも平気なのは副ギルドマスターが言ってくれたし、俺たちも自覚はあるんだ、強くなってるってな、でもなぁ」
アンナがリンやティアたちを見ています、分かっているんだよねみんなも、だから私から言ってほしいのね、いいわ私に任せなさい。
「リサの強さを見てると自信がないのね」
「え!?」
リサは驚いていますがアンナたちは頷いています。
「だってリッちゃん、凄く凄く強いんだもん、さっきだってあんな硬かったクリスタルのモンスターを一撃で倒してたんだよ」
私につられてリンちゃんが言っているわ、そうそう不満は言わないとダメよみんな。
今言っている浮遊クリスタル(土)をリサが武技を使わず真っ二つにしたのよ、あのモンスターはとても硬いの、ボスにするくらいだもの強くはするわ、たしかミスリルの装備は必須とか書いてあったかな?
そんなモンスターを一撃だもんね何処の勇者よって感じね。
今のリサはガランネよりちょっと弱いってくらいね、まぁ戦闘センスが違うからガランネにはまだまだ勝てないけど。
ガランネはラクロナイトとずっと戦ってるからすごく強いのよ、だからラクロナイトに会う前のガランネと同じくらいかな。
「だってまさか一撃とは思わないじゃない、ちゃんとアンナに援護を頼んでたでしょ」
「ああ見てたぞ、武技も使わず倒してたな」
アンナが追撃で言っています、みんなも強くなってるけど、突出してしまってる仲間がいると心配よね。
「うぅ、確かにそうだけど」
「それで査定試験っていつなの?」
リサに視線が集まってる中で私は言いました、これ以上だと話が進まないし、PTが崩壊しちゃうかもしれないもの、少し心配なのよ。
「2週間後にあるわ、ヴェルンの街にギルド管理官が来て、ここに入って40階のボスを倒す予定よ」
「だから3日前から31階から入って、40階のボスを倒してみたんだ、結果はまぁ倒せたんだが、やはりな」
なるほど、リサがいたからって思ってるんだね。
「問題はリサの強さにあると、そんなにすごいのその指輪」
私は何気なく本題に入りました、対策はもう決まってるんだけど、みんなにも分かってもらわないといけないわ、だってあれだけ必死で頑張るってことは、まだ追い付くと思ってるってことでしょ。
それは絶対無理なのよ、そう絶対にね。
「ええ、前に言ったけど、これは有名な物語の勇者が着けているの、知らない人はいないわ」
「そうそう、この前なんか里帰りしたリッちゃんに、子供たちが集まっちゃって困ってたよね」
「それは言わないでって言ったでしょリン!あの時はホントに恥ずかしかったんだから」
リサとリンの言い合いをみんなが笑って見てるわ、これを見てるとこのPTならこのままでも平気そうかなとか思うけど、長くこの差を感じてたらわかんないのよねぇ。
それにしても、その指輪ってそんなにすごいんだね、商品欄の中にはもっとすごい物があるんだけど。
「じゃあみんなでそれ着ける?そうすれば力の差は無くなるよ、みんな大体同じ強さだもん」
「「「「「え!?」」」」」
私は考えていた対策の一つを言いました、みんなが驚いていますね、まあ伝説級の装備だもんね分かります。
でもDP的には10万Pなんだよねそれ、鉄装備で一番すごいってだけ、他の素材の物や付与の違う物でもっと高い物はいっぱいあるのよ。
どっかの凶悪な魔王を平民の子供が倒せるほどの装備、私が装備している物たちだね。
「すごいねリサたち、40階のボスをリサたちだけで倒したんだね」
リサたちは最近、41階からダンジョンに入っていて探索をしていたの、でも今回は31階から入って来てて今40階のボスと戦ってたわ、きっと自分たちの実力を確認したいのね。
「そうなんですけど、ちょっと無理をしているのです」
「そうなのね・・・何かあったのかな?聞いてみよっと」
ボスに来るまでの数日を画面で見てたけど、急いで進んでるって感じでちょっと疲れ気味なのよ、無理をしてるかなって感じだったわ、それにリサたちだけでわざわざ40階のボスを倒さなくたっていいはずなのよ。
『リサ聞こえる?リサー』
『ああマコッチどうしたの?』
良かった普通の声ね、でもそれだとどうしてあんな戦い方をしてるのかな?
リサたちは今、攻撃重視で早くモンスターを倒す様にしているわ、それもリサは気になってないみたい、突出して強いリサにみんなが追い付こうと必死なんだわきっと。
これは悪い傾向よね、下手したら解散とかもありえるわ、そんなの絶対いやよ!
『ちょっと気になって通信をしたんだけど、ちょっとこっちに来ない?』
『分かったわ、みんなに言っておくわね』
リサがみんなに話して、手を振ったので転移を始めました。
「マコッチ来たわよーって随分広くなったわねここ」
「まあ色々ありましてね、あっちのテーブルに行こうか」
みんなをいつものテーブルに案内して、マリンがお茶を配ってくれました。
「じゃあ話すけど、リサたち最近見てると何だか焦ってると言うか、余裕がない感じなんだけど、どうしたの?」
私がそう言うと下を向いてしまいました、やっぱり何かあるのかしら?
「言えないことかな?私で良かったら相談に乗るけど」
「言えないことでもないの、ノンさんにね私たちをランクアップさせたいから査定を受けてくれって言われたの、だからそれまでに少しでも強くなろうと少し焦ってたのかも」
ああなるほど、昇格試験があるからそれを気にして頑張ってたのね。
そしてリサが頑張るとみんなはついていけないんだわ、試験があるからみんなもなにも言わないし顔には出さない、悪循環ね。
「リサたちは十分強いから平気だと思うけど、まあ気になるよね」
「そうなんだよマコッチ、今の実力でも平気なのは副ギルドマスターが言ってくれたし、俺たちも自覚はあるんだ、強くなってるってな、でもなぁ」
アンナがリンやティアたちを見ています、分かっているんだよねみんなも、だから私から言ってほしいのね、いいわ私に任せなさい。
「リサの強さを見てると自信がないのね」
「え!?」
リサは驚いていますがアンナたちは頷いています。
「だってリッちゃん、凄く凄く強いんだもん、さっきだってあんな硬かったクリスタルのモンスターを一撃で倒してたんだよ」
私につられてリンちゃんが言っているわ、そうそう不満は言わないとダメよみんな。
今言っている浮遊クリスタル(土)をリサが武技を使わず真っ二つにしたのよ、あのモンスターはとても硬いの、ボスにするくらいだもの強くはするわ、たしかミスリルの装備は必須とか書いてあったかな?
そんなモンスターを一撃だもんね何処の勇者よって感じね。
今のリサはガランネよりちょっと弱いってくらいね、まぁ戦闘センスが違うからガランネにはまだまだ勝てないけど。
ガランネはラクロナイトとずっと戦ってるからすごく強いのよ、だからラクロナイトに会う前のガランネと同じくらいかな。
「だってまさか一撃とは思わないじゃない、ちゃんとアンナに援護を頼んでたでしょ」
「ああ見てたぞ、武技も使わず倒してたな」
アンナが追撃で言っています、みんなも強くなってるけど、突出してしまってる仲間がいると心配よね。
「うぅ、確かにそうだけど」
「それで査定試験っていつなの?」
リサに視線が集まってる中で私は言いました、これ以上だと話が進まないし、PTが崩壊しちゃうかもしれないもの、少し心配なのよ。
「2週間後にあるわ、ヴェルンの街にギルド管理官が来て、ここに入って40階のボスを倒す予定よ」
「だから3日前から31階から入って、40階のボスを倒してみたんだ、結果はまぁ倒せたんだが、やはりな」
なるほど、リサがいたからって思ってるんだね。
「問題はリサの強さにあると、そんなにすごいのその指輪」
私は何気なく本題に入りました、対策はもう決まってるんだけど、みんなにも分かってもらわないといけないわ、だってあれだけ必死で頑張るってことは、まだ追い付くと思ってるってことでしょ。
それは絶対無理なのよ、そう絶対にね。
「ええ、前に言ったけど、これは有名な物語の勇者が着けているの、知らない人はいないわ」
「そうそう、この前なんか里帰りしたリッちゃんに、子供たちが集まっちゃって困ってたよね」
「それは言わないでって言ったでしょリン!あの時はホントに恥ずかしかったんだから」
リサとリンの言い合いをみんなが笑って見てるわ、これを見てるとこのPTならこのままでも平気そうかなとか思うけど、長くこの差を感じてたらわかんないのよねぇ。
それにしても、その指輪ってそんなにすごいんだね、商品欄の中にはもっとすごい物があるんだけど。
「じゃあみんなでそれ着ける?そうすれば力の差は無くなるよ、みんな大体同じ強さだもん」
「「「「「え!?」」」」」
私は考えていた対策の一つを言いました、みんなが驚いていますね、まあ伝説級の装備だもんね分かります。
でもDP的には10万Pなんだよねそれ、鉄装備で一番すごいってだけ、他の素材の物や付与の違う物でもっと高い物はいっぱいあるのよ。
どっかの凶悪な魔王を平民の子供が倒せるほどの装備、私が装備している物たちだね。
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