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2章 始動
35話 子供を雇おう
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「いい焼き加減だ、ほっと」
俺は今厨房で目玉焼きを焼いている、だがフライパンは使っているがフライ返しなどの器具は使っていない、気の力で焼いた卵を浮かせ皿に移動させているんだ、他の人が見たら驚くだろうな。
そして卵はニワトリーニの物だ、雌のニワトリーニを倒すと腹に何個か入っている時があるんだ、それも俺がよく知っている大きさなんだぞ、きっと大人になるとあの大きさまでになるのだろう。
「よし次はベーコンだな」
次に焼いたのはオークの肉を塩漬けして乾燥させたベーコンだ、風魔法を使って水分を適度に取った物で味もまあまあだと思っている。
「この肉を適当な大きさに切ってと」
宙に浮いているオーク肉を指の先から気を鋭利に伸ばし肉を切っていった、それをフライパンまで運び焼いて行く、ほんとは家の魔導コンロやフライパンもいらないんだが、その時の気分で使ったり使わなかったりしている、クッキーとかは気で空間を密封し焼いた方がずっと焼き加減が見れて楽なんだ、今はシュークリームに挑戦している。
「おはようなのユーヤ」
俺が鼻歌交じりに料理をしているとファラがあくびをしながら俺の肩に乗ってきた。
「ああおはよファラ、朝食を食べたら早速子供たちの勧誘に行こう」
ファラが起きるまでに全部の蛇口に小魔石から屑魔石を設置してある、魔石は属性の籠った魔力を流すとその属性の魔石に変わる、アラトイの本に書いてあった、普通は得意不得意があるので専門家が行うらしいが俺は全部出来るからな。
そして俺は毎日向こうにいた時の日課である気の訓練をした後朝食を作っている、年寄りだから朝が早いとかではないぞ、俺はあまり寝なくてもいいから時間を有効活用しているだけだ、もちろん魔道具とかの研究にも使っている。
「ごちそうさまなの」
「ああお粗末様、じゃあ皿を洗ったら行くか」
食器を片付けながら今日の予定を話し合った、まあ簡単にだ、子供の勧誘をして日用品を買い、外に狩りに行ってギルドに卸す、これだけだ。
商業ギルドのギルマス、エニルアが学園の推薦をくれそうな人を紹介してくれるまではな、他に何もすることが無いんだ、屋敷の庭に畑でも作るかな。
「おう!また来たのかユーヤ」
あの廃墟に行くとハルと数人が焚火を囲んでいた、やはりここで寝泊まりをしてるんだな。
確かにハルたちがいる場所の天井は穴が開いていない、だがそれだけの場所だ、人数が合わないからどこかに行ってるんだろうな。
「ああおはよハル、今日はちょっと仕事の勧誘に来たんだ、聞いてくれるかな?」
「勧誘?一体どんな仕事をさせようってんだ?」
俺は簡単に説明した、やる事は屋敷の掃除や畑仕事だ、警備はエニルアに頼んだ大人に任せれば良いからな。
「給金は要相談だ、どうかな?」
給金は正直わからん、なのでハルの言い値になるかもしれないな、だからかハルが難しい顔してるよ。
「良い話過ぎる、だがユーヤの言う事だ疑う気が起きないな、何せユーヤだからな」
まぁタダのような情報で大量の食事を与えたからな、でも一回だけだ、そうやって連れ去る者がいるかもしれない、それなのに俺だからと信じてくれるのは正直嬉しいな。
「でもよいいのか?全員って25人もいるんだぞ」
昨日の人数だな、まあ問題ないだろう、外の使用人用の家は5件あるからな。
魔石を設置する時にすぐに住めるか確認したが、食料とか日用品を買えばすぐにでも住める、今日はそれを買いに行けばいいだろう。
「全然問題ないよ、もっと増えれば隣を買っても良いしね」
そう返答したらビックリしていた、まあ金貨1枚の場所だもんな。
「さすがというか、なんというか・・・まあいいや分かったよ」
「良かった、じゃあ準備もあるだろうから夕方にここに来るから集まっててな」
「おう!楽しみにしてるぜ」
かなり良い笑顔で返事をもらった、断られなくて良かった。
「よし!後は買い物だな」
「いっぱい買うの」
自分たちの分も含めた日用品を27人分だ、相当な量になるが収納があるからな、そこは日本でなくて良かったよ、気で浮かせて運んでいたらかなり目立つからな。
「高いと言ってもそれほどでもないんだな」
日用品はアラトイの2割増しって感じだが、これくらいだったら物価の高騰でもあるだろう、主に高いのは食品だ、やはり保管方法が決め手だろうな。
「屋敷に冷蔵庫でも作るかな、魔石も余ってるし」
「ユーヤそろそろご飯が食べたいの」
俺が魔道具製作案を考えていたら鞄の中からそんな声がした、少し早いと思うがまあいいか。
「じゃあ前の場所で食うか」
「うんなのー」
ここに来た時の木の下で昼飯を食べた、今日はテオたちは見えないな、気を探ったら少し離れた場所で行ったり来たりしている、何かの仕事かな。
「ついでに今日の狩りの場所を探ってみるか」
俺は王都の外に気を流し、強いモンスターがいそうな場所を探した。
「西が一番強いな、オークと同じ位は、東か?・・・ん!この気は」
どこかで感じたことのある気を西側で見つけた、何処で感じたんだったかな?
「ユーヤどうしたの?」
「いや、今日の狩りは東にしようかなって思っただけだ」
思い出せないって事はその程度の事なのだろう、それにこの街に向かってきているから顔を見れば思い出すかもしれない、速度からして1週間後くらいか。
そんなことを思いながら探るのを止め、食事を進めた。
「よし!じゃあ行くかファラ」
「おー!なのぉ」
肩の上で飛び跳ねている、狩りが楽しみなんだな、俺もそっちは楽しみだ、問題はその後のあそこだな。
俺は今厨房で目玉焼きを焼いている、だがフライパンは使っているがフライ返しなどの器具は使っていない、気の力で焼いた卵を浮かせ皿に移動させているんだ、他の人が見たら驚くだろうな。
そして卵はニワトリーニの物だ、雌のニワトリーニを倒すと腹に何個か入っている時があるんだ、それも俺がよく知っている大きさなんだぞ、きっと大人になるとあの大きさまでになるのだろう。
「よし次はベーコンだな」
次に焼いたのはオークの肉を塩漬けして乾燥させたベーコンだ、風魔法を使って水分を適度に取った物で味もまあまあだと思っている。
「この肉を適当な大きさに切ってと」
宙に浮いているオーク肉を指の先から気を鋭利に伸ばし肉を切っていった、それをフライパンまで運び焼いて行く、ほんとは家の魔導コンロやフライパンもいらないんだが、その時の気分で使ったり使わなかったりしている、クッキーとかは気で空間を密封し焼いた方がずっと焼き加減が見れて楽なんだ、今はシュークリームに挑戦している。
「おはようなのユーヤ」
俺が鼻歌交じりに料理をしているとファラがあくびをしながら俺の肩に乗ってきた。
「ああおはよファラ、朝食を食べたら早速子供たちの勧誘に行こう」
ファラが起きるまでに全部の蛇口に小魔石から屑魔石を設置してある、魔石は属性の籠った魔力を流すとその属性の魔石に変わる、アラトイの本に書いてあった、普通は得意不得意があるので専門家が行うらしいが俺は全部出来るからな。
そして俺は毎日向こうにいた時の日課である気の訓練をした後朝食を作っている、年寄りだから朝が早いとかではないぞ、俺はあまり寝なくてもいいから時間を有効活用しているだけだ、もちろん魔道具とかの研究にも使っている。
「ごちそうさまなの」
「ああお粗末様、じゃあ皿を洗ったら行くか」
食器を片付けながら今日の予定を話し合った、まあ簡単にだ、子供の勧誘をして日用品を買い、外に狩りに行ってギルドに卸す、これだけだ。
商業ギルドのギルマス、エニルアが学園の推薦をくれそうな人を紹介してくれるまではな、他に何もすることが無いんだ、屋敷の庭に畑でも作るかな。
「おう!また来たのかユーヤ」
あの廃墟に行くとハルと数人が焚火を囲んでいた、やはりここで寝泊まりをしてるんだな。
確かにハルたちがいる場所の天井は穴が開いていない、だがそれだけの場所だ、人数が合わないからどこかに行ってるんだろうな。
「ああおはよハル、今日はちょっと仕事の勧誘に来たんだ、聞いてくれるかな?」
「勧誘?一体どんな仕事をさせようってんだ?」
俺は簡単に説明した、やる事は屋敷の掃除や畑仕事だ、警備はエニルアに頼んだ大人に任せれば良いからな。
「給金は要相談だ、どうかな?」
給金は正直わからん、なのでハルの言い値になるかもしれないな、だからかハルが難しい顔してるよ。
「良い話過ぎる、だがユーヤの言う事だ疑う気が起きないな、何せユーヤだからな」
まぁタダのような情報で大量の食事を与えたからな、でも一回だけだ、そうやって連れ去る者がいるかもしれない、それなのに俺だからと信じてくれるのは正直嬉しいな。
「でもよいいのか?全員って25人もいるんだぞ」
昨日の人数だな、まあ問題ないだろう、外の使用人用の家は5件あるからな。
魔石を設置する時にすぐに住めるか確認したが、食料とか日用品を買えばすぐにでも住める、今日はそれを買いに行けばいいだろう。
「全然問題ないよ、もっと増えれば隣を買っても良いしね」
そう返答したらビックリしていた、まあ金貨1枚の場所だもんな。
「さすがというか、なんというか・・・まあいいや分かったよ」
「良かった、じゃあ準備もあるだろうから夕方にここに来るから集まっててな」
「おう!楽しみにしてるぜ」
かなり良い笑顔で返事をもらった、断られなくて良かった。
「よし!後は買い物だな」
「いっぱい買うの」
自分たちの分も含めた日用品を27人分だ、相当な量になるが収納があるからな、そこは日本でなくて良かったよ、気で浮かせて運んでいたらかなり目立つからな。
「高いと言ってもそれほどでもないんだな」
日用品はアラトイの2割増しって感じだが、これくらいだったら物価の高騰でもあるだろう、主に高いのは食品だ、やはり保管方法が決め手だろうな。
「屋敷に冷蔵庫でも作るかな、魔石も余ってるし」
「ユーヤそろそろご飯が食べたいの」
俺が魔道具製作案を考えていたら鞄の中からそんな声がした、少し早いと思うがまあいいか。
「じゃあ前の場所で食うか」
「うんなのー」
ここに来た時の木の下で昼飯を食べた、今日はテオたちは見えないな、気を探ったら少し離れた場所で行ったり来たりしている、何かの仕事かな。
「ついでに今日の狩りの場所を探ってみるか」
俺は王都の外に気を流し、強いモンスターがいそうな場所を探した。
「西が一番強いな、オークと同じ位は、東か?・・・ん!この気は」
どこかで感じたことのある気を西側で見つけた、何処で感じたんだったかな?
「ユーヤどうしたの?」
「いや、今日の狩りは東にしようかなって思っただけだ」
思い出せないって事はその程度の事なのだろう、それにこの街に向かってきているから顔を見れば思い出すかもしれない、速度からして1週間後くらいか。
そんなことを思いながら探るのを止め、食事を進めた。
「よし!じゃあ行くかファラ」
「おー!なのぉ」
肩の上で飛び跳ねている、狩りが楽しみなんだな、俺もそっちは楽しみだ、問題はその後のあそこだな。
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