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8章最終層の探索
157話 珍しい客
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俺たちが食事をしているとメルトとピリムもいつものように来て話をした。
そろそろ俺たちは出ようかと思っているとシルキーのルーがダンショウと見たことがない青年を連れてきた。
ダンショウ
「やあケイイチ、急にごめんねちょっと時間良いかな」
俺は二人を応接室に連れて行った。
ケイイチ
「それで俺に用事って何かな?」
シューミがお茶とお菓子を配り終わってから俺が質問をした。
ダンショウ
「まず彼を紹介するよ、彼は」
青年
「ダンショウ殿私から名乗りますよ、ガーディリアン王国で外交を主に担当しているクリストフです、今日は私のわがままに付き合って頂き有難うございます」
ケイイチ
「いえいえ、ダンの頼みですから、俺はここで領主と冒険者をしています、ケイイチカグラです」
クリストフが握手を求めてきたのでそれに応じて挨拶をした。
クリストフ
「それでですね、私はあなたにお願いがありましてここに参りました」
話を聞くと今ガーディリアン王国で凄腕の暗殺者がいて、クリストフの派閥である騎士団長が暗殺されたらしい。
クリストフ
「それで今度は私ではないかと思っています」
なるほど、それでなんで俺なのかな?
ケイイチ
「それで俺にどうしろと言うのでしょうか?」
ダンショウ
「ケイイチは変わった物を持ってるだろ、それで彼を助けられる物があるかと思ってここに連れてきたんだ、僕からも頼むよ彼を助けてあげて」
ダンショウの頼みだし引き受けてもいいけど、魔道具にそういうのがあるかな?
俺は商品欄を念じて出し、確認したらこんなのがあったよ。
魔道具
絶対防御の腕輪劣化版(100万P)
どんな攻撃も3回だけ防いでくれる。
絶対防御の腕輪完全版(300万P)
どんな攻撃も3回だけ防ぎ日付が変わると回数が回復する。
蘇生薬(1千万 P)
自然死でない場合は蘇生できる。
蘇生の指輪(1千万P)
装備者が死ぬと代わりに指輪が砕け装備者が蘇生される。
蘇生の指輪Ⅱ仕返し版(1億P)
蘇生の指輪と同じ効果で更に装備者に致死性の攻撃をした者の居場所を蘇生した装備者に分かるようにする。
(探知効果は30日)
ケイイチ
「そうですねー、無いこともないですが」
クリストフ
「ほんとですか!!」
ケイイチ
「ええ、ただどこまで防ぐかによって物が変わってきますね」
俺は彼が何処までしたいのかを話し合った。
クリストフ
「犯人と主犯格を見つけるのは出来ればでいいです、自分の命が大切ですから」
ケイイチ
「では攻撃を防ぐ物と攻撃をされて死んでも生き返る物どっちがいいですか?」
クリストフ
「え!生き返れるんですか!!」
めっちゃ驚いてるけど、失敗したかな蘇生を可能にする物を持ってるのを言ったのは。
ケイイチ
「ええまあ、それと生き還れる物は主犯格を見つけることも出来る物と二つあります」
クリストフ
「なるほど、分かりました、では生き還れる物で主犯を見つける方でお願いします」
ケイイチ
「ですが主犯格を見つけるのは、致死性のダメージを食らう必要があります、あなたにその覚悟がありますか?」
彼はしばらく考えて決意をしたようだ。
クリストフ
「わ、分かりました、暗殺された者の為にも私が犯罪者を捕まえて見せます」
彼が覚悟を決めたので俺はDPで交換し、蘇生の指輪Ⅱを渡した。
クリストフ
「これで私は一度生き返れるのですね」
ケイイチ
「そうですね、ただし生き還ったことを気づかれないようにしてくださいね」
蘇生して又すぐ殺されては意味がない。
クリストフ
「わ、分かりました、気を付けます」
ケイイチ
「では、報酬の話ですがいいですか?」
俺がそう言うとクリストフが緊張した顔になった、まあ生き還ることの出来る物を貰ったのだ、相当な報酬を取られると思うよね。
ケイイチ
「そんなに緊張しなくても、大したことではないですよ、多分」
クリストフが更に緊張してしまった、しまったな逆効果だったか・・・まあいいか。
ケイイチ
「まずですね、レイグリッドが無くなって3国が避難民を受け入れていますよね、でもおそらく全ては受け入れていないはずです、その人たちを出来るだけガーディリアン王国で受け入れてください、あとできれば3国の支援もお願いします」
クリストフ
「・・・」
ケイイチ
「それとクロイツ王国のローディアナ姫とダンショウの味方になってください」
クリストフ
「あ、貴方はそれでいいのですか」
ケイイチ
「はい、俺は今のままで十分幸せですから欲しい物はありません、しいて言うなら今俺が大切にしているものを壊さないでください、かな」
クリストフが納得したような顔になった、分かってくれたみたいで良かった。
クリストフ
「分かりました、肝に銘じておきます、それで今の報酬を全て叶えます、なのでどうか同じ指輪をもう一つ譲って貰うことは可能ですか?」
ん、もう一つ欲しいの?
確かに指輪は両手に一つずつの効果が付けられるけど、蘇生した後またやられるのが怖いのかな?
ケイイチ
「別にいいですけど、理由を聞いてもいいですか?」
クリストフが理由を話してくれた、どうやら兄がいてその人も狙われているらしい、兄思いの良い弟さんだね、俺はもう一つ交換して渡した。
ケイイチ
「ダンが紹介してくれた人だから信頼していますが、くれぐれも俺が持ってたというのは言わないようにお願いします」
クリストフが頷いたので解っているのだろう。
ダンショウ
「じゃあ僕たちは帰るよ、ケイイチ無理を聞いてくれてありがとね」
ダンショウが俺の頬にキスをしてきた、ダンショウがそんなことをしてくるとは思わなかったよ。
ケイイチ
「ダンの為だからね当然さ、それとダンにも渡すものがあるんだ」
俺はダンショウに結婚指輪を渡した。
ケイイチ
「まだ孤児院の周りの工事が終わっていないけど、完成している箇所も出来始めたから渡すよ、受け取ってくれるかな?」
ダンショウ
「も、もちろんさ、ありがとう大切にするよ」
二人が手を振って孤児院を出たのを見送り、俺たちはダンジョンに転移した。
DP使用
2億P
残りDP
8億982万P
そろそろ俺たちは出ようかと思っているとシルキーのルーがダンショウと見たことがない青年を連れてきた。
ダンショウ
「やあケイイチ、急にごめんねちょっと時間良いかな」
俺は二人を応接室に連れて行った。
ケイイチ
「それで俺に用事って何かな?」
シューミがお茶とお菓子を配り終わってから俺が質問をした。
ダンショウ
「まず彼を紹介するよ、彼は」
青年
「ダンショウ殿私から名乗りますよ、ガーディリアン王国で外交を主に担当しているクリストフです、今日は私のわがままに付き合って頂き有難うございます」
ケイイチ
「いえいえ、ダンの頼みですから、俺はここで領主と冒険者をしています、ケイイチカグラです」
クリストフが握手を求めてきたのでそれに応じて挨拶をした。
クリストフ
「それでですね、私はあなたにお願いがありましてここに参りました」
話を聞くと今ガーディリアン王国で凄腕の暗殺者がいて、クリストフの派閥である騎士団長が暗殺されたらしい。
クリストフ
「それで今度は私ではないかと思っています」
なるほど、それでなんで俺なのかな?
ケイイチ
「それで俺にどうしろと言うのでしょうか?」
ダンショウ
「ケイイチは変わった物を持ってるだろ、それで彼を助けられる物があるかと思ってここに連れてきたんだ、僕からも頼むよ彼を助けてあげて」
ダンショウの頼みだし引き受けてもいいけど、魔道具にそういうのがあるかな?
俺は商品欄を念じて出し、確認したらこんなのがあったよ。
魔道具
絶対防御の腕輪劣化版(100万P)
どんな攻撃も3回だけ防いでくれる。
絶対防御の腕輪完全版(300万P)
どんな攻撃も3回だけ防ぎ日付が変わると回数が回復する。
蘇生薬(1千万 P)
自然死でない場合は蘇生できる。
蘇生の指輪(1千万P)
装備者が死ぬと代わりに指輪が砕け装備者が蘇生される。
蘇生の指輪Ⅱ仕返し版(1億P)
蘇生の指輪と同じ効果で更に装備者に致死性の攻撃をした者の居場所を蘇生した装備者に分かるようにする。
(探知効果は30日)
ケイイチ
「そうですねー、無いこともないですが」
クリストフ
「ほんとですか!!」
ケイイチ
「ええ、ただどこまで防ぐかによって物が変わってきますね」
俺は彼が何処までしたいのかを話し合った。
クリストフ
「犯人と主犯格を見つけるのは出来ればでいいです、自分の命が大切ですから」
ケイイチ
「では攻撃を防ぐ物と攻撃をされて死んでも生き返る物どっちがいいですか?」
クリストフ
「え!生き返れるんですか!!」
めっちゃ驚いてるけど、失敗したかな蘇生を可能にする物を持ってるのを言ったのは。
ケイイチ
「ええまあ、それと生き還れる物は主犯格を見つけることも出来る物と二つあります」
クリストフ
「なるほど、分かりました、では生き還れる物で主犯を見つける方でお願いします」
ケイイチ
「ですが主犯格を見つけるのは、致死性のダメージを食らう必要があります、あなたにその覚悟がありますか?」
彼はしばらく考えて決意をしたようだ。
クリストフ
「わ、分かりました、暗殺された者の為にも私が犯罪者を捕まえて見せます」
彼が覚悟を決めたので俺はDPで交換し、蘇生の指輪Ⅱを渡した。
クリストフ
「これで私は一度生き返れるのですね」
ケイイチ
「そうですね、ただし生き還ったことを気づかれないようにしてくださいね」
蘇生して又すぐ殺されては意味がない。
クリストフ
「わ、分かりました、気を付けます」
ケイイチ
「では、報酬の話ですがいいですか?」
俺がそう言うとクリストフが緊張した顔になった、まあ生き還ることの出来る物を貰ったのだ、相当な報酬を取られると思うよね。
ケイイチ
「そんなに緊張しなくても、大したことではないですよ、多分」
クリストフが更に緊張してしまった、しまったな逆効果だったか・・・まあいいか。
ケイイチ
「まずですね、レイグリッドが無くなって3国が避難民を受け入れていますよね、でもおそらく全ては受け入れていないはずです、その人たちを出来るだけガーディリアン王国で受け入れてください、あとできれば3国の支援もお願いします」
クリストフ
「・・・」
ケイイチ
「それとクロイツ王国のローディアナ姫とダンショウの味方になってください」
クリストフ
「あ、貴方はそれでいいのですか」
ケイイチ
「はい、俺は今のままで十分幸せですから欲しい物はありません、しいて言うなら今俺が大切にしているものを壊さないでください、かな」
クリストフが納得したような顔になった、分かってくれたみたいで良かった。
クリストフ
「分かりました、肝に銘じておきます、それで今の報酬を全て叶えます、なのでどうか同じ指輪をもう一つ譲って貰うことは可能ですか?」
ん、もう一つ欲しいの?
確かに指輪は両手に一つずつの効果が付けられるけど、蘇生した後またやられるのが怖いのかな?
ケイイチ
「別にいいですけど、理由を聞いてもいいですか?」
クリストフが理由を話してくれた、どうやら兄がいてその人も狙われているらしい、兄思いの良い弟さんだね、俺はもう一つ交換して渡した。
ケイイチ
「ダンが紹介してくれた人だから信頼していますが、くれぐれも俺が持ってたというのは言わないようにお願いします」
クリストフが頷いたので解っているのだろう。
ダンショウ
「じゃあ僕たちは帰るよ、ケイイチ無理を聞いてくれてありがとね」
ダンショウが俺の頬にキスをしてきた、ダンショウがそんなことをしてくるとは思わなかったよ。
ケイイチ
「ダンの為だからね当然さ、それとダンにも渡すものがあるんだ」
俺はダンショウに結婚指輪を渡した。
ケイイチ
「まだ孤児院の周りの工事が終わっていないけど、完成している箇所も出来始めたから渡すよ、受け取ってくれるかな?」
ダンショウ
「も、もちろんさ、ありがとう大切にするよ」
二人が手を振って孤児院を出たのを見送り、俺たちはダンジョンに転移した。
DP使用
2億P
残りDP
8億982万P
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