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2章
39話 女子会
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「体をギュウギュウくっ付けるの?」
チホはいつもアタシがシュンにやってる事を言ってきた、それが良いだって教えてくれたんだよ、でも分からないの?
不思議に思っていると、アタシがいつもしてる、ぎゅっとするのと少し違うみたい。胸の辺りをギュウギュウ押し付ける事を意識するんだって。
「アタシ良く分からない、どう違うの?」
「ミーシャちゃんには早いか?それをするとな、男はムラムラするんよ」
ムラムラ?と、またアタシは頭を傾けたの。でも考えても全然分からない、ムラムラってなんなのかな?
「分からないかぁ・・・ミーシャちゃんは、シュンさんが他の女性と楽しそうに話してるのを見て、何か思わへん?」
チホは良く分からない質問ばかり、アタシは良く分からないって答えたの。だって、シュンが楽しいならそれで良いと思うの。
「まだ子供やなぁ、ウチだったらちょっと怒ってまうよ」
「そうなの?マナブはシュンと違って怒られちゃうの」
同じことをしてるのに、チホは怒ってアタシは嬉しい、変なのって頭を傾けたの。チホはそんなアタシを抱きしめて、可愛いから分からなくても良いとか言って来たの。良く分からないのに良いのかな?
チホが離してくれると、少し困った顔をしてた、今までの楽しそうな顔が無くなったの。
「どうしたのチホ?」
「あのなミーシャちゃん、ウチたちこの後大変な戦いに向かうんや、だからシュンさんを守ってあげてな」
「そんなの言われるまでもないよ。シュンはアタシの大切な人、絶対に守る」
アタシの命が引き換えでも守る。それが助けてもらったワタシの恩返しだもん。
シュンはそれを良く思わないかもしれない。でもアタシにはシュンしかいないの、もしシュンがいなくなったら、アタシはきっと生きていけない。
「そうやね・・・ウチと同じや、ウチも学が大切なんよ、絶対に守って見せる」
守る者がある、チホと一緒で何だかすごく嬉しかった。シュン以外でこんな感じになるのは初めてで、とてもホッとする。
その後はお菓子をチホが隠してて、沢山食べていいって言ってきたの。
「シュンは夜に食べちゃダメって言ってたよ」
「今日は女子会やから良いんよミーシャちゃん、特別な日は何をしても許されるんや・・・どうせやから、あの子たちの所に行こか」
サリーたちは1階の奥の部屋で寝てる。子供たちが来ることになったから、お風呂の前に掃除をしたの。
みんな疲れて寝てると思う、チホにも言ったけど行くのは確定みたい、シュンたちに気付かれない様にゆっくりと移動が始まって、部屋の扉を勢いよく開けたんだよ。
「邪魔するでぇ」
「「「「「え!?」」」」」
サリーたちが布団に入ったままで驚いてた、無理もないってワタシは思ったけど、チホはそのままサリーたちの真ん中に座ってお菓子を置いて話し始めたの。
アタシには出来ない、凄いと思ったよ。
「みんな、シュンさん狙いなん?」
サリーたちはシュンを狙ってるの?でも命を奪うのとは違うみたいで、みんな楽しそうに笑ってる。アタシと同じような笑顔でちょっと違う感じ、何だろう?
でもみんな幸せそう、チホがアタシも仲間に入れてくれたけど、話について行けないよ。
「ミーシャちゃんは最初で良いからさ、次はアタシにちょうだいね」
「あ!?ズルいぞ、ウチが次だよ」
「いや、ワタシがしたい」
「同じく」
みんなが騒ぎ出したけど、順番はアタシが最初みたい。どういうことなのかな?横に座って笑ってるチホに聞いたら、一緒に寝る事だって言われた。
「アタシ、いつもシュンと一緒に寝てるよ?次はミサたちの番なの?」
「「「「「え!?」」」」」
みんなが凄い顔して驚いたけど、そんなに変だったのかな?アタシに聞こえない様にヒソヒソ話し始めてるけど、仲間外れにしないでほしい。
「ま、まぁそれはちょっと違うのよミーシャちゃん・・・その・・・頑張りましょうね」
「分かったミサ、同じになったら言ってね、順番は大切だから」
「「「「「え!?」」」」」
またみんなが驚いたままになっちゃった。何か変なのかな?今度シュンに聞いて勉強しないといけないね。
それからはシュンの良い所とか色々話して、とても楽しかったよ。
「私たちの事ばかりじゃなくて、チホさんはどうなんですか?婚約したんですよね」
「ふぇっ!?」
沢山話してウトウトしていたんだけど、今度はマナブとチホの話みたい、頑張って起きてるよ。
チホがマナブと再会して一緒に遊ぶようになったところは、みんなすごく嬉しそうに聞いてた。アタシも嬉しいけどシュンと会った時とは少し違う。
「アタシはね、最初はシュンを警戒してた。人族が怖かったからだけど、でも今は一緒にいると安心する」
「そうやね、ウチも学といるとそうなんや、ずっと一緒にいたいんや」
だからコンヤクって契約をしたんだね。アタシたちの契りと同じみたいで、それをすると子供が出来るんだよ。
サリーたちもシュンと契りを交わしたいって言ってる、それを聞いたらアタシの胸がチクチクし出した、アタシもシュンと契りを交わしたいと思ってたからかな。
「もしかして、これがみんなの言ってた事なのかな?」
サリーたちはシュンとの事を想像してる顔、きっとそうなんだとアタシは分かった。この気持ちがみんなの好きなんだね。
「今までと違う気持ち、今もシュンを好きだけどほんとに違う」
これからはこの気持ちをシュンに伝えたい、そして契りを交わして貰うの。
シュンとの子供が欲しいってアタシがお願いすれば、シュンは必ず答えてくれる、とても楽しみ。
「ねぇチホ、子供っていつできるのかな?」
「え!?」
ジョシカイが終わってみんなで寝る時、隣のチホに聞いたの。この中で一番早いのはコンヤクをしたチホだから、でも困った顔をしてる、難しい事だったのかもしれないね。
「難しいの?大変なの?」
「そうやねぇ~それはミーシャちゃんには早いな、ウチが子供とここに来た時教えたる」
チホとそんな約束をしたの、早く来てねってお願いもしたんだよ。
チホたちは、この後しばらく来なくなったの、シュンが言うにはとても大変な仕事をしてるんだって、サリーたちは数日おきに来たけど、早くチホに会いたい。
それが叶ったのは、サリーたちの村が出来上がった時だったよ。
チホはいつもアタシがシュンにやってる事を言ってきた、それが良いだって教えてくれたんだよ、でも分からないの?
不思議に思っていると、アタシがいつもしてる、ぎゅっとするのと少し違うみたい。胸の辺りをギュウギュウ押し付ける事を意識するんだって。
「アタシ良く分からない、どう違うの?」
「ミーシャちゃんには早いか?それをするとな、男はムラムラするんよ」
ムラムラ?と、またアタシは頭を傾けたの。でも考えても全然分からない、ムラムラってなんなのかな?
「分からないかぁ・・・ミーシャちゃんは、シュンさんが他の女性と楽しそうに話してるのを見て、何か思わへん?」
チホは良く分からない質問ばかり、アタシは良く分からないって答えたの。だって、シュンが楽しいならそれで良いと思うの。
「まだ子供やなぁ、ウチだったらちょっと怒ってまうよ」
「そうなの?マナブはシュンと違って怒られちゃうの」
同じことをしてるのに、チホは怒ってアタシは嬉しい、変なのって頭を傾けたの。チホはそんなアタシを抱きしめて、可愛いから分からなくても良いとか言って来たの。良く分からないのに良いのかな?
チホが離してくれると、少し困った顔をしてた、今までの楽しそうな顔が無くなったの。
「どうしたのチホ?」
「あのなミーシャちゃん、ウチたちこの後大変な戦いに向かうんや、だからシュンさんを守ってあげてな」
「そんなの言われるまでもないよ。シュンはアタシの大切な人、絶対に守る」
アタシの命が引き換えでも守る。それが助けてもらったワタシの恩返しだもん。
シュンはそれを良く思わないかもしれない。でもアタシにはシュンしかいないの、もしシュンがいなくなったら、アタシはきっと生きていけない。
「そうやね・・・ウチと同じや、ウチも学が大切なんよ、絶対に守って見せる」
守る者がある、チホと一緒で何だかすごく嬉しかった。シュン以外でこんな感じになるのは初めてで、とてもホッとする。
その後はお菓子をチホが隠してて、沢山食べていいって言ってきたの。
「シュンは夜に食べちゃダメって言ってたよ」
「今日は女子会やから良いんよミーシャちゃん、特別な日は何をしても許されるんや・・・どうせやから、あの子たちの所に行こか」
サリーたちは1階の奥の部屋で寝てる。子供たちが来ることになったから、お風呂の前に掃除をしたの。
みんな疲れて寝てると思う、チホにも言ったけど行くのは確定みたい、シュンたちに気付かれない様にゆっくりと移動が始まって、部屋の扉を勢いよく開けたんだよ。
「邪魔するでぇ」
「「「「「え!?」」」」」
サリーたちが布団に入ったままで驚いてた、無理もないってワタシは思ったけど、チホはそのままサリーたちの真ん中に座ってお菓子を置いて話し始めたの。
アタシには出来ない、凄いと思ったよ。
「みんな、シュンさん狙いなん?」
サリーたちはシュンを狙ってるの?でも命を奪うのとは違うみたいで、みんな楽しそうに笑ってる。アタシと同じような笑顔でちょっと違う感じ、何だろう?
でもみんな幸せそう、チホがアタシも仲間に入れてくれたけど、話について行けないよ。
「ミーシャちゃんは最初で良いからさ、次はアタシにちょうだいね」
「あ!?ズルいぞ、ウチが次だよ」
「いや、ワタシがしたい」
「同じく」
みんなが騒ぎ出したけど、順番はアタシが最初みたい。どういうことなのかな?横に座って笑ってるチホに聞いたら、一緒に寝る事だって言われた。
「アタシ、いつもシュンと一緒に寝てるよ?次はミサたちの番なの?」
「「「「「え!?」」」」」
みんなが凄い顔して驚いたけど、そんなに変だったのかな?アタシに聞こえない様にヒソヒソ話し始めてるけど、仲間外れにしないでほしい。
「ま、まぁそれはちょっと違うのよミーシャちゃん・・・その・・・頑張りましょうね」
「分かったミサ、同じになったら言ってね、順番は大切だから」
「「「「「え!?」」」」」
またみんなが驚いたままになっちゃった。何か変なのかな?今度シュンに聞いて勉強しないといけないね。
それからはシュンの良い所とか色々話して、とても楽しかったよ。
「私たちの事ばかりじゃなくて、チホさんはどうなんですか?婚約したんですよね」
「ふぇっ!?」
沢山話してウトウトしていたんだけど、今度はマナブとチホの話みたい、頑張って起きてるよ。
チホがマナブと再会して一緒に遊ぶようになったところは、みんなすごく嬉しそうに聞いてた。アタシも嬉しいけどシュンと会った時とは少し違う。
「アタシはね、最初はシュンを警戒してた。人族が怖かったからだけど、でも今は一緒にいると安心する」
「そうやね、ウチも学といるとそうなんや、ずっと一緒にいたいんや」
だからコンヤクって契約をしたんだね。アタシたちの契りと同じみたいで、それをすると子供が出来るんだよ。
サリーたちもシュンと契りを交わしたいって言ってる、それを聞いたらアタシの胸がチクチクし出した、アタシもシュンと契りを交わしたいと思ってたからかな。
「もしかして、これがみんなの言ってた事なのかな?」
サリーたちはシュンとの事を想像してる顔、きっとそうなんだとアタシは分かった。この気持ちがみんなの好きなんだね。
「今までと違う気持ち、今もシュンを好きだけどほんとに違う」
これからはこの気持ちをシュンに伝えたい、そして契りを交わして貰うの。
シュンとの子供が欲しいってアタシがお願いすれば、シュンは必ず答えてくれる、とても楽しみ。
「ねぇチホ、子供っていつできるのかな?」
「え!?」
ジョシカイが終わってみんなで寝る時、隣のチホに聞いたの。この中で一番早いのはコンヤクをしたチホだから、でも困った顔をしてる、難しい事だったのかもしれないね。
「難しいの?大変なの?」
「そうやねぇ~それはミーシャちゃんには早いな、ウチが子供とここに来た時教えたる」
チホとそんな約束をしたの、早く来てねってお願いもしたんだよ。
チホたちは、この後しばらく来なくなったの、シュンが言うにはとても大変な仕事をしてるんだって、サリーたちは数日おきに来たけど、早くチホに会いたい。
それが叶ったのは、サリーたちの村が出来上がった時だったよ。
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