57 / 72
3章
58話 もう一人の首謀者
しおりを挟む
僕たちが三ツ矢と対面している時、他の場所ではもう一人が逃げる準備をしていました。研究成果を持ち出し、誰もいない通路を走ります。
そこに待ち伏せしていた部隊が現れ男は急停止した、魔道具を構え攻撃しようと引き金を引きます。でもその魔道具は直ぐに壊され、男は痛みで手を抑えました。
「海老沢、大人しくしろ」
「ま、まだ魔道具はある」
隠し持っていた魔道具も構えると直ぐに反撃され壊されます。更に一瞬で接近して来た男性に、腕を掴まれ後ろに拘束されたんです。その勢いで海老沢は倒れ拘束者に上に乗られてしまいます。
これで終わり、誰もがそう思った時、海老沢は笑い出しました。これで勝ったつもりかと、負け惜しみの様に言ったんです。
「お前、この状況でまだ諦めてないのか」
「今に見ていろ、オレの最高傑作がもう直ぐ世界を変える。オレを捕まえても止まらないんだよ」
準備は全て済ませている、だから拘束しても意味がないと笑っています。でもそれを聞いて反論したのは黒服の1人で名前はバトスと言います。拘束してる黒服のサルトは、言わなくていいと忠告しました。
こういった奴は、叩き落す方が良いとバトスは倒れている海老沢の前にしゃがみ睨みます。世界が変わるのは午前零時でしょっと、睨みから笑顔に変えて海老沢に伝えると、何故知ってるのかと怒鳴って来ます。
「情報操作をしてるのはそちらだけではないのよ、それに時間を見て見なさいねおバカさん」
「そ、そんな!?」
時計を見せて既に過ぎている事を教えます。それは作戦が失敗した事を意味していて、海老沢は嘘だと信じません。
三ツ矢は最強でどんな攻撃も受けないと、失敗はあり得ない事を強調します。
それを聞いてバトスたちは笑っていました。そんな準備は当然出来ていると笑ったんです。
「そ、そんな事出来る訳がない」
「そうでもないよ、魔術の無効化は研究されていた」
「そうね、それを普通に出来る人がいただけよ」
そんなバカな話があるかと海老沢は叫ぶけど、真実だと内容を話していきました。
半径2mの狭い範囲だけど、それが可能な人が仲間になった、だから三ツ矢にぶつけたと教えたんだ。
三ツ矢は遠距離の攻撃も出来ると海老沢は反論したけど、それに答えたのはサルトです。戦いになればそんな動きにはならないと強調したんた。無防備な相手が現れたら、三ツ矢は油断して近づいてくると言ったんです。
「お前たちは、例え弱い者でも目の前に立ちふさがったら倒すだろ?だからそうなるんだよ」
「そ、それでも・・・魔術が使えなくても、強靭な肉体で倒せる!!あいつはそれだけの強さを秘めている」
「それだって体内に取り込んだお守りの力でしょ、それが効力を発揮しないのだから、そんなのたかが知れてるわ」
殴られる程度ならどうにでもなる。魔術を封じた時点で勝ちは確定し、弱い者にも手を出していた報いだとバトスは言ってやりました。
時間も経過しているので作戦は失敗したと、海老沢は既に戦意喪失です。でもバトスは更に追い打ちを掛けます。
体内に取り込んだ力がどうして使えなくなったのか、そこを指摘したんです。海老沢は顔を上げ何故知っていると叫びました。
「当然でしょ、あなた達はその人を裏切ったのよ、恩恵が無くなってもおかしくないわ」
「そ、そんなバカな!?これは魔道具だぞ、持ち主がどう使うかは勝手だろう」
「だから分かってないのよ、あのお守りは別格なのよ。その力の根源はあの人の想いで、あなた達を信じていたから力が持続していた。それが今回の事で完全に無くなったのよ」
この戦いの前には既に力は無くなっていた。それを何とかする為に他の魔道具で補っていた説明をそうでしょっと当然の様に言われ、海老沢は何も言えません。
普通の魔道具とは違ったから色々な力を貰えた、それを特別と勘違いしたのがそもそもの間違いだったと指摘しました。
「お前たちはあのお方の信頼を失った、それを後悔すると良い」
「そうよ、ほんとなら始末したい所だけど、きっとあのお方は望まない、だから反省して生きなさい」
こき使ってあげるわとニコニコするバトスは海老沢を持ち上げます。サルトはそれを見てゾッとした表情で着いて行きます。
バトスは抱えた海老沢に更に追撃をします。組織のすべてのメンバーはお守りを貰っている事、ここに襲撃を仕掛けたのは数名で、決死の突入ではなく余裕の戦いをしていた事、他のメンバーは海老沢たちの資金源を抑えている事、何もかもが終わっていると叩き落したんです。
「授かったお守りはね、持ち主の必要な力を上げてくれるのよ。アタシたちは戦闘力だったけど、みんなバラバラなの。もし、最強だと言う三ツ矢が相手でも、今のアタシたちなら勝てたわ」
「そそ、そんな事はあり得ない!?」
「海老沢、あり得ないなんてことがあるかよ、奇跡の様な力を今まで見て来ただろ?」
格が違うんだよと、サルトは静かに伝え最後のとどめをぶつけました。元から貰っただけの存在が創造主に勝てるわけがなかった。ボソッとバトスは呟き海老沢を運んで行きます。
3ヶ月後、大手の会社が統合され世界に名前をとどろかせる政策を実行します。それが成功するのは遠い先のお話です。
そこに待ち伏せしていた部隊が現れ男は急停止した、魔道具を構え攻撃しようと引き金を引きます。でもその魔道具は直ぐに壊され、男は痛みで手を抑えました。
「海老沢、大人しくしろ」
「ま、まだ魔道具はある」
隠し持っていた魔道具も構えると直ぐに反撃され壊されます。更に一瞬で接近して来た男性に、腕を掴まれ後ろに拘束されたんです。その勢いで海老沢は倒れ拘束者に上に乗られてしまいます。
これで終わり、誰もがそう思った時、海老沢は笑い出しました。これで勝ったつもりかと、負け惜しみの様に言ったんです。
「お前、この状況でまだ諦めてないのか」
「今に見ていろ、オレの最高傑作がもう直ぐ世界を変える。オレを捕まえても止まらないんだよ」
準備は全て済ませている、だから拘束しても意味がないと笑っています。でもそれを聞いて反論したのは黒服の1人で名前はバトスと言います。拘束してる黒服のサルトは、言わなくていいと忠告しました。
こういった奴は、叩き落す方が良いとバトスは倒れている海老沢の前にしゃがみ睨みます。世界が変わるのは午前零時でしょっと、睨みから笑顔に変えて海老沢に伝えると、何故知ってるのかと怒鳴って来ます。
「情報操作をしてるのはそちらだけではないのよ、それに時間を見て見なさいねおバカさん」
「そ、そんな!?」
時計を見せて既に過ぎている事を教えます。それは作戦が失敗した事を意味していて、海老沢は嘘だと信じません。
三ツ矢は最強でどんな攻撃も受けないと、失敗はあり得ない事を強調します。
それを聞いてバトスたちは笑っていました。そんな準備は当然出来ていると笑ったんです。
「そ、そんな事出来る訳がない」
「そうでもないよ、魔術の無効化は研究されていた」
「そうね、それを普通に出来る人がいただけよ」
そんなバカな話があるかと海老沢は叫ぶけど、真実だと内容を話していきました。
半径2mの狭い範囲だけど、それが可能な人が仲間になった、だから三ツ矢にぶつけたと教えたんだ。
三ツ矢は遠距離の攻撃も出来ると海老沢は反論したけど、それに答えたのはサルトです。戦いになればそんな動きにはならないと強調したんた。無防備な相手が現れたら、三ツ矢は油断して近づいてくると言ったんです。
「お前たちは、例え弱い者でも目の前に立ちふさがったら倒すだろ?だからそうなるんだよ」
「そ、それでも・・・魔術が使えなくても、強靭な肉体で倒せる!!あいつはそれだけの強さを秘めている」
「それだって体内に取り込んだお守りの力でしょ、それが効力を発揮しないのだから、そんなのたかが知れてるわ」
殴られる程度ならどうにでもなる。魔術を封じた時点で勝ちは確定し、弱い者にも手を出していた報いだとバトスは言ってやりました。
時間も経過しているので作戦は失敗したと、海老沢は既に戦意喪失です。でもバトスは更に追い打ちを掛けます。
体内に取り込んだ力がどうして使えなくなったのか、そこを指摘したんです。海老沢は顔を上げ何故知っていると叫びました。
「当然でしょ、あなた達はその人を裏切ったのよ、恩恵が無くなってもおかしくないわ」
「そ、そんなバカな!?これは魔道具だぞ、持ち主がどう使うかは勝手だろう」
「だから分かってないのよ、あのお守りは別格なのよ。その力の根源はあの人の想いで、あなた達を信じていたから力が持続していた。それが今回の事で完全に無くなったのよ」
この戦いの前には既に力は無くなっていた。それを何とかする為に他の魔道具で補っていた説明をそうでしょっと当然の様に言われ、海老沢は何も言えません。
普通の魔道具とは違ったから色々な力を貰えた、それを特別と勘違いしたのがそもそもの間違いだったと指摘しました。
「お前たちはあのお方の信頼を失った、それを後悔すると良い」
「そうよ、ほんとなら始末したい所だけど、きっとあのお方は望まない、だから反省して生きなさい」
こき使ってあげるわとニコニコするバトスは海老沢を持ち上げます。サルトはそれを見てゾッとした表情で着いて行きます。
バトスは抱えた海老沢に更に追撃をします。組織のすべてのメンバーはお守りを貰っている事、ここに襲撃を仕掛けたのは数名で、決死の突入ではなく余裕の戦いをしていた事、他のメンバーは海老沢たちの資金源を抑えている事、何もかもが終わっていると叩き落したんです。
「授かったお守りはね、持ち主の必要な力を上げてくれるのよ。アタシたちは戦闘力だったけど、みんなバラバラなの。もし、最強だと言う三ツ矢が相手でも、今のアタシたちなら勝てたわ」
「そそ、そんな事はあり得ない!?」
「海老沢、あり得ないなんてことがあるかよ、奇跡の様な力を今まで見て来ただろ?」
格が違うんだよと、サルトは静かに伝え最後のとどめをぶつけました。元から貰っただけの存在が創造主に勝てるわけがなかった。ボソッとバトスは呟き海老沢を運んで行きます。
3ヶ月後、大手の会社が統合され世界に名前をとどろかせる政策を実行します。それが成功するのは遠い先のお話です。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
478
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる