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2章 知名度広がる
38話 初めてのお願い
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次の日の夜、アタシとピューミは気功術を習う為、セバサス様とラキン様を連れて訓練場に入りました。
「どうしてオレまで」
「そう言わず、サリーヌ様を守る為ですぞ」
「セバサス様が言うなら・・・でも、平民に教わるなんて」
これが理解の違いなのかっと、リューブ殿が説明しているのにそれを聞いてない二人を見て呆れてしまったわ。
サリーヌ様を守る為にいるのに、どうして分からないのかと思ったけど、アタシやピューミが言っても分かってもらえないので、自ら答えを出すまで見ていたのよ。
「それでは、身体の中の気を感じられる様、座って集中してくれ」
「分かりましたじゃ」
「ただ座っているだけで覚えられるのかよ、信じられないぜ」
「ラキン、言う通りにするのじゃよ」
はいはいっと、ラキン様は座って身体の中の気を探し始めました。
でも、どことなくソワソワしている二人なので、きっと時間が掛かると思ったけど、アタシとピューミも他人ごとではないので集中を始めたわ。
「分かる、これが気なのね」
「ワタシも感じるわ、こんな力が身体の中にあったのね」
「ほう、10分とは最速だな」
リューブ殿が凄いと褒めてくれて、二人で喜んだのだけど、これがあるからメメルちゃんたちは頑張れるのだと、笑顔のリューブ殿を見て思ったわ。
褒めてくれるのと同時にリューブ殿も喜んでいて、自分に期待してくれているのが良く伝わって来たのよ。
「これはとても嬉しいわよね」
楽しいとも思えて来て、早く次に行きたくなりました。
でも、セバサス様とラキン様はまだなので、アタシとピューミは待つことになったのよ。
「でも、何であの二人は出来ないのかしら?」
「集中してないのよマリネル、ソワソワしてるじゃない」
「確かに、これじゃあアタシたちがいない方が良いかもしれないわね」
そう思ったアタシは、リューブ殿に言って退出することになったのだけど、そこで後1日しか訓練を受けれない焦りを感じたわ。
もっと強くなりたいと言う衝動が押し寄せて来て、以前王都の魔法学園の生徒を遠征させるお話をしていたことを思いだしたの。
「そうだわピューミ、学園の生徒が遠征に行く時、アタシたちも参加するのよ」
「そんな事が許可されるかしら?」
「サリーヌ様にお願いしましょう、きっと何か良い案を貰えるわ」
リューブ殿の凄さを説明すれば、サリーヌ様ならきっと分かってもらえると、急いでお報せに向かったわ。
セバサス様とラキン様よりも先に戻ったワタシたちを見て、サリーヌ様は笑顔で迎えてくれて納得している感じを見せてきたのよ。
「サリーヌ様、驚かないのですね」
「それはそうである、あなたたち今日リューブ殿を見る瞳が違ったであるし、あれはまるで恋焦がれる乙女みたいだったである」
「「そ、そんな事はありません」」
「ふふふ、それで何かお話があるのであるかな?」
そこまで先読みされ、さすがと言うしかありませんでした。
訓練の状況をお話して、学園の遠征に参加出来る様にお願いしたら、報告する者として参加を許可してもらったわ。
「こんなにあっさり」
「良いのですかサリーヌ様」
「当然である、リューブ殿は今後国を支える者になるのであるよ」
教える者として大切にしたいとサリーヌ様は真剣に思っていて、爵位も用意すると決めていました。
そして、成果が出た後は騎士たちも教育してもらう計画を話され、そこまで考えていたのかと驚いたんです。
「どうしてそこまで」
「二人は分かっているであろう、リューブ殿の力は教える事に特化しているのである」
「確かに、今日のダンジョン探索も凄かったですからね」
45階まで到達できたのも凄かったけど、それを可能にしたのは闘気上昇の訓練だったんです。
スキルの習得ではなく、あの訓練で掴んだモノを気功術でも使えないかと考える事で、メメルちゃんたちはそこに気づいて更に強くなっていたのよ。
「1を教えて10となす、これがリューブ殿の凄さなのよ」
「それは違いますよサリーヌ様、10にしたのはメメルちゃんたちです」
「分かっていないなマリネル、リューブ殿はそこまで誘導しているのである」
話をしている間、部分的に考えさせられるところがあり、それを疑問に思える様に誘導しているとサリーヌ様は教えてくれました。
だから、リューブ殿のお話を聞いていれば1の話を10に出来る様で、それが指導者として優秀である証拠と称賛していました。
「だから彼が欲しいのである、ワフウの品やダンジョンや魔力花なんて目ではないのである」
「そこまでなんですね・・・まぁ分かりますけどね」
「そうなのである、だからマリネル、リューブ殿の訓練を良く考えて受けるであるよ」
「承知しました、必ずご期待に応えて見せます」
アタシの返事に、サリーヌ様は笑顔を見せてくれて、それがリューブ殿のモノと同じなのが分かって嬉しくなりました。
これが人を引き付けるモノであり、才能と呼べる素晴らしい素質だったんです。
「でも、それじゃセバサス様とラキン様は覚えて帰ってきませんよ」
「ああ~あの二人、リューブ殿のお話を聞いてなかったわね」
「そうなのであるか、それは困ったであるな」
どんなに教えるのが優秀でも、話すらまともに聞いてなければ理解できるわけもなく、学園の生徒にもいそうでサリーヌ様は悩んでいました。
学園の生徒は貴族だから、その可能性は十分にあるので、リューブ殿の地位を上げてはどうかと提案しましたよ。
「それが早いのだが、爵位を与えるにはそれなりの成果が必要であるし、高位の爵位でなくてはならない」
「上の爵位のご子息もいますからね」
「そうなのである、しかも今学園にいる生徒には、ワタクシの弟もいるのであるよ」
「「ああ~」」
それはダメだっと、第一夫人の8番目の子供が浮かんだわ。
継承権も持っている方で、かなり我儘な性格をしているから、リューブ殿の言う事なんてまず聞かないと頭が痛くなってきました。
「仕方ないである、ここはワタクシが参加して教えるである」
「サリーヌ様、もしかして」
「そうであるマリネル、ワタクシも二人と同じでリューブ殿が好きなのであるよ」
王族と平民の愛は絶対に許されないから、アタシもピューミも止めたのだけど、それはサリーヌ様も分かっていて心の奥底に押し込んでしまったわ。
だからこそ、傍にいるだけでもっと望んでいて、アタシは止める事が出来なかったわ。
「サリーヌ様、辛くはありませんか?」
「好意を持った相手の傍にいられるのよ、こんなに幸せな事はないである」
「そうですか、それならアタシたちもお供します」
同じ気持ちを持った者として、一緒に授業を受けようと約束をしました。
そして、最後の日も無事ダンジョンを探索できて、失敗はセバサス様とラキン様の気功術未習得だけだったわ。
「「申し訳ございませんサリーヌ様」」
「二人とも、どうして覚えられなかったと思っているであるか?」
「それは・・・申し訳ありません、分かりません」
「セバサス、嘘がワタクシに分からないと思っているであるか?」
サリーヌ様はすっごく怒っていて、戻ってきた村でキンブル殿とお話をしているリューブ殿に視線を向けて、他人のせいにしているセバサス様とラキン様を叱りました。
教え方が悪いと思っているお二人は、サリーヌ様に謝罪はするけど、自分たちの考えは間違ってないと思っている様で、リューブ殿の指導方法を説明し始めたわ。
「ですので、ただ見ているだけの彼には、指導者として欠けているモノがあります」
「そうであるか」
「そうなのですじゃ、出来ないと分かると手を握ろうとして来て、どう考えても理解できませんでした」
「セバサスまで・・・これは弟の時も大変そうであるな」
サリーヌ様は、もう次の事を考えていて、セバサス様とラキン様の改善は頭にありませんでした。
これが見限られる瞬間なのだと分かり、お二人には期待していたサリーヌ様の悲しみが伝わってきたわ。
「これは悲しいわね」
「そうねマリネル、ワタシたちはそうならない様に頑張りましょう」
「ええピューミ、絶対そんな事しないわ」
努力する大切さを知ったし、リューブ殿を見下す事なんてありえませんでした。
これが体験して理解すると言う事で、言われていやいや習う事の愚かさを実感しましたよ。
「どうしてオレまで」
「そう言わず、サリーヌ様を守る為ですぞ」
「セバサス様が言うなら・・・でも、平民に教わるなんて」
これが理解の違いなのかっと、リューブ殿が説明しているのにそれを聞いてない二人を見て呆れてしまったわ。
サリーヌ様を守る為にいるのに、どうして分からないのかと思ったけど、アタシやピューミが言っても分かってもらえないので、自ら答えを出すまで見ていたのよ。
「それでは、身体の中の気を感じられる様、座って集中してくれ」
「分かりましたじゃ」
「ただ座っているだけで覚えられるのかよ、信じられないぜ」
「ラキン、言う通りにするのじゃよ」
はいはいっと、ラキン様は座って身体の中の気を探し始めました。
でも、どことなくソワソワしている二人なので、きっと時間が掛かると思ったけど、アタシとピューミも他人ごとではないので集中を始めたわ。
「分かる、これが気なのね」
「ワタシも感じるわ、こんな力が身体の中にあったのね」
「ほう、10分とは最速だな」
リューブ殿が凄いと褒めてくれて、二人で喜んだのだけど、これがあるからメメルちゃんたちは頑張れるのだと、笑顔のリューブ殿を見て思ったわ。
褒めてくれるのと同時にリューブ殿も喜んでいて、自分に期待してくれているのが良く伝わって来たのよ。
「これはとても嬉しいわよね」
楽しいとも思えて来て、早く次に行きたくなりました。
でも、セバサス様とラキン様はまだなので、アタシとピューミは待つことになったのよ。
「でも、何であの二人は出来ないのかしら?」
「集中してないのよマリネル、ソワソワしてるじゃない」
「確かに、これじゃあアタシたちがいない方が良いかもしれないわね」
そう思ったアタシは、リューブ殿に言って退出することになったのだけど、そこで後1日しか訓練を受けれない焦りを感じたわ。
もっと強くなりたいと言う衝動が押し寄せて来て、以前王都の魔法学園の生徒を遠征させるお話をしていたことを思いだしたの。
「そうだわピューミ、学園の生徒が遠征に行く時、アタシたちも参加するのよ」
「そんな事が許可されるかしら?」
「サリーヌ様にお願いしましょう、きっと何か良い案を貰えるわ」
リューブ殿の凄さを説明すれば、サリーヌ様ならきっと分かってもらえると、急いでお報せに向かったわ。
セバサス様とラキン様よりも先に戻ったワタシたちを見て、サリーヌ様は笑顔で迎えてくれて納得している感じを見せてきたのよ。
「サリーヌ様、驚かないのですね」
「それはそうである、あなたたち今日リューブ殿を見る瞳が違ったであるし、あれはまるで恋焦がれる乙女みたいだったである」
「「そ、そんな事はありません」」
「ふふふ、それで何かお話があるのであるかな?」
そこまで先読みされ、さすがと言うしかありませんでした。
訓練の状況をお話して、学園の遠征に参加出来る様にお願いしたら、報告する者として参加を許可してもらったわ。
「こんなにあっさり」
「良いのですかサリーヌ様」
「当然である、リューブ殿は今後国を支える者になるのであるよ」
教える者として大切にしたいとサリーヌ様は真剣に思っていて、爵位も用意すると決めていました。
そして、成果が出た後は騎士たちも教育してもらう計画を話され、そこまで考えていたのかと驚いたんです。
「どうしてそこまで」
「二人は分かっているであろう、リューブ殿の力は教える事に特化しているのである」
「確かに、今日のダンジョン探索も凄かったですからね」
45階まで到達できたのも凄かったけど、それを可能にしたのは闘気上昇の訓練だったんです。
スキルの習得ではなく、あの訓練で掴んだモノを気功術でも使えないかと考える事で、メメルちゃんたちはそこに気づいて更に強くなっていたのよ。
「1を教えて10となす、これがリューブ殿の凄さなのよ」
「それは違いますよサリーヌ様、10にしたのはメメルちゃんたちです」
「分かっていないなマリネル、リューブ殿はそこまで誘導しているのである」
話をしている間、部分的に考えさせられるところがあり、それを疑問に思える様に誘導しているとサリーヌ様は教えてくれました。
だから、リューブ殿のお話を聞いていれば1の話を10に出来る様で、それが指導者として優秀である証拠と称賛していました。
「だから彼が欲しいのである、ワフウの品やダンジョンや魔力花なんて目ではないのである」
「そこまでなんですね・・・まぁ分かりますけどね」
「そうなのである、だからマリネル、リューブ殿の訓練を良く考えて受けるであるよ」
「承知しました、必ずご期待に応えて見せます」
アタシの返事に、サリーヌ様は笑顔を見せてくれて、それがリューブ殿のモノと同じなのが分かって嬉しくなりました。
これが人を引き付けるモノであり、才能と呼べる素晴らしい素質だったんです。
「でも、それじゃセバサス様とラキン様は覚えて帰ってきませんよ」
「ああ~あの二人、リューブ殿のお話を聞いてなかったわね」
「そうなのであるか、それは困ったであるな」
どんなに教えるのが優秀でも、話すらまともに聞いてなければ理解できるわけもなく、学園の生徒にもいそうでサリーヌ様は悩んでいました。
学園の生徒は貴族だから、その可能性は十分にあるので、リューブ殿の地位を上げてはどうかと提案しましたよ。
「それが早いのだが、爵位を与えるにはそれなりの成果が必要であるし、高位の爵位でなくてはならない」
「上の爵位のご子息もいますからね」
「そうなのである、しかも今学園にいる生徒には、ワタクシの弟もいるのであるよ」
「「ああ~」」
それはダメだっと、第一夫人の8番目の子供が浮かんだわ。
継承権も持っている方で、かなり我儘な性格をしているから、リューブ殿の言う事なんてまず聞かないと頭が痛くなってきました。
「仕方ないである、ここはワタクシが参加して教えるである」
「サリーヌ様、もしかして」
「そうであるマリネル、ワタクシも二人と同じでリューブ殿が好きなのであるよ」
王族と平民の愛は絶対に許されないから、アタシもピューミも止めたのだけど、それはサリーヌ様も分かっていて心の奥底に押し込んでしまったわ。
だからこそ、傍にいるだけでもっと望んでいて、アタシは止める事が出来なかったわ。
「サリーヌ様、辛くはありませんか?」
「好意を持った相手の傍にいられるのよ、こんなに幸せな事はないである」
「そうですか、それならアタシたちもお供します」
同じ気持ちを持った者として、一緒に授業を受けようと約束をしました。
そして、最後の日も無事ダンジョンを探索できて、失敗はセバサス様とラキン様の気功術未習得だけだったわ。
「「申し訳ございませんサリーヌ様」」
「二人とも、どうして覚えられなかったと思っているであるか?」
「それは・・・申し訳ありません、分かりません」
「セバサス、嘘がワタクシに分からないと思っているであるか?」
サリーヌ様はすっごく怒っていて、戻ってきた村でキンブル殿とお話をしているリューブ殿に視線を向けて、他人のせいにしているセバサス様とラキン様を叱りました。
教え方が悪いと思っているお二人は、サリーヌ様に謝罪はするけど、自分たちの考えは間違ってないと思っている様で、リューブ殿の指導方法を説明し始めたわ。
「ですので、ただ見ているだけの彼には、指導者として欠けているモノがあります」
「そうであるか」
「そうなのですじゃ、出来ないと分かると手を握ろうとして来て、どう考えても理解できませんでした」
「セバサスまで・・・これは弟の時も大変そうであるな」
サリーヌ様は、もう次の事を考えていて、セバサス様とラキン様の改善は頭にありませんでした。
これが見限られる瞬間なのだと分かり、お二人には期待していたサリーヌ様の悲しみが伝わってきたわ。
「これは悲しいわね」
「そうねマリネル、ワタシたちはそうならない様に頑張りましょう」
「ええピューミ、絶対そんな事しないわ」
努力する大切さを知ったし、リューブ殿を見下す事なんてありえませんでした。
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