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3章 知名度戦争でもアゲアゲ
50話 ミアエラ戦
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講堂に集まった僕たちは、超大型の映像板で戦争の実況を見ていて、僕はどうなるのかドキドキしていました。
「ついに始まりますわねアラサス」
「ロベリア様・・・そうですね」
「それにしても、映像板って正面の近くしか撮れないはずなのに、どうやってるのかしらね?」
映像では、多くの飛空艇が連なっているのが見えていて、それ以外にブリッジの映像まで時折切り替えて見えました。
おまけに、解説者を毎回しているイバラス様が張り切っていて、開戦を待ち望んでいましたよ。
「彼も上手く解説できるようになりましたわね」
「そうですね、最初はいやいやでしたけど、今ではノリノリです」
イバラス様は、リューブ先生の指導を拒否した罰として戦場の実況を任され、改造された飛空馬車でいつも解説をしてくれています。
そのおかげでこちらも分かり易くなっているんだけど、大砲の弾が一発でも当たれば落ちるから、やはり危険な場所ではあったんだ。
「でも、ずっとそれもないし、きっと一緒に実況してる人たちが頑張ってるんでしょうね」
「そうですわね・・・始まりますわ」
飛空艇の鐘がなり、お互いの大砲から煙が出て弾が発射されました。
凄い数の弾が飛び交い、普通なら船の多い方が勝つんだけど、こちらの船にはシールドが張られていて、弾を弾いて無傷でした。
「いつもの通りですわね」
「はいロベリア様、このまま行けば勝利は確実です」
「そうですわね・・・でも、そうもいかない様ですわよ」
相手の陣地から、小さな船が飛んできているのが見え、こちらの小型船も出撃しました。
こちらの戦い方をまねした戦法で、相手も学んでいると実況のイバラス様が解説しましたね。
「対して、こちらも飛空馬車を出しましたわね」
「当然です、それに付け焼刃の飛空馬車なんて、リューブ先生が指導した人たちの敵じゃないですよ」
「そうねアラサス、あの人は凄いですものね」
まったくその通りっと、講堂の先生たちが座る席に視線を向け、尊敬の眼差しを送りました。
僕たちの訓練も既に終わりに近づいていて、いつでも出動できる状態だったけど、予想通り相手の飛空馬車は簡単に落とされていたよ。
「旋回がお粗末ですわね」
「あれなら、僕でも避けれますね」
「あら、避けるだけですのアラサス」
「そんなわけないじゃないですかロベリア様、ちゃんと反撃を10発ほど当てますよ」
それだけの実力を既に取得していて、僕たちはこの国でもかなりの実力者です。
金のタマゴの人たちには全然敵わないし、壁はかなり高いんだけど、早く実戦に出たいと思っていました。
「ですけど、もう終わりそうですわね」
「まぁいつもの事ですよロベリア様」
「ですわね、最後に残った3国と言ってもこの程度ですわ」
そう思って解説者のイバラス様も終わりを宣言しようとしたんだけど、そんな時に敵陣営から小さな物体が複数飛んできたんだ。
何が来たのかとイバラス様が焦って叫ぶと、こちらの飛空馬車が急いで撤退を始めたんだよ。
「ど、どうなっていますのアラサス」
「分かりません、とても小さくて映像でははっきりと見えません」
「もっと近くで撮れませんの」
「無茶ですよ、相手の飛空艇の中を映せない様に、敵は拒んでいるんです」
近づけば壊され殺されると言ったんだけど、小さな奴らがどんどんと近づいて来て、その正体が見えたんだ。
そいつらは、僕らの様に単体で空を飛ぶ人であり、それを見てリューブ先生が「あいつらやりやがった!」っと叫んだんだ。
「ど、どうしましたのリューブ先生、叫ぶなんて珍しいにも程がありますわね」
「ロベリア様、あれはこの戦いが始まるきっかけになった超化人種ですよ」
「なるほど、だからリューブ先生が怒っているのですわね」
「そうみたいですけど、なんだかちょっと違う気がしますね」
何が違うのか分からなかったけど、リューブ先生は怒っているのにどこか呆れた感じを持っていたんだ。
超化人種たちは、こちらの飛空艇に乗り込み、艦隊戦が始まったんだよ。
「こ、これはまずいのではないかしら」
「乗り込めた数は少数ですし、きっと平気ですよロベリア様」
初めての事でかなり動揺し、解説者のイバラス様も慌てていたけど、一緒に解説している女性のケロルさんが映像を船の中に切り替えてくれたんだ。
船の中では、飛空馬車から戻った冒険者たちが戦っていて、それはダンジョンの映像で良く見た戦いだった。
「そう言えば、久しぶりに見た」
「そうですわね、久しく冒険者の戦いを見ていませんでしたわ」
「やっぱり、この戦いの方が僕は好きです」
冒険者になって、ひと花咲かせるのも良いけど、僕はそれよりもやってみたい事がありました。
空に浮かぶ島の遥か下、そこに広がる大きな海を探索したかったんだ。
「凄い夢ですわねアラサス」
「リューブ先生が魚を料理に出してくれてから、僕はその美味しさの虜なんです」
「そう言えば、バーベキューと言った食事をしましたわね」
「その時出た、シーフード料理って言うのを僕は広めたいんだ」
沢山の魚がいて、それだけ色々な料理があると思っていました。
だから、僕は世界を平和にしたかったんだよ。
「そうでしたの・・・その旅、ワタクシも一緒に」
「ロベリア様?」
「な、何でもありませんわアラサス、それよりも戦いが終わりましたわよ」
なんだか、ロベリア様が赤くなっている様にも見えましたが、それを聞き返す前に映像の戦いが終わった様で、講堂に歓声が上がったんだ。
ロベリア様の隣に座っていたアシャラ様たちも嬉しそうで、僕も映像を見て勝利を祝ったんだよ。
「これで残りは後ふたつ、本部のメサーリアと中部のザナルカドだね」
次は更に10日の移動が掛かり、僕はちょっと不安になりました。
今回の艦内戦では、少人数だったから倒せたけど、冒険者にケガ人が出たのは初めてだったんだ。
「イバラス様も被害報告は後になると言ってるし、こんな事初めてだよ」
飛空艇の被害はいつもあったけど、大破はなかったし余裕があったんだ。
でも、今回はリューブ先生が叫ぶほどに驚かされ、少し間違えば大きな被害を受けたかもしれなかった。
「もし、あの超化人種たちがミローナ様たちの乗っている飛空艇まで到達していれば、もしかしたら分かりませんでしたわね」
「ロベリア様、ちょっと僕リューブ先生に知らせてきます」
「ワタクシも行きますわ、ちょっと早いですけど、ワタクシたちだって戦えますわよね」
緊急事態と言う事で、僕たちも出動出来ないか頼みに行ったんだけど、リューブ先生に知らせたらその必要はないと即答されました。
どうしてなのかと質問したら、相手が相当やばい事をした様で、先生が呆れていたんだよ。
「リューブ先生、どういうことですか?」
「見たと思うが、超化人種たちは気を使って飛んでいた、あれは魔族を合成体に加えたからだ」
「「え・・・それって」」
「その通り、教会は魔族まで敵に回したんだよ」
どうやって魔族を実験体に取り入れたのかは先生にも分からなかったけど、それは獣人が怒っている事の再来だったんだ。
しばらくしたら魔族が戦争に参戦するのをリューブ先生が予想し、教会は2つの勢力と戦う事になると教えてくれました。
「ただでさえ劣勢なのに、ここで更にもう1つの勢力が襲って来る、これは終わりを意味するんだよ」
「で、でも、魔族がこちらを攻めないとも思えませんわよ」
「ロベリア、そこは交渉次第だ、俺に任せてくれ」
かなりの自信があるようで、リューブ先生はニヤリとして見せました。
次の戦いはどうなるのか、とても心配になったけど、僕たちは待つことしか出来ず10日の月日が流れたよ。
「ついに始まりますわねアラサス」
「ロベリア様・・・そうですね」
「それにしても、映像板って正面の近くしか撮れないはずなのに、どうやってるのかしらね?」
映像では、多くの飛空艇が連なっているのが見えていて、それ以外にブリッジの映像まで時折切り替えて見えました。
おまけに、解説者を毎回しているイバラス様が張り切っていて、開戦を待ち望んでいましたよ。
「彼も上手く解説できるようになりましたわね」
「そうですね、最初はいやいやでしたけど、今ではノリノリです」
イバラス様は、リューブ先生の指導を拒否した罰として戦場の実況を任され、改造された飛空馬車でいつも解説をしてくれています。
そのおかげでこちらも分かり易くなっているんだけど、大砲の弾が一発でも当たれば落ちるから、やはり危険な場所ではあったんだ。
「でも、ずっとそれもないし、きっと一緒に実況してる人たちが頑張ってるんでしょうね」
「そうですわね・・・始まりますわ」
飛空艇の鐘がなり、お互いの大砲から煙が出て弾が発射されました。
凄い数の弾が飛び交い、普通なら船の多い方が勝つんだけど、こちらの船にはシールドが張られていて、弾を弾いて無傷でした。
「いつもの通りですわね」
「はいロベリア様、このまま行けば勝利は確実です」
「そうですわね・・・でも、そうもいかない様ですわよ」
相手の陣地から、小さな船が飛んできているのが見え、こちらの小型船も出撃しました。
こちらの戦い方をまねした戦法で、相手も学んでいると実況のイバラス様が解説しましたね。
「対して、こちらも飛空馬車を出しましたわね」
「当然です、それに付け焼刃の飛空馬車なんて、リューブ先生が指導した人たちの敵じゃないですよ」
「そうねアラサス、あの人は凄いですものね」
まったくその通りっと、講堂の先生たちが座る席に視線を向け、尊敬の眼差しを送りました。
僕たちの訓練も既に終わりに近づいていて、いつでも出動できる状態だったけど、予想通り相手の飛空馬車は簡単に落とされていたよ。
「旋回がお粗末ですわね」
「あれなら、僕でも避けれますね」
「あら、避けるだけですのアラサス」
「そんなわけないじゃないですかロベリア様、ちゃんと反撃を10発ほど当てますよ」
それだけの実力を既に取得していて、僕たちはこの国でもかなりの実力者です。
金のタマゴの人たちには全然敵わないし、壁はかなり高いんだけど、早く実戦に出たいと思っていました。
「ですけど、もう終わりそうですわね」
「まぁいつもの事ですよロベリア様」
「ですわね、最後に残った3国と言ってもこの程度ですわ」
そう思って解説者のイバラス様も終わりを宣言しようとしたんだけど、そんな時に敵陣営から小さな物体が複数飛んできたんだ。
何が来たのかとイバラス様が焦って叫ぶと、こちらの飛空馬車が急いで撤退を始めたんだよ。
「ど、どうなっていますのアラサス」
「分かりません、とても小さくて映像でははっきりと見えません」
「もっと近くで撮れませんの」
「無茶ですよ、相手の飛空艇の中を映せない様に、敵は拒んでいるんです」
近づけば壊され殺されると言ったんだけど、小さな奴らがどんどんと近づいて来て、その正体が見えたんだ。
そいつらは、僕らの様に単体で空を飛ぶ人であり、それを見てリューブ先生が「あいつらやりやがった!」っと叫んだんだ。
「ど、どうしましたのリューブ先生、叫ぶなんて珍しいにも程がありますわね」
「ロベリア様、あれはこの戦いが始まるきっかけになった超化人種ですよ」
「なるほど、だからリューブ先生が怒っているのですわね」
「そうみたいですけど、なんだかちょっと違う気がしますね」
何が違うのか分からなかったけど、リューブ先生は怒っているのにどこか呆れた感じを持っていたんだ。
超化人種たちは、こちらの飛空艇に乗り込み、艦隊戦が始まったんだよ。
「こ、これはまずいのではないかしら」
「乗り込めた数は少数ですし、きっと平気ですよロベリア様」
初めての事でかなり動揺し、解説者のイバラス様も慌てていたけど、一緒に解説している女性のケロルさんが映像を船の中に切り替えてくれたんだ。
船の中では、飛空馬車から戻った冒険者たちが戦っていて、それはダンジョンの映像で良く見た戦いだった。
「そう言えば、久しぶりに見た」
「そうですわね、久しく冒険者の戦いを見ていませんでしたわ」
「やっぱり、この戦いの方が僕は好きです」
冒険者になって、ひと花咲かせるのも良いけど、僕はそれよりもやってみたい事がありました。
空に浮かぶ島の遥か下、そこに広がる大きな海を探索したかったんだ。
「凄い夢ですわねアラサス」
「リューブ先生が魚を料理に出してくれてから、僕はその美味しさの虜なんです」
「そう言えば、バーベキューと言った食事をしましたわね」
「その時出た、シーフード料理って言うのを僕は広めたいんだ」
沢山の魚がいて、それだけ色々な料理があると思っていました。
だから、僕は世界を平和にしたかったんだよ。
「そうでしたの・・・その旅、ワタクシも一緒に」
「ロベリア様?」
「な、何でもありませんわアラサス、それよりも戦いが終わりましたわよ」
なんだか、ロベリア様が赤くなっている様にも見えましたが、それを聞き返す前に映像の戦いが終わった様で、講堂に歓声が上がったんだ。
ロベリア様の隣に座っていたアシャラ様たちも嬉しそうで、僕も映像を見て勝利を祝ったんだよ。
「これで残りは後ふたつ、本部のメサーリアと中部のザナルカドだね」
次は更に10日の移動が掛かり、僕はちょっと不安になりました。
今回の艦内戦では、少人数だったから倒せたけど、冒険者にケガ人が出たのは初めてだったんだ。
「イバラス様も被害報告は後になると言ってるし、こんな事初めてだよ」
飛空艇の被害はいつもあったけど、大破はなかったし余裕があったんだ。
でも、今回はリューブ先生が叫ぶほどに驚かされ、少し間違えば大きな被害を受けたかもしれなかった。
「もし、あの超化人種たちがミローナ様たちの乗っている飛空艇まで到達していれば、もしかしたら分かりませんでしたわね」
「ロベリア様、ちょっと僕リューブ先生に知らせてきます」
「ワタクシも行きますわ、ちょっと早いですけど、ワタクシたちだって戦えますわよね」
緊急事態と言う事で、僕たちも出動出来ないか頼みに行ったんだけど、リューブ先生に知らせたらその必要はないと即答されました。
どうしてなのかと質問したら、相手が相当やばい事をした様で、先生が呆れていたんだよ。
「リューブ先生、どういうことですか?」
「見たと思うが、超化人種たちは気を使って飛んでいた、あれは魔族を合成体に加えたからだ」
「「え・・・それって」」
「その通り、教会は魔族まで敵に回したんだよ」
どうやって魔族を実験体に取り入れたのかは先生にも分からなかったけど、それは獣人が怒っている事の再来だったんだ。
しばらくしたら魔族が戦争に参戦するのをリューブ先生が予想し、教会は2つの勢力と戦う事になると教えてくれました。
「ただでさえ劣勢なのに、ここで更にもう1つの勢力が襲って来る、これは終わりを意味するんだよ」
「で、でも、魔族がこちらを攻めないとも思えませんわよ」
「ロベリア、そこは交渉次第だ、俺に任せてくれ」
かなりの自信があるようで、リューブ先生はニヤリとして見せました。
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