32 / 79
1章 旅立ちの一歩
28話 救助
しおりを挟む
「村長、もうみんなも限界です、既に動けない者が出始めています」
アタシはこのリリフォト村の村長をしている、ローデニア・リリフォトだ、女性ながらにして後を継いだのは、兄であるバーツハイン・リリフォトが戦争で戦死したためだ。
「そうですかエイハル・・・くそっ!あそこで追加搾取が無ければ何とかなったのに・・・何が戦争の為だ!民の暮らしを蔑ろにするまで戦う必要がどこにある」
テーブルを叩きアタシは怒っている、アタシが村長になってからここの領主からの要請が増えた、断れば兵が来て余計多くとられてしまう、アタシは仕方なく渡しているが最近はその回数が増え、もう村人は限界なんだ。
兄が死んだのも、もしかしたらあいつのせいかもしれない、そう思い始めているよ。
「もう倉庫にも備蓄がありません、森に入っても安全な近場は狩りつくしました、我々はどうするれば」
「落ち着きなさいエイハル、こうなったら最後の手段です」
アタシの真剣な目を見て、エイハルがかなり嫌そうな顔をしている、無理もない、その策とは隣の国に逃げることだ。こちらの国でもそうだが、他種族のアタシたちは歓迎されない、どこに行っても嫌われる、だから隣の国に行っても変わらないかもしれないんだ。
「アタシの命と引き換えなら、何とかしてくれるかもしれない・・・もうそこに賭けるしかないんだ」
「しかし・・・分かりました、準備をいたします」
エイハルが礼をして部屋を出た、アタシはそれを見て体が震えてきてしまった・・・正直怖いんだよ。
「アタシのユニークスキル『森の狩人』は必中スキルだ、クロスボウの届く範囲ならまず外さない、これは子孫も手に入れることが出来る、それを武器に交渉すればきっと受け入れてはくれる・・・だがそれをすれば、アタシは」
そう思うとすごく怖いんだ、道具として生きて行くのが永遠と続く、ただ戦争の道具として子供を産むだけの人生なんて嫌だ!・・・だが、今を乗り切るにはこれしか方法はない、エイジャルナ・アラバンにスキルの事を言っても状況は変わらず、ただ囚われの身なるだけだろうからな。
「これで民は救われる、村長としての最後の仕事かな」
アタシは窓に手を置いて最後の景色を楽しむことにした、きっと日の下に出れるのはもう最後だからな。
「そそ、村長おおぉぉーー!」
アタシがそう思い涙を流していると、門番が部屋に入ってきた、ドアもノックせずにな、アタシは顔を拭いて怒ったぞ。
「アピカン!お前はノックも出来ないのか!門番が規律を守れないでどうする」
「すす、すみません!?」
アピカンが敬礼して焦っているが、いつもこうだ。ここの村人は少数で知らない者は誰一人いない、みんな家族のように仲良く暮らしている、こいつも子供の頃は可愛かった、アタシを守るとか言って顔を赤くしていたんだ。
懐かしいな、こうやって思い出すこともできなくなるかもな。
「ふぅ~まったく・・・それで、どうしたんだアピカン」
「はい!村に旅の者が訪れ、食事を与えてくれているんです」
「はっ?」
アタシはアピカンが何を言っているのか分からなかった、そしてもう一度聞いて、これは夢か幻かと思ってしまったよ。
「つまり旅人がここを訪れたが、住民が倒れていたので外で炊き出しを始め、倒れている者に与えていると」
「はい、我々には払えるものがないから止めてくれと自分は言ったのですが、村長と会うのが報酬と言い出しまして、どうかお会いになって貰えませんか?」
アピカンの話を落ち着いて聞くと、他の国にいると聞く、教会の聖女でも来たかのような状況だ。聖女は孤児院に赴き、炊き出しをしていると聞く、村長に会うのが報酬なんて信じられない、アタシは早速旅人がいると聞いた広場にアピカンと向かった、するといい匂いがし始めたんだ。
「久しぶりに料理の匂いを嗅いだ気がするな、それでどこだ?」
「あそこですよ・・・ってあれ?」
アピカンが指を差した場所では、確かに4人の見知らぬ人族がいた、鍋やフライパンを使い料理を作って皿に盛っているんだ、だがアピカンがどうもおかしい。
「どうしたアピカン?アタシには普通に炊き出しをしてくれてる様に見えるのだが」
「ええ、自分もそう思うのですが、ちょっと規模が広がってるんです・・・それに、あそこに寝てる者たちの近くに何か浮いています」
そう言われアタシもよく見た、確かに平べったい何かが浮いている、小さな袋がぶら下がってもいるし、そこから寝ている者の腕に透明なツタが伸びている、あれはなんだろうか。
「まぁ収納持ちでもいるのだろう、旅人には必要なスキルだ」
アタシは先を歩き、炊き出しの場所まで来た、人族の男性が2人に女性が2人だ。
「どうぞ、美味しいですよ」
「す、すまない」
アタシは最初に挨拶をと思っていたのだが、料理を取りに来たと思われたようで女性にスープを貰った、白い具のないスープだ、匂いはイモの香りがする。どうやらジャガイモを潰しスープに溶かしているんだろう、アタシは一口飲んだがとても素晴らしい味だ。
「美味い!?こんなうまいスープ初めて食べたぞ!」
「そう言ってもらえてよかったですわ、あなたは元気そうなので固形物もどうですか?」
紫髪を二つに分けている女性にそう言われ、アタシは緑の塊を貰った、一口サイズだから食べやすいんだが、これは食べ物なのかと思ってしまう、だがアタシ以外に遠くで食べている物がいる、アタシは意を決して口に入れた、味の方は良く知っている森の山菜だった、どうやら食べやすいようにすり潰し、それを丸めて固めた物のようだ、食べやすさを考えてくれている物ばかりでとても美味かった。
「味はどうでしょうか?お口に合いますか」
「はい・・・とても美味しいです、森の野草は少し苦みがあるはずなのに、それが苦ではなかった、むしろそれがいい味を出している、そなたたちは何者なのだ?」
アタシはやっと本題に入れた、もちろんアタシは名乗ったぞ、村の村長だとな、相手も分かってくれて名乗ってきた、男性はポチットとミサードらしい、女性はキャミーカルとメリナだそうだ。アタシはそれぞれ握手を交わしたが、皆服がとても上等な物を着ている、どうも旅人でもかなりいい所の者のようだ、大商人かもしれない、それかもっと違う者たちかもな。
「それで、アタシに話とは何かな?」
4人の内、リーダーらしき紫髪の女性に聞いてみた、すると笑顔になりエプロンを取って調理台の前から出てきた、どうやら移動したいようだ。アタシは応接室まで案内したよ。
「これでいいかなメリナ殿」
「ご配慮ありがとうございますローデニア殿、それで話と言うのは、防衛の依頼をしたいのです」
メリナ殿が羊皮紙を出してきた、胸元から出したのは何故だろうか?そう思いながら内容を読んだ。
「森に落とし穴などの罠を張ってほしいと」
「ええ、森の浅い所だけで良いのです、場所は森の道にお願いします。道を中心に森の中まで広げて頂くとありがたいですわ」
羊皮紙には地図が書かれていて場所まで指定されている、だがこの内容は確実に人を嵌める物だ。っと言う事は、アタシたちの国が標的だろう、だが攻める為ではないのは配置で分かる。
「目的は何ですか?うちの国が攻めて来るとでも思っているのですか?」
「その可能性は高いと思っていますわ、その為の防衛、時間稼ぎとお考え下さい。ちなみに先ほどの食事は報酬ではないですので安心して下さいね、あれはあなたとこういったお話をする為の品物です、断ってくれても全然構いません」
そう言って笑顔でいる、だが頭の中ではそうではないだろう、この者はこういっているんだ「断ればこの後の支援はない、こちらの国に来ても受け入れず、このままでは飢えて死ぬだけだ」ってな。アタシは腕を組んで悩んだ、別に森に罠を張るのは難しくない、国に言い訳も出来る、もともと森を通る者はいないから、獲物を狩る為と言えば良いのだからな。
「悩んでいるようですね、ではこれでどうですか?」
メリナ殿が羊皮紙を更に胸元から出した、アタシはそれを見て心を奪われたよ。その内容は領主が攻撃してきたら、軍を出し撃退すると言うものだ、隣のラルクハイド国は中規模国、小規模国の家とは比べ物にならない兵力がある、家の領主が攻めて来たから撃退するとラルクハイドが言ったら、国は喜んで切り捨てるだろう、これであいつは終わりだ。
「あいつを倒せるのか、国ではなく・・・それに報酬も食料がほとんど、これはいつ頃貰えるのだろうか?」
「依頼を受けていただけるのでしたら、半分はすぐに渡しますわ、後は罠を張り終わった後、わたくしたちがここに訪れた時と言う事で」
書いてある食料は村の1年分に相当した、その半分も前金として貰える、アタシはそれを聞いて依頼を受けることにした。それだけの食料があれば半年は余裕で暮らすことが出来る、他の衣服などはどうでもいいと思うほどだ、恐らく資金にしろと言っているのだろう。
「では、よろしくお願いしますわ」
「ああ、任せてくれ・・・一つ頼みがある。あいつが攻めてきたら、必ず倒すと約束してくれ」
最後の言葉をメリナ殿は笑顔で頷き引き受けてくれた、それだけあの領主が攻めて来ると思っているんだろう、アタシたちが罠を張るだけでどう違うのかは分からないが、これでアタシたちは命を繋ぐことが出来る。
アタシはこのリリフォト村の村長をしている、ローデニア・リリフォトだ、女性ながらにして後を継いだのは、兄であるバーツハイン・リリフォトが戦争で戦死したためだ。
「そうですかエイハル・・・くそっ!あそこで追加搾取が無ければ何とかなったのに・・・何が戦争の為だ!民の暮らしを蔑ろにするまで戦う必要がどこにある」
テーブルを叩きアタシは怒っている、アタシが村長になってからここの領主からの要請が増えた、断れば兵が来て余計多くとられてしまう、アタシは仕方なく渡しているが最近はその回数が増え、もう村人は限界なんだ。
兄が死んだのも、もしかしたらあいつのせいかもしれない、そう思い始めているよ。
「もう倉庫にも備蓄がありません、森に入っても安全な近場は狩りつくしました、我々はどうするれば」
「落ち着きなさいエイハル、こうなったら最後の手段です」
アタシの真剣な目を見て、エイハルがかなり嫌そうな顔をしている、無理もない、その策とは隣の国に逃げることだ。こちらの国でもそうだが、他種族のアタシたちは歓迎されない、どこに行っても嫌われる、だから隣の国に行っても変わらないかもしれないんだ。
「アタシの命と引き換えなら、何とかしてくれるかもしれない・・・もうそこに賭けるしかないんだ」
「しかし・・・分かりました、準備をいたします」
エイハルが礼をして部屋を出た、アタシはそれを見て体が震えてきてしまった・・・正直怖いんだよ。
「アタシのユニークスキル『森の狩人』は必中スキルだ、クロスボウの届く範囲ならまず外さない、これは子孫も手に入れることが出来る、それを武器に交渉すればきっと受け入れてはくれる・・・だがそれをすれば、アタシは」
そう思うとすごく怖いんだ、道具として生きて行くのが永遠と続く、ただ戦争の道具として子供を産むだけの人生なんて嫌だ!・・・だが、今を乗り切るにはこれしか方法はない、エイジャルナ・アラバンにスキルの事を言っても状況は変わらず、ただ囚われの身なるだけだろうからな。
「これで民は救われる、村長としての最後の仕事かな」
アタシは窓に手を置いて最後の景色を楽しむことにした、きっと日の下に出れるのはもう最後だからな。
「そそ、村長おおぉぉーー!」
アタシがそう思い涙を流していると、門番が部屋に入ってきた、ドアもノックせずにな、アタシは顔を拭いて怒ったぞ。
「アピカン!お前はノックも出来ないのか!門番が規律を守れないでどうする」
「すす、すみません!?」
アピカンが敬礼して焦っているが、いつもこうだ。ここの村人は少数で知らない者は誰一人いない、みんな家族のように仲良く暮らしている、こいつも子供の頃は可愛かった、アタシを守るとか言って顔を赤くしていたんだ。
懐かしいな、こうやって思い出すこともできなくなるかもな。
「ふぅ~まったく・・・それで、どうしたんだアピカン」
「はい!村に旅の者が訪れ、食事を与えてくれているんです」
「はっ?」
アタシはアピカンが何を言っているのか分からなかった、そしてもう一度聞いて、これは夢か幻かと思ってしまったよ。
「つまり旅人がここを訪れたが、住民が倒れていたので外で炊き出しを始め、倒れている者に与えていると」
「はい、我々には払えるものがないから止めてくれと自分は言ったのですが、村長と会うのが報酬と言い出しまして、どうかお会いになって貰えませんか?」
アピカンの話を落ち着いて聞くと、他の国にいると聞く、教会の聖女でも来たかのような状況だ。聖女は孤児院に赴き、炊き出しをしていると聞く、村長に会うのが報酬なんて信じられない、アタシは早速旅人がいると聞いた広場にアピカンと向かった、するといい匂いがし始めたんだ。
「久しぶりに料理の匂いを嗅いだ気がするな、それでどこだ?」
「あそこですよ・・・ってあれ?」
アピカンが指を差した場所では、確かに4人の見知らぬ人族がいた、鍋やフライパンを使い料理を作って皿に盛っているんだ、だがアピカンがどうもおかしい。
「どうしたアピカン?アタシには普通に炊き出しをしてくれてる様に見えるのだが」
「ええ、自分もそう思うのですが、ちょっと規模が広がってるんです・・・それに、あそこに寝てる者たちの近くに何か浮いています」
そう言われアタシもよく見た、確かに平べったい何かが浮いている、小さな袋がぶら下がってもいるし、そこから寝ている者の腕に透明なツタが伸びている、あれはなんだろうか。
「まぁ収納持ちでもいるのだろう、旅人には必要なスキルだ」
アタシは先を歩き、炊き出しの場所まで来た、人族の男性が2人に女性が2人だ。
「どうぞ、美味しいですよ」
「す、すまない」
アタシは最初に挨拶をと思っていたのだが、料理を取りに来たと思われたようで女性にスープを貰った、白い具のないスープだ、匂いはイモの香りがする。どうやらジャガイモを潰しスープに溶かしているんだろう、アタシは一口飲んだがとても素晴らしい味だ。
「美味い!?こんなうまいスープ初めて食べたぞ!」
「そう言ってもらえてよかったですわ、あなたは元気そうなので固形物もどうですか?」
紫髪を二つに分けている女性にそう言われ、アタシは緑の塊を貰った、一口サイズだから食べやすいんだが、これは食べ物なのかと思ってしまう、だがアタシ以外に遠くで食べている物がいる、アタシは意を決して口に入れた、味の方は良く知っている森の山菜だった、どうやら食べやすいようにすり潰し、それを丸めて固めた物のようだ、食べやすさを考えてくれている物ばかりでとても美味かった。
「味はどうでしょうか?お口に合いますか」
「はい・・・とても美味しいです、森の野草は少し苦みがあるはずなのに、それが苦ではなかった、むしろそれがいい味を出している、そなたたちは何者なのだ?」
アタシはやっと本題に入れた、もちろんアタシは名乗ったぞ、村の村長だとな、相手も分かってくれて名乗ってきた、男性はポチットとミサードらしい、女性はキャミーカルとメリナだそうだ。アタシはそれぞれ握手を交わしたが、皆服がとても上等な物を着ている、どうも旅人でもかなりいい所の者のようだ、大商人かもしれない、それかもっと違う者たちかもな。
「それで、アタシに話とは何かな?」
4人の内、リーダーらしき紫髪の女性に聞いてみた、すると笑顔になりエプロンを取って調理台の前から出てきた、どうやら移動したいようだ。アタシは応接室まで案内したよ。
「これでいいかなメリナ殿」
「ご配慮ありがとうございますローデニア殿、それで話と言うのは、防衛の依頼をしたいのです」
メリナ殿が羊皮紙を出してきた、胸元から出したのは何故だろうか?そう思いながら内容を読んだ。
「森に落とし穴などの罠を張ってほしいと」
「ええ、森の浅い所だけで良いのです、場所は森の道にお願いします。道を中心に森の中まで広げて頂くとありがたいですわ」
羊皮紙には地図が書かれていて場所まで指定されている、だがこの内容は確実に人を嵌める物だ。っと言う事は、アタシたちの国が標的だろう、だが攻める為ではないのは配置で分かる。
「目的は何ですか?うちの国が攻めて来るとでも思っているのですか?」
「その可能性は高いと思っていますわ、その為の防衛、時間稼ぎとお考え下さい。ちなみに先ほどの食事は報酬ではないですので安心して下さいね、あれはあなたとこういったお話をする為の品物です、断ってくれても全然構いません」
そう言って笑顔でいる、だが頭の中ではそうではないだろう、この者はこういっているんだ「断ればこの後の支援はない、こちらの国に来ても受け入れず、このままでは飢えて死ぬだけだ」ってな。アタシは腕を組んで悩んだ、別に森に罠を張るのは難しくない、国に言い訳も出来る、もともと森を通る者はいないから、獲物を狩る為と言えば良いのだからな。
「悩んでいるようですね、ではこれでどうですか?」
メリナ殿が羊皮紙を更に胸元から出した、アタシはそれを見て心を奪われたよ。その内容は領主が攻撃してきたら、軍を出し撃退すると言うものだ、隣のラルクハイド国は中規模国、小規模国の家とは比べ物にならない兵力がある、家の領主が攻めて来たから撃退するとラルクハイドが言ったら、国は喜んで切り捨てるだろう、これであいつは終わりだ。
「あいつを倒せるのか、国ではなく・・・それに報酬も食料がほとんど、これはいつ頃貰えるのだろうか?」
「依頼を受けていただけるのでしたら、半分はすぐに渡しますわ、後は罠を張り終わった後、わたくしたちがここに訪れた時と言う事で」
書いてある食料は村の1年分に相当した、その半分も前金として貰える、アタシはそれを聞いて依頼を受けることにした。それだけの食料があれば半年は余裕で暮らすことが出来る、他の衣服などはどうでもいいと思うほどだ、恐らく資金にしろと言っているのだろう。
「では、よろしくお願いしますわ」
「ああ、任せてくれ・・・一つ頼みがある。あいつが攻めてきたら、必ず倒すと約束してくれ」
最後の言葉をメリナ殿は笑顔で頷き引き受けてくれた、それだけあの領主が攻めて来ると思っているんだろう、アタシたちが罠を張るだけでどう違うのかは分からないが、これでアタシたちは命を繋ぐことが出来る。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
264
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる