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3章 1年2学期
95話 最先端の授業
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僕の質問に、最初に答えたのはジャンガル先生でした。
とても険しい表情を浮かべ、事態が大変なのが良く分かってくれたみたいです。
「体が持たないんだなアレシャス」
「そうですジャンガル先生。そして、急ぎ覚えないといけないので、今の覚え方では間に合わない」
そこでどうやって覚えるのかを聞くと、誰もがしてる訓練が発表されたよ。
「では、どうやって発動させてますか?」
「そんなもんは決まってる。武技を発動させるには、決められた術式を展開させないとならん。教科書にもあるが、武技は武技術式で魔法は魔法式を唱えるんだ」
ジャンガル先生がそう答えると、他の先生たちも同じ様で頷いています。
シャレール先生も頷き、イメージが大事と言って来た。そこまで分かってるのに?っと僕は疑問ですよ。
「術式はイメージが大切。では質問ですけど、なぜ決まった術式で覚えているはずなのに、発動させる為の訓練が必要なんですか?」
僕がそう返したら、誰もなにも言わず、ジャンガル先生は頭から湯気が出てきましたよ。
「答えは簡単ですよ皆さん、術式が発動しないからです」
僕の答えに先生たちは首を傾げてしまいます。
何を置いても、この世界では体で覚える事が資本で、教科書はあっても実践した方が早いと思われています。
「では、何故発動しないのか分かりますか?」
「それは簡単だ、単にレベルが足りないんだ。剣術レベルが低ければ斬撃は使えても、中級のパワードスラッシュは使えない。あれは剣術レベル3以上じゃないと扱えないからな」
ジャンガル先生の答えに、僕は「違います」って喰い気味に言いました。
どうして違うんだと、先生たちはかなり動揺して来たよ。
「ど、どうしてだ。普通は」
「あのですねジャンガル先生。剣術などのレベルは、その武器を扱えるようになるだけの物です。レベルが低くても、武技と魔法はある事で発動してしまうんですよ」
僕の答えに誰もがビックリしています。でも、そこが一番の問題で困る事なんだ。
「術式を唱えれると威力が弱く発動する。普通の使い方ならその程度の反動で済みます。でも、それはある事で解消できてしまう」
「ま、まさかそなた」
「そうですよガージャ先生。それを補うには闘気と魔力が必要で、時間を掛けて貯めればいいんです」
僕の言葉が信じられないのか、かなり考え込んでいます。
これが一番の問題で、誰もが知らない事だから教えておかないといけないんです。
「ほ、ほんとにつかえるのか?」
「確かにのう、そんな話は聞いた事ないのう」
「まぁ消費が上がるからかなり貯めないといけないので、ちょっとやそっとじゃ起きません。でも不可能じゃなく、たとえば剣術の上級武技【魔神爆斬剣】が良い例でしょう」
僕がそういって黒板に人の絵を書きました。その人の周りにモヤを書き、闘気を溜めているのが分かるようにして見せると、ジャンガル先生が分かったようです。
「そうか!?あの武技は闘気を溜めれば溜めただけ、その威力が上がった爆発を起こせる。これが初級にも言えるということか」
「そうですジャンガル先生、そして訓練をする一番の理由は、それに耐え得る体を作る事なんです」
僕はこれが一番大切だと伝え人の絵を描き足し、下には棒のグラフを書きます。
体の数値にレベル・闘気・魔力とプラスとして数値を足して伸ばしていきました。
「使いたい武技が合計100必要と仮定しましょう。剣術レベルは2で数値は50だから足りませんよね、そこに闘気を50加えて初めて標準の武技が発動するんです。これがもし1レベルで25しか数値が無かった場合、闘気を75溜める使えると思います?」
「それが違うと言うのか?」
「そうなんです。時間もかかるけど、身体に負荷がかかる」
僕はダンジョンで何回も使ってる。それだけ大変な戦いを繰り返してきた。
それは命を削る戦いで、僕は救済で寿命を縮めずに済んでるけど、本来は長生きできない。
「そ、そうだったのか」
「しらなんだのう」
「みんなお分かりですね、無理した初級の武技だったなら、代償も筋肉痛くらいの負荷で済みます。しかしですね、中級や上級をその状態で使うと、筋肉は切れ骨まで砕ける、下手をしたら再起不能です」
これは魔法にも言える事だと、今まで黙っているシャレール先生に振ります。
シャレール先生は知ってるみたいで、魔法の方の危険性を話し始めたよ。
「魔法はね、そう言う危険を引き起こしやすいわ」
「そ、そうだったのか?」
「そうよジャンガル、魔法は威力の高い魔法を使う時、未熟だと危険なのよ。それを言ってるのよねアレシャス君」
「そうです。魔法は特に起きやすくて、魔力さえあれば仕えるんです。その場合、無理矢理ひねり出そうとするから命を削るんですよ」
「そうなのよ、それは死に戻りでも治らないわ。上級魔法がそれを引き起こしやすいから、ワタシは教える生徒を厳選してるの」
そういって暗い顔をしています。魔法はそれだけ慎重に扱わないといけないって事なんです。
でも、他種族の先生たちに言われるから、それを素直に聞く生徒は少ないんだ。
「だからこそ、武技や魔法の威力に負けない体を作るために訓練は必要なんです。発動させるために行ってるわけではありません」
「だ、だから急いでたのね」
「そうです、準備も出来てないのに使い始めるのは目に見えてる。だからって身体を鍛えるのは時間が掛かる」
先生たちは重大な事だったと知り真剣です。
今までしてきたことが間違っていたと知り、ちょっと落ち込んでもいました。
「そんなに落ち込まないでください、間違っていたのならこれから直せばいいんです。それに先生たちの訓練のおかげで今の生徒たちは強いんですよ」
先生たちが首を傾げて来るけど、鍛えてくれたから生徒たちが無事に要られたんだ。
それにね、みんなのステータスが少しだけプラスなのはそのおかげなんだ。
「皆さんもしかして知りませんか?」
「ま、まだあるのか?」
「先生たちも元冒険者ですよね。疑問に思いませんでしたか?ステータスの数値が細かくなってるのは鍛えているからですよ」
「「「え!?」」」
やっぱり知らないのかと、僕は黒板にひょろっとした人と普通の人、それとむきむきの人を書きました。
そして例え的に数値を記入したんです。
「これはあくまでもおおざっぱですが、普通の体格の人を100の強さとした時、運動があまり得意ではないひょろっとした人は50で、むきむきの人は150になります。これがステータスに表示されていて、その状態でレベルがあがると数値に差が生まれます」
そこで僕はジャンガル先生に視線を向けます。
ジャンガル先生は皆から視線を集めているのがどうしてなのかと考えているようですけど、よく分かっていません。
僕は仕方ないので答えを書きたし言いましたよ。
「レベルアップで得られるのは100です。これは他種族の方でも同じですね」
「い、いや違うだろ!オレは」
「それが既に加算されてる数値なんですよジャンガル先生。普通は種族関係なしに100で、だからこそ個人差が生まれ実力に差が出始めるんです」
僕の答えに、先生たちは考え込んで唸りだします。
部分的に伸びやすい他種族は、最初からその部分の筋肉が付いていて優れている。
「ね、ねぇアレシャス君、どうしてそんなこと知ってるの?あなた10歳よね」
「ええ10歳ですよ。でも、その質問に答えるには、もう少し仲良くならないと言えません」
ニッコリ笑顔で拒否っておきます。シャレール先生はちょっと顔を逸らしてくるけど、怒っては来なかったので僕は次に進みます。
「ということで、今後は数値や注意点をよく言い聞かせてください。最後のステータスの比率を知れば、訓練をした方が得だと分かるはずです」
「でも、魔力の方はどうしようもないわよ、そっちはどうするの?」
シャレール先生が魔法士科を代表してつぶやいてきます。
でも、魔力の方は訓練をさせる対策を教えてないので、仕方ないと最大値を上げる方法を教えます。
「ち、知識を蓄える?」
「そうです勉強ですよ。元から魔法を覚えるために勉強しますから上がりやすいけど、何でも良いから溜め込むんです」
僕の数値が高いのはそのせいで、異世界の知識のおかげと言う、まさにこれぞチートキャラと言う事です。
「後は騎士科と同じで、筋肉や闘気があれば体の負荷を軽減できますし、魔力が無くなった時には、ふらふらでも動けるでしょ?あれって筋肉で頑張ってるんです」
「た、確かにそうね」
簡単な説明だったはずなんだけど、シャレール先生は唖然としてしまいました。
エルフで長生きなのに、どうして気づかないかなって思いましたね。
「な、なぁアレシャス、お前はいったいどんな日常を送ってたんだ?」
「それも教えられませんジャンガル先生、もっと仲良くなってからですね」
はははっと僕は断り、装備が入った袋を先生たちに配ります。
ガージャ先生も聞きたそうですが、僕の秘密はまだまだ言えません。
とても険しい表情を浮かべ、事態が大変なのが良く分かってくれたみたいです。
「体が持たないんだなアレシャス」
「そうですジャンガル先生。そして、急ぎ覚えないといけないので、今の覚え方では間に合わない」
そこでどうやって覚えるのかを聞くと、誰もがしてる訓練が発表されたよ。
「では、どうやって発動させてますか?」
「そんなもんは決まってる。武技を発動させるには、決められた術式を展開させないとならん。教科書にもあるが、武技は武技術式で魔法は魔法式を唱えるんだ」
ジャンガル先生がそう答えると、他の先生たちも同じ様で頷いています。
シャレール先生も頷き、イメージが大事と言って来た。そこまで分かってるのに?っと僕は疑問ですよ。
「術式はイメージが大切。では質問ですけど、なぜ決まった術式で覚えているはずなのに、発動させる為の訓練が必要なんですか?」
僕がそう返したら、誰もなにも言わず、ジャンガル先生は頭から湯気が出てきましたよ。
「答えは簡単ですよ皆さん、術式が発動しないからです」
僕の答えに先生たちは首を傾げてしまいます。
何を置いても、この世界では体で覚える事が資本で、教科書はあっても実践した方が早いと思われています。
「では、何故発動しないのか分かりますか?」
「それは簡単だ、単にレベルが足りないんだ。剣術レベルが低ければ斬撃は使えても、中級のパワードスラッシュは使えない。あれは剣術レベル3以上じゃないと扱えないからな」
ジャンガル先生の答えに、僕は「違います」って喰い気味に言いました。
どうして違うんだと、先生たちはかなり動揺して来たよ。
「ど、どうしてだ。普通は」
「あのですねジャンガル先生。剣術などのレベルは、その武器を扱えるようになるだけの物です。レベルが低くても、武技と魔法はある事で発動してしまうんですよ」
僕の答えに誰もがビックリしています。でも、そこが一番の問題で困る事なんだ。
「術式を唱えれると威力が弱く発動する。普通の使い方ならその程度の反動で済みます。でも、それはある事で解消できてしまう」
「ま、まさかそなた」
「そうですよガージャ先生。それを補うには闘気と魔力が必要で、時間を掛けて貯めればいいんです」
僕の言葉が信じられないのか、かなり考え込んでいます。
これが一番の問題で、誰もが知らない事だから教えておかないといけないんです。
「ほ、ほんとにつかえるのか?」
「確かにのう、そんな話は聞いた事ないのう」
「まぁ消費が上がるからかなり貯めないといけないので、ちょっとやそっとじゃ起きません。でも不可能じゃなく、たとえば剣術の上級武技【魔神爆斬剣】が良い例でしょう」
僕がそういって黒板に人の絵を書きました。その人の周りにモヤを書き、闘気を溜めているのが分かるようにして見せると、ジャンガル先生が分かったようです。
「そうか!?あの武技は闘気を溜めれば溜めただけ、その威力が上がった爆発を起こせる。これが初級にも言えるということか」
「そうですジャンガル先生、そして訓練をする一番の理由は、それに耐え得る体を作る事なんです」
僕はこれが一番大切だと伝え人の絵を描き足し、下には棒のグラフを書きます。
体の数値にレベル・闘気・魔力とプラスとして数値を足して伸ばしていきました。
「使いたい武技が合計100必要と仮定しましょう。剣術レベルは2で数値は50だから足りませんよね、そこに闘気を50加えて初めて標準の武技が発動するんです。これがもし1レベルで25しか数値が無かった場合、闘気を75溜める使えると思います?」
「それが違うと言うのか?」
「そうなんです。時間もかかるけど、身体に負荷がかかる」
僕はダンジョンで何回も使ってる。それだけ大変な戦いを繰り返してきた。
それは命を削る戦いで、僕は救済で寿命を縮めずに済んでるけど、本来は長生きできない。
「そ、そうだったのか」
「しらなんだのう」
「みんなお分かりですね、無理した初級の武技だったなら、代償も筋肉痛くらいの負荷で済みます。しかしですね、中級や上級をその状態で使うと、筋肉は切れ骨まで砕ける、下手をしたら再起不能です」
これは魔法にも言える事だと、今まで黙っているシャレール先生に振ります。
シャレール先生は知ってるみたいで、魔法の方の危険性を話し始めたよ。
「魔法はね、そう言う危険を引き起こしやすいわ」
「そ、そうだったのか?」
「そうよジャンガル、魔法は威力の高い魔法を使う時、未熟だと危険なのよ。それを言ってるのよねアレシャス君」
「そうです。魔法は特に起きやすくて、魔力さえあれば仕えるんです。その場合、無理矢理ひねり出そうとするから命を削るんですよ」
「そうなのよ、それは死に戻りでも治らないわ。上級魔法がそれを引き起こしやすいから、ワタシは教える生徒を厳選してるの」
そういって暗い顔をしています。魔法はそれだけ慎重に扱わないといけないって事なんです。
でも、他種族の先生たちに言われるから、それを素直に聞く生徒は少ないんだ。
「だからこそ、武技や魔法の威力に負けない体を作るために訓練は必要なんです。発動させるために行ってるわけではありません」
「だ、だから急いでたのね」
「そうです、準備も出来てないのに使い始めるのは目に見えてる。だからって身体を鍛えるのは時間が掛かる」
先生たちは重大な事だったと知り真剣です。
今までしてきたことが間違っていたと知り、ちょっと落ち込んでもいました。
「そんなに落ち込まないでください、間違っていたのならこれから直せばいいんです。それに先生たちの訓練のおかげで今の生徒たちは強いんですよ」
先生たちが首を傾げて来るけど、鍛えてくれたから生徒たちが無事に要られたんだ。
それにね、みんなのステータスが少しだけプラスなのはそのおかげなんだ。
「皆さんもしかして知りませんか?」
「ま、まだあるのか?」
「先生たちも元冒険者ですよね。疑問に思いませんでしたか?ステータスの数値が細かくなってるのは鍛えているからですよ」
「「「え!?」」」
やっぱり知らないのかと、僕は黒板にひょろっとした人と普通の人、それとむきむきの人を書きました。
そして例え的に数値を記入したんです。
「これはあくまでもおおざっぱですが、普通の体格の人を100の強さとした時、運動があまり得意ではないひょろっとした人は50で、むきむきの人は150になります。これがステータスに表示されていて、その状態でレベルがあがると数値に差が生まれます」
そこで僕はジャンガル先生に視線を向けます。
ジャンガル先生は皆から視線を集めているのがどうしてなのかと考えているようですけど、よく分かっていません。
僕は仕方ないので答えを書きたし言いましたよ。
「レベルアップで得られるのは100です。これは他種族の方でも同じですね」
「い、いや違うだろ!オレは」
「それが既に加算されてる数値なんですよジャンガル先生。普通は種族関係なしに100で、だからこそ個人差が生まれ実力に差が出始めるんです」
僕の答えに、先生たちは考え込んで唸りだします。
部分的に伸びやすい他種族は、最初からその部分の筋肉が付いていて優れている。
「ね、ねぇアレシャス君、どうしてそんなこと知ってるの?あなた10歳よね」
「ええ10歳ですよ。でも、その質問に答えるには、もう少し仲良くならないと言えません」
ニッコリ笑顔で拒否っておきます。シャレール先生はちょっと顔を逸らしてくるけど、怒っては来なかったので僕は次に進みます。
「ということで、今後は数値や注意点をよく言い聞かせてください。最後のステータスの比率を知れば、訓練をした方が得だと分かるはずです」
「でも、魔力の方はどうしようもないわよ、そっちはどうするの?」
シャレール先生が魔法士科を代表してつぶやいてきます。
でも、魔力の方は訓練をさせる対策を教えてないので、仕方ないと最大値を上げる方法を教えます。
「ち、知識を蓄える?」
「そうです勉強ですよ。元から魔法を覚えるために勉強しますから上がりやすいけど、何でも良いから溜め込むんです」
僕の数値が高いのはそのせいで、異世界の知識のおかげと言う、まさにこれぞチートキャラと言う事です。
「後は騎士科と同じで、筋肉や闘気があれば体の負荷を軽減できますし、魔力が無くなった時には、ふらふらでも動けるでしょ?あれって筋肉で頑張ってるんです」
「た、確かにそうね」
簡単な説明だったはずなんだけど、シャレール先生は唖然としてしまいました。
エルフで長生きなのに、どうして気づかないかなって思いましたね。
「な、なぁアレシャス、お前はいったいどんな日常を送ってたんだ?」
「それも教えられませんジャンガル先生、もっと仲良くなってからですね」
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ガージャ先生も聞きたそうですが、僕の秘密はまだまだ言えません。
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