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1章 開業
5話 付与付きの花飾り
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「エリー様、今日こそは」
ワタクシの護衛騎士である、疾風の槍で有名なシュミナが困った顔をしてきますが、ワタクシだってクリアできるならしたいんですの。
ですが、ダンジョン地下32階層は強敵で、ワタクシたち4人ではとても敵いませんのよ。
「分かっていますが、難しいですわ」
「もっとレベル上げる」
「そうよそうよ、レベルが低いのよ」
宮廷魔法士の二人、エレレとミレレが意見してきましたが、それが出来ればとっくにやっているのですわ。
ワタクシ【エリー・マイヤ】には時間が無いのですわよ。
「伯爵であるお母様との期限は、あと1月なのですわよ」
「そうだけどさ、エリー様今のままじゃ無理ですって」
「でも、装備は完璧ですのよ、もうこれ以上は」
ワタクシたちの装備は、王宮からいただいた物で、そこら辺の装備とは比較になりませんわ。
魔力操作の困難なミスリルが装備できないワタクシたちですから、これ以上は無理なのですわ。
「だから、レベル」
「そう、上げるために引きこもる」
「それは・・・1日お風呂に入れないなんて、イヤですわよ」
ダンジョンの中で夜を明かすなんて、ワタクシには堪えられず、夜更かしもお肌の敵だからイヤだったのですわ。
でも、このままですと知らないおばさんに婿入りしなくてはならず、ワタクシは絶対絶命ですの。
「こうなったら、引きこもるしか・・・あら?なんだか良い香りがしません」
「「「そう言えば」」」
「ホッとする香りですわね」
心が癒される感じで、身体がそちらに引き寄せられたわ。
そして、そこに立っていたのは獣付きの子供たちで、ちょっと引いてしまったわ。
「あ、あの・・・いらっしゃいませ」
「え、ええ・・・良い香りのお花ね」
「はい、魔法で作った特別な品種で、店主のイバラさんが付与も授けています」
「「「「付与!」」」」
とても驚くべきことで、装備以外に付与を付けるのはアクセサリーだけで、花に付与なんてありえなかったわ。
付与は魔法陣を刻まなくてはなりませんし、金属にするのも精細な技術が必要だったのです。
「いったいどうやって」
「魔法です、イバラさんは長年の修行で付与できるようになったんです」
「そ、そうなのね」
それが本当ならとても凄い事で、新技術と言って良い事だったわ。
でも、どんな付与かも分からないし、実証も必要なので、ワタクシはまず店主に聞くことにしましたの。
「店主、彼女の言った事は本当ですの?」
「ええ本当ですよ、どんな付与でも2割増しの効果を与える事が出来て、言ってもらえればそれに合った品を提供します」
「なかなかの自信ですわね」
それならっと、ワタクシは32階で足りないと思っていた、スタミナの上がるお花を所望したわ。
店主は、黄色いガーベラと言うお花を出してくれて、髪飾りとして木の棒に巻き付けてくれましたわ。
「効果は1日で、1本小金貨5枚です」
「そ、そんなにお安いんですの?」
「ええ、1日しか持ちませんからね」
長持ちして2つ以上の付与の品もあるそうですが、それは特注で直ぐには出せないそうですわ。
それはそうだと、ワタクシはみんなに髪飾りを渡し、子供たちの頭に注目したわ。
「ね、ねぇ店主さん、あの子たちの頭の品も付与がありますの?」
「勿論ですよ」
「ま、間違いでなければ、あれに使われているお花って、沢山ありますわよね?」
「ええ、40本が使われていますね」
笑顔の店主を見て、ワタクシは背筋がゾクッとしましたわ。
1本で2割アップの効果なら、あれは80個の付与がされている可能性があり、それを否定しない笑顔の店主は、間違いなく天才なのを感じましたの。
「じゃ、じゃあ・・・あれを注文したら、作っていただけますかしら?」
「勿論承りますが、1対で大金貨4枚は貰いますよ」
「40本を使い、制作料ですもの、もちろん良いですわ」
店主が頷きましたが、それくらいは当然の料金とワタクシも納得でしたわ。
そして、付与はステータス全種【HP・MP・戦闘力・スタミナ】を10本ずつにしましたの。
「同じ内容で4人分でよろしいですか?」
「ええ、明日貰えるかしら?」
「勿論です、ご注文ありがとうございます」
凄い品を注文してしまいましたが、これでワタクシの未来は明るいと、喜びが押し寄せてきましたわ。
シュミナたちも髪飾りを付け、今日は限界までレベル上げを行う事になりましたが、31階に転移して直ぐ、付与の素晴らしさをワタクシたちは実感しましたの。
「すげぇ~二足歩行で歩くあの硬いカメを余裕だぜ」
「与えた数は同じ」
「でも、全然疲れない」
「そうですわね、スタミナが2割上がっているからですわね」
タフで有名なブロックタートルが相手ですのに、ワタクシたちは昨日まで必死になって倒した、あの相手に圧勝したのですわ。
それから、ワタクシたちは昼の3時まで戦いに集中したのですわ。
「おいおいマジかよ・・・エリー様」
「そうですわねシュミナ、これは素晴らしいですわ」
スタミナが2割増しになったのは確かですが、ワタクシたちは動くたびにその増えた部分を使って戦っていて、疲れる事がありませんでしたの。
2割以上使っている場合もありましたが、それは少しだけなので疲れを感じなかったのですわ。
「普通の付与とは違う」
「ん、増えるだけで疲れる」
「そうですわよミレレ、本来の付与は、基本ステータスの数値から反映され、まず基本ステータスから使われますの」
戦闘を続ければ続けただけ基本ステータスは消費し、その付与の効果は基本ステータスが減るから下がっていくのですわ。
シュミナは、それを聞いて新しい技術と確信しましたわね。
「そうですわねシュミナ、これはお母様に報告するべき案件ですわ」
「そうかもだけどさエリー様」
「分かってますわ、それにはもっと詳しい情報がいるのですわ」
「ん、証拠の品もいる」
「それに、もっと色々な品を使うべき」
みんなの意見が出揃い、ワタクシもそれに賛成でしたわ。
丁度切り上げる時間ですし、店主がいれば食事に誘ってお話を聞くことも出来ると、ワタクシはみんなに提案したのですわよ。
「それは良いなエリー様、あたいは賛成だ」
「楽しくなりそう」
「エリー様のおごり?」
「あなたたちは自腹ですわ」
みんなが「ええぇ~!」っとガッカリしますが、大金貨20枚の出費は正直きついのですわ。
それでも最後の手段でしたし、これでダメなら諦めるしかなかったのですわ。
「でもさ、ほんとに40もの付与が出来んのかね?」
「普通無理」
「そもそも、お花に付与は出来ない」
「そうですわね、だからこそ2つではなく、1つの付与で試してみたのですが、体験して分かりましたでしょ」
皆が頷き、ワタクシも普通の品の効力だけで納得していましたわ。
それだけ期待していて、ワタクシたちは探索を切り上げ戻ったのですわ。
ワタクシの護衛騎士である、疾風の槍で有名なシュミナが困った顔をしてきますが、ワタクシだってクリアできるならしたいんですの。
ですが、ダンジョン地下32階層は強敵で、ワタクシたち4人ではとても敵いませんのよ。
「分かっていますが、難しいですわ」
「もっとレベル上げる」
「そうよそうよ、レベルが低いのよ」
宮廷魔法士の二人、エレレとミレレが意見してきましたが、それが出来ればとっくにやっているのですわ。
ワタクシ【エリー・マイヤ】には時間が無いのですわよ。
「伯爵であるお母様との期限は、あと1月なのですわよ」
「そうだけどさ、エリー様今のままじゃ無理ですって」
「でも、装備は完璧ですのよ、もうこれ以上は」
ワタクシたちの装備は、王宮からいただいた物で、そこら辺の装備とは比較になりませんわ。
魔力操作の困難なミスリルが装備できないワタクシたちですから、これ以上は無理なのですわ。
「だから、レベル」
「そう、上げるために引きこもる」
「それは・・・1日お風呂に入れないなんて、イヤですわよ」
ダンジョンの中で夜を明かすなんて、ワタクシには堪えられず、夜更かしもお肌の敵だからイヤだったのですわ。
でも、このままですと知らないおばさんに婿入りしなくてはならず、ワタクシは絶対絶命ですの。
「こうなったら、引きこもるしか・・・あら?なんだか良い香りがしません」
「「「そう言えば」」」
「ホッとする香りですわね」
心が癒される感じで、身体がそちらに引き寄せられたわ。
そして、そこに立っていたのは獣付きの子供たちで、ちょっと引いてしまったわ。
「あ、あの・・・いらっしゃいませ」
「え、ええ・・・良い香りのお花ね」
「はい、魔法で作った特別な品種で、店主のイバラさんが付与も授けています」
「「「「付与!」」」」
とても驚くべきことで、装備以外に付与を付けるのはアクセサリーだけで、花に付与なんてありえなかったわ。
付与は魔法陣を刻まなくてはなりませんし、金属にするのも精細な技術が必要だったのです。
「いったいどうやって」
「魔法です、イバラさんは長年の修行で付与できるようになったんです」
「そ、そうなのね」
それが本当ならとても凄い事で、新技術と言って良い事だったわ。
でも、どんな付与かも分からないし、実証も必要なので、ワタクシはまず店主に聞くことにしましたの。
「店主、彼女の言った事は本当ですの?」
「ええ本当ですよ、どんな付与でも2割増しの効果を与える事が出来て、言ってもらえればそれに合った品を提供します」
「なかなかの自信ですわね」
それならっと、ワタクシは32階で足りないと思っていた、スタミナの上がるお花を所望したわ。
店主は、黄色いガーベラと言うお花を出してくれて、髪飾りとして木の棒に巻き付けてくれましたわ。
「効果は1日で、1本小金貨5枚です」
「そ、そんなにお安いんですの?」
「ええ、1日しか持ちませんからね」
長持ちして2つ以上の付与の品もあるそうですが、それは特注で直ぐには出せないそうですわ。
それはそうだと、ワタクシはみんなに髪飾りを渡し、子供たちの頭に注目したわ。
「ね、ねぇ店主さん、あの子たちの頭の品も付与がありますの?」
「勿論ですよ」
「ま、間違いでなければ、あれに使われているお花って、沢山ありますわよね?」
「ええ、40本が使われていますね」
笑顔の店主を見て、ワタクシは背筋がゾクッとしましたわ。
1本で2割アップの効果なら、あれは80個の付与がされている可能性があり、それを否定しない笑顔の店主は、間違いなく天才なのを感じましたの。
「じゃ、じゃあ・・・あれを注文したら、作っていただけますかしら?」
「勿論承りますが、1対で大金貨4枚は貰いますよ」
「40本を使い、制作料ですもの、もちろん良いですわ」
店主が頷きましたが、それくらいは当然の料金とワタクシも納得でしたわ。
そして、付与はステータス全種【HP・MP・戦闘力・スタミナ】を10本ずつにしましたの。
「同じ内容で4人分でよろしいですか?」
「ええ、明日貰えるかしら?」
「勿論です、ご注文ありがとうございます」
凄い品を注文してしまいましたが、これでワタクシの未来は明るいと、喜びが押し寄せてきましたわ。
シュミナたちも髪飾りを付け、今日は限界までレベル上げを行う事になりましたが、31階に転移して直ぐ、付与の素晴らしさをワタクシたちは実感しましたの。
「すげぇ~二足歩行で歩くあの硬いカメを余裕だぜ」
「与えた数は同じ」
「でも、全然疲れない」
「そうですわね、スタミナが2割上がっているからですわね」
タフで有名なブロックタートルが相手ですのに、ワタクシたちは昨日まで必死になって倒した、あの相手に圧勝したのですわ。
それから、ワタクシたちは昼の3時まで戦いに集中したのですわ。
「おいおいマジかよ・・・エリー様」
「そうですわねシュミナ、これは素晴らしいですわ」
スタミナが2割増しになったのは確かですが、ワタクシたちは動くたびにその増えた部分を使って戦っていて、疲れる事がありませんでしたの。
2割以上使っている場合もありましたが、それは少しだけなので疲れを感じなかったのですわ。
「普通の付与とは違う」
「ん、増えるだけで疲れる」
「そうですわよミレレ、本来の付与は、基本ステータスの数値から反映され、まず基本ステータスから使われますの」
戦闘を続ければ続けただけ基本ステータスは消費し、その付与の効果は基本ステータスが減るから下がっていくのですわ。
シュミナは、それを聞いて新しい技術と確信しましたわね。
「そうですわねシュミナ、これはお母様に報告するべき案件ですわ」
「そうかもだけどさエリー様」
「分かってますわ、それにはもっと詳しい情報がいるのですわ」
「ん、証拠の品もいる」
「それに、もっと色々な品を使うべき」
みんなの意見が出揃い、ワタクシもそれに賛成でしたわ。
丁度切り上げる時間ですし、店主がいれば食事に誘ってお話を聞くことも出来ると、ワタクシはみんなに提案したのですわよ。
「それは良いなエリー様、あたいは賛成だ」
「楽しくなりそう」
「エリー様のおごり?」
「あなたたちは自腹ですわ」
みんなが「ええぇ~!」っとガッカリしますが、大金貨20枚の出費は正直きついのですわ。
それでも最後の手段でしたし、これでダメなら諦めるしかなかったのですわ。
「でもさ、ほんとに40もの付与が出来んのかね?」
「普通無理」
「そもそも、お花に付与は出来ない」
「そうですわね、だからこそ2つではなく、1つの付与で試してみたのですが、体験して分かりましたでしょ」
皆が頷き、ワタクシも普通の品の効力だけで納得していましたわ。
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もしかしたらひょっとすると仕事で役に立つかもしれない…そんな気軽な気持ちで読んで頂ければと思います。
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