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3章 第1次世界大戦
56話 フラグの回収
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歓迎の食事会が始まったが、俺は他の事で頭がいっぱいだった。ここに来る前にこの国の姫様とひと騒動あったからだ。
普通に勘違いならばそれで終わりだったんだ、しかし俺たちの思惑にハマってしまった彼女は、関係ないのに泣くような思いをしてしまった、俺たちのせいなのは確実なんだ。
「国の情勢に関係のない王族・・・ただそれだけだったんだがな」
国王にも勿論贈ってはいたんだが、派閥を作っていないのが彼女だけだった為、味方に付けたくて多くの品を贈っていた。それがこんな結果を生んでしまい、かなり後悔してしまったよ。
出来るならば謝罪をしたい所だが、俺たちはフェリトスの使者であるフェシューラの付き人だから単独行動は出来ない。食事会の会場にいてくれればよかったんだが、姿は確認できていない。
仕方なく料理をつつき始めるが、味の感想が出てこない程悩んでしまう、キョーカたちもそんな俺を心配してくれて、ミンミントウ国の為に作った料理を聞いて来る。
「カレーはみんな知ってるだろ?それの少し変えたもので、こっちの素材を使ったココナッツカレーと言うんだ」
甘みの強いカレーとしてこちらでは好評だ、そしてこちらの素材のもう一つである白い塊、あれを焼いて出来上がったナンの様なパン生地もいい味を出している。
残る豆類だが、あれはショウユを作る素材として今は研究中だ。他にも豆腐やミソと色々工場を作り、こちらの強みを作ったんだ。
それもあって今回お招きされたんだが、お詫びの何かを用意しないといけないだろうと考えを巡らせたよ。
「ジルベルトは真面目ね、そこまで考えなくても良いと思うわよ」
「シャルーそう言うがな、自分がその立場だったら怒るだろう?」
「それは当然でしょ」
ほら見ろっとツッコミ、俺は何かないかと聞いてみる。シャルーは呑気に婚約してしまえと言って来たぞ、俺はそれ以外を聞いたのに、それでは意味がないと突っ込んだよ。
相手の目的を変えてもらう方法、それはとても難しいだろうとシャルーに伝える。それは無理だと言い放ってきたから、俺は他の人に助言を求めようと他のテーブルに移動しようとしたが、シャルーが止めてきたぞ。
「何だよシャルー」
「本人が来たわよジルベルト、まずは謝った方が良いわ」
王族の出入りする入り口に視線向けると、ほんとに先ほどの姫様が入って来ていた。こちらを睨んできているのが見えたらしく、シャルーは謝罪が先と提案したんだ。
俺もその方が良いと考える前に歩みを進めた。しかし行きたくないという気持ちが足取りをゆっくりにさせてしまい、それのせいで姫様に先手を取られたんだ。国王様に何やら話をしたと思った後、国王様が俺を見て姫様との婚約を宣言した。
「ちょっちょっとお待ちください、そんな話はワタクシは聞いていませんわ」
フェシューラがいち早く反対してくれて、俺はがんばれっと応援してしまった。しかし向こうも簡単には引かないらしく、友好の絆に相応しいと言ってくる。
婚約以上の友好の証はないだろうと言われたフェシューラは、何とか他の案を考えたんだが、咄嗟にそんな名案が出るはずもなく、俺をチラッと見て諦めてしまった。
「善き日が更に良くなった。両国は更なる繁栄をするだろう」
ワハハと笑う国王様だけど、一緒に笑っているのは大臣や貴族の少数だけだった。話を持ち掛けたであろう姫様は、俺を見てニヤリとしているし、フェシューラを含めたこちらのメンバーは、何処かムスッとした顔をしている。
一番近かったシャルーに、どうしようっと言う表情を浮かべて助けを求めた。しかしシャルーはタイミングを合わせて顔を逸らしてきた。
「おまっ!?俺のサポートキャラだろっ!!こんな時くらい助けてくれよ」
シャルーを捕まえようとしたんだが、それを察知したのか、天井すれすれまで一目散に飛んで行ったシャルーを見て、俺は薄情者と怒ったぞ。
国王様が俺を呼んだのはそんな出来事があった直後で、俺はどうしようと混乱したままで壇上に上がる事になった。姫様は隣にいるが凄くニコニコしているぞ。
「どうですかジルベルト様、アチシの気持ちが伝わりましたですか?」
「ああ十分伝わったよ・・・ごめんな」
作った物が多かったとか、作戦の標的になったとか、そんなものはこちらの都合で彼女には関係ない事だ。それを言われた姫様は、言い訳を並べて婚約を破棄してきたとショックを受けたと言って来た。
だからシャルーは婚約をしてしまえと言って来た訳で、ほんとに助言をしてくれていたと、天井で旋回してるシャルーにも謝ったよ。
姫様は俺の謝罪の言葉を聞いて嬉しそうにしてきた、それが一番聞きたかったんだろうと、俺はほんとに分かってなかったと反省したよ。
「分かれば良いのです、今後はしっかり婚約者として尽くしてくださいです」
「で、出来るだけ頑張るよ」
俺の返事を聞いて、姫様は嬉しそうに抱き付いて来る。同じ背丈で年齢も同じくらいだが、正直子供にしか見えなくて婚約と言われた今でも、そんな風には接してやれる自信がなかった。後でシャルーにでも作法とかを聞く事にして、俺はその場を凌ぐことにした。
その後の食事会は何事も無く進み解散となったんだが、この国に滞在中の借り部屋に入り、中の状況を見て外に出ようと180度向きを変えたんだ。
「ちょっと!!どうして出ようとするのです」
俺の腰に腕を回し止めてる人を見て、俺は部屋を出ようとしたわけだが、部屋にいるだけならそんな事はしなかった。彼女は今下着の見えるレースの寝間着を着ている、どう見ても夜を共にしに来たんだ。
婚約したばかりでこれは早すぎると振り向かずに注意して、腰に回っている手も離すように言ったんだ。優しく手を添えて、出来るだけ刺激しないようにしたんだが、姫様は離してくれる訳もなく、部屋の奥に引っ張ろうとしてくる。
「ちょっと姫様」
「ダメですよジルベルト、アチシの事はピリスと呼ぶのです」
姫様の本名はピリピリカリスだった、名前をすっ飛ばして略称とかハードルが高いと言いたいが、その答えを待たずにベッドの方向に引っ張って来る姫様。せめて俺の答えを聞いてからにしてほしいが、ベッドまで来てしまう。
食事強化で力を上げておけばよかったと反省したがもう遅い、クリエイトブロックの強化も使えずベッドに倒されてしまう。
「にゅふふ~ジルベルト様~」
「ぴ、ピリス・・・君の事を教えてくれるかな」
「そんな事は後でも良いのです、今は楽しみましょう」
天井を見ていれば終わると姫様は言ってくるが、それは男性の方が言う事だろうとツッコミ、もうこれはダメだと思っていた、しかし部屋の扉が勢いよく開かれた、そこにはフェシューラが立っていた。
そこまでですっと大きな声で止めてくれて、姫様を引き剥がしてくれた。お互いの国の為なのにどうして止めるのかと姫様は怒り出したよ。
「国の為でも早急すぎます、ワタクシだってまだなのに・・・第一ジルベルトはワタクシの護衛でここにいます、まずはこちらに許可を取るのがスジです」
「じゃあ一緒にするのです、アチシはもう止まらないのですよ」
フェシューラはそれを聞き心が揺らいだのか、俺をチラッと見て悩み始めた。頼むぞっと思って視線を送るが、それを違う意味に取ったのかフェシューラは同意してしまう。
結局増えてしまったと俺は絶対絶命だが、フェシューラが準備をしている時間が得られ、俺は必至で考え対策を思いつきたんだ。
「ふたりとも聞いてくれ、君たちの気持ちは嬉しいが、俺はまだふたりの思いを受け取るにふさわしくない」
「そんな事はないですよジルベルト」
「そうなのです、アチシたちは気にしないのです」
「君たちが許せても俺自身がダメなんだ、だから俺が国を作るまで待っててくれ」
ふたりの国を助けている間、俺たちは島を作り国を建設していた。製作魔法で少しずつだったがあと少しで完成する、それまで待ってくれと説得すると、ふたりは簡単に納得してくれた。
ホッとした俺は、ふたりに感謝の言葉を伝えたが、一緒に寝る事を妥協案としてフェシューラが出して来て、結局俺は二人と寝る事になったんだ。
ふたりは俺にくっ付いて来て寝始めるが俺は寝れるわけがない、生殺しとか最悪の夜になってしまったよ。
普通に勘違いならばそれで終わりだったんだ、しかし俺たちの思惑にハマってしまった彼女は、関係ないのに泣くような思いをしてしまった、俺たちのせいなのは確実なんだ。
「国の情勢に関係のない王族・・・ただそれだけだったんだがな」
国王にも勿論贈ってはいたんだが、派閥を作っていないのが彼女だけだった為、味方に付けたくて多くの品を贈っていた。それがこんな結果を生んでしまい、かなり後悔してしまったよ。
出来るならば謝罪をしたい所だが、俺たちはフェリトスの使者であるフェシューラの付き人だから単独行動は出来ない。食事会の会場にいてくれればよかったんだが、姿は確認できていない。
仕方なく料理をつつき始めるが、味の感想が出てこない程悩んでしまう、キョーカたちもそんな俺を心配してくれて、ミンミントウ国の為に作った料理を聞いて来る。
「カレーはみんな知ってるだろ?それの少し変えたもので、こっちの素材を使ったココナッツカレーと言うんだ」
甘みの強いカレーとしてこちらでは好評だ、そしてこちらの素材のもう一つである白い塊、あれを焼いて出来上がったナンの様なパン生地もいい味を出している。
残る豆類だが、あれはショウユを作る素材として今は研究中だ。他にも豆腐やミソと色々工場を作り、こちらの強みを作ったんだ。
それもあって今回お招きされたんだが、お詫びの何かを用意しないといけないだろうと考えを巡らせたよ。
「ジルベルトは真面目ね、そこまで考えなくても良いと思うわよ」
「シャルーそう言うがな、自分がその立場だったら怒るだろう?」
「それは当然でしょ」
ほら見ろっとツッコミ、俺は何かないかと聞いてみる。シャルーは呑気に婚約してしまえと言って来たぞ、俺はそれ以外を聞いたのに、それでは意味がないと突っ込んだよ。
相手の目的を変えてもらう方法、それはとても難しいだろうとシャルーに伝える。それは無理だと言い放ってきたから、俺は他の人に助言を求めようと他のテーブルに移動しようとしたが、シャルーが止めてきたぞ。
「何だよシャルー」
「本人が来たわよジルベルト、まずは謝った方が良いわ」
王族の出入りする入り口に視線向けると、ほんとに先ほどの姫様が入って来ていた。こちらを睨んできているのが見えたらしく、シャルーは謝罪が先と提案したんだ。
俺もその方が良いと考える前に歩みを進めた。しかし行きたくないという気持ちが足取りをゆっくりにさせてしまい、それのせいで姫様に先手を取られたんだ。国王様に何やら話をしたと思った後、国王様が俺を見て姫様との婚約を宣言した。
「ちょっちょっとお待ちください、そんな話はワタクシは聞いていませんわ」
フェシューラがいち早く反対してくれて、俺はがんばれっと応援してしまった。しかし向こうも簡単には引かないらしく、友好の絆に相応しいと言ってくる。
婚約以上の友好の証はないだろうと言われたフェシューラは、何とか他の案を考えたんだが、咄嗟にそんな名案が出るはずもなく、俺をチラッと見て諦めてしまった。
「善き日が更に良くなった。両国は更なる繁栄をするだろう」
ワハハと笑う国王様だけど、一緒に笑っているのは大臣や貴族の少数だけだった。話を持ち掛けたであろう姫様は、俺を見てニヤリとしているし、フェシューラを含めたこちらのメンバーは、何処かムスッとした顔をしている。
一番近かったシャルーに、どうしようっと言う表情を浮かべて助けを求めた。しかしシャルーはタイミングを合わせて顔を逸らしてきた。
「おまっ!?俺のサポートキャラだろっ!!こんな時くらい助けてくれよ」
シャルーを捕まえようとしたんだが、それを察知したのか、天井すれすれまで一目散に飛んで行ったシャルーを見て、俺は薄情者と怒ったぞ。
国王様が俺を呼んだのはそんな出来事があった直後で、俺はどうしようと混乱したままで壇上に上がる事になった。姫様は隣にいるが凄くニコニコしているぞ。
「どうですかジルベルト様、アチシの気持ちが伝わりましたですか?」
「ああ十分伝わったよ・・・ごめんな」
作った物が多かったとか、作戦の標的になったとか、そんなものはこちらの都合で彼女には関係ない事だ。それを言われた姫様は、言い訳を並べて婚約を破棄してきたとショックを受けたと言って来た。
だからシャルーは婚約をしてしまえと言って来た訳で、ほんとに助言をしてくれていたと、天井で旋回してるシャルーにも謝ったよ。
姫様は俺の謝罪の言葉を聞いて嬉しそうにしてきた、それが一番聞きたかったんだろうと、俺はほんとに分かってなかったと反省したよ。
「分かれば良いのです、今後はしっかり婚約者として尽くしてくださいです」
「で、出来るだけ頑張るよ」
俺の返事を聞いて、姫様は嬉しそうに抱き付いて来る。同じ背丈で年齢も同じくらいだが、正直子供にしか見えなくて婚約と言われた今でも、そんな風には接してやれる自信がなかった。後でシャルーにでも作法とかを聞く事にして、俺はその場を凌ぐことにした。
その後の食事会は何事も無く進み解散となったんだが、この国に滞在中の借り部屋に入り、中の状況を見て外に出ようと180度向きを変えたんだ。
「ちょっと!!どうして出ようとするのです」
俺の腰に腕を回し止めてる人を見て、俺は部屋を出ようとしたわけだが、部屋にいるだけならそんな事はしなかった。彼女は今下着の見えるレースの寝間着を着ている、どう見ても夜を共にしに来たんだ。
婚約したばかりでこれは早すぎると振り向かずに注意して、腰に回っている手も離すように言ったんだ。優しく手を添えて、出来るだけ刺激しないようにしたんだが、姫様は離してくれる訳もなく、部屋の奥に引っ張ろうとしてくる。
「ちょっと姫様」
「ダメですよジルベルト、アチシの事はピリスと呼ぶのです」
姫様の本名はピリピリカリスだった、名前をすっ飛ばして略称とかハードルが高いと言いたいが、その答えを待たずにベッドの方向に引っ張って来る姫様。せめて俺の答えを聞いてからにしてほしいが、ベッドまで来てしまう。
食事強化で力を上げておけばよかったと反省したがもう遅い、クリエイトブロックの強化も使えずベッドに倒されてしまう。
「にゅふふ~ジルベルト様~」
「ぴ、ピリス・・・君の事を教えてくれるかな」
「そんな事は後でも良いのです、今は楽しみましょう」
天井を見ていれば終わると姫様は言ってくるが、それは男性の方が言う事だろうとツッコミ、もうこれはダメだと思っていた、しかし部屋の扉が勢いよく開かれた、そこにはフェシューラが立っていた。
そこまでですっと大きな声で止めてくれて、姫様を引き剥がしてくれた。お互いの国の為なのにどうして止めるのかと姫様は怒り出したよ。
「国の為でも早急すぎます、ワタクシだってまだなのに・・・第一ジルベルトはワタクシの護衛でここにいます、まずはこちらに許可を取るのがスジです」
「じゃあ一緒にするのです、アチシはもう止まらないのですよ」
フェシューラはそれを聞き心が揺らいだのか、俺をチラッと見て悩み始めた。頼むぞっと思って視線を送るが、それを違う意味に取ったのかフェシューラは同意してしまう。
結局増えてしまったと俺は絶対絶命だが、フェシューラが準備をしている時間が得られ、俺は必至で考え対策を思いつきたんだ。
「ふたりとも聞いてくれ、君たちの気持ちは嬉しいが、俺はまだふたりの思いを受け取るにふさわしくない」
「そんな事はないですよジルベルト」
「そうなのです、アチシたちは気にしないのです」
「君たちが許せても俺自身がダメなんだ、だから俺が国を作るまで待っててくれ」
ふたりの国を助けている間、俺たちは島を作り国を建設していた。製作魔法で少しずつだったがあと少しで完成する、それまで待ってくれと説得すると、ふたりは簡単に納得してくれた。
ホッとした俺は、ふたりに感謝の言葉を伝えたが、一緒に寝る事を妥協案としてフェシューラが出して来て、結局俺は二人と寝る事になったんだ。
ふたりは俺にくっ付いて来て寝始めるが俺は寝れるわけがない、生殺しとか最悪の夜になってしまったよ。
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