37 / 63
2章 知名度広がる
37話 規格外過ぎる
しおりを挟む
ハウスの地下には訓練場があって、アタシとピューミは金のタマゴPTと共に戦技の訓練に入ったのだけど、ただ座って目を閉じるように言われたわ。
「よし、みんな準備は良いな」
「「「「「はいリューブ師匠」」」」」
「あの、この後は何をするのですか?」
「ピューミさん、リューブ師匠はお返事を待っていますよ」
「そうだけど、目を閉じて座っているだけなのよメメルちゃん」
金のタマゴPT全員にジッと見られ、アタシもピューミも返事を返しました。
なんだか、子供の頃にお勉強をした教会を思い出したけど、内容は全然違くて驚いて目を開けてしまったのよ。
「おいおい、目を開けたら解除されてしまうだろう、もう一度閉じて座ってくれ」
「で、でも・・・何なのよあの空間」
「あれは、イメージ空間と呼んでる場所で、頭の中で訓練が出来るんだ」
だから疲れなくて済むとリューブ殿は得意げだけど、本来戦技は数年かけて会得する物だからビックリです。
投稿されている映像でも剣術を簡単に覚えていたし、規格外なのは分かっていたけど、ここまでとは思いませんでしたよ。
「まさかここまでなんて」
「悪いんだが、驚くのはこれからでまだ先があるんだぞ」
「え!・・・それってどういう事ですか?」
「あの空間ではな、時間がとても早く進むんだ」
この部屋限定で、リューブさんの誘導が無いといけない場所らしく、ここでの1時間は1年になるそうです。
それを聞いて、アタシはもう驚きを通り越して呆れてしまったわ。
「そんな顔をするなよマリネル殿、これでも君たちを信じてここに招いてるんだぞ」
「それは分かるわ、こんな事を知ったら誰でも使いたくて殺到するわよ」
「そうなんだが、実は簡単には使えないんだよ」
アタシたちは普通に入って来たし、ただ座って目を閉じただけに感じていたけど、何か条件があるのが分かったわ。
とても幸運なのだから、アタシは信じて目を閉じてみんなが待つイメージ空間に入ったわ。
「遅かったわねマリネル」
「ピューミ、あなたどうしてそんなに落ち着いてるのよ」
「だって、夢の中にいる感じでホワホワして気持ち良いじゃない」
「まったく、呑気ねあなた」
同僚に呆れてしまったけど、メメルちゃんたちも落ち着いていて、その気持ちがだんだんアタシにも流れて来るのが分かったわ。
この空間では、精神がとても穏やかになるようで、リューブさんが姿を見せても質問をしないで待っていました。
「それでは、みんなに中級スキルである【闘気上昇】を教える」
「と、闘気上昇って、あの闘気上昇?」
「ああ、上位の冒険者が5年かけて会得するスキルで、これを覚えないと上級武技は扱えない」
「闘気を溜めるのに時間が掛かるからよね」
その通りっと、リューブさんは基本スキルで必須と言ってきますが、ここでの時間が特別でも5年(5時間)は掛かり過ぎると思ったのよ。
でも、リューブさんは半年(30分)で覚えると言って来て、心が安定してたアタシも流石に動揺したのよ。
「不可能です、そんなに簡単に覚える事が出来るなら、他の人たちにも教えるべきですよ」
「そうしたいんだが、これを公表すると魔族が強くなるからダメなんだ」
「魔族って、魔王がいないからもう平気なのではないですか?」
「そうじゃないんだピューミ殿、魔族は今力を蓄えている状態で、実力のある者が現れれば必ずまた襲って来る」
その手助けはしたくないっと、気功術を外で教えない訳も理解できました。
そして、今回の訓練が一番魔族には危険で、上昇の仕方を教えたら気功術の次の段階を会得されると教えて貰ったわ。
「通常の場合、闘気は身体の中で溜めるモノだが、この訓練では外に放出して高める練習をするんだ」
「つまり、身体の闘気を減らして負荷を与え、上昇する速度を上げるんですね」
「正解だマリネル殿、外に放出する速度が早ければ早いほど良い」
放出する速度が予定の速度になればスキルを覚える事が出来て、アタシたちは闘気上昇を覚えて外に出れると指示を受け、早速闘気を手の平から出す練習に入りました。
武器に闘気を流すのとは違い、なかなか出す事が出来なくて、こんなに難しいのかと思ったわ。
「ダメ、全然できないわ、ピューミはどう?」
「ワタシもまだ出来ないわ、何かコツはないかしらね」
「やった事無いから分からないわ、メメルちゃんたちは・・・出来てるわね」
ウソっと、ピューミと一緒にみんなに視線を向け、なんで出来るのかと驚いたわ。
その答えは、気功術でいつもやっている事と似ているからで、アタシとピューミは気功術を覚えたくてリューブさんにお願いしました。
「二人なら良いが、セバサス殿とラキン殿も一緒に受けるよな」
「それでも良いです、サリーヌ様を守る為、どうしても強くなりたいんです」
「その気持ちは分かるし、今後必要だな」
「もしかしてリューブさん、ワタシたちがそれに気づくのを待っていました?」
自らが答えを出し理解するのが一番早いっと、リューブさんが笑いながら答えて来て、教えて貰った方が早いと二人で同時に返しました。
でも、リューブさんはそれでは理解できないと言って来て、何が違うのか分からなかったわ。
「良いか二人とも、知識で知ってる事と体験するのとは違うだろう、それと同じなんだ」
「つまり、自分で答えを見つけた時は、体験したのと同じって事ですか?」
「そうだ、君たちは主を守る為に必要な必死さが足りなかった」
この先、サリーヌ様を守れるのは4人だけで、その危険性に気づいていればもっと早く訓練に参加していたと言われたの。
それがなかったから、アタシたちが今の状況を分かってないと知り、ちょっと困っていたと笑われたわ。
「それなら言ってよ、じゃないと分からないわ」
「実はな、この場所に来るには心構えも大切で、本当に自分に必要と思っていないと入れないんだ」
「なるほど、だから自分で答えを出さないといけなかったんですね」
「そういう事だピューミ殿、サリーヌ様にお願いすれば訓練の参加は出来た、しかしそれではここには来れず、通常の訓練で半年も時間を掛けなくてはいけない」
訓練は他にもしたいのに、それでは間に合わないとリューブさんは難しい顔をしていたわ。
心の問題は難しく、前の仲間の時に苦労したとリューブさんは悲しそうだったわね。
「そういう事だから、二人もセバサス殿とラキン殿に言ってはダメだぞ」
「も、もしかして、アタシたちって凄いことしたのかしら」
「実はそうなんだ、あの二人は何か抵抗を感じている様で、俺に指導をお願いしてこない」
「あの二人は元貴族だから、きっとプライドが邪魔をしているのね」
気功術は教えられるけど、それ以上にはなれないとガッカリしていて、アタシとピューミには期待してるとかジッと見られたわ。
とても真剣な目で見られてかなりドキドキしたけど、期待を背負ってちょっと緊張しましたよ。
「そんなに緊張するな、君たちなら出来るさ」
「そんなの分からないじゃない」
「そうですよ、未来は誰にも見えません」
「だから努力するのさ、君たちはその一歩を踏み出した、それは大きな一歩だぞ」
まだ立ち止まっているセバサス殿とラキン殿とは違うと言って貰えて、アタシはちょっとだけ自信が付きました。
でも、放出はまだ出来ないし、訓練の成果は出てないから不安だったわ。
「でも、不安ですよリューブ殿」
「ピューミ、不安ならば尚更努力を止めてはダメだ、まず訓練だよ」
「そうでしょうか?・・・そうですね」
「ああ、真剣に努力すれば裏切らない」
強い言葉を貰い、アタシたちは訓練を再開し、イメージ空間の中で半年を掛けてスキル【闘気上昇】を覚えました。
そして、元の空間に戻って来て、リューブ殿にお礼を伝えたんです。
「お礼を言うのはこっちだよ、おかげでメメルたちも学ぶことが出来た」
「アタシたちは何も教えてないですよ」
「いいや、二人の覚悟はとても大切だ、今後の護衛でそれが出るだろう」
今までのダンジョンでの護衛は、それなりに守る意識はあったと思っていたけど、リューブ殿はそれでは足りないと思っていた様で、これで更に真剣に護衛をしてくれるとメメルちゃんたちに期待していて、サリーヌ様もアタシたちにそんな期待を持ってくれていると感じたのよ。
それに気づかせてもらえて、リューブ殿にはとても大きな恩が出来てしまったわ。
「これが自らが理解すると言う事なのね」
「選ばれた4人の中に入ったのだから、ワタシたち覚悟はしていたけど、そうじゃなかったのね」
「ほんとねピューミ・・・ありがとうございましたリューブ殿」
「良い目をするようになった、これならサリーヌ様は大丈夫だな」
命を賭けてサリーヌ様を守る覚悟はあったけど、それでも足りない事が分かり、アタシたちは前に進む覚悟が出来ました。
死ぬ覚悟ではなく、その命を使って出来る事を考えるのが大切で、どんなことをしても強くなろうと思ったわ。
「これからもご指導お願いしますリューブ殿」
「こちらこそだ・・・っと言いたいが、別に自分を犠牲にする必要はないから、無理は絶対にするなよ」
「でも、そうしないとサリーヌ様を守れませんよ」
「それはそこまでの窮地になった場合だ、今はまだその時じゃない」
そんな場面になる前に訓練が必要で、リューブ殿はその為の力を与えてくれると約束してくれたわ。
その一言はとても重く心に染み込んで来て、メメルちゃんたちが信頼するのが理解でき、アタシたちはリューブ殿の生徒になりました。
「よし、みんな準備は良いな」
「「「「「はいリューブ師匠」」」」」
「あの、この後は何をするのですか?」
「ピューミさん、リューブ師匠はお返事を待っていますよ」
「そうだけど、目を閉じて座っているだけなのよメメルちゃん」
金のタマゴPT全員にジッと見られ、アタシもピューミも返事を返しました。
なんだか、子供の頃にお勉強をした教会を思い出したけど、内容は全然違くて驚いて目を開けてしまったのよ。
「おいおい、目を開けたら解除されてしまうだろう、もう一度閉じて座ってくれ」
「で、でも・・・何なのよあの空間」
「あれは、イメージ空間と呼んでる場所で、頭の中で訓練が出来るんだ」
だから疲れなくて済むとリューブ殿は得意げだけど、本来戦技は数年かけて会得する物だからビックリです。
投稿されている映像でも剣術を簡単に覚えていたし、規格外なのは分かっていたけど、ここまでとは思いませんでしたよ。
「まさかここまでなんて」
「悪いんだが、驚くのはこれからでまだ先があるんだぞ」
「え!・・・それってどういう事ですか?」
「あの空間ではな、時間がとても早く進むんだ」
この部屋限定で、リューブさんの誘導が無いといけない場所らしく、ここでの1時間は1年になるそうです。
それを聞いて、アタシはもう驚きを通り越して呆れてしまったわ。
「そんな顔をするなよマリネル殿、これでも君たちを信じてここに招いてるんだぞ」
「それは分かるわ、こんな事を知ったら誰でも使いたくて殺到するわよ」
「そうなんだが、実は簡単には使えないんだよ」
アタシたちは普通に入って来たし、ただ座って目を閉じただけに感じていたけど、何か条件があるのが分かったわ。
とても幸運なのだから、アタシは信じて目を閉じてみんなが待つイメージ空間に入ったわ。
「遅かったわねマリネル」
「ピューミ、あなたどうしてそんなに落ち着いてるのよ」
「だって、夢の中にいる感じでホワホワして気持ち良いじゃない」
「まったく、呑気ねあなた」
同僚に呆れてしまったけど、メメルちゃんたちも落ち着いていて、その気持ちがだんだんアタシにも流れて来るのが分かったわ。
この空間では、精神がとても穏やかになるようで、リューブさんが姿を見せても質問をしないで待っていました。
「それでは、みんなに中級スキルである【闘気上昇】を教える」
「と、闘気上昇って、あの闘気上昇?」
「ああ、上位の冒険者が5年かけて会得するスキルで、これを覚えないと上級武技は扱えない」
「闘気を溜めるのに時間が掛かるからよね」
その通りっと、リューブさんは基本スキルで必須と言ってきますが、ここでの時間が特別でも5年(5時間)は掛かり過ぎると思ったのよ。
でも、リューブさんは半年(30分)で覚えると言って来て、心が安定してたアタシも流石に動揺したのよ。
「不可能です、そんなに簡単に覚える事が出来るなら、他の人たちにも教えるべきですよ」
「そうしたいんだが、これを公表すると魔族が強くなるからダメなんだ」
「魔族って、魔王がいないからもう平気なのではないですか?」
「そうじゃないんだピューミ殿、魔族は今力を蓄えている状態で、実力のある者が現れれば必ずまた襲って来る」
その手助けはしたくないっと、気功術を外で教えない訳も理解できました。
そして、今回の訓練が一番魔族には危険で、上昇の仕方を教えたら気功術の次の段階を会得されると教えて貰ったわ。
「通常の場合、闘気は身体の中で溜めるモノだが、この訓練では外に放出して高める練習をするんだ」
「つまり、身体の闘気を減らして負荷を与え、上昇する速度を上げるんですね」
「正解だマリネル殿、外に放出する速度が早ければ早いほど良い」
放出する速度が予定の速度になればスキルを覚える事が出来て、アタシたちは闘気上昇を覚えて外に出れると指示を受け、早速闘気を手の平から出す練習に入りました。
武器に闘気を流すのとは違い、なかなか出す事が出来なくて、こんなに難しいのかと思ったわ。
「ダメ、全然できないわ、ピューミはどう?」
「ワタシもまだ出来ないわ、何かコツはないかしらね」
「やった事無いから分からないわ、メメルちゃんたちは・・・出来てるわね」
ウソっと、ピューミと一緒にみんなに視線を向け、なんで出来るのかと驚いたわ。
その答えは、気功術でいつもやっている事と似ているからで、アタシとピューミは気功術を覚えたくてリューブさんにお願いしました。
「二人なら良いが、セバサス殿とラキン殿も一緒に受けるよな」
「それでも良いです、サリーヌ様を守る為、どうしても強くなりたいんです」
「その気持ちは分かるし、今後必要だな」
「もしかしてリューブさん、ワタシたちがそれに気づくのを待っていました?」
自らが答えを出し理解するのが一番早いっと、リューブさんが笑いながら答えて来て、教えて貰った方が早いと二人で同時に返しました。
でも、リューブさんはそれでは理解できないと言って来て、何が違うのか分からなかったわ。
「良いか二人とも、知識で知ってる事と体験するのとは違うだろう、それと同じなんだ」
「つまり、自分で答えを見つけた時は、体験したのと同じって事ですか?」
「そうだ、君たちは主を守る為に必要な必死さが足りなかった」
この先、サリーヌ様を守れるのは4人だけで、その危険性に気づいていればもっと早く訓練に参加していたと言われたの。
それがなかったから、アタシたちが今の状況を分かってないと知り、ちょっと困っていたと笑われたわ。
「それなら言ってよ、じゃないと分からないわ」
「実はな、この場所に来るには心構えも大切で、本当に自分に必要と思っていないと入れないんだ」
「なるほど、だから自分で答えを出さないといけなかったんですね」
「そういう事だピューミ殿、サリーヌ様にお願いすれば訓練の参加は出来た、しかしそれではここには来れず、通常の訓練で半年も時間を掛けなくてはいけない」
訓練は他にもしたいのに、それでは間に合わないとリューブさんは難しい顔をしていたわ。
心の問題は難しく、前の仲間の時に苦労したとリューブさんは悲しそうだったわね。
「そういう事だから、二人もセバサス殿とラキン殿に言ってはダメだぞ」
「も、もしかして、アタシたちって凄いことしたのかしら」
「実はそうなんだ、あの二人は何か抵抗を感じている様で、俺に指導をお願いしてこない」
「あの二人は元貴族だから、きっとプライドが邪魔をしているのね」
気功術は教えられるけど、それ以上にはなれないとガッカリしていて、アタシとピューミには期待してるとかジッと見られたわ。
とても真剣な目で見られてかなりドキドキしたけど、期待を背負ってちょっと緊張しましたよ。
「そんなに緊張するな、君たちなら出来るさ」
「そんなの分からないじゃない」
「そうですよ、未来は誰にも見えません」
「だから努力するのさ、君たちはその一歩を踏み出した、それは大きな一歩だぞ」
まだ立ち止まっているセバサス殿とラキン殿とは違うと言って貰えて、アタシはちょっとだけ自信が付きました。
でも、放出はまだ出来ないし、訓練の成果は出てないから不安だったわ。
「でも、不安ですよリューブ殿」
「ピューミ、不安ならば尚更努力を止めてはダメだ、まず訓練だよ」
「そうでしょうか?・・・そうですね」
「ああ、真剣に努力すれば裏切らない」
強い言葉を貰い、アタシたちは訓練を再開し、イメージ空間の中で半年を掛けてスキル【闘気上昇】を覚えました。
そして、元の空間に戻って来て、リューブ殿にお礼を伝えたんです。
「お礼を言うのはこっちだよ、おかげでメメルたちも学ぶことが出来た」
「アタシたちは何も教えてないですよ」
「いいや、二人の覚悟はとても大切だ、今後の護衛でそれが出るだろう」
今までのダンジョンでの護衛は、それなりに守る意識はあったと思っていたけど、リューブ殿はそれでは足りないと思っていた様で、これで更に真剣に護衛をしてくれるとメメルちゃんたちに期待していて、サリーヌ様もアタシたちにそんな期待を持ってくれていると感じたのよ。
それに気づかせてもらえて、リューブ殿にはとても大きな恩が出来てしまったわ。
「これが自らが理解すると言う事なのね」
「選ばれた4人の中に入ったのだから、ワタシたち覚悟はしていたけど、そうじゃなかったのね」
「ほんとねピューミ・・・ありがとうございましたリューブ殿」
「良い目をするようになった、これならサリーヌ様は大丈夫だな」
命を賭けてサリーヌ様を守る覚悟はあったけど、それでも足りない事が分かり、アタシたちは前に進む覚悟が出来ました。
死ぬ覚悟ではなく、その命を使って出来る事を考えるのが大切で、どんなことをしても強くなろうと思ったわ。
「これからもご指導お願いしますリューブ殿」
「こちらこそだ・・・っと言いたいが、別に自分を犠牲にする必要はないから、無理は絶対にするなよ」
「でも、そうしないとサリーヌ様を守れませんよ」
「それはそこまでの窮地になった場合だ、今はまだその時じゃない」
そんな場面になる前に訓練が必要で、リューブ殿はその為の力を与えてくれると約束してくれたわ。
その一言はとても重く心に染み込んで来て、メメルちゃんたちが信頼するのが理解でき、アタシたちはリューブ殿の生徒になりました。
6
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。


貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる