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1章 知名度アゲアゲ
4話 予想以上
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「嘘だろ」
4人の冒険者登録にギルドに入ると、中にいた冒険者たちが俺たちを見て騒ぎ始め、応援するとか言いながら囲んできたんだ。
握手を求められても、俺ではなく4人だけであり、10歳の少女たちはタジタジだ。
「あの、ワタシたちは」
「良いじゃないか、君たちのファンになったんだよ」
「そうだぜ、握手してくれよ」
「あぁ~悪いんだが、握手は無しにしてくれるかな」
メメルだけでなくブラヌたちも怯えていて、俺は直ぐにみんなを守る様に前に出た。
まだ冒険者登録もしてない新人だから、怖がっていると伝えると、男たちはそれもそうかと引いてくれたよ。
「応援してくれるのは嬉しいよ、ありがとうな」
「あんたは師匠さんだな、彼女たちを死なせるんじゃないぜ」
「冒険者はいつも危険と隣り合わせだが、俺の命に代えても守って見せるさ」
その為に訓練をする事をここで宣言し、強くなりたければ俺の投稿を見る様に宣伝をした。
俺には興味ないが、メメルたちを見て応援したいと言って来て、そこにいた全員が頷いたよ。
「ありがとう、メメルたちが可愛く映るように映像を作るから、みんな楽しみにしていてくれ」
「それは楽しみだ」
「だな、おじさんの教えはいらないけどな」
はははっと笑う男たちは明らかに俺を敵視していて、それでも素直に引いたのはメメルたちの為でもあった。
1回の投稿でそれだけの人気を得られ、みんなが応援してくれたのは、俺の心内では意外どころの騒ぎではなかった。
「それは残念だ、俺はあのライジングランサーを育てた男だぞ」
「「「「「なっ!?」」」」」
「今はクビになったんだが、これからは彼女たちを鍛える、まぁ見ててくれ」
良い宣伝になったと、メルルたちの背中を押して受付に向かい、笑顔で登録を頼んだよ。
それを見て、俺のランクを下げた受付嬢はかなり引きつった笑顔をしてきて、これからの説明を嫌がっているのが良く分かった。
「ああ~説明が嫌なら、俺から彼女たちにするが、合格は今貰えるよな?」
「そ、そう言う訳にはいきません、試験は受けて貰います」
「だったら、しっかりと説明を頼むよ」
俺のランクを下げた受付嬢は、ランクの話をしてクエストは1つ上までしか受けられないと注意してくれた。
まだ俺は説明をしてないから、メメルたちは真剣に聞いていたが、7つ星からの昇格試験はギルドの査定を受けると伝えて来た。
「査定って、いったい何をするの?」
「ギルドから試験官が来て、指定されたダンジョンのモンスターを狩るんです」
「7つ星って大変なのね」
「そうです・・・でも、あなたたちもこれから似たような事をしなくてはなりません」
ダンジョンに行き、下級のモンスターを3匹討伐しなくてはならず、メメルたちは驚いた表情で俺を見て来た。
頷いた俺は、簡単だから明日行こうと伝え、PT名を決める様を提案したんだ。
「「「「PT名?」」」」
「そうだ、4人で組むPTを作るんだよ」
「あの、リューブ師匠は入らないんですか?」
「メメル、俺はあくまでも教える側だからな、同行はするがPTには入らない」
記録も残さないといけないし、メメルたち自身が名声を高める必要があったんだ。
PT名は、みんなで考えた【金の卵】と名づけ、地下5階までのモンスターの素材を1人3個と指定され、俺が手伝わない事が条件として付け加えられた。
「元からそのつもりだが、それを証明する手段はないぞ」
「そうですが、これはあくまでも規則で言わなければいけないんです」
「そうか、変わらないな」
だから俺が新人の為の投稿を始めたと、ギルドの欠点を言ってやったんだ。
しっかり教育をすれば命を落とさずに済んだ者もいたのに、自己責任と逃げたギルドは悪いと忠告したよ。
「ワタシに言われても、ただの職員です」
「そうだな、そこまでの責任はないよな」
「すみません」
「謝らないでくれ、何も変わらない事を君に言ってるだけだ」
八つ当たりにも近い事だが、これで俺のやろうとしている事は分かってもらえた。
そして、俺も全力でメメルたちをサポートする為、今まで以上に紙スキルを使う事にしたんだ。
「君の名前は?」
「ワタシは、ブレイスと言います」
「ブレイス、俺のやる事をよく見ててくれ、ここから冒険者の死亡率が変わる」
本来ギルドがやるべき仕事だから伝えたが、俺の投稿映像が人気にならなければいけない。
1回の投稿で騒がれているから、俺としては成功が近いとは思っていて、皆に頑張れと激励した。
「うん」
「任せてリューブ師匠」
「あれだけ応援されたのだもの、頑張るわよ」
「ちょっと驚きましたけどね」
4人が笑顔で話していて、後方の待ち合い所で「可愛い」と声が上がっていた。
俺もそうは思うが、彼女たちの体調はすこぶる悪く、握手を拒否したのはその為で、まだまだ磨ける部分ばかりではあるから、これから実力と一緒に磨くのが楽しみだった。
「さぁ皆、宿に戻って明日の準備をしよう」
「「「「はいリューブ師匠」」」」
「あのリューブさん、ワタシたちは」
「ブレイス、今は分からないかもしれないが、いつか分かるさ」
じゃあなっと、俺は手を振って受付を離れ、応援してくれている冒険者たちにも手を振った。
冒険者たちは、俺ではなくメメルたちに手を振っていたが、メメルたちが振り返してくれたのを見て、彼らは鼻の下が伸び切ってたよ。
「あはは、見たメメル、あいつらの顔」
「わ、ワタシたちってそんなに可愛いの?」
「うん」
「きっとそう」
4人の自信にも繋がってくれたようで、宿までの道中は笑顔が絶えなかった。
しかし、今可愛いと言われている理由は、ひとえにドラドンが施した化粧と衣服のおかげで、良く見たり触れればまだまだだと分かる。
「痩せすぎで頬はくぼんでるし、身体も細過ぎだ」
化粧と身体のラインを見えなくしたワンピースの勝利で、ドラドンのプレゼンが凄かった。
普通の奴隷よりは細くないが、それでも冒険者としては無謀だ。
「だが、そんな事は百も承知だし、俺の全力の見せ所だな」
4人には何色が似合うだろうと想像し、宿までの時間は過ぎていった。
途中見過ぎたから、ブラヌにエッチとか言われたが、そんな目で見てないから笑って誤魔化した。
「そう言えば、防具を着けたら身体のラインはどうしても出るな」
投稿した時も、装備を着けてない状態で、それがあったから結果が良かったのかも知れないと考え、皆の装備は紙で作った特殊な着物に決定した。
俺の故郷の服で、こちらでは全然見かけないから、目立つ事は確実だったんだ。
「それに、商人に売り込む足掛かりにもなるな」
俺のスキル【紙作成】は、俺が考えた紙なら何でも作る事が出来、作成に必要な魔力の消費以外は最強だった。
紙製の特殊な着物は、俺の魔力の4分の1を使う程にチート性能で難易度が高く、今日はMPポーションの世話になる事が決定した。
「さて皆、これから着物の着付け方を教えるぞ」
「そ、それは良いけど、リューブ師匠これって本当に服なの?」
「頭を通す所以前に布が」
「皆の疑問も分かるが、これは俺の故郷で着られている伝統的な服だぞ」
着方が難しく、崩れてしまうとかなり際どいエロさがあると伝えた。
投稿用なのが分かり、みんなは不安そうだが、俺のスキルで作ったのでそう簡単には崩れる事はないから、そこは安心する様伝えたよ。
「でも、紙なんでしょ?」
「紙は紙なんだが、普通じゃない」
オリハルコン並みの強度があり、布よりもとても軽いと説明し、スキルも付与してあるとドヤ顔を決めた。
おじさんのドヤ顔はカッコよく無いとかブラヌにツッコまれたが、とにかく着てみろと皆に服を脱ぐように指示を出した。
「ちょっと、見ないでよリューブ師匠」
「ブラヌ、下着も脱ぐんだぞ」
「「「「え!」」」」
「着物は下着を着けないのが普通だ」
俺は気にしないから早く脱げと指示し、皆は嫌がったが着替えてもらった。
着方も教えたんだが、一度では覚えるのは難しいので、明日の朝も指導すると伝えたよ。
「明日も・・・変態っ!」
「仕方ないだろう、夜の相手をしろと言ってるんじゃない」
「そ、そうだけど・・・普通よりは紳士だし確かにそうなんだけど、嫌なものは嫌なのよ」
そうは言ってもどうしようもないからそこは諦めてもらい、武器をそれぞれ作って渡した。
俺の特注だから基本の物では無いので、新人冒険者には勉強にはならないが、装備の大切さは前回やったので、探索重視の投稿が方針として決まった。
4人の冒険者登録にギルドに入ると、中にいた冒険者たちが俺たちを見て騒ぎ始め、応援するとか言いながら囲んできたんだ。
握手を求められても、俺ではなく4人だけであり、10歳の少女たちはタジタジだ。
「あの、ワタシたちは」
「良いじゃないか、君たちのファンになったんだよ」
「そうだぜ、握手してくれよ」
「あぁ~悪いんだが、握手は無しにしてくれるかな」
メメルだけでなくブラヌたちも怯えていて、俺は直ぐにみんなを守る様に前に出た。
まだ冒険者登録もしてない新人だから、怖がっていると伝えると、男たちはそれもそうかと引いてくれたよ。
「応援してくれるのは嬉しいよ、ありがとうな」
「あんたは師匠さんだな、彼女たちを死なせるんじゃないぜ」
「冒険者はいつも危険と隣り合わせだが、俺の命に代えても守って見せるさ」
その為に訓練をする事をここで宣言し、強くなりたければ俺の投稿を見る様に宣伝をした。
俺には興味ないが、メメルたちを見て応援したいと言って来て、そこにいた全員が頷いたよ。
「ありがとう、メメルたちが可愛く映るように映像を作るから、みんな楽しみにしていてくれ」
「それは楽しみだ」
「だな、おじさんの教えはいらないけどな」
はははっと笑う男たちは明らかに俺を敵視していて、それでも素直に引いたのはメメルたちの為でもあった。
1回の投稿でそれだけの人気を得られ、みんなが応援してくれたのは、俺の心内では意外どころの騒ぎではなかった。
「それは残念だ、俺はあのライジングランサーを育てた男だぞ」
「「「「「なっ!?」」」」」
「今はクビになったんだが、これからは彼女たちを鍛える、まぁ見ててくれ」
良い宣伝になったと、メルルたちの背中を押して受付に向かい、笑顔で登録を頼んだよ。
それを見て、俺のランクを下げた受付嬢はかなり引きつった笑顔をしてきて、これからの説明を嫌がっているのが良く分かった。
「ああ~説明が嫌なら、俺から彼女たちにするが、合格は今貰えるよな?」
「そ、そう言う訳にはいきません、試験は受けて貰います」
「だったら、しっかりと説明を頼むよ」
俺のランクを下げた受付嬢は、ランクの話をしてクエストは1つ上までしか受けられないと注意してくれた。
まだ俺は説明をしてないから、メメルたちは真剣に聞いていたが、7つ星からの昇格試験はギルドの査定を受けると伝えて来た。
「査定って、いったい何をするの?」
「ギルドから試験官が来て、指定されたダンジョンのモンスターを狩るんです」
「7つ星って大変なのね」
「そうです・・・でも、あなたたちもこれから似たような事をしなくてはなりません」
ダンジョンに行き、下級のモンスターを3匹討伐しなくてはならず、メメルたちは驚いた表情で俺を見て来た。
頷いた俺は、簡単だから明日行こうと伝え、PT名を決める様を提案したんだ。
「「「「PT名?」」」」
「そうだ、4人で組むPTを作るんだよ」
「あの、リューブ師匠は入らないんですか?」
「メメル、俺はあくまでも教える側だからな、同行はするがPTには入らない」
記録も残さないといけないし、メメルたち自身が名声を高める必要があったんだ。
PT名は、みんなで考えた【金の卵】と名づけ、地下5階までのモンスターの素材を1人3個と指定され、俺が手伝わない事が条件として付け加えられた。
「元からそのつもりだが、それを証明する手段はないぞ」
「そうですが、これはあくまでも規則で言わなければいけないんです」
「そうか、変わらないな」
だから俺が新人の為の投稿を始めたと、ギルドの欠点を言ってやったんだ。
しっかり教育をすれば命を落とさずに済んだ者もいたのに、自己責任と逃げたギルドは悪いと忠告したよ。
「ワタシに言われても、ただの職員です」
「そうだな、そこまでの責任はないよな」
「すみません」
「謝らないでくれ、何も変わらない事を君に言ってるだけだ」
八つ当たりにも近い事だが、これで俺のやろうとしている事は分かってもらえた。
そして、俺も全力でメメルたちをサポートする為、今まで以上に紙スキルを使う事にしたんだ。
「君の名前は?」
「ワタシは、ブレイスと言います」
「ブレイス、俺のやる事をよく見ててくれ、ここから冒険者の死亡率が変わる」
本来ギルドがやるべき仕事だから伝えたが、俺の投稿映像が人気にならなければいけない。
1回の投稿で騒がれているから、俺としては成功が近いとは思っていて、皆に頑張れと激励した。
「うん」
「任せてリューブ師匠」
「あれだけ応援されたのだもの、頑張るわよ」
「ちょっと驚きましたけどね」
4人が笑顔で話していて、後方の待ち合い所で「可愛い」と声が上がっていた。
俺もそうは思うが、彼女たちの体調はすこぶる悪く、握手を拒否したのはその為で、まだまだ磨ける部分ばかりではあるから、これから実力と一緒に磨くのが楽しみだった。
「さぁ皆、宿に戻って明日の準備をしよう」
「「「「はいリューブ師匠」」」」
「あのリューブさん、ワタシたちは」
「ブレイス、今は分からないかもしれないが、いつか分かるさ」
じゃあなっと、俺は手を振って受付を離れ、応援してくれている冒険者たちにも手を振った。
冒険者たちは、俺ではなくメメルたちに手を振っていたが、メメルたちが振り返してくれたのを見て、彼らは鼻の下が伸び切ってたよ。
「あはは、見たメメル、あいつらの顔」
「わ、ワタシたちってそんなに可愛いの?」
「うん」
「きっとそう」
4人の自信にも繋がってくれたようで、宿までの道中は笑顔が絶えなかった。
しかし、今可愛いと言われている理由は、ひとえにドラドンが施した化粧と衣服のおかげで、良く見たり触れればまだまだだと分かる。
「痩せすぎで頬はくぼんでるし、身体も細過ぎだ」
化粧と身体のラインを見えなくしたワンピースの勝利で、ドラドンのプレゼンが凄かった。
普通の奴隷よりは細くないが、それでも冒険者としては無謀だ。
「だが、そんな事は百も承知だし、俺の全力の見せ所だな」
4人には何色が似合うだろうと想像し、宿までの時間は過ぎていった。
途中見過ぎたから、ブラヌにエッチとか言われたが、そんな目で見てないから笑って誤魔化した。
「そう言えば、防具を着けたら身体のラインはどうしても出るな」
投稿した時も、装備を着けてない状態で、それがあったから結果が良かったのかも知れないと考え、皆の装備は紙で作った特殊な着物に決定した。
俺の故郷の服で、こちらでは全然見かけないから、目立つ事は確実だったんだ。
「それに、商人に売り込む足掛かりにもなるな」
俺のスキル【紙作成】は、俺が考えた紙なら何でも作る事が出来、作成に必要な魔力の消費以外は最強だった。
紙製の特殊な着物は、俺の魔力の4分の1を使う程にチート性能で難易度が高く、今日はMPポーションの世話になる事が決定した。
「さて皆、これから着物の着付け方を教えるぞ」
「そ、それは良いけど、リューブ師匠これって本当に服なの?」
「頭を通す所以前に布が」
「皆の疑問も分かるが、これは俺の故郷で着られている伝統的な服だぞ」
着方が難しく、崩れてしまうとかなり際どいエロさがあると伝えた。
投稿用なのが分かり、みんなは不安そうだが、俺のスキルで作ったのでそう簡単には崩れる事はないから、そこは安心する様伝えたよ。
「でも、紙なんでしょ?」
「紙は紙なんだが、普通じゃない」
オリハルコン並みの強度があり、布よりもとても軽いと説明し、スキルも付与してあるとドヤ顔を決めた。
おじさんのドヤ顔はカッコよく無いとかブラヌにツッコまれたが、とにかく着てみろと皆に服を脱ぐように指示を出した。
「ちょっと、見ないでよリューブ師匠」
「ブラヌ、下着も脱ぐんだぞ」
「「「「え!」」」」
「着物は下着を着けないのが普通だ」
俺は気にしないから早く脱げと指示し、皆は嫌がったが着替えてもらった。
着方も教えたんだが、一度では覚えるのは難しいので、明日の朝も指導すると伝えたよ。
「明日も・・・変態っ!」
「仕方ないだろう、夜の相手をしろと言ってるんじゃない」
「そ、そうだけど・・・普通よりは紳士だし確かにそうなんだけど、嫌なものは嫌なのよ」
そうは言ってもどうしようもないからそこは諦めてもらい、武器をそれぞれ作って渡した。
俺の特注だから基本の物では無いので、新人冒険者には勉強にはならないが、装備の大切さは前回やったので、探索重視の投稿が方針として決まった。
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