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3章 知名度戦争でもアゲアゲ
54話 メサーリア戦は圧倒的に
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ザナルカド戦で特大の気功波を見た私たち金のタマゴPTは、まだまだであったことを痛感したわ。
「さすがリューブさんと言いたいけど、私たちちょっと慢心していたわねメメルちゃん」
「そうですねマリューナ、魔族の大きな気功波も大したことなかったから、ワタシたちが最強と思っていたけど、それをはるかに超えた技をリューブ師匠は見せてくれました」
「いつも褒めてくれていたし、十分と思っていたわね」
ブラヌとミルとコルに視線を向けると、最近訓練に真剣さが無かった事を反省してくれたわ。
それもそのはず、リューブ師匠に単体で一撃を入れる事が出来る様になったからで、5人で戦えばもしかしたらっと思っていたんです。
「アタシ、ちょっと訓練してくるわ」
「うん」
「コルたちも行く」
「待ちなさい、今は飛空艇を誘導するのが仕事よ」
ジト~っと私を3人が見て来るけど、リューブさんが見ていると言ったらすぐに元の位置に戻ってくれたわ。
リューブさんは今、魔族の将を助けていて、逃げる場面を見せる訳にはいかなかったのよ。
「最近の私たちに喝を入れる為でもあったのね、納得だわ」
遠くに飛んで行くリューブさんを見て、それでも私たちを見捨てないのは信じてくれているからで、失敗とはまた違ったわ。
今気づけたのは幸運で、3人が焦っている様に頑張らないといけなかったのよ。
「その為にも、まずはお仕事を完璧にこなさないとね」
「マリューナ、あなたがいて良かったわ」
「メメルちゃん、それはお互い様よ、私がここで一緒にいるのは、みんなが受け入れてくれたからで、本当なら全然違う道を進んでいたのよ」
もしかしたら、さっき消えてなくなったミューンの様に、使い捨ての道具にされていたかもしれなかったんです。
そんな私は、今とても重要な場所にいて、誇らしいと思えるお仕事をしていたのよ。
「だからね、足踏みなんてしてられないわ、そうでしょうメメル」
「そうよね、分かったわマリューナ」
「じゃあ、急がず冷静に飛空艇を誘導しましょう」
飛空艇は島に降りて制圧が始まり、私たちは戻って来たリューブさんと合流して謝罪をしました。
リューブさんは分かっていなかったけど、リューブさんが見てないからと言って先を考えた訓練をしなかった事を謝ったのよ。
「なんだそんな事か」
「そんな事じゃないわ、アタシたち前ならもっと頑張っていたのよ」
「ブラヌ、ずっと全速力で走っていたら、その内疲れるのは当然さ、今は歩いて休む時なんだよ」
「でも、アタシたちはそれに安心していたのよ、走りだそうとしてなかったの」
それに気づかせてくれたのが、リューブさんが放った気功波で、私たちが5人で放ってもあれには及びません。
それが答えで、訓練さえ真剣に行っていれば、もしかしたら出来たかもしれないと謝ったんです。
「マリューナ、今言ったが休む事も大切で、あの気功波【覇王衝撃波】は俺が休んでいたからできた技なんだぞ」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、前までの俺だったら、グリーナスの技と同じくらいしか放てなかった」
数か月休んだおかげと言われ、そんな場面があったかと思い返していました。
確かに、リューブさんは前よりは気を使ってなかったけど、訓練は厳しく行っていたし、そうは見えなかったのよ。
「そう言う訳だからな、休む事も必要だから考えておいてくれよな」
「分かりました、リューブさんが言うなら信じます」
「それは良かった、そこでみんなにお願いだ、今まで休んでいた成果を見せてもらうぞ」
「「「「「え」」」」」
休んでいたのは知っていて、リューブさんは溜めた気を使う事を提案してきました。
どうやるのかと言うと、リューブさんに私たちの気を注ぐと言う事だったんだけど、そんなに簡単で良いのかとみんなで声を揃えてしまったわ。
「リューブ師匠、これは罰なんですよ、簡単すぎます」
「ふっふっふ、メメルよ、言うだけなら簡単だが、これはかなり過酷な事を言ってるんだぞ」
「そうなんですか?いったいどれくらい大変なんですか」
「以前メメルが3人の気を貰った事があるだろう、あの時3人はどう思った?」
メメルが私を見て来たのだけど、青い顔をした私を見て察してくれたみたいで、生唾を飲んでいたわ。
ブラヌは分かってなかったみたいで聞いて来たけど、とても辛いという簡単な答えしか言えなくて、ブラヌは怒っていたわね。
「もっと具体的に言ってよマリューナ、今のアタシたちならどれくらい大変なのよ」
「そうね・・・今日、3時間掛けて飛空艇を先導したけど、ちょっと疲れたじゃない、その10倍くらいかしら」
「え!・・・それって大変じゃない」
「そうよ、立っているのもやっとだったんだからね」
それだけ大変だったし、あの後歩くのも辛かったんです。
ミルとコルも頷いていて、ブラヌは顔を青くしてきたわね。
「そ、それなら罰として最適かしらね」
「ああ~悪いんだがなブラヌ、それは歩ける程度に気を残しているから、今回はその3倍はつらいぞ」
「「「「「え!」」」」」
「何を驚いている、罰と言ってるんだからそれくらい辛くないとダメだろう」
リューブさんの性格を忘れていた私たちは、ギリギリのラインを攻めている事に気づき、これは過酷な事になると覚悟しました。
そんなに集めてどうするのかメメルが理由を聞いたら、メサーリアに先制攻撃をすると教えてくれたのよ。
「あそこはな、教会が住民を洗脳していて、島に降りる事さえ危険な場所なんだよ」
「そう言えば、ここに降りた時も、住民がワタシたちを攻撃してきましたね」
「信仰と言うんだが、信じている教会を攻撃しているから、俺たちは助けようとしても悪なんだ」
それは本当に難しい問題で、死にそうになっている所を助けても、逆に刺殺されたりするとリューブさんは難しい顔をしていました。
だから、島の住民も敵と言う事で、一人として逃がさないとリューブさんは怖い事を言ってきたわ。
「そ、それは流石に酷いんじゃ」
「ブラヌ、大人の世界はそういうモノだ、君たちも奴隷になる前に味わっただろう」
「ああ、そういう事ね、最悪だわ」
そういう事っと、リューブさんは大人の汚さを語ってきて、子供にそれを強要したと説明してくれました。
メサーリアは、子供も危険な状態に染まっていて、もう助けられないとリューブさんは悲しそうでしたよ。
「こんなに色々な顔をするリューブさん、初めて見ました」
「それだけ大変な所なのさマリューナ、だから俺にみんなのすべてを託してくれ」
「分かったわ、やってやるわよ」
ブラヌの決意に私たちも頷き、その日の夜にみんなで丘に集まったの。
リューブさんが先頭に立ち、私たちは気を送る為に手をかざしました。
「良いかみんな、俺の合図と同時に送り始めるんだぞ」
「今からじゃないんですか?」
「ああ、持続させる為にみんなの気が欲しいんだ、だから倒れるまで頼むぞ」
「わ、分かりました・・・頑張ります」
リューブさんがニコリとした後、気功波を大量に飛ばし始め、それは1時間続いたわ。
それを見て、私たちは唖然としてしまったわ。
「こ、こんなに実力に差があったのね」
「ね、ねぇマリューナ、あなたはどれくらい気功波を打ち続けられる?」
「ブラヌ、そもそも威力が違うわ、もしあの威力を打ち続けるのなら、1分と持たないわよ」
「そ、そうだよね・・・こんなに違ったんだね」
ブラヌも納得し、その直後にリューブさんから合図があって、私たちは気を送り始めたの。
気を使いリューブさんは気功波を打ち続けたのだけど、10分としないうちにミルとコルが倒れ、私も息が切れて来たのよ。
「くっもうダメ」
「メメル、ブラヌはどう?」
「も、もう少しいけるわ」
「私はそろそろ限界です」
フラフラになりながらも、メメルはまだ気を送っていて、それも5分後には無くなって倒れたわ。
その後5分してブラヌが倒れ、私も10分後に倒れたのだけど、気を送る人数が減ってもリューブさんの放つ気功波の威力は下がらず、次に目を覚ました時気づいたのよ。
「もしかして、私たちの気なんていらなかったんじゃ」
そう思い、みんなをシートの上に寝かせているリューブさんを見たのだけど、とても辛そうな顔をしていたわ。
リューブさんもギリギリのところで意識を保っていて、その為に私たちの気が必要だったのだと思ったわ。
「そこまでしてメサーリアを攻撃したかったの?」
そこまでするリューブさんは初めてで、ちょっと怖かったけど、そこまでさせたメサーリアを許せなかった。
リューブさんの攻撃のおかげで、次の日からメサーリアに移動が始まり、5日して島に到着すると、そこには瓦礫しか見当たらず、それは他の島でも同じでした。
「さすがリューブさんと言いたいけど、私たちちょっと慢心していたわねメメルちゃん」
「そうですねマリューナ、魔族の大きな気功波も大したことなかったから、ワタシたちが最強と思っていたけど、それをはるかに超えた技をリューブ師匠は見せてくれました」
「いつも褒めてくれていたし、十分と思っていたわね」
ブラヌとミルとコルに視線を向けると、最近訓練に真剣さが無かった事を反省してくれたわ。
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「うん」
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「最近の私たちに喝を入れる為でもあったのね、納得だわ」
遠くに飛んで行くリューブさんを見て、それでも私たちを見捨てないのは信じてくれているからで、失敗とはまた違ったわ。
今気づけたのは幸運で、3人が焦っている様に頑張らないといけなかったのよ。
「その為にも、まずはお仕事を完璧にこなさないとね」
「マリューナ、あなたがいて良かったわ」
「メメルちゃん、それはお互い様よ、私がここで一緒にいるのは、みんなが受け入れてくれたからで、本当なら全然違う道を進んでいたのよ」
もしかしたら、さっき消えてなくなったミューンの様に、使い捨ての道具にされていたかもしれなかったんです。
そんな私は、今とても重要な場所にいて、誇らしいと思えるお仕事をしていたのよ。
「だからね、足踏みなんてしてられないわ、そうでしょうメメル」
「そうよね、分かったわマリューナ」
「じゃあ、急がず冷静に飛空艇を誘導しましょう」
飛空艇は島に降りて制圧が始まり、私たちは戻って来たリューブさんと合流して謝罪をしました。
リューブさんは分かっていなかったけど、リューブさんが見てないからと言って先を考えた訓練をしなかった事を謝ったのよ。
「なんだそんな事か」
「そんな事じゃないわ、アタシたち前ならもっと頑張っていたのよ」
「ブラヌ、ずっと全速力で走っていたら、その内疲れるのは当然さ、今は歩いて休む時なんだよ」
「でも、アタシたちはそれに安心していたのよ、走りだそうとしてなかったの」
それに気づかせてくれたのが、リューブさんが放った気功波で、私たちが5人で放ってもあれには及びません。
それが答えで、訓練さえ真剣に行っていれば、もしかしたら出来たかもしれないと謝ったんです。
「マリューナ、今言ったが休む事も大切で、あの気功波【覇王衝撃波】は俺が休んでいたからできた技なんだぞ」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、前までの俺だったら、グリーナスの技と同じくらいしか放てなかった」
数か月休んだおかげと言われ、そんな場面があったかと思い返していました。
確かに、リューブさんは前よりは気を使ってなかったけど、訓練は厳しく行っていたし、そうは見えなかったのよ。
「そう言う訳だからな、休む事も必要だから考えておいてくれよな」
「分かりました、リューブさんが言うなら信じます」
「それは良かった、そこでみんなにお願いだ、今まで休んでいた成果を見せてもらうぞ」
「「「「「え」」」」」
休んでいたのは知っていて、リューブさんは溜めた気を使う事を提案してきました。
どうやるのかと言うと、リューブさんに私たちの気を注ぐと言う事だったんだけど、そんなに簡単で良いのかとみんなで声を揃えてしまったわ。
「リューブ師匠、これは罰なんですよ、簡単すぎます」
「ふっふっふ、メメルよ、言うだけなら簡単だが、これはかなり過酷な事を言ってるんだぞ」
「そうなんですか?いったいどれくらい大変なんですか」
「以前メメルが3人の気を貰った事があるだろう、あの時3人はどう思った?」
メメルが私を見て来たのだけど、青い顔をした私を見て察してくれたみたいで、生唾を飲んでいたわ。
ブラヌは分かってなかったみたいで聞いて来たけど、とても辛いという簡単な答えしか言えなくて、ブラヌは怒っていたわね。
「もっと具体的に言ってよマリューナ、今のアタシたちならどれくらい大変なのよ」
「そうね・・・今日、3時間掛けて飛空艇を先導したけど、ちょっと疲れたじゃない、その10倍くらいかしら」
「え!・・・それって大変じゃない」
「そうよ、立っているのもやっとだったんだからね」
それだけ大変だったし、あの後歩くのも辛かったんです。
ミルとコルも頷いていて、ブラヌは顔を青くしてきたわね。
「そ、それなら罰として最適かしらね」
「ああ~悪いんだがなブラヌ、それは歩ける程度に気を残しているから、今回はその3倍はつらいぞ」
「「「「「え!」」」」」
「何を驚いている、罰と言ってるんだからそれくらい辛くないとダメだろう」
リューブさんの性格を忘れていた私たちは、ギリギリのラインを攻めている事に気づき、これは過酷な事になると覚悟しました。
そんなに集めてどうするのかメメルが理由を聞いたら、メサーリアに先制攻撃をすると教えてくれたのよ。
「あそこはな、教会が住民を洗脳していて、島に降りる事さえ危険な場所なんだよ」
「そう言えば、ここに降りた時も、住民がワタシたちを攻撃してきましたね」
「信仰と言うんだが、信じている教会を攻撃しているから、俺たちは助けようとしても悪なんだ」
それは本当に難しい問題で、死にそうになっている所を助けても、逆に刺殺されたりするとリューブさんは難しい顔をしていました。
だから、島の住民も敵と言う事で、一人として逃がさないとリューブさんは怖い事を言ってきたわ。
「そ、それは流石に酷いんじゃ」
「ブラヌ、大人の世界はそういうモノだ、君たちも奴隷になる前に味わっただろう」
「ああ、そういう事ね、最悪だわ」
そういう事っと、リューブさんは大人の汚さを語ってきて、子供にそれを強要したと説明してくれました。
メサーリアは、子供も危険な状態に染まっていて、もう助けられないとリューブさんは悲しそうでしたよ。
「こんなに色々な顔をするリューブさん、初めて見ました」
「それだけ大変な所なのさマリューナ、だから俺にみんなのすべてを託してくれ」
「分かったわ、やってやるわよ」
ブラヌの決意に私たちも頷き、その日の夜にみんなで丘に集まったの。
リューブさんが先頭に立ち、私たちは気を送る為に手をかざしました。
「良いかみんな、俺の合図と同時に送り始めるんだぞ」
「今からじゃないんですか?」
「ああ、持続させる為にみんなの気が欲しいんだ、だから倒れるまで頼むぞ」
「わ、分かりました・・・頑張ります」
リューブさんがニコリとした後、気功波を大量に飛ばし始め、それは1時間続いたわ。
それを見て、私たちは唖然としてしまったわ。
「こ、こんなに実力に差があったのね」
「ね、ねぇマリューナ、あなたはどれくらい気功波を打ち続けられる?」
「ブラヌ、そもそも威力が違うわ、もしあの威力を打ち続けるのなら、1分と持たないわよ」
「そ、そうだよね・・・こんなに違ったんだね」
ブラヌも納得し、その直後にリューブさんから合図があって、私たちは気を送り始めたの。
気を使いリューブさんは気功波を打ち続けたのだけど、10分としないうちにミルとコルが倒れ、私も息が切れて来たのよ。
「くっもうダメ」
「メメル、ブラヌはどう?」
「も、もう少しいけるわ」
「私はそろそろ限界です」
フラフラになりながらも、メメルはまだ気を送っていて、それも5分後には無くなって倒れたわ。
その後5分してブラヌが倒れ、私も10分後に倒れたのだけど、気を送る人数が減ってもリューブさんの放つ気功波の威力は下がらず、次に目を覚ました時気づいたのよ。
「もしかして、私たちの気なんていらなかったんじゃ」
そう思い、みんなをシートの上に寝かせているリューブさんを見たのだけど、とても辛そうな顔をしていたわ。
リューブさんもギリギリのところで意識を保っていて、その為に私たちの気が必要だったのだと思ったわ。
「そこまでしてメサーリアを攻撃したかったの?」
そこまでするリューブさんは初めてで、ちょっと怖かったけど、そこまでさせたメサーリアを許せなかった。
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