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1章 知名度アゲアゲ
5話 噂を聞いて
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僕は、大変な事態になった事を知り、急ぎ担当しているライジングランサーが借りている建物に走りました。
「なんで、どうしてリューブさんが他の冒険者を撮影して投稿してるんだよ」
彼は、今や投稿の神と評判の冒険者で、渡した道具や装備は必ず人気商品にしてくれたんです。
今回の新装備も、宣伝してもらう為に送ったのに、彼がいないのでは売れ行きに支障が出るから僕は焦っていて、建物に入ってリーダーの方に話したら、平然とクビにしたとか言ってきましたよ。
「し、正気ですかケンスダさん」
「正気も何も、アイツはダンジョンで見てるだけだからな、クビにして当然だろう」
「当然って・・・じゃあ、次の投稿はどうするんですか」
「もう勧誘は出来てるぞ、ミューン呼んで来てくれ」
お仲間の女性が部屋から出ていき、僕はとても不安でしかたなく、この危機をどう切り抜けるべきなのかと頭を悩ませてました。
投稿者ならば彼の凄さを知っているはずで、彼の代わりなんて出来るわけがないと断るのが普通だと感じていて、案の定部屋に入って来た女性は、全然知らない新人でしたよ。
「だ、誰ですか」
「私はマリューナといいます、魔術士をしてます」
「そうですか、それで映像の投稿はした事ありますか?」
「それは無いですけど、私は魔術士で後方なので出来ると思います」
ただ記録するだけと思っている様で、これは終わったと思いました。
それでも彼らは7つ星なので、普通の支援にくり下げる考えでまとまったよ。
「では、僕はこれで失礼します」
「おいおい、今来たとこだろう、もう少しゆっくりしていけよ」
「僕も仕事がありますので」
「仕事って、俺たちのような有能な冒険者と話しをするよりも重要な仕事があるのかよ」
バカな奴のバカな言葉に、僕も我慢が出来なくなり、ここではっきりと言う事にしたよ。
振り返った僕は、もっと有能な冒険者を勧誘しに行くと、ため息混じりに伝えたんだ。
「なんだと、俺たちよりもかよ」
「そう言わざるを得ません、リューブさんのいないあなたたちでは、とても期待出来ませんからね」
「言うじゃねぇかよ、アイツがどれほど何だよ」
そんな事もしらないから、簡単にクビにしてしまったんだと注意し、今リューブさんが何を始めたのかを説明したよ。
新人の教育と聞き笑ってきたけど、僕は笑い事ではなかったから、危機感のない彼らを哀れに思ったんだ。
「な、なんだよその目は」
「あなたたちはリューブさんの映像を見てないのですか?」
「自分が戦ってる所なんて見てどうすんだ」
「見て勉強するのが普通なんですよ、じゃないと次に活かせません」
リューブさんの映像は、それが良く分かるだけでなく、周りの状況も読み取れていました。
映像玉は正面の近い場所しか記録出来ないから、リューブさんが動き回って苦労しているのが分かった。
「最前線とは言わないけど、ダンジョンの中でそんなに動くなんて普通出来ませんよ」
「いやいや、アイツはそんな事してないぞ、いつも後ろで立ってただけだ」
「もしそうなら、リューブさんは特殊なスキルを持ってるんでしょう」
そんな貴重な人を切り捨てたから哀れとしか思えず、そのスキルに対抗出来るのかと言ってやりました。
新たに入り、リューブさんの代わりの新人さんは、全員の視線を受け無理だと断言してきましたよ。
「そうでしょうね」
「いやいや、別にアイツと同じ様にしなくても良いんだ、俺たちは既に人気があるんだぞ」
「そうよ、だからあのじじぃはいらなかったのよ」
「それこそあなた方は分かってない、リューブさんがいたからあなた方はここまで来れたんです」
頼みの綱だったリューブさんは、他の冒険者に鞍替えしてしまい、戻ってくれる事もないから彼らはおしまいだったんだ。
それが分かれば簡単だけど、ここまで言っても彼らは何も分からず、新たな仲間のマリューナに期待していたよ。
「はぁ~分かってませんね、今までの映像を見慣れた人たちがあなたたちのお客様ですよ、今更素人が撮った映像で満足する訳ないでしょう」
「そ、そんな事は」
「だからもうおしまいと僕は断言してるんですよ、いい加減分かってくださいリーダーのケンスダさん」
リューブさんとケンスダたちの違いはそこにあり、新人だからこそリューブさんたちの方は人気が一気に上がっていたんです。
しかも、僕が確認した所、リューブさんは普通に投稿しているだけでスキルは使ってる様子はありませんから、まだまだ伸び代はあったんだ。
「これで分かりましたか皆さん、あなたたちは今とても大変な事態に陥ってるんですよ」
「そ、そんな馬鹿な」
「じゃ、じゃああたいたちって」
「そうですよシャルガさん、あなたたちはどう頑張っても落ちる一方なんです」
どんなに頑張っても、映像はとても劣っているから、余程の事をしないと分かって貰えず、インパクトある映像と同等なモノに挑戦しなくてはいけなかったんだ。
それは、彼らの実力を大きく超えていて、打つ手がない事を意味していたんだ。
「人気を維持するには、今10つ星が何度も挑戦して失敗続きの150階層を攻略する事です」
「む、無理だ、150階なんて」
「ほ、他に方法があるわ、考えましょうケンスダ」
「無駄ですミューンさん、普通にしていては人気は下がる一方です」
ライジングランサーが挑戦している階層が問題ではなく、インパクトある映像が世間に流せないのが問題で、視聴者が満足しないからいけなかった。
その攻略法はリューブさんしか達成できず、それは言うまでもない絶望だったよ。
「ま、まってよ、それなら新しい装備があるじゃない」
「そ、そうだ、新装備を売り込もう」
「だから、それが出来ないから言ってるんです」
売り込むには、リューブさんの様に装備が目立つ撮り方をしなくてはならず、それが一番難しかったんです。
今現在、100組ほども存在する7つ星の彼らに新装備を提供していたのも、それ以上の冒険者に渡すよりも売り上げが良かったからで、ケンスダたちに見込みがなければ他に行くまでです。
「っという訳で、僕はリューブさんの所に行くんです、あなたたちは人気が下がっても普通に冒険者をしていてください」
新装備を渡す事はもうないかもしれないけど、それでも7つ星として応援しました。
でもね、今一番応援したいのはリューブさんが指導を始めた冒険者4人で、調査した宿に行く事こそが重要だったんだ。
「ちょっと待て、俺たちはどうなるんだ」
「た、助けてよ」
「お願いします」
「そんなに助かりたいなら言いますが、リューブさんに謝って戻って来るなり、記憶の仕方を教えて貰ってください」
映像の質が落ちなければ何とかなるので、頭を地面にこすりつけてでもお願いする様に言いました。
でも、それが出来る人たちなら話の途中で僕が気付いて提案していて、最後に言ったのは僕がこの場から退散したかったからです。
「そんな事、出来る訳がない」
「じゃあ落ちるだけです、7つ星として埋もれてください」
「ちょっと待ってください、7つ星ってそこまで下に見られるんですか」
「新人のあなたは知らないようですね、ケンスダさん、あなたはなんと言って彼女を誘ったのですか?」
7つ星は、6つ星以下の冒険者が憧れるランクだけど、ギルドの査定官が見る様になる高ランクでは最初のランクでした。
つまり、上位者としては新人であり、やっとスタートラインに立った事を教えました。
「そんな、そんな事ケンスダさんは言ってなかった」
「そうでしょうね、7つ星に上って有頂天だったんでしょう」
「じゃ、じゃあ私って何なんですか」
「じじぃと呼んで使えないとクビにした人の代わりのですが、本当は天才的な投稿をして彼らを支えていたリューブさんの代わりですよ」
新人を勧誘した時点で気づくべきであり、騙されたのだと伝えてあげました。
後方での支援は新人でも出来るでしょうが、身体目当てなのだろうと予想は出来ましたよ。
「そんな、酷いです」
「違うっ!マリューナ聞いてくれ」
「何が違うんですか、昨日だって一緒に寝たじゃないですか、あれはそう言う事だったんですね」
「そ、それは」
PTの女性と良い仲になるのはよくある事で、ここにいた4人は全員ケンスダさんと寝ていました。
リューブさんをクビにしたのも、大人の男性がいると迷惑だったからで、結局リーダーの性癖が悪かったんだ。
「謝れないのもそうですよ、責任はちゃんと取らないといけませんねケンスダさん」
「お、俺のせいじゃない、みんなを絶対に幸せにする」
「どうやってですか、具体的に言って下さい」
言い争いが始まったので、それではさようならっと言い残し、僕のお店【アルノル】商店は装備の無償提供を止める事にしました。
今後は買ってくださいと聞いてないかもだけど警告して、やっと部屋を出る事が出来たんだ。
「なんで、どうしてリューブさんが他の冒険者を撮影して投稿してるんだよ」
彼は、今や投稿の神と評判の冒険者で、渡した道具や装備は必ず人気商品にしてくれたんです。
今回の新装備も、宣伝してもらう為に送ったのに、彼がいないのでは売れ行きに支障が出るから僕は焦っていて、建物に入ってリーダーの方に話したら、平然とクビにしたとか言ってきましたよ。
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それでも彼らは7つ星なので、普通の支援にくり下げる考えでまとまったよ。
「では、僕はこれで失礼します」
「おいおい、今来たとこだろう、もう少しゆっくりしていけよ」
「僕も仕事がありますので」
「仕事って、俺たちのような有能な冒険者と話しをするよりも重要な仕事があるのかよ」
バカな奴のバカな言葉に、僕も我慢が出来なくなり、ここではっきりと言う事にしたよ。
振り返った僕は、もっと有能な冒険者を勧誘しに行くと、ため息混じりに伝えたんだ。
「なんだと、俺たちよりもかよ」
「そう言わざるを得ません、リューブさんのいないあなたたちでは、とても期待出来ませんからね」
「言うじゃねぇかよ、アイツがどれほど何だよ」
そんな事もしらないから、簡単にクビにしてしまったんだと注意し、今リューブさんが何を始めたのかを説明したよ。
新人の教育と聞き笑ってきたけど、僕は笑い事ではなかったから、危機感のない彼らを哀れに思ったんだ。
「な、なんだよその目は」
「あなたたちはリューブさんの映像を見てないのですか?」
「自分が戦ってる所なんて見てどうすんだ」
「見て勉強するのが普通なんですよ、じゃないと次に活かせません」
リューブさんの映像は、それが良く分かるだけでなく、周りの状況も読み取れていました。
映像玉は正面の近い場所しか記録出来ないから、リューブさんが動き回って苦労しているのが分かった。
「最前線とは言わないけど、ダンジョンの中でそんなに動くなんて普通出来ませんよ」
「いやいや、アイツはそんな事してないぞ、いつも後ろで立ってただけだ」
「もしそうなら、リューブさんは特殊なスキルを持ってるんでしょう」
そんな貴重な人を切り捨てたから哀れとしか思えず、そのスキルに対抗出来るのかと言ってやりました。
新たに入り、リューブさんの代わりの新人さんは、全員の視線を受け無理だと断言してきましたよ。
「そうでしょうね」
「いやいや、別にアイツと同じ様にしなくても良いんだ、俺たちは既に人気があるんだぞ」
「そうよ、だからあのじじぃはいらなかったのよ」
「それこそあなた方は分かってない、リューブさんがいたからあなた方はここまで来れたんです」
頼みの綱だったリューブさんは、他の冒険者に鞍替えしてしまい、戻ってくれる事もないから彼らはおしまいだったんだ。
それが分かれば簡単だけど、ここまで言っても彼らは何も分からず、新たな仲間のマリューナに期待していたよ。
「はぁ~分かってませんね、今までの映像を見慣れた人たちがあなたたちのお客様ですよ、今更素人が撮った映像で満足する訳ないでしょう」
「そ、そんな事は」
「だからもうおしまいと僕は断言してるんですよ、いい加減分かってくださいリーダーのケンスダさん」
リューブさんとケンスダたちの違いはそこにあり、新人だからこそリューブさんたちの方は人気が一気に上がっていたんです。
しかも、僕が確認した所、リューブさんは普通に投稿しているだけでスキルは使ってる様子はありませんから、まだまだ伸び代はあったんだ。
「これで分かりましたか皆さん、あなたたちは今とても大変な事態に陥ってるんですよ」
「そ、そんな馬鹿な」
「じゃ、じゃああたいたちって」
「そうですよシャルガさん、あなたたちはどう頑張っても落ちる一方なんです」
どんなに頑張っても、映像はとても劣っているから、余程の事をしないと分かって貰えず、インパクトある映像と同等なモノに挑戦しなくてはいけなかったんだ。
それは、彼らの実力を大きく超えていて、打つ手がない事を意味していたんだ。
「人気を維持するには、今10つ星が何度も挑戦して失敗続きの150階層を攻略する事です」
「む、無理だ、150階なんて」
「ほ、他に方法があるわ、考えましょうケンスダ」
「無駄ですミューンさん、普通にしていては人気は下がる一方です」
ライジングランサーが挑戦している階層が問題ではなく、インパクトある映像が世間に流せないのが問題で、視聴者が満足しないからいけなかった。
その攻略法はリューブさんしか達成できず、それは言うまでもない絶望だったよ。
「ま、まってよ、それなら新しい装備があるじゃない」
「そ、そうだ、新装備を売り込もう」
「だから、それが出来ないから言ってるんです」
売り込むには、リューブさんの様に装備が目立つ撮り方をしなくてはならず、それが一番難しかったんです。
今現在、100組ほども存在する7つ星の彼らに新装備を提供していたのも、それ以上の冒険者に渡すよりも売り上げが良かったからで、ケンスダたちに見込みがなければ他に行くまでです。
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でもね、今一番応援したいのはリューブさんが指導を始めた冒険者4人で、調査した宿に行く事こそが重要だったんだ。
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「お願いします」
「そんなに助かりたいなら言いますが、リューブさんに謝って戻って来るなり、記憶の仕方を教えて貰ってください」
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でも、それが出来る人たちなら話の途中で僕が気付いて提案していて、最後に言ったのは僕がこの場から退散したかったからです。
「そんな事、出来る訳がない」
「じゃあ落ちるだけです、7つ星として埋もれてください」
「ちょっと待ってください、7つ星ってそこまで下に見られるんですか」
「新人のあなたは知らないようですね、ケンスダさん、あなたはなんと言って彼女を誘ったのですか?」
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つまり、上位者としては新人であり、やっとスタートラインに立った事を教えました。
「そんな、そんな事ケンスダさんは言ってなかった」
「そうでしょうね、7つ星に上って有頂天だったんでしょう」
「じゃ、じゃあ私って何なんですか」
「じじぃと呼んで使えないとクビにした人の代わりのですが、本当は天才的な投稿をして彼らを支えていたリューブさんの代わりですよ」
新人を勧誘した時点で気づくべきであり、騙されたのだと伝えてあげました。
後方での支援は新人でも出来るでしょうが、身体目当てなのだろうと予想は出来ましたよ。
「そんな、酷いです」
「違うっ!マリューナ聞いてくれ」
「何が違うんですか、昨日だって一緒に寝たじゃないですか、あれはそう言う事だったんですね」
「そ、それは」
PTの女性と良い仲になるのはよくある事で、ここにいた4人は全員ケンスダさんと寝ていました。
リューブさんをクビにしたのも、大人の男性がいると迷惑だったからで、結局リーダーの性癖が悪かったんだ。
「謝れないのもそうですよ、責任はちゃんと取らないといけませんねケンスダさん」
「お、俺のせいじゃない、みんなを絶対に幸せにする」
「どうやってですか、具体的に言って下さい」
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