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2章
20話 ヨワヨワ勇者の為に
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「ねぇフィナ、リキト様とはどうなの?」
アタシがジャガイモのツルを引っ張っていると、横で同じ作業をしてたデードリットが肘でツンツンしてきます。
リキトとはとても仲良くしてるし、デードリットだってそうだから、何を言ってるのか分からなかったわね。
「もうっ!分からないの」
「分かんないわよ」
「これだから鈍感同士はダメなのよねぇ~」
何を言ってるのかをデードリットがヒソヒソと教えてくれたけど、リキトとはしっかりと話してる事で、それこそ何を今さらって感じだったわ。
一緒にいるだけで満足で、アタシたちはいつも一緒なのよ。
「あそこで作業してるリキトも、そう思ってるわ」
「そうかもしれないけどさぁ」
「言いたいことは分かるわデードリット、もう直ぐ繁殖期なんでしょ?」
アタシたち獣人は、緑の月から雪の月までの2ヶ月間、そう言った衝動に襲われるけど、アタシは成人したばかりだから今年が初めてなの。
でも、水の月と火の月で起きる戦いの衝動は起きなかったから、きっと平気と答えておいたわ。
「ちょっとフィナ、それは縄張りが荒らされなかったからでしょ、人種族が大人しいだけよ」
「それだってリキトがいたからでしょ、きっとリキトがなんとかしてくれるわ」
「何でもリキトとか言ってるけど、分からないわよぉ~」
リキトが今優先するのは、心の傷を負ってしまった勇者の女性で、今だって彼女の為にジャガイモを取っているの。
フライドポテトと言う、たっぷりの油で揚げる料理と、チキンナゲットとかを作る準備が進んでるわ。
「ほらぁ~あの子に心が傾いてるのよ」
「そうじゃないわよデードリット・・・例えそうだとしても、リキトが決めた事なら何も言えないわ」
「弱気になってるじゃないフィナ、獣人なら一番を狙う物よ」
アタシはリキトを信じてるだけだし、そうじゃないなら、その対象が相応しいか確かめるだけよ。
それに、リキトと一緒にいると伝わって来るの、アタシをほんとに特別に思ってくれてるの。
「信じてるって事ね」
「そうよデードリット、だから変な事言ってないで仕事しましょ」
「はいはい」
とても大きな(5mくらい)カゴを担いで、アタシたちはリキトの後に続いてあの子の休んでる家に向かいます。
外にカゴを降ろして、リキトが使う分と輸送分に分け、デードリットたちに後者を任せてリキトと家に入ったわ。
「リキト、これを回すの?」
「お願いフィナ、肉をミンチにする機械は人力の方が良いんだ」
リキトに言われて、レバーをクルクルと回し、器具の先から肉がニュルニュル出て来たけど、もうお肉の形をしてなくて、これで良いの?っと不安になります。
その間に、リキトはジャガイモを切って、皮が付いたままで油に投入したの。
「リキトダメじゃない、皮は剥かないと美味しくないわよ」
「これはそれで良いんだよフィナ、半月上のポテトフライに塩を適度に振れば出来上がりだ」
味見にリキトがあ~んってしてくれたのを食べたけど、とってもホクホクで美味しかったわ。
皮がパリッとしてて、剥かないで良いのが納得できたの。
「イモなんて、パサパサで美味しくないのに、これ凄いわ」
「そうでしょ、でもそれだけじゃないよ、ナゲットも美味しいし、一番はハンバーガーだよ」
「ハンバーガー?」
専用のパンも作ったらしく、半分に切って丸く焼いたお肉を挟んでいたわ。
野菜も挟んでて、とっても美味しそうだから、リキトにお願いして味見をさせてもらったの。
「お、美味しい~」
「そうだよねぇ~僕も好きなんだぁ~」
リキトの好きと言う言葉と笑顔を見て、アタシはドキッとしたわ。
そんな可愛いリキトを抱きしめて、もう離したくない気持ちになったの。
「気持ちだけじゃなくて、実際に抱きしめちゃうけどね」
「ちょっとフィナ、今は料理中だよ」
あぶないよっと、身体を細くしたリキトにスルリと逃げられてしまったわ。
その後はアタシも手伝ったけど、準備は直ぐに出来て、お盆の乗せてあの子の部屋に向かったの。
「ねぇリキト、あの子元気になるかな?」
「これを食べれば、きっと元気になるよ」
あの子を元気にする食べ物だから、これがダメだと次を考えないみたい。
でもアタシは、作っててとても楽しかったの。
誰かの為に作るのがこんなに楽しいのなら、ダメでも全然良いんですよ。
「でも、やっぱり喜んだ顔は見たいわ」
「そうだねフィナ」
ふたりで扉をノックして部屋に入ると、目を真っ赤にしたあの子がベッドに座っていたわ。
まだまだ掛かりそうな不安が漂っているけど、リキトはお盆のままで彼女に渡したのよ。
「これ」
「そうだよ、ハンバーガーセットを作ってみたんだ」
「あ、ありがとう」
彼女は泣きながら食べ始めてくれて、リキトの狙い通りな展開が見れたの。
食事が終わると、やっと落ち着いた彼女から名前が聞けたわ。
「代々木マホさん」
「はい、槍の勇者と言う事になってます」
「へぇ~槍の勇者なのね」
とても強いはずの勇者様だけど、どう見ても弱そうなの。
だから、彼女は見捨てられたんだと空気が漂ってしまい、アタシは他のお話に変えたくなりましたよ。
「そ、そう言えば、マホさんの好きな食べ物って何ですか?」
「あ、アタシですか!?」
「うん、リキトと一緒に作ってきてあげる」
「そんな・・・悪いですよ」
遠慮がちなマホさんだったけど、何とか好きな物を聞けたわ。
名前はラーメンと言って、パスタやソバの様に細い食べ物みたいなの。
「なるほど、それは僕も食べたいね」
「じゃあ作りましょ」
「あ、あの・・・アタシも一緒に」
元気になったのか、料理作りに参加する事になったけど、マホさんはとっても不器用だったわ。
野菜は切れるけど危なっかしいし、お皿は手滑られて落としてしまったわ。
「ご、ごめんなさい」
「僕がキャッチしたから平気だし、気にする事はないよマホ」
「まだ手の感覚が戻ってないのよマホ」
「違うんです、アタシは前からこうだったんです」
とても落ち込んでしまい、これじゃせっかく前を向けても、また戻ってしまうの。
でも、それをリキトが黙って見てる訳もなく、マホの手を取りジッと見始めたわ。
「あの、どうしました?」
「マホ、君さえ良かったら、ここで働いてみない?」
「ここでですか?」
「うん、ここで働けば君の不器用さは改善できる、僕が直してあげるよ」
簡単に言って来たそんな提案だけど、マホさんは喜んで受け入れたわ。
そこから数日、リキトの教育が始まったのよ。
アタシがジャガイモのツルを引っ張っていると、横で同じ作業をしてたデードリットが肘でツンツンしてきます。
リキトとはとても仲良くしてるし、デードリットだってそうだから、何を言ってるのか分からなかったわね。
「もうっ!分からないの」
「分かんないわよ」
「これだから鈍感同士はダメなのよねぇ~」
何を言ってるのかをデードリットがヒソヒソと教えてくれたけど、リキトとはしっかりと話してる事で、それこそ何を今さらって感じだったわ。
一緒にいるだけで満足で、アタシたちはいつも一緒なのよ。
「あそこで作業してるリキトも、そう思ってるわ」
「そうかもしれないけどさぁ」
「言いたいことは分かるわデードリット、もう直ぐ繁殖期なんでしょ?」
アタシたち獣人は、緑の月から雪の月までの2ヶ月間、そう言った衝動に襲われるけど、アタシは成人したばかりだから今年が初めてなの。
でも、水の月と火の月で起きる戦いの衝動は起きなかったから、きっと平気と答えておいたわ。
「ちょっとフィナ、それは縄張りが荒らされなかったからでしょ、人種族が大人しいだけよ」
「それだってリキトがいたからでしょ、きっとリキトがなんとかしてくれるわ」
「何でもリキトとか言ってるけど、分からないわよぉ~」
リキトが今優先するのは、心の傷を負ってしまった勇者の女性で、今だって彼女の為にジャガイモを取っているの。
フライドポテトと言う、たっぷりの油で揚げる料理と、チキンナゲットとかを作る準備が進んでるわ。
「ほらぁ~あの子に心が傾いてるのよ」
「そうじゃないわよデードリット・・・例えそうだとしても、リキトが決めた事なら何も言えないわ」
「弱気になってるじゃないフィナ、獣人なら一番を狙う物よ」
アタシはリキトを信じてるだけだし、そうじゃないなら、その対象が相応しいか確かめるだけよ。
それに、リキトと一緒にいると伝わって来るの、アタシをほんとに特別に思ってくれてるの。
「信じてるって事ね」
「そうよデードリット、だから変な事言ってないで仕事しましょ」
「はいはい」
とても大きな(5mくらい)カゴを担いで、アタシたちはリキトの後に続いてあの子の休んでる家に向かいます。
外にカゴを降ろして、リキトが使う分と輸送分に分け、デードリットたちに後者を任せてリキトと家に入ったわ。
「リキト、これを回すの?」
「お願いフィナ、肉をミンチにする機械は人力の方が良いんだ」
リキトに言われて、レバーをクルクルと回し、器具の先から肉がニュルニュル出て来たけど、もうお肉の形をしてなくて、これで良いの?っと不安になります。
その間に、リキトはジャガイモを切って、皮が付いたままで油に投入したの。
「リキトダメじゃない、皮は剥かないと美味しくないわよ」
「これはそれで良いんだよフィナ、半月上のポテトフライに塩を適度に振れば出来上がりだ」
味見にリキトがあ~んってしてくれたのを食べたけど、とってもホクホクで美味しかったわ。
皮がパリッとしてて、剥かないで良いのが納得できたの。
「イモなんて、パサパサで美味しくないのに、これ凄いわ」
「そうでしょ、でもそれだけじゃないよ、ナゲットも美味しいし、一番はハンバーガーだよ」
「ハンバーガー?」
専用のパンも作ったらしく、半分に切って丸く焼いたお肉を挟んでいたわ。
野菜も挟んでて、とっても美味しそうだから、リキトにお願いして味見をさせてもらったの。
「お、美味しい~」
「そうだよねぇ~僕も好きなんだぁ~」
リキトの好きと言う言葉と笑顔を見て、アタシはドキッとしたわ。
そんな可愛いリキトを抱きしめて、もう離したくない気持ちになったの。
「気持ちだけじゃなくて、実際に抱きしめちゃうけどね」
「ちょっとフィナ、今は料理中だよ」
あぶないよっと、身体を細くしたリキトにスルリと逃げられてしまったわ。
その後はアタシも手伝ったけど、準備は直ぐに出来て、お盆の乗せてあの子の部屋に向かったの。
「ねぇリキト、あの子元気になるかな?」
「これを食べれば、きっと元気になるよ」
あの子を元気にする食べ物だから、これがダメだと次を考えないみたい。
でもアタシは、作っててとても楽しかったの。
誰かの為に作るのがこんなに楽しいのなら、ダメでも全然良いんですよ。
「でも、やっぱり喜んだ顔は見たいわ」
「そうだねフィナ」
ふたりで扉をノックして部屋に入ると、目を真っ赤にしたあの子がベッドに座っていたわ。
まだまだ掛かりそうな不安が漂っているけど、リキトはお盆のままで彼女に渡したのよ。
「これ」
「そうだよ、ハンバーガーセットを作ってみたんだ」
「あ、ありがとう」
彼女は泣きながら食べ始めてくれて、リキトの狙い通りな展開が見れたの。
食事が終わると、やっと落ち着いた彼女から名前が聞けたわ。
「代々木マホさん」
「はい、槍の勇者と言う事になってます」
「へぇ~槍の勇者なのね」
とても強いはずの勇者様だけど、どう見ても弱そうなの。
だから、彼女は見捨てられたんだと空気が漂ってしまい、アタシは他のお話に変えたくなりましたよ。
「そ、そう言えば、マホさんの好きな食べ物って何ですか?」
「あ、アタシですか!?」
「うん、リキトと一緒に作ってきてあげる」
「そんな・・・悪いですよ」
遠慮がちなマホさんだったけど、何とか好きな物を聞けたわ。
名前はラーメンと言って、パスタやソバの様に細い食べ物みたいなの。
「なるほど、それは僕も食べたいね」
「じゃあ作りましょ」
「あ、あの・・・アタシも一緒に」
元気になったのか、料理作りに参加する事になったけど、マホさんはとっても不器用だったわ。
野菜は切れるけど危なっかしいし、お皿は手滑られて落としてしまったわ。
「ご、ごめんなさい」
「僕がキャッチしたから平気だし、気にする事はないよマホ」
「まだ手の感覚が戻ってないのよマホ」
「違うんです、アタシは前からこうだったんです」
とても落ち込んでしまい、これじゃせっかく前を向けても、また戻ってしまうの。
でも、それをリキトが黙って見てる訳もなく、マホの手を取りジッと見始めたわ。
「あの、どうしました?」
「マホ、君さえ良かったら、ここで働いてみない?」
「ここでですか?」
「うん、ここで働けば君の不器用さは改善できる、僕が直してあげるよ」
簡単に言って来たそんな提案だけど、マホさんは喜んで受け入れたわ。
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