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3章 知名度戦争でもアゲアゲ
41話 映像板の本領発揮
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俺たちはサリーヌ様たちの宣戦布告を食事屋の映像板で見て、周りが騒ぐ中で納得していた。
「これは、反抗する部隊もそれほどいないな」
「それはそうです、それを指揮する人達がもう捕まってますからね」
「さすがリューブ師匠の折り鶴ね、映像も映せるとか最強じゃない」
「いやいや、それを聞いて最大限活用したのはサリーヌ様だぞ」
あそこまで瞬時に動けるのは凄い事で、魔王討伐の時にいてくれたら頼もしかったと称賛した。
それでも、国は4分の1くらい敵対することになり、これから殲滅戦に入るから、冒険者ギルドは志願者を募るだろうとみんなに説明した。
「リューブ師匠はどうするんですか?」
「ベベールドには戻れないし、しばらく王都に滞在するのだから、サリーヌ様に協力するだろうな」
「だったら、学園の生徒の指導をするのね」
「生徒の選別をしなくて良くなったから、気功術の指導が楽になったな」
鑑定紙も使えるし、とても楽に指導が出来る状態になった。
俺の考えていた以上の環境にはなったが、ちょっと早すぎるとも思っていたんだ。
「ごめんなみんな、しばらく指導は出来ないかもしれない」
「それは仕方ないですよ」
「うん」
「気にしないで良い」
みんなはそう言ってくれるが、寂しそうにしているのは直ぐに分かり、学園の生徒として特別に参加出来ないかお願いすることを考えた。
それなら一緒にいられるし、指導も出来るからなんとしてでもサリーヌ様に許可を貰おうと思ったよ。
「それにしても、教会があんな実験をしていたなんて、怖くなってくるわね」
「そうねブラヌちゃん、間違って奴隷としてあそこに売られていたら、私たちは生きているのが辛い状態になっていたわね」
「そうよね、アタシたちは幸運だったわね」
ブラヌとマリューナが俺をジッと見て来て、あそこと比べられても困ったよ。
とはいえ、教会が敵となると他の国もかなり荒れる事になり、サリーヌ様は映像の中で支援をする事を約束していた。
「人種の国は、しばらく荒れるな」
「そんな一言で収まらないと思いますよリューブさん」
「そうよ、下手をしたら他の国全部が敵になるわよ」
「そうなっても余裕だけどな」
その為の対策として、飛空艇の改造に魔道具の研究が進んでいて、俺はそれに参加して追加の強化を提案する予定だ。
今日も、この後宮廷魔道具技師と面会する予定で、その後も騎士の訓練と予定が山積みだ。
「本来は、ここまで直ぐには動けないが、映像配信用折り鶴をここまで使いこなすとか、サリーヌ様は凄いな」
「隣の芝生は青く見えると言いますけど、リューブさんも大概ですよ」
「そう言うがなマリューナ、俺は一つの事に協力しているだけで、それを多数に広めて成果を出してるのはサリーヌ様の力だ」
「そうやって、他人をしっかりと評価できるのが凄いと言ってるんですよ」
俺は普通の事をしているつもりだったが、それはマリューナが言う様に魅力になるようで、そんな俺だから好きだと言ってくれた。
そして、教会が敵となった事で、娘と認めて貰った事も帳消しになり、夫婦になりたいとか言い出されたよ。
「そう言えばそうよ、アタシたちもリューブ師匠と結婚したいわ」
「ブラヌ・・・成人したらな」
「またそんな事言って、絶対だからね」
「ああ、約束するよ」
俺が約束を破らない事を知っているからか、ブラヌは簡単に聞き分けてくれて、食事を済ませてお城に向かった。
お城は厳重警戒態勢だったが、俺の名を伝えると直ぐに通してくれて、何故だか映像板で配信することになったよ。
「それで、これはどういう事ですかサリーヌ様」
「味方を多く集める為である、リューブ殿たちは人気があるであるからな」
「そういう事ですか、まぁそれなら良いですけどね」
出来るだけ被害は抑えた方が良いのは確かで、サリーヌ様が俺と弟子たちがこちらに付いたことを宣言した。
そして、投稿してた内容の戦いが出来るようになると宣言し、志願者を募ったんだ。
「俺は立ってるだけで良いと言うのは分かったが、影響力はどれくらいあるんだろうな」
キンブルに聞いた話では、あれだけの人気を誇っていたのは、ベベールドだけだったらしく、王都に来てからも少し投稿していたが、王都での視線の無さを見る限りそれほど変わってないと思っていた。
しかし、ベベールドの冒険者は確実にこちらに付くので、知り合いと戦わずに済むのは回避されて安心したよ。
「さて、これで志願者も増えるであるな」
「それは何よりですが、どうして俺の腕にしがみ付いているんですかサリーヌ様?」
「いやいや、国の大切なお方であるリューブ殿であるからな、ワタクシがしっかりと守られなければいけないであるよ」
「守るって、俺の強さ知ってますよね」
ただくっ付きたいだけなのはメメルたちと行動が同じなので分かり、サリーヌ様まで俺に好意を持っているのがはっきりしてしまった。
その答えは聞いてないので、まず国の為に尽くそうと宮廷魔道具技師の所に移動したんだ。
「ふ~ん、あんたがリューブ殿ねぇ」
部屋に入って、早々に俺を見下してくる女性とその部下たちが出迎えてくれたが、俺はメメルたちを止めるだけでも大変なのに、サリーヌ様たちまで怒っていたから止めるのが大変だった。
何で俺が止めないといけないんだと思ってはいたが、話が進まないので俺は研究段階の品を見せてもらう事にしたよ。
「偉そうだけど、良いわ見せてあげる、驚きなさい」
「ごたくは良いのである、早くするであるサーサシュ」
「そうよ、リューブ師匠が簡単に改良してあげるわ」
「そうです、あなたたちなんてリューブさんの足元にも及ばないのよ」
みんなして俺を持ち上げて来るが、相手は宮廷魔道具技師であり、本当に改良できるかは分からなかった。
自信をもって相手が持ってきた品々は、魔剣を動力とした大砲や重火器だった。
「どうよ、これを使えば空の戦いは無敵よ」
「確かに、大砲も連射が出来るし、小型の飛行馬車も戦力になるな」
「ふふん、そうでしょうとも、ワタシたちは凄いのよ」
「だが、これでは魔剣をただ取り付けただけだな」
「うっ・・・どうしてそれを」
大砲の弾を魔力の弾に変えただけだし、使い手の魔力が相当量必要と指摘した。
重火器は新しく作ってはいたが、大砲を小さくしただけのただの筒だったんだ。
「もっと有効な形があるし、魔力量も節約しないとな」
「そ、そんな事出来る訳がないわ」
「君はそれでも研究者か、最初からあきらめていて良く研究が出来るな」
研究とは、何も無い所から始めるのに、俺は目の前の女性たちを見て呆れてしまった。
見下すだけの間抜けと言えば簡単だが、これは戦争の邪魔になりそうで困ってしまったんだ。
「サリーヌ様、こいつら下っ端に格下げしてください」
「な、何を言ってるのよ、そんな事許されるわけないわ」
「だったら、新たな案を俺に見せて見ろ、今すぐだぞ」
「そ、それは・・・出来る訳がない」
他の研究者たちにも聞いてみたが、ここにいる者たちは誰一人結果を出せなかった。
それもそのはず、こいつらはただ貴族だからここにいるだけの存在で、成果なんて出さなくても給金と権限を持っている者たちだった。
「しかし、今は戦時中だからな、使えない者に地位を与える訳にはいかない」
「わ、ワタシたちがいなくなったら、ここはおしまいよ」
「あいにくだが、ここで優秀なのは下で働く者たちでお前たちじゃない」
事前に調べていて、サリーヌ様ですら知らなかった事だった。
密偵の為に作った折り紙【カメ】で調べた結果、下の者たちはしっかりと改善案を持っていて、それをこいつらが採用していなかったんだ。
「だからな、お前たちは下っ端として作業だけしていれば良い、代わりにその人達を上にあげる、それで良いですねサリーヌ様」
「うむ、それが最善であるな」
「そんな、こんな事が許されるわけがないわ」
「イヤなら出て行けばいい、他の場所でも使えないお前たちじゃ生きていけないぞ」
貴族としての地位だけが武器だったが、もうそれを振りかざせる状態ではなく、実力だけが評価されるんだ。
これで魔道具技師の件は終わったんだが、次の騎士たちはもっと悪かったよ。
「これは、反抗する部隊もそれほどいないな」
「それはそうです、それを指揮する人達がもう捕まってますからね」
「さすがリューブ師匠の折り鶴ね、映像も映せるとか最強じゃない」
「いやいや、それを聞いて最大限活用したのはサリーヌ様だぞ」
あそこまで瞬時に動けるのは凄い事で、魔王討伐の時にいてくれたら頼もしかったと称賛した。
それでも、国は4分の1くらい敵対することになり、これから殲滅戦に入るから、冒険者ギルドは志願者を募るだろうとみんなに説明した。
「リューブ師匠はどうするんですか?」
「ベベールドには戻れないし、しばらく王都に滞在するのだから、サリーヌ様に協力するだろうな」
「だったら、学園の生徒の指導をするのね」
「生徒の選別をしなくて良くなったから、気功術の指導が楽になったな」
鑑定紙も使えるし、とても楽に指導が出来る状態になった。
俺の考えていた以上の環境にはなったが、ちょっと早すぎるとも思っていたんだ。
「ごめんなみんな、しばらく指導は出来ないかもしれない」
「それは仕方ないですよ」
「うん」
「気にしないで良い」
みんなはそう言ってくれるが、寂しそうにしているのは直ぐに分かり、学園の生徒として特別に参加出来ないかお願いすることを考えた。
それなら一緒にいられるし、指導も出来るからなんとしてでもサリーヌ様に許可を貰おうと思ったよ。
「それにしても、教会があんな実験をしていたなんて、怖くなってくるわね」
「そうねブラヌちゃん、間違って奴隷としてあそこに売られていたら、私たちは生きているのが辛い状態になっていたわね」
「そうよね、アタシたちは幸運だったわね」
ブラヌとマリューナが俺をジッと見て来て、あそこと比べられても困ったよ。
とはいえ、教会が敵となると他の国もかなり荒れる事になり、サリーヌ様は映像の中で支援をする事を約束していた。
「人種の国は、しばらく荒れるな」
「そんな一言で収まらないと思いますよリューブさん」
「そうよ、下手をしたら他の国全部が敵になるわよ」
「そうなっても余裕だけどな」
その為の対策として、飛空艇の改造に魔道具の研究が進んでいて、俺はそれに参加して追加の強化を提案する予定だ。
今日も、この後宮廷魔道具技師と面会する予定で、その後も騎士の訓練と予定が山積みだ。
「本来は、ここまで直ぐには動けないが、映像配信用折り鶴をここまで使いこなすとか、サリーヌ様は凄いな」
「隣の芝生は青く見えると言いますけど、リューブさんも大概ですよ」
「そう言うがなマリューナ、俺は一つの事に協力しているだけで、それを多数に広めて成果を出してるのはサリーヌ様の力だ」
「そうやって、他人をしっかりと評価できるのが凄いと言ってるんですよ」
俺は普通の事をしているつもりだったが、それはマリューナが言う様に魅力になるようで、そんな俺だから好きだと言ってくれた。
そして、教会が敵となった事で、娘と認めて貰った事も帳消しになり、夫婦になりたいとか言い出されたよ。
「そう言えばそうよ、アタシたちもリューブ師匠と結婚したいわ」
「ブラヌ・・・成人したらな」
「またそんな事言って、絶対だからね」
「ああ、約束するよ」
俺が約束を破らない事を知っているからか、ブラヌは簡単に聞き分けてくれて、食事を済ませてお城に向かった。
お城は厳重警戒態勢だったが、俺の名を伝えると直ぐに通してくれて、何故だか映像板で配信することになったよ。
「それで、これはどういう事ですかサリーヌ様」
「味方を多く集める為である、リューブ殿たちは人気があるであるからな」
「そういう事ですか、まぁそれなら良いですけどね」
出来るだけ被害は抑えた方が良いのは確かで、サリーヌ様が俺と弟子たちがこちらに付いたことを宣言した。
そして、投稿してた内容の戦いが出来るようになると宣言し、志願者を募ったんだ。
「俺は立ってるだけで良いと言うのは分かったが、影響力はどれくらいあるんだろうな」
キンブルに聞いた話では、あれだけの人気を誇っていたのは、ベベールドだけだったらしく、王都に来てからも少し投稿していたが、王都での視線の無さを見る限りそれほど変わってないと思っていた。
しかし、ベベールドの冒険者は確実にこちらに付くので、知り合いと戦わずに済むのは回避されて安心したよ。
「さて、これで志願者も増えるであるな」
「それは何よりですが、どうして俺の腕にしがみ付いているんですかサリーヌ様?」
「いやいや、国の大切なお方であるリューブ殿であるからな、ワタクシがしっかりと守られなければいけないであるよ」
「守るって、俺の強さ知ってますよね」
ただくっ付きたいだけなのはメメルたちと行動が同じなので分かり、サリーヌ様まで俺に好意を持っているのがはっきりしてしまった。
その答えは聞いてないので、まず国の為に尽くそうと宮廷魔道具技師の所に移動したんだ。
「ふ~ん、あんたがリューブ殿ねぇ」
部屋に入って、早々に俺を見下してくる女性とその部下たちが出迎えてくれたが、俺はメメルたちを止めるだけでも大変なのに、サリーヌ様たちまで怒っていたから止めるのが大変だった。
何で俺が止めないといけないんだと思ってはいたが、話が進まないので俺は研究段階の品を見せてもらう事にしたよ。
「偉そうだけど、良いわ見せてあげる、驚きなさい」
「ごたくは良いのである、早くするであるサーサシュ」
「そうよ、リューブ師匠が簡単に改良してあげるわ」
「そうです、あなたたちなんてリューブさんの足元にも及ばないのよ」
みんなして俺を持ち上げて来るが、相手は宮廷魔道具技師であり、本当に改良できるかは分からなかった。
自信をもって相手が持ってきた品々は、魔剣を動力とした大砲や重火器だった。
「どうよ、これを使えば空の戦いは無敵よ」
「確かに、大砲も連射が出来るし、小型の飛行馬車も戦力になるな」
「ふふん、そうでしょうとも、ワタシたちは凄いのよ」
「だが、これでは魔剣をただ取り付けただけだな」
「うっ・・・どうしてそれを」
大砲の弾を魔力の弾に変えただけだし、使い手の魔力が相当量必要と指摘した。
重火器は新しく作ってはいたが、大砲を小さくしただけのただの筒だったんだ。
「もっと有効な形があるし、魔力量も節約しないとな」
「そ、そんな事出来る訳がないわ」
「君はそれでも研究者か、最初からあきらめていて良く研究が出来るな」
研究とは、何も無い所から始めるのに、俺は目の前の女性たちを見て呆れてしまった。
見下すだけの間抜けと言えば簡単だが、これは戦争の邪魔になりそうで困ってしまったんだ。
「サリーヌ様、こいつら下っ端に格下げしてください」
「な、何を言ってるのよ、そんな事許されるわけないわ」
「だったら、新たな案を俺に見せて見ろ、今すぐだぞ」
「そ、それは・・・出来る訳がない」
他の研究者たちにも聞いてみたが、ここにいる者たちは誰一人結果を出せなかった。
それもそのはず、こいつらはただ貴族だからここにいるだけの存在で、成果なんて出さなくても給金と権限を持っている者たちだった。
「しかし、今は戦時中だからな、使えない者に地位を与える訳にはいかない」
「わ、ワタシたちがいなくなったら、ここはおしまいよ」
「あいにくだが、ここで優秀なのは下で働く者たちでお前たちじゃない」
事前に調べていて、サリーヌ様ですら知らなかった事だった。
密偵の為に作った折り紙【カメ】で調べた結果、下の者たちはしっかりと改善案を持っていて、それをこいつらが採用していなかったんだ。
「だからな、お前たちは下っ端として作業だけしていれば良い、代わりにその人達を上にあげる、それで良いですねサリーヌ様」
「うむ、それが最善であるな」
「そんな、こんな事が許されるわけがないわ」
「イヤなら出て行けばいい、他の場所でも使えないお前たちじゃ生きていけないぞ」
貴族としての地位だけが武器だったが、もうそれを振りかざせる状態ではなく、実力だけが評価されるんだ。
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