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3章 知名度戦争でもアゲアゲ
45話 映像が凄い
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ミローナ様を救い、俺は王都に戻ってきたんだが、メメルたちが空を飛べるようになっててビックリした。
「凄いなお前たち、まさか出来る様になってるとは思わなかったぞ」
「えへへ」
「もっと撫でて」
ヨシヨシっと、空でみんなを撫でたんだが、教えてもいないのに凄いと本当に思ったよ。
応用とかではなく、自分たちで方法を見つけたのは、元から知っていた俺にも出来ない事で、本当に凄いと褒めまくったよ。
「それでリューブさん、あの飛空艇が敵ですか」
「そうなんだマリューナ、とても性能が良いみたいだから持って来たよ」
「持って来たって、あんなに大きな船を?」
「あれくらい気の力で出来るぞ、空を飛ぶ時にやらなかったか?」
マリューナは、どうして分かるのかと言った顔をして来るが、練習の段階ではそれが一番の近道だし、それをしなかったら短時間では覚えられないから分かったんだ。
流石と言われてキラキラした目をされたが、当然の道なのでそれほどでもないっと話を進めた。
「じゃあ、捕虜も取得したんですね」
「ああ、戦いの映像も流せたし、こちらに付く国は出て来るだろう」
「それじゃあ、サリーヌ様の所に通信が来てるかもしれませんね」
「そうなんだ、だから聞きに行きたいんだが、みんなの成果を先に見たいな」
国の事よりも私たちを優先してくれたとかみんなが喜んでくれたが、俺のスタンスはいつもそれで変わらない。
正直な所、ベベールドに戻ってダンジョン探索を出来なくなったことは、俺の中ではかなりの怒りを持たせるもので、戦争なんてさっさと終わらせたかったんだ。
「それで、みんなはどれくらい早く飛べるんだ?」
「見ててくださいリューブ師匠」
「行くわよ」
「「ゴーゴー」」
みんなが一斉に上昇していき、俺はなかなかの速度だから感心した。
マリューナが先頭で誘導しているのも、編隊を考えていたから凄いと思ったんだ。
「まだまだ荒いが、3日でここまでなら素晴らしいな」
戻って来るみんなを見て、俺は拍手を送って凄いと褒めた。
みんなニコニコして嬉しそうにしてきて、これで一緒に戦えると提案してきたよ。
「そうだな、小型機がいない戦場なら一緒に行くか」
「何でよ、小さな奴らなんて倒せるわよ」
「ブラヌ、あの速度で急旋回が出来るのか?」
「うっそれは」
速度はそれなりに出ていたが、みんなの動きはまだぎこちなく見え、急停止や旋回が出来ていなかった。
翼を持った者との戦いでは後れを取るのが分かり、それが出来ない間は控えてもらう様に言ったが、それでも戦える戦力が出来たのは嬉しくて、映像にも入れる事が出来ると期待したんだ。
「これなら、更なる宣伝にもなるし、みんなの魅力が更に増すな」
空を飛ぶ美少女とか、どこの漫画とか言いたくなったが、着物で飛ぶのは見た事は無かった。
空の戦乙女として名が売れそうで、ウキウキしてサリーヌ様の元に行くと、助けたミローナ様もいてお礼を言われたよ。
「お礼の言葉は既に貰いましたし、その時言いましたが当然の事をしただけですよ」
「それでどれだけウチが助かったか、この気持ちは言葉では変えられないわ、本当にありがとうリューブ」
「間に合って良かったですよ、これで就任式は予定通りできますね」
「そうであるね、ミローナお姉様が無事ならこのまま行くである」
映像も世界に広めるし、そこでメメルたちのお披露目をしたいと追加の提案をした。
空に色の付いた雲を作り、花火を打ち上げる演出をお話したんだ。
「それは良いである、実はこちらに付く国の大使が参加する予定が増えたであるが、まだまだ足りないである」
「大国の飛空艇を手に入れて生産もしたいですからね」
「そうである、あれに魔剣大砲と銃器を乗せれば無敵である」
順調以上に進んでいて、これは勝てると誰もが思っているが、俺はそれほど楽観的ではなかった。
やる事は山積みだし、改善点は多かったから、俺はまず簡単に出来る方法から提案したよ。
「飛空馬車を使うの?」
「はい、小型の馬車で敵をかく乱するんです、大型の飛空艇は小回りが利かないので、大砲を積めば落とせるでしょう」
「なるほど、それなら射程が足りなくてもいけるであるな」
「サリーヌ、そんなに簡単じゃないわよ、ウチは大国アズレズンの戦いを体験してるのよ」
凄く遠くからの射撃を受け、小型の馬車が近づく前に落とされるとミローナ様は心配していた。
近づけば重火器も使われるし、飛空馬車では太刀打ちできないと指摘されたよ。
「こう言っているであるが、リューブ殿はどう思うであるか?」
「直線的に攻めたらそうなるでしょうが、飛空馬車なら旋回しながら近づく事が出来ますから、訓練次第ですよ」
「なるほど、ウチは真っすぐに進む事を考えていたけど、わざわざ狙われるところから行く必要はないわね」
飛空艇の大砲は、船と同じで狙える場所が限定されている。
だから狙えない位置から近づけば良いと決まり、これなら戦力が倍以上になったと喜ばれた。
「それともう一つ、直ぐには出来ないんだが、空を飛ぶ部隊を作る予定だ」
「ほう、それは気功術の部隊と言う事であるなリューブ殿」
「そういう事だ、だから学生が中心になるから、許可を貰いたいんだ」
「良いである、これは希望が見えてきたである」
「ちょっと待って、気功術って何よ、ウチは聞いてないんだけど」
ミローナ様は来たばかりで分かってないが、こちらの強みは他にも沢山あり、それを使える戦い方を考案するだけで敵は苦戦するんだ。
この世界の空戦は、飛空艇の大砲での打ち合いか、近づいての艦内戦というモノだったんだよ。
「であるから、ワタクシたちは人数の不利はあるけど、戦い方は多様であるよミローナお姉様」
「そうだったのね、ウチを助けてくれたリューブの戦いが凄かったから、それが特別と思っていたけど違ったのね」
「そうである、だから映像を見てこちらに付く国は多いはずであるよお姉さま」
「確かに、これなら勝てるわね」
行けると思い始めたミローナ様は、ニコリとし始めてブツブツと何かを言っていた。
既に味方になった国もいるし、その考えは間違ってはいないんだが、それでは遅いと俺は思っていたよ。
「相手は教会だからな、協力してる国も教会が無くなれば戦う必要はなくなるんだ」
「リューブ師匠?」
「メメル、みんなもちょっと内密な話がある」
サリーヌ様たちが味方の国の対応を話し始めたので、俺は別の計画をメメルたちにこっそり話した。
それを聞き、そんな事が出来るのかと質問されたが、メメルたちが飛べるようになったから出来ると断言した。
「でも、教会が街のどこにあるのか分からないわ」
「だからなブラヌ、それを知ってる奴らから聞くんだよ」
丁度アズレズンの者たちはいるし、試すには持って来いだろうっと、捕虜を入れている牢屋に向かった。
牢屋では、しょんぼりとしている者たちが座り込んでいて、俺は声を掛けて聞いてみたよ。
「教会の位置?そんな事を聞いてどうする」
「それを知る必要はない、教えてくれれば、協力したと上に報告してやるよ、もしかしたら解放してもらえるかもな」
「本当だろうな」
信じてはいなかったが、やらなければ何も変わらないので、場所位なら教えるとか言って話してくれた。
30人から聞く事で国の教会全てを知る事が出来て、俺たちの強襲が実行できるようになったよ。
「さてみんな、これから向かうのは飛空艇で10日の場所にある島だが、覚悟は良いな」
「「「「はいリューブ師匠」」」」
「良い返事だな、じゃあ行くぞ」
「あのリューブさん、本当に教会のみを壊して離脱するんですか?」
俺の作戦に疑問を持ったマリューナが不安そうだったが、これは絶対に成功するから肯定した。
高速で飛び、気づかれる事無く目標を破壊してそのまま飛び去るのだから、危険もなく敵を排除できるんだ。
「でも、相手も警戒してるんじゃ」
「警戒していても、俺の速度には付いてこれないし、気づいた時には教会は破壊されている」
旋回をする必要がなく、俺がみんなを運び攻撃に徹してくれればいいと説明した。
4時間あれば30ヶ所の教会は瓦礫となり、アズレズンが味方になると説明したら、さすがとか言われたよ。
「凄いのは皆だよ、空を飛べるようになってるとか凄すぎだ」
「そ、そうですかね」
「そうさ、何も分からないところから方法を見つけたんだ、誇っていい」
本当に凄いとみんなを撫でていき、俺たちの作戦は決行された。
次の日には、サリーヌ様からアズレズンが味方になった事を知らされたが、俺たちは疲れてベッドから出れなかったよ。
「凄いなお前たち、まさか出来る様になってるとは思わなかったぞ」
「えへへ」
「もっと撫でて」
ヨシヨシっと、空でみんなを撫でたんだが、教えてもいないのに凄いと本当に思ったよ。
応用とかではなく、自分たちで方法を見つけたのは、元から知っていた俺にも出来ない事で、本当に凄いと褒めまくったよ。
「それでリューブさん、あの飛空艇が敵ですか」
「そうなんだマリューナ、とても性能が良いみたいだから持って来たよ」
「持って来たって、あんなに大きな船を?」
「あれくらい気の力で出来るぞ、空を飛ぶ時にやらなかったか?」
マリューナは、どうして分かるのかと言った顔をして来るが、練習の段階ではそれが一番の近道だし、それをしなかったら短時間では覚えられないから分かったんだ。
流石と言われてキラキラした目をされたが、当然の道なのでそれほどでもないっと話を進めた。
「じゃあ、捕虜も取得したんですね」
「ああ、戦いの映像も流せたし、こちらに付く国は出て来るだろう」
「それじゃあ、サリーヌ様の所に通信が来てるかもしれませんね」
「そうなんだ、だから聞きに行きたいんだが、みんなの成果を先に見たいな」
国の事よりも私たちを優先してくれたとかみんなが喜んでくれたが、俺のスタンスはいつもそれで変わらない。
正直な所、ベベールドに戻ってダンジョン探索を出来なくなったことは、俺の中ではかなりの怒りを持たせるもので、戦争なんてさっさと終わらせたかったんだ。
「それで、みんなはどれくらい早く飛べるんだ?」
「見ててくださいリューブ師匠」
「行くわよ」
「「ゴーゴー」」
みんなが一斉に上昇していき、俺はなかなかの速度だから感心した。
マリューナが先頭で誘導しているのも、編隊を考えていたから凄いと思ったんだ。
「まだまだ荒いが、3日でここまでなら素晴らしいな」
戻って来るみんなを見て、俺は拍手を送って凄いと褒めた。
みんなニコニコして嬉しそうにしてきて、これで一緒に戦えると提案してきたよ。
「そうだな、小型機がいない戦場なら一緒に行くか」
「何でよ、小さな奴らなんて倒せるわよ」
「ブラヌ、あの速度で急旋回が出来るのか?」
「うっそれは」
速度はそれなりに出ていたが、みんなの動きはまだぎこちなく見え、急停止や旋回が出来ていなかった。
翼を持った者との戦いでは後れを取るのが分かり、それが出来ない間は控えてもらう様に言ったが、それでも戦える戦力が出来たのは嬉しくて、映像にも入れる事が出来ると期待したんだ。
「これなら、更なる宣伝にもなるし、みんなの魅力が更に増すな」
空を飛ぶ美少女とか、どこの漫画とか言いたくなったが、着物で飛ぶのは見た事は無かった。
空の戦乙女として名が売れそうで、ウキウキしてサリーヌ様の元に行くと、助けたミローナ様もいてお礼を言われたよ。
「お礼の言葉は既に貰いましたし、その時言いましたが当然の事をしただけですよ」
「それでどれだけウチが助かったか、この気持ちは言葉では変えられないわ、本当にありがとうリューブ」
「間に合って良かったですよ、これで就任式は予定通りできますね」
「そうであるね、ミローナお姉様が無事ならこのまま行くである」
映像も世界に広めるし、そこでメメルたちのお披露目をしたいと追加の提案をした。
空に色の付いた雲を作り、花火を打ち上げる演出をお話したんだ。
「それは良いである、実はこちらに付く国の大使が参加する予定が増えたであるが、まだまだ足りないである」
「大国の飛空艇を手に入れて生産もしたいですからね」
「そうである、あれに魔剣大砲と銃器を乗せれば無敵である」
順調以上に進んでいて、これは勝てると誰もが思っているが、俺はそれほど楽観的ではなかった。
やる事は山積みだし、改善点は多かったから、俺はまず簡単に出来る方法から提案したよ。
「飛空馬車を使うの?」
「はい、小型の馬車で敵をかく乱するんです、大型の飛空艇は小回りが利かないので、大砲を積めば落とせるでしょう」
「なるほど、それなら射程が足りなくてもいけるであるな」
「サリーヌ、そんなに簡単じゃないわよ、ウチは大国アズレズンの戦いを体験してるのよ」
凄く遠くからの射撃を受け、小型の馬車が近づく前に落とされるとミローナ様は心配していた。
近づけば重火器も使われるし、飛空馬車では太刀打ちできないと指摘されたよ。
「こう言っているであるが、リューブ殿はどう思うであるか?」
「直線的に攻めたらそうなるでしょうが、飛空馬車なら旋回しながら近づく事が出来ますから、訓練次第ですよ」
「なるほど、ウチは真っすぐに進む事を考えていたけど、わざわざ狙われるところから行く必要はないわね」
飛空艇の大砲は、船と同じで狙える場所が限定されている。
だから狙えない位置から近づけば良いと決まり、これなら戦力が倍以上になったと喜ばれた。
「それともう一つ、直ぐには出来ないんだが、空を飛ぶ部隊を作る予定だ」
「ほう、それは気功術の部隊と言う事であるなリューブ殿」
「そういう事だ、だから学生が中心になるから、許可を貰いたいんだ」
「良いである、これは希望が見えてきたである」
「ちょっと待って、気功術って何よ、ウチは聞いてないんだけど」
ミローナ様は来たばかりで分かってないが、こちらの強みは他にも沢山あり、それを使える戦い方を考案するだけで敵は苦戦するんだ。
この世界の空戦は、飛空艇の大砲での打ち合いか、近づいての艦内戦というモノだったんだよ。
「であるから、ワタクシたちは人数の不利はあるけど、戦い方は多様であるよミローナお姉様」
「そうだったのね、ウチを助けてくれたリューブの戦いが凄かったから、それが特別と思っていたけど違ったのね」
「そうである、だから映像を見てこちらに付く国は多いはずであるよお姉さま」
「確かに、これなら勝てるわね」
行けると思い始めたミローナ様は、ニコリとし始めてブツブツと何かを言っていた。
既に味方になった国もいるし、その考えは間違ってはいないんだが、それでは遅いと俺は思っていたよ。
「相手は教会だからな、協力してる国も教会が無くなれば戦う必要はなくなるんだ」
「リューブ師匠?」
「メメル、みんなもちょっと内密な話がある」
サリーヌ様たちが味方の国の対応を話し始めたので、俺は別の計画をメメルたちにこっそり話した。
それを聞き、そんな事が出来るのかと質問されたが、メメルたちが飛べるようになったから出来ると断言した。
「でも、教会が街のどこにあるのか分からないわ」
「だからなブラヌ、それを知ってる奴らから聞くんだよ」
丁度アズレズンの者たちはいるし、試すには持って来いだろうっと、捕虜を入れている牢屋に向かった。
牢屋では、しょんぼりとしている者たちが座り込んでいて、俺は声を掛けて聞いてみたよ。
「教会の位置?そんな事を聞いてどうする」
「それを知る必要はない、教えてくれれば、協力したと上に報告してやるよ、もしかしたら解放してもらえるかもな」
「本当だろうな」
信じてはいなかったが、やらなければ何も変わらないので、場所位なら教えるとか言って話してくれた。
30人から聞く事で国の教会全てを知る事が出来て、俺たちの強襲が実行できるようになったよ。
「さてみんな、これから向かうのは飛空艇で10日の場所にある島だが、覚悟は良いな」
「「「「はいリューブ師匠」」」」
「良い返事だな、じゃあ行くぞ」
「あのリューブさん、本当に教会のみを壊して離脱するんですか?」
俺の作戦に疑問を持ったマリューナが不安そうだったが、これは絶対に成功するから肯定した。
高速で飛び、気づかれる事無く目標を破壊してそのまま飛び去るのだから、危険もなく敵を排除できるんだ。
「でも、相手も警戒してるんじゃ」
「警戒していても、俺の速度には付いてこれないし、気づいた時には教会は破壊されている」
旋回をする必要がなく、俺がみんなを運び攻撃に徹してくれればいいと説明した。
4時間あれば30ヶ所の教会は瓦礫となり、アズレズンが味方になると説明したら、さすがとか言われたよ。
「凄いのは皆だよ、空を飛べるようになってるとか凄すぎだ」
「そ、そうですかね」
「そうさ、何も分からないところから方法を見つけたんだ、誇っていい」
本当に凄いとみんなを撫でていき、俺たちの作戦は決行された。
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