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8章最終層の探索
121話 商業ギルドでも
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孤児院の俺の部屋で転移をする為に戻って来ると今度は商業ギルドの使いが来ていた。
俺は使いにチップ(銅貨1枚)を渡しギルドに向かった。
商業ギルドに着くとすぐにギルドマスターの部屋に通された。
・・・さっきと同じだね!
まさか理由も同じじゃないよね?
俺が恐る恐る扉をノックし入ると笑顔のダンショウが椅子に座っていた。
これはどっちの笑顔なのかな?っと思っているとダンショウの話が始まった。
ダンショウ
「さあ聞かせてもらおうか、何故ローディアナ姫と婚約という話になったのかな?」
そっちの話か!
俺は安堵して説明した。
ダンショウ
「・・・そうだったのか、僕のせいでごめんね」
ケイイチ
「いや、俺が頼んだんだから、ダンショウのせいじゃないよ」
ダンショウ
「そう言ってくれると助かるよ、でもなんで君だってわかったのかな?」
ん?変だな?
ケイイチ
「ローナはダンショウの手紙に書いてあったって言ってたけど」
俺がそう言うとダンショウが手で額を抑えてため息をついた。
ダンショウ
「あぁー、それは探りを入れてきたんだよ」
ん?どういことだ。
ダンショウ
「その時点ではまだ君だって確証はなかったのさ、僕もある人からってしか書いてないしね」
そうだったの?全然わからなかったけど。
ケイイチ
「・・・」
ダンショウ
「おそらく僕が君と親しくて、君が変わった物を所持していたってとこで大体わかっていたと思うんだけど、確証は持てなかったんだと思うよ心当たりない?」
そういわれても少し話ただけだしなー
ケイイチ
「うーん非常識って言われたけど、それは飛空艇の話をして、お茶やお菓子を出したからだしなー」
俺がそう言うとまたダンショウは顔を抑えてため息をついた。
ダンショウ
「あのねケイイチ、今言ったヒクウテイって古文書とかにある物かい?」
あ!しまった口が滑った。
ケイイチ
「な、なんのことかなぁ~」
ダンショウ
「もう遅いよ、はぁ~~話の中のどこかでローナに確証を与えたんだね、これは」
う、言い返せない。
ダンショウ
「まあそれはいいや、それで王都に住むのかい?」
ダンショウが真剣な顔で聞いてきたよ。
ケイイチ
「ん?いやここにこのまま住むよ、王様にも姫にもそうしていいっていわれたからね」
ダンショウ
「そうなのかい‼︎よかったー」
笑顔になって喜んでいるね。
まあ俺も安心してるけどさ。
ケイイチ
「ああ、だから今後ともよろしくな」
ダンショウ
「ああもちろんさ、それでもう一つの案件、水晶の代金なんだけど、今渡していいかな?」
ケイイチ
「ああ、それはいいけど各国から送られてくるのが早くないか?」
こっちから運んでからまだ10日も経ってないと思うけど、なんで届いたんだろうか?。
ダンショウ
「あれ?ケイイチは知らなかったのかい」
ケイイチ
「え!何をかな?」
ダンショウ
「ギルドには物を転移させる魔道具が設置されているんだよ」
なんと!そうだったのか。
ダンショウが説明してくれたが各支部にそれは設置されていて、いつもは手紙などの小さい物を送っているらしい、連絡用なのだそうだ。
俺はさっきのミーネルさんの反応を思いだしていた。
珍しいが無いわけじゃないからあのあと疑わなかったんだね。
ダンショウ
「じゃあ代金だ、はい金貨80枚ね」
ダンショウが袋を机の上に置きながら言ったけど、多くないかな。
ケイイチ
「・・・え!なんか俺聞き間違ったかな?今80枚って言わなかった?」
ダンショウ
「ん?そう言ったよ、いやーかなり楽しい交渉だったよ、なんせ向こうは戦争中でしょ、これがあれば一発で終結できるってことでさ、かなり高く買ってくれたのさー」
ダンショウが高笑いしている。
俺は背中にいやな汗を掻いていた。
ダンショウ
「ん?どうしたのケイイチ、受け取ってよ」
ケイイチ
「あ、ああ予想以上に頑張ってくれたんだね、なんかありがとうございます」
ダンショウ
「急に他人行儀になったね・・・まあいいけど」
袋を受け取り鞄にしまいながら俺は思ったよ、ダンショウにだけは逆らわないようにしようと。
ケイイチ
「じゃあ俺たちは行くな、これからも孤児院の周りは任せたよダン」
俺はローナがダンショウの事をダンと呼んでいたことを思い出して俺も呼ぶことにした。
何故なら俺がローディアナ姫をローナと呼んでいると少し不機嫌そうな顔をダンショウがこの会話中していたからだ。
俺たちは部屋を出て孤児院に向かった。
今度こそほんとにダンジョンにいくぞ。
俺は使いにチップ(銅貨1枚)を渡しギルドに向かった。
商業ギルドに着くとすぐにギルドマスターの部屋に通された。
・・・さっきと同じだね!
まさか理由も同じじゃないよね?
俺が恐る恐る扉をノックし入ると笑顔のダンショウが椅子に座っていた。
これはどっちの笑顔なのかな?っと思っているとダンショウの話が始まった。
ダンショウ
「さあ聞かせてもらおうか、何故ローディアナ姫と婚約という話になったのかな?」
そっちの話か!
俺は安堵して説明した。
ダンショウ
「・・・そうだったのか、僕のせいでごめんね」
ケイイチ
「いや、俺が頼んだんだから、ダンショウのせいじゃないよ」
ダンショウ
「そう言ってくれると助かるよ、でもなんで君だってわかったのかな?」
ん?変だな?
ケイイチ
「ローナはダンショウの手紙に書いてあったって言ってたけど」
俺がそう言うとダンショウが手で額を抑えてため息をついた。
ダンショウ
「あぁー、それは探りを入れてきたんだよ」
ん?どういことだ。
ダンショウ
「その時点ではまだ君だって確証はなかったのさ、僕もある人からってしか書いてないしね」
そうだったの?全然わからなかったけど。
ケイイチ
「・・・」
ダンショウ
「おそらく僕が君と親しくて、君が変わった物を所持していたってとこで大体わかっていたと思うんだけど、確証は持てなかったんだと思うよ心当たりない?」
そういわれても少し話ただけだしなー
ケイイチ
「うーん非常識って言われたけど、それは飛空艇の話をして、お茶やお菓子を出したからだしなー」
俺がそう言うとまたダンショウは顔を抑えてため息をついた。
ダンショウ
「あのねケイイチ、今言ったヒクウテイって古文書とかにある物かい?」
あ!しまった口が滑った。
ケイイチ
「な、なんのことかなぁ~」
ダンショウ
「もう遅いよ、はぁ~~話の中のどこかでローナに確証を与えたんだね、これは」
う、言い返せない。
ダンショウ
「まあそれはいいや、それで王都に住むのかい?」
ダンショウが真剣な顔で聞いてきたよ。
ケイイチ
「ん?いやここにこのまま住むよ、王様にも姫にもそうしていいっていわれたからね」
ダンショウ
「そうなのかい‼︎よかったー」
笑顔になって喜んでいるね。
まあ俺も安心してるけどさ。
ケイイチ
「ああ、だから今後ともよろしくな」
ダンショウ
「ああもちろんさ、それでもう一つの案件、水晶の代金なんだけど、今渡していいかな?」
ケイイチ
「ああ、それはいいけど各国から送られてくるのが早くないか?」
こっちから運んでからまだ10日も経ってないと思うけど、なんで届いたんだろうか?。
ダンショウ
「あれ?ケイイチは知らなかったのかい」
ケイイチ
「え!何をかな?」
ダンショウ
「ギルドには物を転移させる魔道具が設置されているんだよ」
なんと!そうだったのか。
ダンショウが説明してくれたが各支部にそれは設置されていて、いつもは手紙などの小さい物を送っているらしい、連絡用なのだそうだ。
俺はさっきのミーネルさんの反応を思いだしていた。
珍しいが無いわけじゃないからあのあと疑わなかったんだね。
ダンショウ
「じゃあ代金だ、はい金貨80枚ね」
ダンショウが袋を机の上に置きながら言ったけど、多くないかな。
ケイイチ
「・・・え!なんか俺聞き間違ったかな?今80枚って言わなかった?」
ダンショウ
「ん?そう言ったよ、いやーかなり楽しい交渉だったよ、なんせ向こうは戦争中でしょ、これがあれば一発で終結できるってことでさ、かなり高く買ってくれたのさー」
ダンショウが高笑いしている。
俺は背中にいやな汗を掻いていた。
ダンショウ
「ん?どうしたのケイイチ、受け取ってよ」
ケイイチ
「あ、ああ予想以上に頑張ってくれたんだね、なんかありがとうございます」
ダンショウ
「急に他人行儀になったね・・・まあいいけど」
袋を受け取り鞄にしまいながら俺は思ったよ、ダンショウにだけは逆らわないようにしようと。
ケイイチ
「じゃあ俺たちは行くな、これからも孤児院の周りは任せたよダン」
俺はローナがダンショウの事をダンと呼んでいたことを思い出して俺も呼ぶことにした。
何故なら俺がローディアナ姫をローナと呼んでいると少し不機嫌そうな顔をダンショウがこの会話中していたからだ。
俺たちは部屋を出て孤児院に向かった。
今度こそほんとにダンジョンにいくぞ。
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