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3章 平和への第一歩
67話 自動包囲戦
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「あ、あの新参者めぇぇ~今に見ているさね」
わたくしは国に戻り唸っているさね、あの新参者のフェアリア、ラリーファファがわたくしの誘いを断り、更には攻撃をしてきたさね。
殴られたお腹は治っているさね、でも許せることではないさね。
「誰か!急ぎ兵を集めるさね」
「べべ、ベサーファファ様!」
わたくしが一緒に帰って来たフェーリアたちに指示を出していると、部下のフェーリアが焦りながら部屋に入って来たました。
「なんですが騒々しいさね、今はそれどころではないさね!」
「そそ、それが空を見て下さい!」
入って来たフェーリアが窓に向かいカーテンを開け空を見たが、青く光る丸い物が沢山見えたのです。
「あれは・・・ラリーファファが使っていた盾さね!?」
わたくしは少し考えて思い出したさね、あの盾にわたくしたちはボコボコにされたのよ。
「どうしてあの盾が・・・早く落とすさね!なにをやっているさね」
「それが・・・攻撃を受け付けないのです」
部下フェーリアの話では、物理は防がれ、魔法は跳ね返してくるそうです、わたくしはあの時の事を思い出し、背筋が寒くなったさね。
「我々では歯が立ちませんベサーファファ様、どうか撃退をお願いします」
部下フェーリアが跪いて進言してきました、わたくしは兵士を集め空に飛んださね、今度はしっかりと準備をしての攻撃、返り討ちにしてあげるさね。
「良いわね、攻撃魔法開始さね!」
わたくしの掛け声で、フェーリア100人が光の魔法を収束させ撃ち出しました、これで倒れないのは、あの憎っくき神鳥ラフォールだけです。
「さぁあの小娘の国へ行くさね!」
目標の国の方にわたくしの愛剣、神剣フェーリラグニルを掲げ進軍と思っていたさね、でも剣を掲げた瞬間、手に衝撃を受け剣を落としたのです。
「な、何が!?」
落ちて行く剣を見た後、手の方を見るとあの盾が浮いていたさね、この盾がわたくしの手を攻撃してきたのです、倒したはずの盾がいると知り、フェーリアたちに攻撃の合図をしようと後ろを向くと、フェーリアたちが盾によって攻撃されていました。
「こ、これは!?倒したはずさね」
「ベサーファファ様!攻撃が効きません」
フェーリアたちがなんとか盾を壊そうと攻撃していますが、どれも跳ね返されたり受け流されています、そしてどうやらあの盾は武器を持っている者を攻撃しているようです。
「みな武器を捨てるさね!」
フェーリアたちが武器を捨てると、盾が止まり先ほどの位置まで戻って行ったのです、わたくしはそれを見てホッとしてしまいました。
「ベサーファファ様、どうされましたか?」
「はっ!?わたくしは今恐れていた・・・あの小娘ぇ~この屈辱、何十倍にして返してやるさね!」
わたくしは武器を持たず、そのまま進むことをフェーリアたちに指示しました、武器が無くても魔法があります、それであの小娘の国を滅ぼしてやるさね。
「べべベサーファファ様!あの盾が」
ある程度進むと、どうしてかあの盾が進路を塞いできました、攻撃はしてこないのですがそれ以上進めません。
「ええい!攻撃はしてこないのです、このまま進んでしまうさね」
わたくしは無理やり盾を抜こうとしました、でもその瞬間後ろに吹き飛ばされたんです、他のフェーリアたちも同じ感じで後退させられました。
「これは、もしや国からださないつもりさね?」
フェーリアたちが吹き飛ばされているのを見て、わたくしはやっと分かったさね、国の外壁を越えて飛ぶと盾はぶつかってくるさね、ダメージはありませんがこれでは外に出れないのです。
「もしや、あの小娘が言っていた事はこれだったのですか」
わたくしはあの小娘の最後の言葉を思い出し、ゾクッとしました。
「わたくしたちは、この国に閉じ込められたと言う事ですか・・・いえまだ方法はあるさね」
わたくしは転移のクリスタルが置かれた、城の一角にフェーリアたちを向かわせました、そして転移の為の魔力を注いだのですが、起動しません。
「どうしてさね!?」
フェーリアの1人がクリスタルに触れて調べています、そして結果を報告されわたくしは打つ手を失いました。
「転移先のクリスタルが無くなっる?そんな所にもあの小娘の手が・・・他に転移先はないさね!」
「ありません・・・もう誰も外に出ることは出来ないかと」
フェーリアがそう言ってかなり深刻な顔をしています、わたくしはフェーリアたちに言って色々な方法を試し、外に出ようとしたのです。
「ダメですベサーファファ様、他の種族もこの王都から出れませんでした、変装しても魔道具を使ってもダメです」
フェーリアの報告を聞き、わたくしはかなり疲れました、あらゆる手を尽くしても出ることは出来ないのです。
「一体どうすれば良いさね、どうすれば外に」
「ベサーファファ様、あの者に降伏しましょう、もう戦える状態ではありません」
「な!?何を言ってるさね!」
そんな言葉を言ったフェーリアに、わたくしは紅茶のカップを投げつけました。
「わたくしにあの小娘に頭を下げろと言うのですか!」
「ベサーファファ様どうかお考え下さい、この状態はここだけではないのです、我が国の都市は全てこうなっています」
そう言われ、わたくしはどうして分かったのかと思っています、そして聞いたのです。
「最初は他の都市には移動は出来ました、恐らくフェーリア以外が対象だったのでしょう、ですが今は違います」
「情報を与えていったい何を・・・あの小娘」
怒りで手が震えました、あの小娘はわたくしたちに恐怖を与えたいのです、そうしてあの時の行いを改めよと言っているさね。
「ベサーファファ様、どうかお願いします」
「イヤさね!わたくしは負けてないさね、まだ方法はあるさね」
わたくしは最後の手段を使う事にしました、それは神器と呼ばれる槍に魔力を注ぎわたくしが使って戦う事です。
「いけませんベサーファファ様!あの神器グングニルは、私たちが使っていたレプリカとは違います、魔力を吸われお命が危険になります」
「今使わずにいつ使うさね!それに魔力はフェーリアたちからも貰うさね、さぁ行くさね」
城の地下宝物庫に行き、厳重に封印された部屋に入りました、そしてわたくしは連れて行ったフェーリアたちから魔力を貰い、神器グングニルを手にしたさね、魔力を吸われ意識が薄れますが、わたくしは頑張りました、そして収まったのです。
「よ、よしさね、これで行けるさね」
そう言ってわたくしは天井に槍を掲げました、槍に雷が降り注ぎ天井が無くなりました、私は空を飛びあの盾を切りました。
「切れたわ!?よ、よしこれならいけるさね」
それからわたくしは10個の盾を切り落としました、でもその後は切れなくなっていったんです。
「どうしてさね!?さっきまでは切れたのに、どうして切れなくなったさね!」
力の限り槍を振り降ろしました、でもどうしても盾は切れません、そして盾が攻撃をしてきて手に力が入らなくなってきて、最後には槍を落としたんです。
「ど、どうしてさね・・・どうしてこうなったさね!」
わたくしは叫びました、力の限り・・・でも誰も答えません、城はわたくしの雷で半壊し打つ手がなくなりました。
わたくしは国に戻り唸っているさね、あの新参者のフェアリア、ラリーファファがわたくしの誘いを断り、更には攻撃をしてきたさね。
殴られたお腹は治っているさね、でも許せることではないさね。
「誰か!急ぎ兵を集めるさね」
「べべ、ベサーファファ様!」
わたくしが一緒に帰って来たフェーリアたちに指示を出していると、部下のフェーリアが焦りながら部屋に入って来たました。
「なんですが騒々しいさね、今はそれどころではないさね!」
「そそ、それが空を見て下さい!」
入って来たフェーリアが窓に向かいカーテンを開け空を見たが、青く光る丸い物が沢山見えたのです。
「あれは・・・ラリーファファが使っていた盾さね!?」
わたくしは少し考えて思い出したさね、あの盾にわたくしたちはボコボコにされたのよ。
「どうしてあの盾が・・・早く落とすさね!なにをやっているさね」
「それが・・・攻撃を受け付けないのです」
部下フェーリアの話では、物理は防がれ、魔法は跳ね返してくるそうです、わたくしはあの時の事を思い出し、背筋が寒くなったさね。
「我々では歯が立ちませんベサーファファ様、どうか撃退をお願いします」
部下フェーリアが跪いて進言してきました、わたくしは兵士を集め空に飛んださね、今度はしっかりと準備をしての攻撃、返り討ちにしてあげるさね。
「良いわね、攻撃魔法開始さね!」
わたくしの掛け声で、フェーリア100人が光の魔法を収束させ撃ち出しました、これで倒れないのは、あの憎っくき神鳥ラフォールだけです。
「さぁあの小娘の国へ行くさね!」
目標の国の方にわたくしの愛剣、神剣フェーリラグニルを掲げ進軍と思っていたさね、でも剣を掲げた瞬間、手に衝撃を受け剣を落としたのです。
「な、何が!?」
落ちて行く剣を見た後、手の方を見るとあの盾が浮いていたさね、この盾がわたくしの手を攻撃してきたのです、倒したはずの盾がいると知り、フェーリアたちに攻撃の合図をしようと後ろを向くと、フェーリアたちが盾によって攻撃されていました。
「こ、これは!?倒したはずさね」
「ベサーファファ様!攻撃が効きません」
フェーリアたちがなんとか盾を壊そうと攻撃していますが、どれも跳ね返されたり受け流されています、そしてどうやらあの盾は武器を持っている者を攻撃しているようです。
「みな武器を捨てるさね!」
フェーリアたちが武器を捨てると、盾が止まり先ほどの位置まで戻って行ったのです、わたくしはそれを見てホッとしてしまいました。
「ベサーファファ様、どうされましたか?」
「はっ!?わたくしは今恐れていた・・・あの小娘ぇ~この屈辱、何十倍にして返してやるさね!」
わたくしは武器を持たず、そのまま進むことをフェーリアたちに指示しました、武器が無くても魔法があります、それであの小娘の国を滅ぼしてやるさね。
「べべベサーファファ様!あの盾が」
ある程度進むと、どうしてかあの盾が進路を塞いできました、攻撃はしてこないのですがそれ以上進めません。
「ええい!攻撃はしてこないのです、このまま進んでしまうさね」
わたくしは無理やり盾を抜こうとしました、でもその瞬間後ろに吹き飛ばされたんです、他のフェーリアたちも同じ感じで後退させられました。
「これは、もしや国からださないつもりさね?」
フェーリアたちが吹き飛ばされているのを見て、わたくしはやっと分かったさね、国の外壁を越えて飛ぶと盾はぶつかってくるさね、ダメージはありませんがこれでは外に出れないのです。
「もしや、あの小娘が言っていた事はこれだったのですか」
わたくしはあの小娘の最後の言葉を思い出し、ゾクッとしました。
「わたくしたちは、この国に閉じ込められたと言う事ですか・・・いえまだ方法はあるさね」
わたくしは転移のクリスタルが置かれた、城の一角にフェーリアたちを向かわせました、そして転移の為の魔力を注いだのですが、起動しません。
「どうしてさね!?」
フェーリアの1人がクリスタルに触れて調べています、そして結果を報告されわたくしは打つ手を失いました。
「転移先のクリスタルが無くなっる?そんな所にもあの小娘の手が・・・他に転移先はないさね!」
「ありません・・・もう誰も外に出ることは出来ないかと」
フェーリアがそう言ってかなり深刻な顔をしています、わたくしはフェーリアたちに言って色々な方法を試し、外に出ようとしたのです。
「ダメですベサーファファ様、他の種族もこの王都から出れませんでした、変装しても魔道具を使ってもダメです」
フェーリアの報告を聞き、わたくしはかなり疲れました、あらゆる手を尽くしても出ることは出来ないのです。
「一体どうすれば良いさね、どうすれば外に」
「ベサーファファ様、あの者に降伏しましょう、もう戦える状態ではありません」
「な!?何を言ってるさね!」
そんな言葉を言ったフェーリアに、わたくしは紅茶のカップを投げつけました。
「わたくしにあの小娘に頭を下げろと言うのですか!」
「ベサーファファ様どうかお考え下さい、この状態はここだけではないのです、我が国の都市は全てこうなっています」
そう言われ、わたくしはどうして分かったのかと思っています、そして聞いたのです。
「最初は他の都市には移動は出来ました、恐らくフェーリア以外が対象だったのでしょう、ですが今は違います」
「情報を与えていったい何を・・・あの小娘」
怒りで手が震えました、あの小娘はわたくしたちに恐怖を与えたいのです、そうしてあの時の行いを改めよと言っているさね。
「ベサーファファ様、どうかお願いします」
「イヤさね!わたくしは負けてないさね、まだ方法はあるさね」
わたくしは最後の手段を使う事にしました、それは神器と呼ばれる槍に魔力を注ぎわたくしが使って戦う事です。
「いけませんベサーファファ様!あの神器グングニルは、私たちが使っていたレプリカとは違います、魔力を吸われお命が危険になります」
「今使わずにいつ使うさね!それに魔力はフェーリアたちからも貰うさね、さぁ行くさね」
城の地下宝物庫に行き、厳重に封印された部屋に入りました、そしてわたくしは連れて行ったフェーリアたちから魔力を貰い、神器グングニルを手にしたさね、魔力を吸われ意識が薄れますが、わたくしは頑張りました、そして収まったのです。
「よ、よしさね、これで行けるさね」
そう言ってわたくしは天井に槍を掲げました、槍に雷が降り注ぎ天井が無くなりました、私は空を飛びあの盾を切りました。
「切れたわ!?よ、よしこれならいけるさね」
それからわたくしは10個の盾を切り落としました、でもその後は切れなくなっていったんです。
「どうしてさね!?さっきまでは切れたのに、どうして切れなくなったさね!」
力の限り槍を振り降ろしました、でもどうしても盾は切れません、そして盾が攻撃をしてきて手に力が入らなくなってきて、最後には槍を落としたんです。
「ど、どうしてさね・・・どうしてこうなったさね!」
わたくしは叫びました、力の限り・・・でも誰も答えません、城はわたくしの雷で半壊し打つ手がなくなりました。
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