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4章 1年3学期
105話 襲撃
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「何事だ!」
エメローネ様はマリア様を抱えて周りを警戒したけど、僕はその素早さに感心していたよ。
その合間に窓を壊しワイバーンが部屋に入って来て、紫の鎧を着た仮面の騎士5人が乗っていたんだ。
「何者だお前たち!」
「ここにいたか無能な女帝、命はもらうぞ!」
僕を無視して仮面の下からそんな声がしました。
5人はワイバーンから降りて、紫の刀身をした剣を抜き構えてきた。
「させんぞきさまら!」
「フン、女帝の護衛か」
エメローネ様を相手に余裕を見せる5人の男たちは、笑いながらワイバーンを外に飛ばします。
それを見てエメローネ様が動かないわけもなく、凄い速さで距離を詰めようと僕に振り向いて来た。
「アレシャス!マリア様を守れ」
「ダメですエメローネ様!」
エメローネ様が敵につっこもうとしたから、僕はエメローネ様の腕をつかみ引っ張り引き寄せたんだ。
エメローネ様は驚き、僕に文句を言おうとしたけど、エメローネ様が移動しようとした場所には、目に見える程の斬撃の渦が巻き起こったんです。
「な!?」
「あれは奴らの持ってる剣の特性です、迂闊に近づいちゃダメです」
エメローネ様の肩を掴んで止めながら説明したけど、侵入者の装備を見てモンスターだと断言したんだ。
「リビングウエポン、あいつ等はそれを着て戦っています」
「そ、そうなのか?」
「はい、あれはとても強力ですよ」
エメローネ様は、相手から闘気や魔力を感じなかったから、直ぐに突っ込んでしまったんです。
リビングウエポンは、中級までなら武技や魔法を溜めなしで使える特殊な奴らなんですよ。
「ほう、よく知っているなガキ、だが次は外さんぞ!」
5人がじりじりと近づいてきて、斬撃の届く範囲に僕たちを入れようとして来た。
それを見て、僕はある事が分かってエメローネ様を抑えるのを止め、立ち上がったんだ。
「アレシャスうかつに動くな!」
「平気ですよエメローネ様。どうやら、さっきの武技【かまいたち】しか使えないみたいです。そのアーマーウエポン、魔力タンクにしか使えてないのかな?」
僕の質問に敵は驚き止まり、後ろに下がり始めました。
僕はそのスキを逃さず、エメローネ様の前に出て刀を出し構えました。
「武技【一閃】」
相手よりも早く、僕は小声で唱え敵すべてを両断し、刀を静かに納めました。
ここまでの動作はほんの一瞬で、相手は気づかず切られ、後ろにいたエメローネ様も見えてません。
「ガキ何をした?」
「あなたたちはもうおしまいです。さぁマリア様手をどうぞ、エメローネ様もここを出ましょうか」
「「ちょっと!?」」
僕が敵に背を向けたので、マリア様とエメローネ様は驚いてしまいます。
反撃のチャンスと敵が動いた瞬間、男たちの身体がお腹から斬れて床に落ちたんだ。
「い、いったいなにが・・・アレシャスお前」
「話は後ですよエメローネ様、今は逃げるのが先決です」
強いと言っていたけど、これは言い訳できないよなぁって思いながら、応接室の扉をゆっくりと開けて外を確認します。
エメローネ様はすごく気にしていますが、先を急がないといけません。
「外も騒がしい、これは相当な数が城を襲撃してきてる」
「それならそこの5人を確認しよう、何処の国の者か分かれば少しは」
「ダメですっ!?」
エメローネ様が倒した5人に近づこうとしたので、僕はまた手を引っ張り止めました。
そして、そのタイミングで男たちの顔に付いていた仮面が爆発し、応接室はボロボロです。
僕が2人を廊下に出さなければ、ふたりは大怪我を負ってしまったでしょう。
「な、何よあの仮面」
「仮面もリビングアーマーの一種だったんですよマリア様、そいつらは魔力が無くなると爆発する性質があります」
「だからあのままにしてたのね」
「はいマリア様、襲撃している奴らは使い捨てです」
そこまでするのかと、エメローネ様は怒りで表情を強張らせます。
僕の話を聞き、マリア様が顔色が悪くなったのか、僕の手をつかんできました。
「アレシャス君お願い、娘を守って!」
「マリア様」
正直なところ、そのお願いには迷ってしまいました。
ここをエメローネ様だけに任せていいのか、それにこれを受けたら、僕の秘密を話さないといけなくなります。
強いかもしれない程度より、強いと判断されたら、さすがにのんびりとは出来ない。
「マリア様、僕は」
「アレシャス君、どうして隠しているのか知らないけど、あなた強いわよね!娘が助かるなら褒美は何でも叶えるわ。王位だってあげても良いのよ、だからお願いよアレシャス君」
マリア様の顔を見て、僕の迷いは無くなり決心しました。
娘様がすごく大切なのが伝わってきて、僕は母さんを思い出したんだよ。
「分かりましたよマリア様、娘様は何処にいますか?」
「今日はダンジョンを見に行くと言っていたから、王都の北側にいるわ」
「北側ですね、娘様の特徴を教えてください。それとエメローネ様、こっちに来てください」
娘様の容姿を聞き、エメローネ様にはさっき渡していなかった剣を渡した。
さっきの装備と同じだから、エメローネ様も驚かないと思ったんだけど、そうでもなかったのか両手で持って動かないね。
「エメローネ様?」
「これは!?ブルーメタルの剣じゃないか!!どうしてこんな物を持っている」
「エメローネ様、防具を渡したんですから持ってても不思議じゃないでしょう?」
今まで普通のドラゴン装備だったエメローネ様、他に装備も十騎士に渡せれば戦力は十分だと感じたね。
「ここは皆を使うしかないね」
「お前・・・いったいこれをどうやって」
「エメローネ、今はよしておきましょう」
「しかしマリア様」
使役したモンスターたちを総動員、各方面に分散して戦うようにと念話を飛ばして、僕も準備です。
先ほど出していた変装装備を着込み、僕の白騎士初登場です。
「マリア様、どうですかね?」
「とっても綺麗だわアレシャス君、名前はどうするのかしら?」
「そうですねぇ~装備は青だけど、仮面は白なので白騎士ノヴァと呼んでください」
ややこしいとか思われてそうなおふたりに、僕はドヤ顔を決めて見ます。
謎が多い方が本当に隠しておきたい物は見つからないからで、決してカッコいいからとか安易な考えじゃないよ。
「じゃあ行ってきます」
「シャルティルをお願いねアレシャス君」
「任せてくださいマリア様。では、白騎士ノヴァこれより女帝マリア様のご命令により、シャルティル姫様を助けに向かいます」
刀を横に持ち、マリア様に捧げる体勢を取って宣言します。
騎士の任命とはちょっと違うけど、ここで出来る正式な儀式です。
「お願いします白騎士ノヴァ」
「無理はするなよ」
「ありがとうございますエメローネ様、そちらもお気を付けてください。僕の援軍も送りますけど、相手の数は未知数です」
「分かっているさ、あの装備があれば軽く倒してみせるぞ」
破壊された部屋に、何事もなかったかのように輝いているブルーメタル装備に視線を向け、そんな宣言を聞きました。
それなら安心と、僕は窓から外に飛び出し城の屋根を使って北に向かった。
「ここなら誰も見てないよね。みんな出て来て」
誰も見てないことを確認して、僕はダンジョン玉を出して門を召喚した。
モンスターのみんなが出て来て、情報を伝えていたみんなはやる気満々と言った感じです。
「敵はどこですか我が主」
「ピエール落ち着いて、王都全域にいるみたいだから別れて戦うんだ。住民の避難が最優先だからね」
「「「「「はい!」」」」」
みんなの返事を聞き、僕は玉を回収して北に急いだ。
皆も分かれたみたいだけど、指示なしでも動けるのは頼もしいです。
「さて、敵はどれくらいいるのかな?」
ワイバーンに乗った敵は、王都全体を襲撃しているようで、煙が至る所で上がっています。
悲鳴も聞こえ、僕は速度を上げましたよ。
「シャンティたちは平気だろうけど、他のみんなは心配だね」
指示をしなかった僕だけど、リビング部隊にだけは念話で指示をします。
きっと彼らなら使いこなせる。味方は何人いても良いと試練の予感がしました。
「僕は姫様を助けなくちゃいけない。母親にあんな悲しい顔をさせちゃいけないんだよ」
別れる時の母さんの顔が頭から離れず、僕はかなり焦ってる。
でも、集中のスキルがそれを沈めてくれた、今までも経験が助けてくれて、僕は前進したんだ。
エメローネ様はマリア様を抱えて周りを警戒したけど、僕はその素早さに感心していたよ。
その合間に窓を壊しワイバーンが部屋に入って来て、紫の鎧を着た仮面の騎士5人が乗っていたんだ。
「何者だお前たち!」
「ここにいたか無能な女帝、命はもらうぞ!」
僕を無視して仮面の下からそんな声がしました。
5人はワイバーンから降りて、紫の刀身をした剣を抜き構えてきた。
「させんぞきさまら!」
「フン、女帝の護衛か」
エメローネ様を相手に余裕を見せる5人の男たちは、笑いながらワイバーンを外に飛ばします。
それを見てエメローネ様が動かないわけもなく、凄い速さで距離を詰めようと僕に振り向いて来た。
「アレシャス!マリア様を守れ」
「ダメですエメローネ様!」
エメローネ様が敵につっこもうとしたから、僕はエメローネ様の腕をつかみ引っ張り引き寄せたんだ。
エメローネ様は驚き、僕に文句を言おうとしたけど、エメローネ様が移動しようとした場所には、目に見える程の斬撃の渦が巻き起こったんです。
「な!?」
「あれは奴らの持ってる剣の特性です、迂闊に近づいちゃダメです」
エメローネ様の肩を掴んで止めながら説明したけど、侵入者の装備を見てモンスターだと断言したんだ。
「リビングウエポン、あいつ等はそれを着て戦っています」
「そ、そうなのか?」
「はい、あれはとても強力ですよ」
エメローネ様は、相手から闘気や魔力を感じなかったから、直ぐに突っ込んでしまったんです。
リビングウエポンは、中級までなら武技や魔法を溜めなしで使える特殊な奴らなんですよ。
「ほう、よく知っているなガキ、だが次は外さんぞ!」
5人がじりじりと近づいてきて、斬撃の届く範囲に僕たちを入れようとして来た。
それを見て、僕はある事が分かってエメローネ様を抑えるのを止め、立ち上がったんだ。
「アレシャスうかつに動くな!」
「平気ですよエメローネ様。どうやら、さっきの武技【かまいたち】しか使えないみたいです。そのアーマーウエポン、魔力タンクにしか使えてないのかな?」
僕の質問に敵は驚き止まり、後ろに下がり始めました。
僕はそのスキを逃さず、エメローネ様の前に出て刀を出し構えました。
「武技【一閃】」
相手よりも早く、僕は小声で唱え敵すべてを両断し、刀を静かに納めました。
ここまでの動作はほんの一瞬で、相手は気づかず切られ、後ろにいたエメローネ様も見えてません。
「ガキ何をした?」
「あなたたちはもうおしまいです。さぁマリア様手をどうぞ、エメローネ様もここを出ましょうか」
「「ちょっと!?」」
僕が敵に背を向けたので、マリア様とエメローネ様は驚いてしまいます。
反撃のチャンスと敵が動いた瞬間、男たちの身体がお腹から斬れて床に落ちたんだ。
「い、いったいなにが・・・アレシャスお前」
「話は後ですよエメローネ様、今は逃げるのが先決です」
強いと言っていたけど、これは言い訳できないよなぁって思いながら、応接室の扉をゆっくりと開けて外を確認します。
エメローネ様はすごく気にしていますが、先を急がないといけません。
「外も騒がしい、これは相当な数が城を襲撃してきてる」
「それならそこの5人を確認しよう、何処の国の者か分かれば少しは」
「ダメですっ!?」
エメローネ様が倒した5人に近づこうとしたので、僕はまた手を引っ張り止めました。
そして、そのタイミングで男たちの顔に付いていた仮面が爆発し、応接室はボロボロです。
僕が2人を廊下に出さなければ、ふたりは大怪我を負ってしまったでしょう。
「な、何よあの仮面」
「仮面もリビングアーマーの一種だったんですよマリア様、そいつらは魔力が無くなると爆発する性質があります」
「だからあのままにしてたのね」
「はいマリア様、襲撃している奴らは使い捨てです」
そこまでするのかと、エメローネ様は怒りで表情を強張らせます。
僕の話を聞き、マリア様が顔色が悪くなったのか、僕の手をつかんできました。
「アレシャス君お願い、娘を守って!」
「マリア様」
正直なところ、そのお願いには迷ってしまいました。
ここをエメローネ様だけに任せていいのか、それにこれを受けたら、僕の秘密を話さないといけなくなります。
強いかもしれない程度より、強いと判断されたら、さすがにのんびりとは出来ない。
「マリア様、僕は」
「アレシャス君、どうして隠しているのか知らないけど、あなた強いわよね!娘が助かるなら褒美は何でも叶えるわ。王位だってあげても良いのよ、だからお願いよアレシャス君」
マリア様の顔を見て、僕の迷いは無くなり決心しました。
娘様がすごく大切なのが伝わってきて、僕は母さんを思い出したんだよ。
「分かりましたよマリア様、娘様は何処にいますか?」
「今日はダンジョンを見に行くと言っていたから、王都の北側にいるわ」
「北側ですね、娘様の特徴を教えてください。それとエメローネ様、こっちに来てください」
娘様の容姿を聞き、エメローネ様にはさっき渡していなかった剣を渡した。
さっきの装備と同じだから、エメローネ様も驚かないと思ったんだけど、そうでもなかったのか両手で持って動かないね。
「エメローネ様?」
「これは!?ブルーメタルの剣じゃないか!!どうしてこんな物を持っている」
「エメローネ様、防具を渡したんですから持ってても不思議じゃないでしょう?」
今まで普通のドラゴン装備だったエメローネ様、他に装備も十騎士に渡せれば戦力は十分だと感じたね。
「ここは皆を使うしかないね」
「お前・・・いったいこれをどうやって」
「エメローネ、今はよしておきましょう」
「しかしマリア様」
使役したモンスターたちを総動員、各方面に分散して戦うようにと念話を飛ばして、僕も準備です。
先ほど出していた変装装備を着込み、僕の白騎士初登場です。
「マリア様、どうですかね?」
「とっても綺麗だわアレシャス君、名前はどうするのかしら?」
「そうですねぇ~装備は青だけど、仮面は白なので白騎士ノヴァと呼んでください」
ややこしいとか思われてそうなおふたりに、僕はドヤ顔を決めて見ます。
謎が多い方が本当に隠しておきたい物は見つからないからで、決してカッコいいからとか安易な考えじゃないよ。
「じゃあ行ってきます」
「シャルティルをお願いねアレシャス君」
「任せてくださいマリア様。では、白騎士ノヴァこれより女帝マリア様のご命令により、シャルティル姫様を助けに向かいます」
刀を横に持ち、マリア様に捧げる体勢を取って宣言します。
騎士の任命とはちょっと違うけど、ここで出来る正式な儀式です。
「お願いします白騎士ノヴァ」
「無理はするなよ」
「ありがとうございますエメローネ様、そちらもお気を付けてください。僕の援軍も送りますけど、相手の数は未知数です」
「分かっているさ、あの装備があれば軽く倒してみせるぞ」
破壊された部屋に、何事もなかったかのように輝いているブルーメタル装備に視線を向け、そんな宣言を聞きました。
それなら安心と、僕は窓から外に飛び出し城の屋根を使って北に向かった。
「ここなら誰も見てないよね。みんな出て来て」
誰も見てないことを確認して、僕はダンジョン玉を出して門を召喚した。
モンスターのみんなが出て来て、情報を伝えていたみんなはやる気満々と言った感じです。
「敵はどこですか我が主」
「ピエール落ち着いて、王都全域にいるみたいだから別れて戦うんだ。住民の避難が最優先だからね」
「「「「「はい!」」」」」
みんなの返事を聞き、僕は玉を回収して北に急いだ。
皆も分かれたみたいだけど、指示なしでも動けるのは頼もしいです。
「さて、敵はどれくらいいるのかな?」
ワイバーンに乗った敵は、王都全体を襲撃しているようで、煙が至る所で上がっています。
悲鳴も聞こえ、僕は速度を上げましたよ。
「シャンティたちは平気だろうけど、他のみんなは心配だね」
指示をしなかった僕だけど、リビング部隊にだけは念話で指示をします。
きっと彼らなら使いこなせる。味方は何人いても良いと試練の予感がしました。
「僕は姫様を助けなくちゃいけない。母親にあんな悲しい顔をさせちゃいけないんだよ」
別れる時の母さんの顔が頭から離れず、僕はかなり焦ってる。
でも、集中のスキルがそれを沈めてくれた、今までも経験が助けてくれて、僕は前進したんだ。
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