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3章 知名度戦争でもアゲアゲ
43話 当然の奇襲と対策
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突然の出来事が色々起きてウチはとても慌てていて、飛空艇で王都に向かう間も気が気じゃなかったわ。
「ウチが国王なんて信じられないわ、本当に就任式をするのかしら?」
「ミローナ様、まだ言ってるんですか」
「だってシャンテ、ガオンお兄様とフェルダお兄様を押しのけて国王なのよ、22歳になって行き遅れとか言われていたのに、既に婚約者の手紙が山積みなのよ」
信じられるはずがないっと、ウチは何度も手紙の山を見てしまったわ。
でも、あの変わった紙がウチの部屋に飛んできて、壁に映像が流れたのも事実だし、既に内戦が始まり教会がいくつも壊されているのも真実でした。
「そうですよミローナ様、だから覚悟を決めてください」
「手紙を押し付けないでよシャンテ、ウチは結婚出来ないんじゃなくてしたくないの」
「お仕事大好きですものね、ですが後継者を産まなくてはなりませんから、そうも言っていられませんよ」
「国王になったら考えるわ」
就任式もまだなのだから、そんな事は後回しで良いと専属メイドのシャンテから手紙を奪って机に戻しました。
飛空艇の移動の間位のんびりしたいから、紅茶をお願いして窓の外を眺めていたわ。
「本当に戦争が始まってしまったのね、いつかは起きると思っていたけど、まさか教会が相手なんて思わなかった」
お父様たちの研究は知っていたし、獣人が相手になるとは思っていたけど、今では味方になる一番の相手だったわ。
そして、それが終われば魔族が動くと思っていて、戦力が足りるのかが不安でなりません。
「ミローナ様、お茶が出来ましたよ」
「ねぇシャンテ、他の国は味方になるかしら」
「それは分かりません、教会を追い出すほどの力を持っている国は、教会との癒着が強いですし、弱い国は教会の言いなりですからね」
「そうよね・・・これは、余裕のない戦いになりそうね」
お茶を飲み窓の外をもう一度見ていたら、何やら光る物が見えて、その後飛空艇が大きく揺れたのよ。
警報も鳴り響き、襲撃されている事が分かったわ。
「ミローナ様、急いで逃げなくては」
「まず状況を確認します、ブリッジに行きますよシャンテ」
「はいミローナ様」
スカートを掴んで走り出し、ウチとシャンテはブリッジで状況を聞きました。
攻撃してきたのは、我が国の反乱軍ではなく、他国の旗を掲げた飛空艇だったのよ。
「そんな、もう攻めてきたのですか」
「はい、旗印は鷹と剣が見えますから、南の大国アズレズンかと思われます」
「そんな、2つも国を跨いでいるじゃない」
「おそらく、サリーヌ様が宣戦布告する前に既に動いていたと思われます」
きっとフェルダお兄様が情報を流していたのだと予想し、急いで反撃する様に指示を出したけど、遠すぎて大砲が届かないと言われてしまったわ。
流石大国と言うべき技術力で、このままでは何もしないまま落とされると思ったわ。
「ミローナ様逃げてください、なるべく時間を稼ぎます」
「そんな、船長たちはどうなるんですか」
「我々は運び屋です、死んでも困りませんが、あなたは違います」
国王になる者として、ウチは逃げるのが最善策なのは分かっていますが、犠牲者が出るのがどうしても嫌だったの。
ウチが投降すればみんなは助かるし、そっちをウチは選択したかったのだけど、そんな時遠くから飛んできた大砲の弾がブリッジに向かって来るのが見えてしまったのよ。
「回避だ、急げ」
「ダメです、直撃します」
「ミローナ様、伏せてください」
皆がウチを守るように身体を乗せて来て、ウチは床に倒れる様に伏せたんです。
そんな事で大きな大砲の弾を防げるわけがないとは思ったけど、みんなの気持ちはとても嬉しかったわ。
「でも、もうおしまいなのよね」
そんな言葉がボソリと口から漏れたけど、大砲の弾が直撃する衝撃は無く、みんなと不思議に思って顔を上げたわ。
ブリッジの外でガラスの先に人が立っていて、ウチたちは驚いて目が離せなかったわ。
「ね、ねぇシャンテ、あそこって足場があったかしら?」
「ありませんよミローナ様、あそこには何もないです」
「そうよね、なのにどうしてあの人は立っているの?」
その人は、翼も羽根も持っていないのに空に浮いていて、遠くの飛空艇を見ていました。
そして、再度大砲の弾が飛んできたのだけど、その人が弾に向かって行き拳で叩き落したのよ。
「凄い、何者なのかしら?」
「そ、そんな事よりも、今の内に逃げましょう、船長指示をしてください」
「いや、あの者がいるのなら、ここは攻めるべきだ」
船長は、敵の飛空艇に向かう様に指示を出し、ウチもその方が良いとシャンテに伝えたわ。
他国が攻めて来た事実を知らせる為、捕虜は絶対必要だから、この危機を好機に変えるチャンスだったのよ。
「ですが、ミローナ様の命が危険なのですよ」
「国王が逃げていたら、この先の戦いでは生きていけないわよシャンテ」
今我が国に必要なのは、強い意志を持った国王であり、ウチを選んだサリーヌはウチの性格をよく理解していたわ。
だからこそ、ここは攻める一択であり、世界に強さを証明するチャンスだったのよ。
「今勝てば、弱い国はこちらに傾くし、力のある国も意識するわ」
「そうかもしれませんけど、勝てるか分かりませんよ」
「いいえ勝てるわよシャンテ、だって外を見て見なさいな」
ブリッジのガラスの先には、相手の飛空艇が増えていくつもの大砲の弾が飛んで来てるのにも関わらず、それを弾いてくれる味方がいたのよ。
完璧な守りを見せてくれる間、距離はかなり縮んでこちらの大砲が届く距離になり、船長が攻撃の宣言をしたわ。
「ほらね、もうこちらの勝ちよ」
「ほ、本当ですね」
こちらの大砲の弾は、相手の大きな飛空艇2隻に直撃して煙を上げて落ちていき、他の飛空艇は逃げる選択をして向きを変えたわ。
こんなに簡単に勝利出来たのは、外で守ってくれているあの人がいたからで、お礼を言いたくてガラスの近くまで近づいて手を振ったわ。
「気づいてくれるかしら」
こちらを見ないその人は、落ちていった飛空艇を見ていて、顔も見てないから振り向いてほしくて叫んでしまったわ。
相手には聞こえないから意味がなかったけど、どうしても振り向いてほしかったのよ。
「そうだわ、甲板に出ましょう」
「ミローナ様、危ないですおやめください」
「止めないでよシャンテ、あの人にどうしてもお礼を言いたいのよ」
こんなに誰かに会いたいと思った事は無く、こんな気持ちになったのも初めてだったわ。
これが恋なのかとも思ったけど、甲板に出てその人が振り向いて笑顔を見せてくれた時、ウチは恋を自覚したわ。
「あなたがミローナ様ですね、お迎えに上りましたリューブと言います」
「あなたが、サリーヌの言っていた方だったのね、助けてくれた事まずお礼を言いますね、ありがとうリューブ」
「自分は大したことはしていません、それよりも落ちていった飛空艇を引き上げる許可を貰えますか?」
「え?」
言ってる意味が分からなかったけど、捕虜は必要だったので許可を出したら、彼はニコリとして沢山の紙を出し、飛空艇の底に敷き詰めて持ち上げて見せたのよ。
どれだけの力で飛んでいるのかと驚いたけど、もっと驚いたのは戦いを映像板で流していると彼に言われた事で、他国の反応よりも彼の事が気になって仕方なかったわ。
「それでは、このまま敵の飛空艇を引っ張りながら護衛をします、王都の島まで安心してお過ごしください」
「あ、ありがとうリューブ・・・でも、無理はしないでね」
「2隻の飛空艇くらいなら問題ありません、お気遣いありがとうございます」
ニコリとして飛空艇を先導してくれる彼を見て、凄い人が味方にいるのが良く分かりました。
そして、映像を流しているのなら、絶対味方になる国が多くなると確信したわ。
「シャンテ、これって夢じゃないわよね?」
「そうですね、夢の様ですけど、これは現実ですよ」
「そうよね、凄い人がいたものね」
あんな男性なら、結婚しても良いと思ったのだけど、その前にお話をもっとしたかったとソワソワしてしまったわ。
王都に着いたら、彼とお話をしようと決めて、残りの2日間を外の彼を眺めて過ごしたわ。
「ウチが国王なんて信じられないわ、本当に就任式をするのかしら?」
「ミローナ様、まだ言ってるんですか」
「だってシャンテ、ガオンお兄様とフェルダお兄様を押しのけて国王なのよ、22歳になって行き遅れとか言われていたのに、既に婚約者の手紙が山積みなのよ」
信じられるはずがないっと、ウチは何度も手紙の山を見てしまったわ。
でも、あの変わった紙がウチの部屋に飛んできて、壁に映像が流れたのも事実だし、既に内戦が始まり教会がいくつも壊されているのも真実でした。
「そうですよミローナ様、だから覚悟を決めてください」
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「国王になったら考えるわ」
就任式もまだなのだから、そんな事は後回しで良いと専属メイドのシャンテから手紙を奪って机に戻しました。
飛空艇の移動の間位のんびりしたいから、紅茶をお願いして窓の外を眺めていたわ。
「本当に戦争が始まってしまったのね、いつかは起きると思っていたけど、まさか教会が相手なんて思わなかった」
お父様たちの研究は知っていたし、獣人が相手になるとは思っていたけど、今では味方になる一番の相手だったわ。
そして、それが終われば魔族が動くと思っていて、戦力が足りるのかが不安でなりません。
「ミローナ様、お茶が出来ましたよ」
「ねぇシャンテ、他の国は味方になるかしら」
「それは分かりません、教会を追い出すほどの力を持っている国は、教会との癒着が強いですし、弱い国は教会の言いなりですからね」
「そうよね・・・これは、余裕のない戦いになりそうね」
お茶を飲み窓の外をもう一度見ていたら、何やら光る物が見えて、その後飛空艇が大きく揺れたのよ。
警報も鳴り響き、襲撃されている事が分かったわ。
「ミローナ様、急いで逃げなくては」
「まず状況を確認します、ブリッジに行きますよシャンテ」
「はいミローナ様」
スカートを掴んで走り出し、ウチとシャンテはブリッジで状況を聞きました。
攻撃してきたのは、我が国の反乱軍ではなく、他国の旗を掲げた飛空艇だったのよ。
「そんな、もう攻めてきたのですか」
「はい、旗印は鷹と剣が見えますから、南の大国アズレズンかと思われます」
「そんな、2つも国を跨いでいるじゃない」
「おそらく、サリーヌ様が宣戦布告する前に既に動いていたと思われます」
きっとフェルダお兄様が情報を流していたのだと予想し、急いで反撃する様に指示を出したけど、遠すぎて大砲が届かないと言われてしまったわ。
流石大国と言うべき技術力で、このままでは何もしないまま落とされると思ったわ。
「ミローナ様逃げてください、なるべく時間を稼ぎます」
「そんな、船長たちはどうなるんですか」
「我々は運び屋です、死んでも困りませんが、あなたは違います」
国王になる者として、ウチは逃げるのが最善策なのは分かっていますが、犠牲者が出るのがどうしても嫌だったの。
ウチが投降すればみんなは助かるし、そっちをウチは選択したかったのだけど、そんな時遠くから飛んできた大砲の弾がブリッジに向かって来るのが見えてしまったのよ。
「回避だ、急げ」
「ダメです、直撃します」
「ミローナ様、伏せてください」
皆がウチを守るように身体を乗せて来て、ウチは床に倒れる様に伏せたんです。
そんな事で大きな大砲の弾を防げるわけがないとは思ったけど、みんなの気持ちはとても嬉しかったわ。
「でも、もうおしまいなのよね」
そんな言葉がボソリと口から漏れたけど、大砲の弾が直撃する衝撃は無く、みんなと不思議に思って顔を上げたわ。
ブリッジの外でガラスの先に人が立っていて、ウチたちは驚いて目が離せなかったわ。
「ね、ねぇシャンテ、あそこって足場があったかしら?」
「ありませんよミローナ様、あそこには何もないです」
「そうよね、なのにどうしてあの人は立っているの?」
その人は、翼も羽根も持っていないのに空に浮いていて、遠くの飛空艇を見ていました。
そして、再度大砲の弾が飛んできたのだけど、その人が弾に向かって行き拳で叩き落したのよ。
「凄い、何者なのかしら?」
「そ、そんな事よりも、今の内に逃げましょう、船長指示をしてください」
「いや、あの者がいるのなら、ここは攻めるべきだ」
船長は、敵の飛空艇に向かう様に指示を出し、ウチもその方が良いとシャンテに伝えたわ。
他国が攻めて来た事実を知らせる為、捕虜は絶対必要だから、この危機を好機に変えるチャンスだったのよ。
「ですが、ミローナ様の命が危険なのですよ」
「国王が逃げていたら、この先の戦いでは生きていけないわよシャンテ」
今我が国に必要なのは、強い意志を持った国王であり、ウチを選んだサリーヌはウチの性格をよく理解していたわ。
だからこそ、ここは攻める一択であり、世界に強さを証明するチャンスだったのよ。
「今勝てば、弱い国はこちらに傾くし、力のある国も意識するわ」
「そうかもしれませんけど、勝てるか分かりませんよ」
「いいえ勝てるわよシャンテ、だって外を見て見なさいな」
ブリッジのガラスの先には、相手の飛空艇が増えていくつもの大砲の弾が飛んで来てるのにも関わらず、それを弾いてくれる味方がいたのよ。
完璧な守りを見せてくれる間、距離はかなり縮んでこちらの大砲が届く距離になり、船長が攻撃の宣言をしたわ。
「ほらね、もうこちらの勝ちよ」
「ほ、本当ですね」
こちらの大砲の弾は、相手の大きな飛空艇2隻に直撃して煙を上げて落ちていき、他の飛空艇は逃げる選択をして向きを変えたわ。
こんなに簡単に勝利出来たのは、外で守ってくれているあの人がいたからで、お礼を言いたくてガラスの近くまで近づいて手を振ったわ。
「気づいてくれるかしら」
こちらを見ないその人は、落ちていった飛空艇を見ていて、顔も見てないから振り向いてほしくて叫んでしまったわ。
相手には聞こえないから意味がなかったけど、どうしても振り向いてほしかったのよ。
「そうだわ、甲板に出ましょう」
「ミローナ様、危ないですおやめください」
「止めないでよシャンテ、あの人にどうしてもお礼を言いたいのよ」
こんなに誰かに会いたいと思った事は無く、こんな気持ちになったのも初めてだったわ。
これが恋なのかとも思ったけど、甲板に出てその人が振り向いて笑顔を見せてくれた時、ウチは恋を自覚したわ。
「あなたがミローナ様ですね、お迎えに上りましたリューブと言います」
「あなたが、サリーヌの言っていた方だったのね、助けてくれた事まずお礼を言いますね、ありがとうリューブ」
「自分は大したことはしていません、それよりも落ちていった飛空艇を引き上げる許可を貰えますか?」
「え?」
言ってる意味が分からなかったけど、捕虜は必要だったので許可を出したら、彼はニコリとして沢山の紙を出し、飛空艇の底に敷き詰めて持ち上げて見せたのよ。
どれだけの力で飛んでいるのかと驚いたけど、もっと驚いたのは戦いを映像板で流していると彼に言われた事で、他国の反応よりも彼の事が気になって仕方なかったわ。
「それでは、このまま敵の飛空艇を引っ張りながら護衛をします、王都の島まで安心してお過ごしください」
「あ、ありがとうリューブ・・・でも、無理はしないでね」
「2隻の飛空艇くらいなら問題ありません、お気遣いありがとうございます」
ニコリとして飛空艇を先導してくれる彼を見て、凄い人が味方にいるのが良く分かりました。
そして、映像を流しているのなら、絶対味方になる国が多くなると確信したわ。
「シャンテ、これって夢じゃないわよね?」
「そうですね、夢の様ですけど、これは現実ですよ」
「そうよね、凄い人がいたものね」
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