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2章 成果
22話 ネズミには注意しよう
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俺が無視したせいで、イースズたちは更に苛立ち、5数えるうちに降参しろとか言ってきたよ。
「悪いけど、気分が良いから後にしてくれるか?」
「ふざけるなガキ、お前はもうおしまいなんだよ」
イースズが数を叫ぶようになり、俺はその数が4になった時に時間停止のカードを発動させた。
その効果は1分間続き、抱きしめていたウサミナルにもその効果が反映されたよ。
「すごいウサ」
「そうだろうウサミナル」
次に助けたのは蒼雪女で、停止魔法の範囲に入れる為、蒼雪女の手を握ったよ。
効果を反映させた蒼雪女は、勇者を殺そうと氷の剣を作ったけど、俺はそれを止めたんだ。
「どうしてですのよ主様」
「生きてる方が苦しい時もあるのさ蒼雪女」
「そうでしたわ、彼らは今、あの商人の奴隷でしたわね」
そういう事っと、肩に乗っているツノ付きラットに指示を出した。
赤い毛のラットは頷き、建物や壁の穴からネズミたちが顔を出し、俺に注目した。
「さぁみんな、修復を頼むよ」
「「「「「チュ~」」」」」
ネズミたちが返事をして、肩のラットに向かって魔法カード【修復】を唱えた。
リーダーのツノ付きラットが増幅し、魔法は配下のネズミにまで広がって建物が直って行った。
そのタイミングで勇者たちが動き出し、俺の立ち位置が変わり壁と建物が直っていて驚いていたよ。
「そんなに驚くなよイースズ、お前がドラゴンを倒せたのもこれのおかげだろう」
「な、何だと!」
「忘れたのか?やっぱり無能だな」
「お前、親父のアレシュに何を吹き込まれた」
ツノ付きラットと配下ネズミたちのコンボは、情報を集めるのに最適で、更に修復なども出来るから村や街を直す時に使っていた。
ドラゴンに壊された時も直したと説明したのに、そんな事は関係ないと剣を向けてきた。
「まだやるのか?」
「当たり前だ、俺は勇者だぞ」
「勇者なら、引く事も大事と教えられたはずだがな」
「う、うるせぇー!」
炎の剣を一振りして、俺に向かって火の玉が飛んできたが、蒼雪女がそれを氷の塊を飛ばして相殺した。
それを見て、さっきと違うのを感じたのか、イースズはミケーナたちの近くに下がり、俺が良く見ていた陣形になった。
「勇者が前衛、中衛にギャルトを置き、残りの魔法士は後衛・・・あからさまなんだよな」
「行くぜガキ!死んでも恨むなよ」
「あぁ~はいはい、良いから掛かって来いよ」
最初に時間を止める前から準備は出来ているから、ウサミナルを両手で抱っこしたままで宣言したが、その態度が気にいらなかったのかイースズが突撃して来た。
一人で特攻とか、普通に考えて愚策の戦法を使ってきたので、蒼雪女を下がらせ障壁の魔法で防いだよ。
「なっ!」
「何を驚くんだイースズ、これくらい親父なら使っていただろうし、お前は見ていただろう」
「う、嘘をつくな」
「そうだな、お前はそんな性格だから深く考えもせず、魔法士の誰かだと言って褒めていたんだろうな」
ミケーナたちも否定をしなかったのもいけなかったし、俺が隠していたのも事実だった。
しかし、あの時フォローをしていたのは親父だったとはっきりと告げ、今無防備にも詠唱をしている魔法士3人に視線を向けた。
「な、何をするつもりだガキ」
「俺はガキじゃない、父親と同じアレシュだ」
「や、やめろ」
「前ならこの障壁が守ってくれたんだろうが、今は無いよなイースズ」
「やめろ、みんなには手を出さないでくれ」
「お前、さっきウサミナルがその言葉に似た事を言ったが、笑いながら拒否しただろう」
これがその報いだっと、俺は魔法カード【サンダーボルトレイ】を発動させ、3人を繭に変えてやった。
それを見たギャルトは、怖くて腰を抜かして座り込み、俺は変わってなくてやれやれと思ったよ。
「ほらイースズ、お前の大切な女性が腰を抜かしたぞ、助けてやれよ」
「ギャルト・・・待っていろ、俺がそのガキを倒す」
「それは無理だイースズ、意気込みだけでは勝てないぞ」
いつも俺が言ってきた事で、イースズはそれでも無謀な事をして来た。
それが無事成功していたのは俺の支援があったからで、今はそれも無いからあの女にでも頼めと言ってやったよ。
「グラフィの事か、あいつなら」
「ああ知ってるよ、あいつは村の権利書を探しに村長の家を襲ってるんだろう?」
「な、何で知ってるんだ」
「俺はなんでも知ってるんだよイースズ」
昔から言っている言葉で、俺を見てあいつと同じと恐怖に怯えた目を向けて来た。
それを見て、俺を追い出した理由がもう1つあった事を知ったよ。
「お前も臆病だったんだな」
「な、何を言ってやがるガキ」
「良く分からない力を怖がるのは仕方ないが、それは知らぬ者だった場合だ」
仲間だったら頼もしいと思うが、イースズがそれをしなかったのは怖がっていたからだった。
その程度とガッカリもしたが、それ以上に大切な者を守らずに挑んで来た事がガッカリだった。
「イースズお前、もっと仲間を大切にしろよ」
「ガキの分際で」
「年齢は関係ない、そこを良く考えろ」
ギャルトにカードを向け、イースズが青い顔をするのを見てから発動させギャルトも繭にしたが、イースズは動く事も出来てなかった。
これでおしまいと行きたいが、村長の家に盗みに入っていたネズミをどうするのかが先で、俺のネズミたちに捕まって運ばれてきたよ。
「久しぶりだなグラフィ」
「あ、あなたはアレシュ・・・イースズ何をしてるのよ、早く倒しなさい」
「無理だよグラフィ、イースズは今俺に負けたんだ」
「なっ!」
イースズが動けなかったのは心を打ち砕いたからであり、ここで立ち治れない事を俺は良く知っていた。
時間を掛ければ分からないが、イースズにそんな力は無く、グラフィには処罰を受ける様に言ってやった。
「な、何言ってるのよ、ワタシが何をしたっていうの」
「村に盗みに入っただろう、それは盗賊と同じで重罪だ」
「ま、まだ何も盗んでないわよ」
「お前の仲間はそうじゃない」
俺の向けた視線の先には、ミケーナたちでない他の繭2つがネズミたちによって運ばれてきていて、それにはイースズたちの世話をする追加の2人のモノで、そいつらは鉱石と金を盗んでいたんだ。
それを伝えたら、関係ないとか見放した言動を言って来て、俺はイースズに続いてがっかりしたよ。
「お前、それでも商人かよ」
「な、何を偉そうに」
「商人は信用が第一だろう、それなのに仲間を見捨てるなんて論外だ」
信じられる者は仲間だけだというのに、簡単に切り捨てるなと説教をしてしまった。
それでも心に響いてない様で、俺はイライラしてきたよ。
「お前、自分以外を信じてないだろう」
「な、何よ、それの何がいけないのよ」
「お前、そんな事してて楽しいのか?」
「はい?」
5年もの間頑張って来れたのは、助けた人との交流があり、みんなを幸せに出来ていると思えたからだった。
しかし、グラフィは人を陥れる事しかしていない様に見え、いかにも楽しそうではなかったんだ。
「敵を増やし、人を不幸にして何が楽しいんだ」
「甘い事を言ってるわね、だからガキなのよ」
「甘くて何が悪いんだ、俺は悲しむ顔より喜ぶ顔が見たいぞ」
イースズたちが魅力のある者に惹かれたのなら良いと、諦めも付くと伝えたんだが、その考えは理解できないようだった。
そんなグラフィには、俺に従う事を罰としたが、腕の中のウサミナルと横にいた蒼雪女が反対してきたよ。
「アレシュ様、危険ですウサ」
「そうですわ主様、こんな奴は捨てるのが当然ですわよ」
「そうだな、普通ならこいつらの後ろにいる奴に突き出して終わりだ」
その場合、罪をすべてグラフィに被せて首は公爵様に差し出されるだろう。
しかし、それでは悪がそのまま残り、邪魔する者が隠れて終わるんだ。
「だが、グラフィがこちらに付けばどうだ?」
「相手の裏を取れるウサ」
「ですが主様、こいつが素直に従うとは思えませんわ」
イースズの様に時間がそれを成してくれる、そう二人を説得し受け入れる事にした。
しかし、受け入れるだけで仲間としてではないし、ウサミナルたちの下で働く蒼雪女の更に下と言う立場だ。
「では、雪女たちよりも下ですか、それは良い」
「な、何を勝手に進めているのよ」
「お前に拒否権は無いぞグラフィ、これはそう言った話だ」
「な、何ですって!」
捕虜として働いてもらう事を伝え、それが嫌なら命は無いと目をジッと見て教えたよ。
それでも嫌がるグラフィだったが、死ぬよりは良いと頷いて来て、目には怒りの力を感じたが、生きる力を感じないイースズよりは良いと思ったよ。
「悪いけど、気分が良いから後にしてくれるか?」
「ふざけるなガキ、お前はもうおしまいなんだよ」
イースズが数を叫ぶようになり、俺はその数が4になった時に時間停止のカードを発動させた。
その効果は1分間続き、抱きしめていたウサミナルにもその効果が反映されたよ。
「すごいウサ」
「そうだろうウサミナル」
次に助けたのは蒼雪女で、停止魔法の範囲に入れる為、蒼雪女の手を握ったよ。
効果を反映させた蒼雪女は、勇者を殺そうと氷の剣を作ったけど、俺はそれを止めたんだ。
「どうしてですのよ主様」
「生きてる方が苦しい時もあるのさ蒼雪女」
「そうでしたわ、彼らは今、あの商人の奴隷でしたわね」
そういう事っと、肩に乗っているツノ付きラットに指示を出した。
赤い毛のラットは頷き、建物や壁の穴からネズミたちが顔を出し、俺に注目した。
「さぁみんな、修復を頼むよ」
「「「「「チュ~」」」」」
ネズミたちが返事をして、肩のラットに向かって魔法カード【修復】を唱えた。
リーダーのツノ付きラットが増幅し、魔法は配下のネズミにまで広がって建物が直って行った。
そのタイミングで勇者たちが動き出し、俺の立ち位置が変わり壁と建物が直っていて驚いていたよ。
「そんなに驚くなよイースズ、お前がドラゴンを倒せたのもこれのおかげだろう」
「な、何だと!」
「忘れたのか?やっぱり無能だな」
「お前、親父のアレシュに何を吹き込まれた」
ツノ付きラットと配下ネズミたちのコンボは、情報を集めるのに最適で、更に修復なども出来るから村や街を直す時に使っていた。
ドラゴンに壊された時も直したと説明したのに、そんな事は関係ないと剣を向けてきた。
「まだやるのか?」
「当たり前だ、俺は勇者だぞ」
「勇者なら、引く事も大事と教えられたはずだがな」
「う、うるせぇー!」
炎の剣を一振りして、俺に向かって火の玉が飛んできたが、蒼雪女がそれを氷の塊を飛ばして相殺した。
それを見て、さっきと違うのを感じたのか、イースズはミケーナたちの近くに下がり、俺が良く見ていた陣形になった。
「勇者が前衛、中衛にギャルトを置き、残りの魔法士は後衛・・・あからさまなんだよな」
「行くぜガキ!死んでも恨むなよ」
「あぁ~はいはい、良いから掛かって来いよ」
最初に時間を止める前から準備は出来ているから、ウサミナルを両手で抱っこしたままで宣言したが、その態度が気にいらなかったのかイースズが突撃して来た。
一人で特攻とか、普通に考えて愚策の戦法を使ってきたので、蒼雪女を下がらせ障壁の魔法で防いだよ。
「なっ!」
「何を驚くんだイースズ、これくらい親父なら使っていただろうし、お前は見ていただろう」
「う、嘘をつくな」
「そうだな、お前はそんな性格だから深く考えもせず、魔法士の誰かだと言って褒めていたんだろうな」
ミケーナたちも否定をしなかったのもいけなかったし、俺が隠していたのも事実だった。
しかし、あの時フォローをしていたのは親父だったとはっきりと告げ、今無防備にも詠唱をしている魔法士3人に視線を向けた。
「な、何をするつもりだガキ」
「俺はガキじゃない、父親と同じアレシュだ」
「や、やめろ」
「前ならこの障壁が守ってくれたんだろうが、今は無いよなイースズ」
「やめろ、みんなには手を出さないでくれ」
「お前、さっきウサミナルがその言葉に似た事を言ったが、笑いながら拒否しただろう」
これがその報いだっと、俺は魔法カード【サンダーボルトレイ】を発動させ、3人を繭に変えてやった。
それを見たギャルトは、怖くて腰を抜かして座り込み、俺は変わってなくてやれやれと思ったよ。
「ほらイースズ、お前の大切な女性が腰を抜かしたぞ、助けてやれよ」
「ギャルト・・・待っていろ、俺がそのガキを倒す」
「それは無理だイースズ、意気込みだけでは勝てないぞ」
いつも俺が言ってきた事で、イースズはそれでも無謀な事をして来た。
それが無事成功していたのは俺の支援があったからで、今はそれも無いからあの女にでも頼めと言ってやったよ。
「グラフィの事か、あいつなら」
「ああ知ってるよ、あいつは村の権利書を探しに村長の家を襲ってるんだろう?」
「な、何で知ってるんだ」
「俺はなんでも知ってるんだよイースズ」
昔から言っている言葉で、俺を見てあいつと同じと恐怖に怯えた目を向けて来た。
それを見て、俺を追い出した理由がもう1つあった事を知ったよ。
「お前も臆病だったんだな」
「な、何を言ってやがるガキ」
「良く分からない力を怖がるのは仕方ないが、それは知らぬ者だった場合だ」
仲間だったら頼もしいと思うが、イースズがそれをしなかったのは怖がっていたからだった。
その程度とガッカリもしたが、それ以上に大切な者を守らずに挑んで来た事がガッカリだった。
「イースズお前、もっと仲間を大切にしろよ」
「ガキの分際で」
「年齢は関係ない、そこを良く考えろ」
ギャルトにカードを向け、イースズが青い顔をするのを見てから発動させギャルトも繭にしたが、イースズは動く事も出来てなかった。
これでおしまいと行きたいが、村長の家に盗みに入っていたネズミをどうするのかが先で、俺のネズミたちに捕まって運ばれてきたよ。
「久しぶりだなグラフィ」
「あ、あなたはアレシュ・・・イースズ何をしてるのよ、早く倒しなさい」
「無理だよグラフィ、イースズは今俺に負けたんだ」
「なっ!」
イースズが動けなかったのは心を打ち砕いたからであり、ここで立ち治れない事を俺は良く知っていた。
時間を掛ければ分からないが、イースズにそんな力は無く、グラフィには処罰を受ける様に言ってやった。
「な、何言ってるのよ、ワタシが何をしたっていうの」
「村に盗みに入っただろう、それは盗賊と同じで重罪だ」
「ま、まだ何も盗んでないわよ」
「お前の仲間はそうじゃない」
俺の向けた視線の先には、ミケーナたちでない他の繭2つがネズミたちによって運ばれてきていて、それにはイースズたちの世話をする追加の2人のモノで、そいつらは鉱石と金を盗んでいたんだ。
それを伝えたら、関係ないとか見放した言動を言って来て、俺はイースズに続いてがっかりしたよ。
「お前、それでも商人かよ」
「な、何を偉そうに」
「商人は信用が第一だろう、それなのに仲間を見捨てるなんて論外だ」
信じられる者は仲間だけだというのに、簡単に切り捨てるなと説教をしてしまった。
それでも心に響いてない様で、俺はイライラしてきたよ。
「お前、自分以外を信じてないだろう」
「な、何よ、それの何がいけないのよ」
「お前、そんな事してて楽しいのか?」
「はい?」
5年もの間頑張って来れたのは、助けた人との交流があり、みんなを幸せに出来ていると思えたからだった。
しかし、グラフィは人を陥れる事しかしていない様に見え、いかにも楽しそうではなかったんだ。
「敵を増やし、人を不幸にして何が楽しいんだ」
「甘い事を言ってるわね、だからガキなのよ」
「甘くて何が悪いんだ、俺は悲しむ顔より喜ぶ顔が見たいぞ」
イースズたちが魅力のある者に惹かれたのなら良いと、諦めも付くと伝えたんだが、その考えは理解できないようだった。
そんなグラフィには、俺に従う事を罰としたが、腕の中のウサミナルと横にいた蒼雪女が反対してきたよ。
「アレシュ様、危険ですウサ」
「そうですわ主様、こんな奴は捨てるのが当然ですわよ」
「そうだな、普通ならこいつらの後ろにいる奴に突き出して終わりだ」
その場合、罪をすべてグラフィに被せて首は公爵様に差し出されるだろう。
しかし、それでは悪がそのまま残り、邪魔する者が隠れて終わるんだ。
「だが、グラフィがこちらに付けばどうだ?」
「相手の裏を取れるウサ」
「ですが主様、こいつが素直に従うとは思えませんわ」
イースズの様に時間がそれを成してくれる、そう二人を説得し受け入れる事にした。
しかし、受け入れるだけで仲間としてではないし、ウサミナルたちの下で働く蒼雪女の更に下と言う立場だ。
「では、雪女たちよりも下ですか、それは良い」
「な、何を勝手に進めているのよ」
「お前に拒否権は無いぞグラフィ、これはそう言った話だ」
「な、何ですって!」
捕虜として働いてもらう事を伝え、それが嫌なら命は無いと目をジッと見て教えたよ。
それでも嫌がるグラフィだったが、死ぬよりは良いと頷いて来て、目には怒りの力を感じたが、生きる力を感じないイースズよりは良いと思ったよ。
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