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2章
27話 ミノタウロスの農業
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「おめぇ~たち行くぞ!力だせえぇーー!!」
「「「「「どっっせええぇーーい!!」」」」」
オラの掛け声で、部下モンスターのタウロスが力を入れただ、変わった農具を引き土がどんどん耕されくだよ。
普通はクワで耕すだが、そのクワが幾つも付いてるだよ。オラたちの力をもってこそだな、一度で畑全体を耕すことが出来ただ。
「すごい道具だな、感謝するだよミノース殿」
オラは木に吊るされてる、ミノムシモンスターにお礼を言っただ、ミノース殿はオラの願いを叶える為に来てくれただよ。
色々言われただが、頭が悪いオラは分からないだ、でもすごいのは分かるだ。
これで魔王様のご指示を達成できるだ、食料が沢山出来るだよ。
「オ~ホッホッホ、まだま~だですよミノスさん、畑が終わったら木を植えましょう、それに水に浸した畑も作りますよ」
オラはハテナマークを浮かべただ、畑は土を耕した物だけでねぇだか?と不思議だ。
ミノース殿は、どんなモノが育つのか教えてくれただ、オラたちは肉を食わないから、食べた事のない穀物と聞いただけで旨そうだよ。
「今から楽しみですねミノスさん、オ~ホッホッホ」
「んだな、やり方を教えてくれだミノース殿、早速部下たちとやって良くだよ」
「それはまだですよミノスさん、こちらの畑の種まきが先です、焦りは禁物ですからね」
オ~ホッホッホと笑われって止められただな。だども言う通りだ、せっかく大部屋を耕したのに、実らなければ意味ないだ。
オラもうっかり者だなっと、種まきに励んだだよ。
「それにしても、大部屋でも50メートル四方ですか、高さは20メートルと余裕はありますが、必要な物を設置してあるとは言え、畑として使えるのが30メートル四方・・・少ないですね」
オラたちが種を蒔いている最中も、ミノース殿が顎に手を置いて考えてるだ、まだまだ悩んでいるだな。
ミノース殿と会ったのは、オラのダンジョンが広くなっていたのが切っ掛けだっただ。
魔王様のご指示を聞いて、どうすれば生産量が増やせるか、オラが悩んでいた時だっただよ。そんなオラを救ってくれたのがミノース殿だ。
ダンジョンを広く深くし、畑に必要な施設を設置しただ、部下を増やして今は100階もあるだよ。
「広さは10キロはあるだな、これだけあれば十分だよ、それなのにもっと良くするだか?驚きだなやぁ~」
オラ、関心しか出来ないだよ。
部下のモンスターも沢山いるだが、力の強い者ばかりではないだ、ミノース殿は適材適所と言って、色々な部下を召喚させただ。最初にいたのはタウロスが5体だっただが、今は50体はいて他は1000体はいるだな。
他の部屋で作業をしてくれてるだが、みんな働き者だ。オラも頑張らねばと種を蒔いて土を掛けただ、早く育つだよ。
「マスダー水をまくど」
「頼むだよノースモス」
最初からいる部下の1人、ノースモスがジョウロという道具を持って来ただ、他にも3体のタウロスが持って来ただな。
感謝の言葉を告げ、オラはミノース殿が吊るされている枝を持っただ、次の部屋に行くだよ。
「ミノース殿、次は何を植えるだ?」
「ミノスさん、今日は同じジャガイモを植えまくりますよ」
そう言われただ、次は何が待ってるのかとても楽しみだよっと、その時のオラはすごくワクワクしていただ。
でも、それは次の日もその次の日も、そのまた次の日も起きなかっただ。オラたちは1週間、ずっとジャガイモを植えていただよ。
「どうしてだよミノース殿、次の作物はどうなっただ!」
「ミノスさん落ち着きなさい、今増やしてもダメにしてしまうだけなのですよ」
約束が違うだよ、オラはそう言っただ、オラの鼻と同じ位の大きさのミノース殿に顔を近づけて言っただ。ミノース殿はオラの鼻を押して嫌そうな顔をしているだ。
「オラ、早く新しい作物を作ってみたいだ、魔王様の為に頑張りたいだよ」
「それが急ぎ過ぎだと言うのですよミノスさん。いいですか、あなた達は経験が足りないのです、今指示をされないで動けてる方は、どれだけいるか分かりますか?」
畑で作業してる方を見て言われただ、オラもそれに釣られて見ただよ。今次の作業である水撒きをしてるのは、ノースモスたち最初からいる5体のモンスターだけだ、それ以外は種芋を植えてるだよ。
「お分かりいただけましたか?次の作業に移る事が出来るのは、力自慢の5体ですよ。これから彼らは畑の耕しがお仕事になり、今の様に水は撒けません。これからは、指示が出来る者が多く必要で、ミノスさんにはここを出て、新たな教育を受けてもらう必要があるのです」
「へ?」
オラは教育と言われ、かなり驚いただ。勉強なんてしたことないだ、それにミノース殿が外にコネがいるわけないだよ。
どうなってるのか、オラにはチンプンカンプンだな。
「分からないって顔していますねミノスさん、それが分かるようになってもらう為に、あなたの教育は必須なのです」
「しかしだな、ミノース殿がいるだよ、頭を使うのは任せたいだ、オラは体を動かす方が得意だよ」
それは分かってるとミノース殿にツッコまれただ、そして変な目でも見られてしまっただな。
「いいですかミノスさん、ここのトップはあなたなのですよ、私は助言を与えるだけ、それも全員には無理なのです」
「それは分かるだ、だどもオラには難しくて無理だよ」
頭を使うなんて、とてもじゃないけどオラには無理だ、ミノース殿もそれは分かってる様で頷いただ。だどもオラが出来れば一番いいと言ってきただな。
「あなたが無理でも問題はありませんよミノスさん。ですが最初の挑戦があなたでなくてどうします!!部下の育成には欠かせないのですよ。さぁ!どんどん芋を植えるのですよミノスさん、そして最強になるのです、オ~ホッホッホ」
ミノース殿が高笑いを始めただ。
オラは勉強なんて嫌だ!!でも魔王様の為だし、オラがやらなければ成長した部下が行く事はできないだ、威厳が失われるのは困るだ。
そんなオラは1ヶ月後、羊モンスターのメローナシープルのダンジョンに旅立つ事になっただよ。
「「「「「どっっせええぇーーい!!」」」」」
オラの掛け声で、部下モンスターのタウロスが力を入れただ、変わった農具を引き土がどんどん耕されくだよ。
普通はクワで耕すだが、そのクワが幾つも付いてるだよ。オラたちの力をもってこそだな、一度で畑全体を耕すことが出来ただ。
「すごい道具だな、感謝するだよミノース殿」
オラは木に吊るされてる、ミノムシモンスターにお礼を言っただ、ミノース殿はオラの願いを叶える為に来てくれただよ。
色々言われただが、頭が悪いオラは分からないだ、でもすごいのは分かるだ。
これで魔王様のご指示を達成できるだ、食料が沢山出来るだよ。
「オ~ホッホッホ、まだま~だですよミノスさん、畑が終わったら木を植えましょう、それに水に浸した畑も作りますよ」
オラはハテナマークを浮かべただ、畑は土を耕した物だけでねぇだか?と不思議だ。
ミノース殿は、どんなモノが育つのか教えてくれただ、オラたちは肉を食わないから、食べた事のない穀物と聞いただけで旨そうだよ。
「今から楽しみですねミノスさん、オ~ホッホッホ」
「んだな、やり方を教えてくれだミノース殿、早速部下たちとやって良くだよ」
「それはまだですよミノスさん、こちらの畑の種まきが先です、焦りは禁物ですからね」
オ~ホッホッホと笑われって止められただな。だども言う通りだ、せっかく大部屋を耕したのに、実らなければ意味ないだ。
オラもうっかり者だなっと、種まきに励んだだよ。
「それにしても、大部屋でも50メートル四方ですか、高さは20メートルと余裕はありますが、必要な物を設置してあるとは言え、畑として使えるのが30メートル四方・・・少ないですね」
オラたちが種を蒔いている最中も、ミノース殿が顎に手を置いて考えてるだ、まだまだ悩んでいるだな。
ミノース殿と会ったのは、オラのダンジョンが広くなっていたのが切っ掛けだっただ。
魔王様のご指示を聞いて、どうすれば生産量が増やせるか、オラが悩んでいた時だっただよ。そんなオラを救ってくれたのがミノース殿だ。
ダンジョンを広く深くし、畑に必要な施設を設置しただ、部下を増やして今は100階もあるだよ。
「広さは10キロはあるだな、これだけあれば十分だよ、それなのにもっと良くするだか?驚きだなやぁ~」
オラ、関心しか出来ないだよ。
部下のモンスターも沢山いるだが、力の強い者ばかりではないだ、ミノース殿は適材適所と言って、色々な部下を召喚させただ。最初にいたのはタウロスが5体だっただが、今は50体はいて他は1000体はいるだな。
他の部屋で作業をしてくれてるだが、みんな働き者だ。オラも頑張らねばと種を蒔いて土を掛けただ、早く育つだよ。
「マスダー水をまくど」
「頼むだよノースモス」
最初からいる部下の1人、ノースモスがジョウロという道具を持って来ただ、他にも3体のタウロスが持って来ただな。
感謝の言葉を告げ、オラはミノース殿が吊るされている枝を持っただ、次の部屋に行くだよ。
「ミノース殿、次は何を植えるだ?」
「ミノスさん、今日は同じジャガイモを植えまくりますよ」
そう言われただ、次は何が待ってるのかとても楽しみだよっと、その時のオラはすごくワクワクしていただ。
でも、それは次の日もその次の日も、そのまた次の日も起きなかっただ。オラたちは1週間、ずっとジャガイモを植えていただよ。
「どうしてだよミノース殿、次の作物はどうなっただ!」
「ミノスさん落ち着きなさい、今増やしてもダメにしてしまうだけなのですよ」
約束が違うだよ、オラはそう言っただ、オラの鼻と同じ位の大きさのミノース殿に顔を近づけて言っただ。ミノース殿はオラの鼻を押して嫌そうな顔をしているだ。
「オラ、早く新しい作物を作ってみたいだ、魔王様の為に頑張りたいだよ」
「それが急ぎ過ぎだと言うのですよミノスさん。いいですか、あなた達は経験が足りないのです、今指示をされないで動けてる方は、どれだけいるか分かりますか?」
畑で作業してる方を見て言われただ、オラもそれに釣られて見ただよ。今次の作業である水撒きをしてるのは、ノースモスたち最初からいる5体のモンスターだけだ、それ以外は種芋を植えてるだよ。
「お分かりいただけましたか?次の作業に移る事が出来るのは、力自慢の5体ですよ。これから彼らは畑の耕しがお仕事になり、今の様に水は撒けません。これからは、指示が出来る者が多く必要で、ミノスさんにはここを出て、新たな教育を受けてもらう必要があるのです」
「へ?」
オラは教育と言われ、かなり驚いただ。勉強なんてしたことないだ、それにミノース殿が外にコネがいるわけないだよ。
どうなってるのか、オラにはチンプンカンプンだな。
「分からないって顔していますねミノスさん、それが分かるようになってもらう為に、あなたの教育は必須なのです」
「しかしだな、ミノース殿がいるだよ、頭を使うのは任せたいだ、オラは体を動かす方が得意だよ」
それは分かってるとミノース殿にツッコまれただ、そして変な目でも見られてしまっただな。
「いいですかミノスさん、ここのトップはあなたなのですよ、私は助言を与えるだけ、それも全員には無理なのです」
「それは分かるだ、だどもオラには難しくて無理だよ」
頭を使うなんて、とてもじゃないけどオラには無理だ、ミノース殿もそれは分かってる様で頷いただ。だどもオラが出来れば一番いいと言ってきただな。
「あなたが無理でも問題はありませんよミノスさん。ですが最初の挑戦があなたでなくてどうします!!部下の育成には欠かせないのですよ。さぁ!どんどん芋を植えるのですよミノスさん、そして最強になるのです、オ~ホッホッホ」
ミノース殿が高笑いを始めただ。
オラは勉強なんて嫌だ!!でも魔王様の為だし、オラがやらなければ成長した部下が行く事はできないだ、威厳が失われるのは困るだ。
そんなオラは1ヶ月後、羊モンスターのメローナシープルのダンジョンに旅立つ事になっただよ。
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