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1章 派遣
19話 予想外の村
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道が悪くて、ワタシは気分が悪くてフラフラしてうんざりしていたわ。
「こんなんで山に入ったら、もっと悪くなるわよねアリータ」
「そうなりますね、でも仕方ないですよお嬢様」
「そうだけど、このままじゃワタシ、水しか飲めないわよ」
ギルドの求人で人が集まらなかった理由が分かってしまい、あまり攻められない気持ちになりました。
まだ3日もあると思うと、本当にきつくてどうしようと思ったわ。
「あの時はきつい事を言ってごめんなさい」
「お嬢様、ギルドの長たちはいませんよ」
「だって~つらいのだもの」
馬車の中で横になり、ワタシはもうダメかもしれないとアリータに弱音を吐きました。
でも、それで馬車酔いが治るわけもなく、何とかしてとお願いしたわ。
「お嬢様、人はそんなに万能ではございません、揺れをどうにかする事は出来ませんよ」
「そうだけど、何とかしてほしいのよ~」
もうダメだと思っていたら、馬車が止まりラルソニーの声で呼ばれたから、ワタシたちは何事かと外に出たの。
外では、道の幅を広げて押し固めている人達がいて、どうした事かと思って聞いたわ。
「これはですね、アレストの指示なんです」
「アレストって、冒険者ギルドから派遣された職員さんね」
「ええその通りです」
男性は、道の幅を広げて押し固めるだけでなく、苗木を道の端に植えて舗装し、更に道の片側には川を流す予定で掘っているそうです。
街まで続ければ、山からの水も引けて街は水不足にもならないと、アレストと言う職員はそこまで考えてくれていたの。
「それなのに、ワタシたちは協力もしなかった・・・最低ね」
「アレストさんはそうは思っていません、ですのでこれからですよ」
「そうね、その通りだわ」
男性に励まされ、ワタシたちは先に進みましたが、馬車が全然揺れないから驚きよ。
あれだけ気持ち悪かったのに、その後は全然楽になり、これだけ違うのかって嬉しくなったわ。
「それに、宿泊施設も作ってるとか、どういう事なのよ」
「そうですねお嬢様、アレストと言う職員は凄腕ですね」
「そうね、さすが派遣を推薦されただけの事はあるわ」
もっと早く協力していればとは思いますが、あの男性が言ったように、これから頑張れば良いのです。
やる気を出して宿泊施設のベッドに入りましたが、その布団の寝心地にワタシは寝過ごしてしまったわ。
「お嬢様」
「ごめんなさいアリータ、でも旅の疲れもあったし仕方なかったのよ」
「分かりますが、そっちではなく、利益になると言いたいんです」
「た、確かにそうね、考えておきましょう」
村に着いてもいないのに、こんな嬉しい事があるとは思わず、本当に期待してしまったわ。
山に上がる道も同じように快適で、宿泊施設も泊まるのが楽しみで仕方なかったわ。
「な、何よこれ!」
更に2日が経ち、村が見えて来たことをラルソニーさんに知らされ、馬車の窓から外を見たら、村とは思えない広さと建物が見えました。
こんなに凄い状態になっているのなら、きっとこれから人を呼び込みやすくなると、ワタシは早くアレストさんに会いたくなったわ。
「急ぎましょう」
「そうですね、自分も楽しみになりました」
馬車が動き出し、村まで数分と言う話でしたが、その数分がとても長く感じたわ。
そして、到着すると村長さんが挨拶をしてくれて、なんとお客様用の屋敷に案内してくれたのよ。
「こ、こんなものまで作っていたの?」
「それはそうですよ、ここは街になる事を前提に発展させています」
「山の上なのにですか?」
「はい、最終的には、ダンジョンを囲んで山全体を街にするそうですよ」
そこまでの構想が出来ていて、アレストさんを呼ぶように村長に伝えたわ。
屋敷で寛ぐ様に村長には言われたけど、部屋を見て回っていたら時間が来て、玄関で鉢合わせしました。
「これは領主代行様、良くお越しくださいました」
「あなたがアレストさんかしら?」
「はい、冒険者ギルドから派遣されたアレストです、よろしくお願いします」
深々と頭を下げてくれて、ワタシはちょっとタイミングを逃してしまったわ。
応接室でのお話をしようと、アレストさんが他の方と一緒に先頭を歩いてくれて、考える時間を貰えたの。
「お嬢様」
「分かっているわアリータ、しっかりと言わないとね」
「そうですよ、そして協力を求めて婿に引き入れてください」
「はい?」
アリータが変な事を付け加えて来て、何を言ってるんだと思ったのだけど、これだけのやり手なら引き入れておくべきと推してきます。
確かにそれも良いとは思いましたが、貴族でない彼は対象外と即答しました。
「そんなの今だけですよお嬢様、その内褒美にもらえます」
「何言ってるのよ、そんな簡単な事じゃないわよアリータ」
「普通はそうでしょうけど、よく考えてくださいお嬢様」
今回の村を街にしただけでも、立派な功績となり、領主であるお母様に報告して推薦しても良いと、アリータはとても前向きです。
どうしてそこまでと思っているワタシは、適当に話を合わせて応接室で謝罪をしたわ。
「そんな、領主代行様のせいではありませんよ」
「いえ、ワタシたちの管轄内なのでワタシたちの責任です、次からは無いようにしますから、これからは協力させてほしいのです」
「そういう事でしたら、こちらも人手は欲しいので助かります」
「ありがとうアレストさん、今回色々持ってきたので、良かったら使ってください」
ワタシの騎士も使える様には伝えたのだけど、あまりそこは嬉しそうではなかったわ。
それほど実力が無いと思っているようで、そこは自信があったから提案する事にしたのよ。
「何でしたら、ダンジョンの探索をさせても良いわよ」
「騎士様にそのような事はさせられませんよ、皆さんはお客様ですから、ゆっくり視察してください」
「あら、もしかして実力を疑っているのかしら?」
「そう言う訳ではなく、実戦を知らない感じに見えるだけです」
的確に言い当ててきたアレストさんに、さすがという言葉をアリータが漏らしていて、どれだけ期待しているのかと思ってしまったわ。
でも、そこで意見したのが騎士の隊長をしている【ジェルフィナ】で、実力は3つ星冒険者にも引けを取らないと宣言したわ。
「それはご立派ですね」
「その言い方、信じていないわね」
「そうではありません騎士様、実力は確かにあるでしょうが、実戦と試合は違うのですよ」
「言うじゃない、そんなに言うなら見せてみなさいよ」
ジェルフィナがワタシに許可を求めて来て、他の騎士たちもぜひ見たいと言った顔をしてきました。
謝罪をしたばかりなのにとは思ったけど、彼の実力も見たかったし、彼もまた嫌がっていなかったので了承しましたよ。
「ミイシャル様、ありがとうございます」
「ですがジェルフィナ、どんな結果でも納得しなさいよね」
「分かっています、必ず勝って見せます」
そういう意味で言ったのではないのだけど、やる気を出しているジェルフィナは、他の騎士たちに応援をされていたわ。
アレストさんは外の庭で戦おうと先頭を歩いたけど、一緒にいる女性たちはちょっと不思議な表情をしていたわ。
「彼が戦うのは珍しいのかしら?」
「お嬢様、楽しみですね」
「そうねアリータ」
そうは言っても、正直後衛の付与魔法士と騎士では戦いにならないと思っていて、期待する戦いは見れないと思っていました。
ですが、実戦が試合ではないと言った彼の言葉を信じ、ワタシもちょっと期待したんです。
「こんなんで山に入ったら、もっと悪くなるわよねアリータ」
「そうなりますね、でも仕方ないですよお嬢様」
「そうだけど、このままじゃワタシ、水しか飲めないわよ」
ギルドの求人で人が集まらなかった理由が分かってしまい、あまり攻められない気持ちになりました。
まだ3日もあると思うと、本当にきつくてどうしようと思ったわ。
「あの時はきつい事を言ってごめんなさい」
「お嬢様、ギルドの長たちはいませんよ」
「だって~つらいのだもの」
馬車の中で横になり、ワタシはもうダメかもしれないとアリータに弱音を吐きました。
でも、それで馬車酔いが治るわけもなく、何とかしてとお願いしたわ。
「お嬢様、人はそんなに万能ではございません、揺れをどうにかする事は出来ませんよ」
「そうだけど、何とかしてほしいのよ~」
もうダメだと思っていたら、馬車が止まりラルソニーの声で呼ばれたから、ワタシたちは何事かと外に出たの。
外では、道の幅を広げて押し固めている人達がいて、どうした事かと思って聞いたわ。
「これはですね、アレストの指示なんです」
「アレストって、冒険者ギルドから派遣された職員さんね」
「ええその通りです」
男性は、道の幅を広げて押し固めるだけでなく、苗木を道の端に植えて舗装し、更に道の片側には川を流す予定で掘っているそうです。
街まで続ければ、山からの水も引けて街は水不足にもならないと、アレストと言う職員はそこまで考えてくれていたの。
「それなのに、ワタシたちは協力もしなかった・・・最低ね」
「アレストさんはそうは思っていません、ですのでこれからですよ」
「そうね、その通りだわ」
男性に励まされ、ワタシたちは先に進みましたが、馬車が全然揺れないから驚きよ。
あれだけ気持ち悪かったのに、その後は全然楽になり、これだけ違うのかって嬉しくなったわ。
「それに、宿泊施設も作ってるとか、どういう事なのよ」
「そうですねお嬢様、アレストと言う職員は凄腕ですね」
「そうね、さすが派遣を推薦されただけの事はあるわ」
もっと早く協力していればとは思いますが、あの男性が言ったように、これから頑張れば良いのです。
やる気を出して宿泊施設のベッドに入りましたが、その布団の寝心地にワタシは寝過ごしてしまったわ。
「お嬢様」
「ごめんなさいアリータ、でも旅の疲れもあったし仕方なかったのよ」
「分かりますが、そっちではなく、利益になると言いたいんです」
「た、確かにそうね、考えておきましょう」
村に着いてもいないのに、こんな嬉しい事があるとは思わず、本当に期待してしまったわ。
山に上がる道も同じように快適で、宿泊施設も泊まるのが楽しみで仕方なかったわ。
「な、何よこれ!」
更に2日が経ち、村が見えて来たことをラルソニーさんに知らされ、馬車の窓から外を見たら、村とは思えない広さと建物が見えました。
こんなに凄い状態になっているのなら、きっとこれから人を呼び込みやすくなると、ワタシは早くアレストさんに会いたくなったわ。
「急ぎましょう」
「そうですね、自分も楽しみになりました」
馬車が動き出し、村まで数分と言う話でしたが、その数分がとても長く感じたわ。
そして、到着すると村長さんが挨拶をしてくれて、なんとお客様用の屋敷に案内してくれたのよ。
「こ、こんなものまで作っていたの?」
「それはそうですよ、ここは街になる事を前提に発展させています」
「山の上なのにですか?」
「はい、最終的には、ダンジョンを囲んで山全体を街にするそうですよ」
そこまでの構想が出来ていて、アレストさんを呼ぶように村長に伝えたわ。
屋敷で寛ぐ様に村長には言われたけど、部屋を見て回っていたら時間が来て、玄関で鉢合わせしました。
「これは領主代行様、良くお越しくださいました」
「あなたがアレストさんかしら?」
「はい、冒険者ギルドから派遣されたアレストです、よろしくお願いします」
深々と頭を下げてくれて、ワタシはちょっとタイミングを逃してしまったわ。
応接室でのお話をしようと、アレストさんが他の方と一緒に先頭を歩いてくれて、考える時間を貰えたの。
「お嬢様」
「分かっているわアリータ、しっかりと言わないとね」
「そうですよ、そして協力を求めて婿に引き入れてください」
「はい?」
アリータが変な事を付け加えて来て、何を言ってるんだと思ったのだけど、これだけのやり手なら引き入れておくべきと推してきます。
確かにそれも良いとは思いましたが、貴族でない彼は対象外と即答しました。
「そんなの今だけですよお嬢様、その内褒美にもらえます」
「何言ってるのよ、そんな簡単な事じゃないわよアリータ」
「普通はそうでしょうけど、よく考えてくださいお嬢様」
今回の村を街にしただけでも、立派な功績となり、領主であるお母様に報告して推薦しても良いと、アリータはとても前向きです。
どうしてそこまでと思っているワタシは、適当に話を合わせて応接室で謝罪をしたわ。
「そんな、領主代行様のせいではありませんよ」
「いえ、ワタシたちの管轄内なのでワタシたちの責任です、次からは無いようにしますから、これからは協力させてほしいのです」
「そういう事でしたら、こちらも人手は欲しいので助かります」
「ありがとうアレストさん、今回色々持ってきたので、良かったら使ってください」
ワタシの騎士も使える様には伝えたのだけど、あまりそこは嬉しそうではなかったわ。
それほど実力が無いと思っているようで、そこは自信があったから提案する事にしたのよ。
「何でしたら、ダンジョンの探索をさせても良いわよ」
「騎士様にそのような事はさせられませんよ、皆さんはお客様ですから、ゆっくり視察してください」
「あら、もしかして実力を疑っているのかしら?」
「そう言う訳ではなく、実戦を知らない感じに見えるだけです」
的確に言い当ててきたアレストさんに、さすがという言葉をアリータが漏らしていて、どれだけ期待しているのかと思ってしまったわ。
でも、そこで意見したのが騎士の隊長をしている【ジェルフィナ】で、実力は3つ星冒険者にも引けを取らないと宣言したわ。
「それはご立派ですね」
「その言い方、信じていないわね」
「そうではありません騎士様、実力は確かにあるでしょうが、実戦と試合は違うのですよ」
「言うじゃない、そんなに言うなら見せてみなさいよ」
ジェルフィナがワタシに許可を求めて来て、他の騎士たちもぜひ見たいと言った顔をしてきました。
謝罪をしたばかりなのにとは思ったけど、彼の実力も見たかったし、彼もまた嫌がっていなかったので了承しましたよ。
「ミイシャル様、ありがとうございます」
「ですがジェルフィナ、どんな結果でも納得しなさいよね」
「分かっています、必ず勝って見せます」
そういう意味で言ったのではないのだけど、やる気を出しているジェルフィナは、他の騎士たちに応援をされていたわ。
アレストさんは外の庭で戦おうと先頭を歩いたけど、一緒にいる女性たちはちょっと不思議な表情をしていたわ。
「彼が戦うのは珍しいのかしら?」
「お嬢様、楽しみですね」
「そうねアリータ」
そうは言っても、正直後衛の付与魔法士と騎士では戦いにならないと思っていて、期待する戦いは見れないと思っていました。
ですが、実戦が試合ではないと言った彼の言葉を信じ、ワタシもちょっと期待したんです。
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