60 / 147
3章 秘密
51話 追加要員は
しおりを挟む
「はぁっはぁっはぁっ・・・ど、どうだユーヤ」
かなりの疲労をして聞いてきたな、まあ土煙で見えないんだが相当な必殺技だったよ、これならドラゴンも倒せただろうな。
俺がまともに受けたから周りがすごい土煙だ、スキルのせいで避けることは出来なかった、そう考えるとすごいな俺を拘束できるんだからな、まぁ本気を出せば逃げれただろうが施設に当たったら壊れそうだし、当たってもかすり傷だ、そして反撃をしたら加減を間違えるかもしれないし、衝撃でここが吹っ飛ぶかもしれない。
「なかなかの技でしたよバリミア先生」
「「な!?」」
煙が晴れ俺の姿を見て2人が驚いている、まあ普通は倒れているよな、HP分は食らったはずだからな。
「な、なんで立っているんだお前!?」
「バリミア先生なら分かるでしょ、受けきったんです」
まだ驚いた顔のまま聞いてきたからそう言ったのだが、今度は言い返してこなくなってしまった、ちなみに俺の服は上半身が消し飛んだよ、収納から新しい服を着直している。
「それよりササナ先生試験はどうなりました?」
先に進まなそうなので俺は聞いてみた、ビクってしてたよ。
「え!?ええ、ごご合格です、次に行きましょう」
「良かったです、あとバリミア先生、倒れそうなので良かったらこれ飲んでください」
ぼーっとしているバリミア先生にMPポーションを渡した、すごい技を見せてもらったんだ、これくらいの報酬は当然だろう、中身は俺の作った上級だ。
普通に受け取ってくれたが心ここに有らずって感じだったな、少し可笑しかった。
「ではあの的に向かって魔法を放ってください」
部屋を移動して着いたのは屋外だった、まぁ射撃場って感じだな。
的が50mくらい離れた所に5個並んでいた、あれの一つに当てればいいのか。
「どんな魔法でも良いんですか?」
「ええそうです、届かなくても良いですよ、どれくらいの魔力があるかの試験ですからね」
そ、そうなのか俺の基準と違うな、50mで届かないって信じられんがまぁいいか。
「では『ファイアーボール』」
取り敢えず、魔力を倍に込め圧縮したファイアーボールを放って3つの的を粉砕しておいた、ちょっと威力があり過ぎたかな。
「これでどうですか?」
「無詠唱!?・・・ご、ごご合格です・・・で、では審査をしますので今日の所は帰ってもらって結構ですよ」
引きつった顔をしながらそう言われ、俺はそのまま屋敷に帰って来た、結果は1週間後だそうだ。
「はぁ~さすがユーヤって感じだな」
「ユーヤはすごいの!」
屋敷に帰ってきてみんなと昼食を取りながら試験の話をした、ハルが相当驚いているな。
「そうかな?普通に受けたと思うんだけど」
相手の方がどうかしていると思う、俺は生徒だぞ!10歳に見える者に対して自分の最高の技を放つなんて、普通しないよな。
「あのなぁ~それだったら初めの時に少し当たってやるとかするんだよ」
そうか!?そうすれば相手もそれ相応の対処をしたか、てことは無の構えで躱したのが失敗だったな、あれで何もしないと不合格だからって武器を壊したんだ、あのまま剣と打ち合った方が良かったんだな。
「まぁやってしまったものはしょうがない、この後俺は商業ギルドに行ってくるよ」
「はぁ~それで済めばいいけどなぁ」
そう返してきたハルに挨拶をして俺は屋敷を出てきた、技を受けただけだぞ?何も無いとは思うんだが、何かあるのだろうか?そう思いながら商業ギルドに向かったんだ、護衛の追加の話をする為だな。
「フムフム、護衛を増やしたいと」
俺が夜を見張るので昼の巡回出来る人数が欲しい。
学園に入ってから少し不穏な教師の気を感じていた、あいつが西に移動していたから何かしてくるかもしれない、今のうちにここを固めたい、俺の方に来たら・・・相応の対処をする。
「ええ、2人だと大変だと思うんですよ」
「それなら奴隷を買うのが手っ取り早いな」
奴隷か、今もエルとアルの2人はそうだからそれでもいいけど。
「それしか方法は無いですかね?」
「ああ、後は冒険者ギルドで雇うって方法がある、だがいやだろ?」
困った顔で言われた、まあそうだなジーラたちに聞いたんだがどうも俺を探しているらしい、理由は分からんがもう少し顔を出すのは控えるべきだろう。
「ここに行くといいぞ、ここなら初めての者でも接客は良いからな、ああ今日はやめておけ、夜にあそこらへんを通るのは良くない」
羊皮紙でない紙を渡された、もう試作品を作ったんだな顔に書いてあるよ、そして場所的には西地区の中央よりだ、そこら辺で治安はすでに良くないのか。
「分かりました、明日行って見ます」
そう言って俺はまた東門に向かった、いつもの狩りだ。
「あら、また会ったわねユーヤ君」
門に着くとあの騎士様がいた、そう言えば昨日の時間と大体同じだったな。
「どうもネイチェル様、カードとクッキーをどうぞ」
一度渡しているからと、袋とカードを渡したんだが難しい顔をしている。
「やっぱりオルティナは特別なのね」
「特別って程ではないですけど、僕を人族と知ってて優しく接してくれる人はそういませんから、大切にしたいと思っています」
数少ない理解者だからな、ほんとに大切にしたい。
「ふぅ~ん・・・まあいいわ、オルティナと食べるわね」
「はいお願いします」
そう言って外に出て、いつものように狩りをして帰りの門でオルティナに会い、プチシュークリームを渡して帰って来た。
明日は奴隷を買うことになる、俺の所持金は金貨70枚と少しだ、これでどれくらいの者が買えるのだろうな。
かなりの疲労をして聞いてきたな、まあ土煙で見えないんだが相当な必殺技だったよ、これならドラゴンも倒せただろうな。
俺がまともに受けたから周りがすごい土煙だ、スキルのせいで避けることは出来なかった、そう考えるとすごいな俺を拘束できるんだからな、まぁ本気を出せば逃げれただろうが施設に当たったら壊れそうだし、当たってもかすり傷だ、そして反撃をしたら加減を間違えるかもしれないし、衝撃でここが吹っ飛ぶかもしれない。
「なかなかの技でしたよバリミア先生」
「「な!?」」
煙が晴れ俺の姿を見て2人が驚いている、まあ普通は倒れているよな、HP分は食らったはずだからな。
「な、なんで立っているんだお前!?」
「バリミア先生なら分かるでしょ、受けきったんです」
まだ驚いた顔のまま聞いてきたからそう言ったのだが、今度は言い返してこなくなってしまった、ちなみに俺の服は上半身が消し飛んだよ、収納から新しい服を着直している。
「それよりササナ先生試験はどうなりました?」
先に進まなそうなので俺は聞いてみた、ビクってしてたよ。
「え!?ええ、ごご合格です、次に行きましょう」
「良かったです、あとバリミア先生、倒れそうなので良かったらこれ飲んでください」
ぼーっとしているバリミア先生にMPポーションを渡した、すごい技を見せてもらったんだ、これくらいの報酬は当然だろう、中身は俺の作った上級だ。
普通に受け取ってくれたが心ここに有らずって感じだったな、少し可笑しかった。
「ではあの的に向かって魔法を放ってください」
部屋を移動して着いたのは屋外だった、まぁ射撃場って感じだな。
的が50mくらい離れた所に5個並んでいた、あれの一つに当てればいいのか。
「どんな魔法でも良いんですか?」
「ええそうです、届かなくても良いですよ、どれくらいの魔力があるかの試験ですからね」
そ、そうなのか俺の基準と違うな、50mで届かないって信じられんがまぁいいか。
「では『ファイアーボール』」
取り敢えず、魔力を倍に込め圧縮したファイアーボールを放って3つの的を粉砕しておいた、ちょっと威力があり過ぎたかな。
「これでどうですか?」
「無詠唱!?・・・ご、ごご合格です・・・で、では審査をしますので今日の所は帰ってもらって結構ですよ」
引きつった顔をしながらそう言われ、俺はそのまま屋敷に帰って来た、結果は1週間後だそうだ。
「はぁ~さすがユーヤって感じだな」
「ユーヤはすごいの!」
屋敷に帰ってきてみんなと昼食を取りながら試験の話をした、ハルが相当驚いているな。
「そうかな?普通に受けたと思うんだけど」
相手の方がどうかしていると思う、俺は生徒だぞ!10歳に見える者に対して自分の最高の技を放つなんて、普通しないよな。
「あのなぁ~それだったら初めの時に少し当たってやるとかするんだよ」
そうか!?そうすれば相手もそれ相応の対処をしたか、てことは無の構えで躱したのが失敗だったな、あれで何もしないと不合格だからって武器を壊したんだ、あのまま剣と打ち合った方が良かったんだな。
「まぁやってしまったものはしょうがない、この後俺は商業ギルドに行ってくるよ」
「はぁ~それで済めばいいけどなぁ」
そう返してきたハルに挨拶をして俺は屋敷を出てきた、技を受けただけだぞ?何も無いとは思うんだが、何かあるのだろうか?そう思いながら商業ギルドに向かったんだ、護衛の追加の話をする為だな。
「フムフム、護衛を増やしたいと」
俺が夜を見張るので昼の巡回出来る人数が欲しい。
学園に入ってから少し不穏な教師の気を感じていた、あいつが西に移動していたから何かしてくるかもしれない、今のうちにここを固めたい、俺の方に来たら・・・相応の対処をする。
「ええ、2人だと大変だと思うんですよ」
「それなら奴隷を買うのが手っ取り早いな」
奴隷か、今もエルとアルの2人はそうだからそれでもいいけど。
「それしか方法は無いですかね?」
「ああ、後は冒険者ギルドで雇うって方法がある、だがいやだろ?」
困った顔で言われた、まあそうだなジーラたちに聞いたんだがどうも俺を探しているらしい、理由は分からんがもう少し顔を出すのは控えるべきだろう。
「ここに行くといいぞ、ここなら初めての者でも接客は良いからな、ああ今日はやめておけ、夜にあそこらへんを通るのは良くない」
羊皮紙でない紙を渡された、もう試作品を作ったんだな顔に書いてあるよ、そして場所的には西地区の中央よりだ、そこら辺で治安はすでに良くないのか。
「分かりました、明日行って見ます」
そう言って俺はまた東門に向かった、いつもの狩りだ。
「あら、また会ったわねユーヤ君」
門に着くとあの騎士様がいた、そう言えば昨日の時間と大体同じだったな。
「どうもネイチェル様、カードとクッキーをどうぞ」
一度渡しているからと、袋とカードを渡したんだが難しい顔をしている。
「やっぱりオルティナは特別なのね」
「特別って程ではないですけど、僕を人族と知ってて優しく接してくれる人はそういませんから、大切にしたいと思っています」
数少ない理解者だからな、ほんとに大切にしたい。
「ふぅ~ん・・・まあいいわ、オルティナと食べるわね」
「はいお願いします」
そう言って外に出て、いつものように狩りをして帰りの門でオルティナに会い、プチシュークリームを渡して帰って来た。
明日は奴隷を買うことになる、俺の所持金は金貨70枚と少しだ、これでどれくらいの者が買えるのだろうな。
1
お気に入りに追加
2,376
あなたにおすすめの小説
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。~ラッキー~
暁 とと
ファンタジー
スキル運のおかげでドロップ率や宝箱のアイテムに対する運が良く、確率の低いアイテムをドロップしたり、激レアな武器を宝箱から出したりすることが出来る佐藤はギルドを辞めさられた。
しかし、佐藤の庭にダンジョンが出来たので億を稼ぐことが出来ます。
もう、戻ってきてと言われても無駄です。こっちは、億稼いでいるので。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる