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3章 知名度戦争でもアゲアゲ
59話 第3試合は剣技の戦い
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1勝1敗になり、自分は内心で焦っていた。
「アシャラ、勝つのですわよ」
「勿論ですロベリア様」
腰に剣を一度叩き、自分は主であるロベリア様に一礼した。
皆も応援してくれたが、自分はとても緊張していたよ。
「相手も剣技を使うようだが、果たして自分の剣技が通用するのか」
10歳の自分は、父上にも称賛してもらうほどの腕ではあったが、その剣技もリューブ先生はおろか、金のタマゴのメンバーにすら敵わず、当てた事すら無かった。
だから自信が無くなっていて、この代表に選ばれても同じだったんだ。
「ほう、そちが相手か」
「アシャラと言う、よろしく」
「うむ、セッシャは四天王シャバラサジャ様1の配下、4刀流の四竜斬の使い手シロウジャだ」
「4刀流って、持ってないじゃないか」
相手の腕は1本しか見えず、容姿は海の生物のタツノオトシゴの様で、どういう事なんだと聞かずにはいられなかった。
それを聞いて、相手は見えない自分にガッカリしてきたわ。
「戦う気が失せるな、セッシャはとてもガッカリだ」
「まだ戦ってもいないだろう」
「やらなくても分かる、そちではセッシャには勝てぬよ」
「どうかな、見えなくてもやりようはあるんだよ」
見えない腕が3本あるのが分かり、見ていろっとスキル【領域展開】を使った。
範囲内に何かが入ってくれば、見えなくても感知できるスキルで、気功術と合わせて感知度を上げた自分の必殺技だ。
「ほう、そのスキルを使うか、それならばまだ楽しめるかもしれぬな」
「知っていたか、それなら話は早い」
「しかしな、それではセッシャには勝てぬのだよ」
開始の合図がなされ、自分は剣を腰から抜き先制攻撃の斬撃武技【スラッシュアロー】を放ったんだ。
相手を驚かす為の技だったんだが、何事もなく粉砕され自分の方が驚いてしまった。
「ふむ、どうやらセッシャは過大評価していた様だ、そちは弱い」
「な、なんだと、もう一度言ってみろ」
「そちは未熟なのだ、そんな歳では無理もない」
歳の事を言うなら、初戦のアラサスだってそうだし、パーミュだって負けたが良い戦いだった。
それなのに、こいつは自分を弱いと言ってガッカリして来て、そんなにも差があるのかと苛立ってきた。
「まだまだ自分はこんなモノではない」
「いいや、もう分かったのだよ、気を使っても闘気を使っても、セッシャの半分にも満たない」
「なっ!そんなはずはない、自分は毎日鍛錬して来た」
「そうであろうな、だがセッシャも同じだし、そちは分かっておらんのだよ」
何を分かってないのか、それすら自分は分からなかったが、それが原因でこいつには勝てないと言わせた理由だった。
それが何なのか、それを見せてやると言って来て、相手が初めて剣を構え、自分はそれを見て背筋がゾクッとした。
「なっ!」
「分かったかな?これがそちの超えてない壁、実戦を味わってない結果なのだよ」
確かに、自分は未だに実戦を行った事は無く、いつも訓練しかこなしていなかった。
それはロベリア様の護衛をしていたからでもあり、アラサスに差を付けられた原因だ。
「勿体ないな、そちが実戦を味わっていれば、もう少し楽しめただろうに、本当に勿体ない」
「ま、まだ分からないだろう、剣技なら負けない」
「その手でか?」
相手に指摘され、自分の手が震えている事に気づき、自分は怖がっているを知った。
相手には勝てないと本能的に理解してしまったが、手を叩いて震えを止めたよ。
「そういう事だ、もう降参するのだな」
「くっ・・・自分は」
「アシャラ様っ!先生の言葉を思い出してください」
降参しようとした時、アラサスに叫ばれて自分は司会者の席に視線を向けた。
そこにいたリューブ先生は、相手よりも強くて重い圧力を飛ばしていて、怒られているのが分かったんだ。
「降参しようとしたのがいけなかったんですね、すみませんリューブ先生」
「何を言っている、早く降参しろ」
「あいにくだが、自分たちは負けて当然と言われてここにいるんだ、何もしないで降参なんて出来るかよ」
そこからは、領域展開も解除して剣を構えて突撃した。
剣が見えようがそうでなかろうが、剣を振り続ければ道は開けると思っての事で、自分は剣を相手に振り続けたんだ。
「なんともがむしゃらな剣だ、流派も何もない」
「それで良いのさ、父上には叱られるだろうが、未熟な自分の剣なんて型にはまっていたら勝てる訳がない」
「確かに・・・しかし、それでも実力差は埋められぬよ」
「くっ」
見えない腕の剣が自分を襲い、剣で1撃は防いだが両肩を斬られてしまった。
それでも、自分は攻撃を止めなかったんだが、明らかに速度も力も落ちてしまったよ。
「それ見た事か、全然話しにならないではないか」
「そ、それで良いんだよ、自分にはこれしかない、剣しかないんだよ」
血が流れ、手にも力が入らなくなっていくが、それでも自分は剣を振り続けた。
相手に呆れられても剣を振り、観客からは可哀そうと言う声まで出てきてしまったんだ。
「もういい、見るに堪えぬから一撃で終わらせてやる」
息を切らせた自分から一瞬で離れた相手は、体勢を低くして剣を前に構えて来た。
それは、見えずとも分かる攻撃だったから、好機と思い自分は剣を上段に構えたんだ。
「み、見えなくても分かるぞ、すべての剣を前に突き出しているな」
「それがどうした、それが分かってもそちには防げぬよ」
「知っているか、騎士は主を守れれば命はいらないんだよ」
「何を言っている?」
不思議そうな相手だが、その答えを出さずに相手は攻撃して来て、その剣は自分の腹に見事に命中した。
本来なら、その衝撃で自分は後方に吹き飛ばされたんだろうが、そうならない為に気を使って踏ん張っていたんだ。
「がはっ」
「そ、そち、死ぬ気か」
「そうでもしないと、お前には勝てないからな」
闘気を残していたので、自分は最後の力を振り絞り剣を振り下ろした。
相手の剣は4本とも自分の腹に刺さっていて、自分の一撃は防がれず勝ったと思ったよ。
「くくく、惜しかったな」
「ど、どうし、て」
「セッシャも昔、そちと同じ事をしたから良く分かるのだ、そして、その時こうして防がれたのだよ」
相手は足を使い、自分が振り下ろした剣を弾いて来た。
自分の剣は宙を舞い、相手の足はそのまま顎をかち上げて来て、自分は後方に飛ばされてしまったよ。
「ああ、もう勝てないんだな」
飛ばされている時、ゆっくり時間が流れていて、負けたんだと実感して涙が出て来た。
精いっぱい力を出し切ったし、もう良いかとそのまま地面に落ちるのを待ったんだが、硬い地面には落ちず身体がふわりと浮いて止まったんだ。
「良くやったなアシャラ、偉かったぞ」
「リューブ、先生・・・自分は」
「良い経験になっただろう?今度は実戦もしような」
「はい・・・自分、頑張ります」
リューブ先生の腕の中で、自分は涙を流して意識を失った。
今までこんなに悔しかった事は無く、もう二度と負けたくないと思ったんだ。
「アシャラ、勝つのですわよ」
「勿論ですロベリア様」
腰に剣を一度叩き、自分は主であるロベリア様に一礼した。
皆も応援してくれたが、自分はとても緊張していたよ。
「相手も剣技を使うようだが、果たして自分の剣技が通用するのか」
10歳の自分は、父上にも称賛してもらうほどの腕ではあったが、その剣技もリューブ先生はおろか、金のタマゴのメンバーにすら敵わず、当てた事すら無かった。
だから自信が無くなっていて、この代表に選ばれても同じだったんだ。
「ほう、そちが相手か」
「アシャラと言う、よろしく」
「うむ、セッシャは四天王シャバラサジャ様1の配下、4刀流の四竜斬の使い手シロウジャだ」
「4刀流って、持ってないじゃないか」
相手の腕は1本しか見えず、容姿は海の生物のタツノオトシゴの様で、どういう事なんだと聞かずにはいられなかった。
それを聞いて、相手は見えない自分にガッカリしてきたわ。
「戦う気が失せるな、セッシャはとてもガッカリだ」
「まだ戦ってもいないだろう」
「やらなくても分かる、そちではセッシャには勝てぬよ」
「どうかな、見えなくてもやりようはあるんだよ」
見えない腕が3本あるのが分かり、見ていろっとスキル【領域展開】を使った。
範囲内に何かが入ってくれば、見えなくても感知できるスキルで、気功術と合わせて感知度を上げた自分の必殺技だ。
「ほう、そのスキルを使うか、それならばまだ楽しめるかもしれぬな」
「知っていたか、それなら話は早い」
「しかしな、それではセッシャには勝てぬのだよ」
開始の合図がなされ、自分は剣を腰から抜き先制攻撃の斬撃武技【スラッシュアロー】を放ったんだ。
相手を驚かす為の技だったんだが、何事もなく粉砕され自分の方が驚いてしまった。
「ふむ、どうやらセッシャは過大評価していた様だ、そちは弱い」
「な、なんだと、もう一度言ってみろ」
「そちは未熟なのだ、そんな歳では無理もない」
歳の事を言うなら、初戦のアラサスだってそうだし、パーミュだって負けたが良い戦いだった。
それなのに、こいつは自分を弱いと言ってガッカリして来て、そんなにも差があるのかと苛立ってきた。
「まだまだ自分はこんなモノではない」
「いいや、もう分かったのだよ、気を使っても闘気を使っても、セッシャの半分にも満たない」
「なっ!そんなはずはない、自分は毎日鍛錬して来た」
「そうであろうな、だがセッシャも同じだし、そちは分かっておらんのだよ」
何を分かってないのか、それすら自分は分からなかったが、それが原因でこいつには勝てないと言わせた理由だった。
それが何なのか、それを見せてやると言って来て、相手が初めて剣を構え、自分はそれを見て背筋がゾクッとした。
「なっ!」
「分かったかな?これがそちの超えてない壁、実戦を味わってない結果なのだよ」
確かに、自分は未だに実戦を行った事は無く、いつも訓練しかこなしていなかった。
それはロベリア様の護衛をしていたからでもあり、アラサスに差を付けられた原因だ。
「勿体ないな、そちが実戦を味わっていれば、もう少し楽しめただろうに、本当に勿体ない」
「ま、まだ分からないだろう、剣技なら負けない」
「その手でか?」
相手に指摘され、自分の手が震えている事に気づき、自分は怖がっているを知った。
相手には勝てないと本能的に理解してしまったが、手を叩いて震えを止めたよ。
「そういう事だ、もう降参するのだな」
「くっ・・・自分は」
「アシャラ様っ!先生の言葉を思い出してください」
降参しようとした時、アラサスに叫ばれて自分は司会者の席に視線を向けた。
そこにいたリューブ先生は、相手よりも強くて重い圧力を飛ばしていて、怒られているのが分かったんだ。
「降参しようとしたのがいけなかったんですね、すみませんリューブ先生」
「何を言っている、早く降参しろ」
「あいにくだが、自分たちは負けて当然と言われてここにいるんだ、何もしないで降参なんて出来るかよ」
そこからは、領域展開も解除して剣を構えて突撃した。
剣が見えようがそうでなかろうが、剣を振り続ければ道は開けると思っての事で、自分は剣を相手に振り続けたんだ。
「なんともがむしゃらな剣だ、流派も何もない」
「それで良いのさ、父上には叱られるだろうが、未熟な自分の剣なんて型にはまっていたら勝てる訳がない」
「確かに・・・しかし、それでも実力差は埋められぬよ」
「くっ」
見えない腕の剣が自分を襲い、剣で1撃は防いだが両肩を斬られてしまった。
それでも、自分は攻撃を止めなかったんだが、明らかに速度も力も落ちてしまったよ。
「それ見た事か、全然話しにならないではないか」
「そ、それで良いんだよ、自分にはこれしかない、剣しかないんだよ」
血が流れ、手にも力が入らなくなっていくが、それでも自分は剣を振り続けた。
相手に呆れられても剣を振り、観客からは可哀そうと言う声まで出てきてしまったんだ。
「もういい、見るに堪えぬから一撃で終わらせてやる」
息を切らせた自分から一瞬で離れた相手は、体勢を低くして剣を前に構えて来た。
それは、見えずとも分かる攻撃だったから、好機と思い自分は剣を上段に構えたんだ。
「み、見えなくても分かるぞ、すべての剣を前に突き出しているな」
「それがどうした、それが分かってもそちには防げぬよ」
「知っているか、騎士は主を守れれば命はいらないんだよ」
「何を言っている?」
不思議そうな相手だが、その答えを出さずに相手は攻撃して来て、その剣は自分の腹に見事に命中した。
本来なら、その衝撃で自分は後方に吹き飛ばされたんだろうが、そうならない為に気を使って踏ん張っていたんだ。
「がはっ」
「そ、そち、死ぬ気か」
「そうでもしないと、お前には勝てないからな」
闘気を残していたので、自分は最後の力を振り絞り剣を振り下ろした。
相手の剣は4本とも自分の腹に刺さっていて、自分の一撃は防がれず勝ったと思ったよ。
「くくく、惜しかったな」
「ど、どうし、て」
「セッシャも昔、そちと同じ事をしたから良く分かるのだ、そして、その時こうして防がれたのだよ」
相手は足を使い、自分が振り下ろした剣を弾いて来た。
自分の剣は宙を舞い、相手の足はそのまま顎をかち上げて来て、自分は後方に飛ばされてしまったよ。
「ああ、もう勝てないんだな」
飛ばされている時、ゆっくり時間が流れていて、負けたんだと実感して涙が出て来た。
精いっぱい力を出し切ったし、もう良いかとそのまま地面に落ちるのを待ったんだが、硬い地面には落ちず身体がふわりと浮いて止まったんだ。
「良くやったなアシャラ、偉かったぞ」
「リューブ、先生・・・自分は」
「良い経験になっただろう?今度は実戦もしような」
「はい・・・自分、頑張ります」
リューブ先生の腕の中で、自分は涙を流して意識を失った。
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