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2章 モフモフ同志の為に
35話 僕以外のオスとの対面
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「あの子たち、やっと歩けるようになりましたわね」
盗賊を倒してから数日、僕たちは今日砦を守る部隊になったんだけど、子供たちが歩く練習をしているのを見て、ちょっと安心しました。
村の方も復興が進み、もう少し掛かると言う段階で、敵兵も来なくて少し緊張感は無くなっていました。
「じゃあ、そろそろあれ始めるの?」
「当然ですわグゥガ、訓練が楽しみですわよ」
ふふふっと笑うフォーミはとても怖い感じで、僕はそれを見て何も返さずに集落に戻る事を伝えます。
今日は、久しぶりの昼間から帰れる日で、フォーミたちも夜に来る予定でいます。
「夕食楽しみにしていますわ」
「うん、沢山作っておくからね」
ルンルン気分で戻った僕は、そこにいた家族を見て、空気がピリピリしているのを感じました。
事情を聞くと、ついに来たかと遅いくらいのタイミングを感じて、僕は皆とは違って楽しみになったよ。
「いいのグゥガ、オスが増えるのよ?」
「全然良いよキキ姉さん、僕は忙しくなってるし、集落の人数も多いでしょ」
「あらあら、グゥガは心が広いわねぇ」
「シャム姉さんたちは僕を選んでくれるでしょ、それだけで僕は満足だよ」
他のニャンコたちも可愛いんだけど、僕はやっぱり家族が大切で、ブラッシングや遊びは家族とが良いんです。
一緒に寝るのも楽しいし、フォーミが説得してくれてとても感謝しているんだよ。
「それで、どんな子なの?」
「それがにゃ~」
「ちょっと無口なのみゃ~」
シークとミーケが心配そうで、良い子なのはキキ姉さんが教えてくれました。
つまり、野良猫が警戒している感じなんだと思い、僕は安心させる為に努力する事を決めた。
「じゃあ会いに行こう」
「それがねグゥガ、そこにいるのよ」
シャム姉さんが向けた視線の先に、隠れる紫の髪のネコがいて、僕はほうほうっと見てしまった。
怖がっているのか、タンスの影に隠れてしまい見えなくなったんだ。
「そんなに怖がらないで、僕は仲間だよ」
「ほ、ホント?」
ひょこっと見せるその子は、アメリカンカールの様に耳が丸く、ちょっと毛がボサボサっとしてて、もう可愛くて仕方ありません。
体格もメインクーンくらいあった僕たちとは違い、普通のネコくらいしかありません。
「ちょっと小ぶりなんだね」
「そうなのよ、どうやら他の子と生まれた時に栄養を取られてたみたい」
「そうなんだね・・・でも可愛いね」
しゃがんで僕は自己紹介をして、相手のお名前を聞きます。
新たなオスは【ググラ】と言って、ゆっくりと出て来る感じがまた可愛いです。
「よ、よろしくお願いしますグゥガ様」
「様は止めてよググラ、お父さんと呼んでも良いよ」
「そ、それはちょっと」
流石に言いにくいと、呼びやすくて様を付けない呼び名を考えてもらい、ググラは僕の事を兄様と呼んできます。
兄弟ではないんだけど、呼びやすいならそれでいいかと、頭をヨシヨシと撫でます。
「くすぐったいです兄様」
「ググラ、君はお風呂が苦手だね?」
「え・・・どうしてそれを」
「ふっふっふ、君の兄様は何でも分かるんだよ」
良い男になるには身だしなみは大切と、一緒にお風呂に入る事を提案です。
僕の家族も一緒に入る事になり、ググラは最初嫌がったけど、みんなの時と一緒で少しずつ楽しくなるようにしたんだ。
「痒い所は無いかなググラ」
「うん、とっても気持ちいいよ兄様」
「そうかそうか、じゃあ泡を流すから目を瞑って耳を押さえてね」
はいっと、ググラはぎゅっと耳を押さえて来て、それがまた可愛かったです。
その後は、シークたちの番で順番に洗ってあげると、みんなは湯船でのんびりとし始め、僕も一緒に息を漏らしました。
「気持ち良い、こんなに気持ち良かったんですねぇ」
「ググラは、どうして嫌いだったの?」
「ボクは・・・目がいたくなったので、嫌でした」
なるほどっと、今後の対策にシャンプーハットを用意しようと考えたんです。
そして、みんなを拭いてあげてドライヤーで乾かすと、今度はクシとブラシの出番です。
「まずはシークからね」
「はいにゃ~」
ググラは最後になるけど順番を守ってくれて、オスでも順番は大切と分かってくれてる様でした。
アイツの様なオスにならない様、この後もしっかりと成長してほしいと、みんなの毛繕いをしながら思いましたね。
「うふふ、気持ち良かったわグゥガ」
「それは良かったよシャム姉さん、今度子供たちもしてあげないとね」
「そうね、その時はまたお願いね」
シャム姉さんとお約束を交わし、最後のググラの出番です。
初めてなのでゆっくりと毛を通し、切っ掛けていたくない様に優しく整えてあげます。
「痛くない、流石兄様凄いよ」
「毛繕いはね、ゆっくりと少しずつが良いんだ、優しく丁寧に扱うんだよ」
生卵を扱う様に、女性にもそうしてあげてと、オスのたしなみもここで教えます。
じゃないと、来年のあの時には痛い思いをします。
「それでも痛い思いをするけど・・・さて、みんなも終わったから今度は僕だけど、今日は誰がしてくれるの?」
「うふふ、今日はウチがしてあげるわグゥガ」
シャム姉さんが、クシとブラシを持って笑顔でニッコリです。
獣化の状態になり、膝の上に乗って毛繕いが始り、僕はウットリです。
「気持ちよさそうですね兄様」
「当然よ、シャム姉はうちの中で一番うまいんだから」
「そうなんですね」
キキ姉さんがドヤ顔をしてくるけど、この中で一番下手なのはキキ姉さんです。
シークとミーケよりも下手で、娘のキッキラちゃんがシャム姉に頼る程なんです。
「そう言えば、シャム姉さんの娘さん2人は今日は来ないの?」
「ええ、今日はカカ様の所にいるわ」
「いつものあれだね」
そうなのよっと、みんなの娘さんたちのじゃれ合い大会が始まってるそうで、カカ様が大変そうだと思ったよ。
でも、カカ様も尻尾でジャラしていて楽しそうではあると、シャム姉さんは嬉しそうです。
「本来はね、お互いの子供たちを遊ばせるのは外だけだったけど、家での遊びも悪くないわ」
「解禁して良かったね」
ネコタワーを作ったおかげと、僕が夜に家族といたいからだったけど、他の家族もやっぱり本音は一緒が良かったんだ。
カカ様の所にはドライアド様もいるし、きっと楽しいだろうと後で顔を出す事にして、今はみんなと遊ぶ事にします。
「グゥガ、夕食はあの子たちも来るのよね?」
「うん、今向こうは大変だからね、沢山食べてもらうんだ」
遠くの戦いの事を聞くと、シャム姉さんたちは心配そうにして来るけど、オースズメ族たちの報告を聞いてるので、情勢は分かっています。
絶対勝つ、そんな意気込みを僕は皆に伝え揺らぎはありません。
盗賊を倒してから数日、僕たちは今日砦を守る部隊になったんだけど、子供たちが歩く練習をしているのを見て、ちょっと安心しました。
村の方も復興が進み、もう少し掛かると言う段階で、敵兵も来なくて少し緊張感は無くなっていました。
「じゃあ、そろそろあれ始めるの?」
「当然ですわグゥガ、訓練が楽しみですわよ」
ふふふっと笑うフォーミはとても怖い感じで、僕はそれを見て何も返さずに集落に戻る事を伝えます。
今日は、久しぶりの昼間から帰れる日で、フォーミたちも夜に来る予定でいます。
「夕食楽しみにしていますわ」
「うん、沢山作っておくからね」
ルンルン気分で戻った僕は、そこにいた家族を見て、空気がピリピリしているのを感じました。
事情を聞くと、ついに来たかと遅いくらいのタイミングを感じて、僕は皆とは違って楽しみになったよ。
「いいのグゥガ、オスが増えるのよ?」
「全然良いよキキ姉さん、僕は忙しくなってるし、集落の人数も多いでしょ」
「あらあら、グゥガは心が広いわねぇ」
「シャム姉さんたちは僕を選んでくれるでしょ、それだけで僕は満足だよ」
他のニャンコたちも可愛いんだけど、僕はやっぱり家族が大切で、ブラッシングや遊びは家族とが良いんです。
一緒に寝るのも楽しいし、フォーミが説得してくれてとても感謝しているんだよ。
「それで、どんな子なの?」
「それがにゃ~」
「ちょっと無口なのみゃ~」
シークとミーケが心配そうで、良い子なのはキキ姉さんが教えてくれました。
つまり、野良猫が警戒している感じなんだと思い、僕は安心させる為に努力する事を決めた。
「じゃあ会いに行こう」
「それがねグゥガ、そこにいるのよ」
シャム姉さんが向けた視線の先に、隠れる紫の髪のネコがいて、僕はほうほうっと見てしまった。
怖がっているのか、タンスの影に隠れてしまい見えなくなったんだ。
「そんなに怖がらないで、僕は仲間だよ」
「ほ、ホント?」
ひょこっと見せるその子は、アメリカンカールの様に耳が丸く、ちょっと毛がボサボサっとしてて、もう可愛くて仕方ありません。
体格もメインクーンくらいあった僕たちとは違い、普通のネコくらいしかありません。
「ちょっと小ぶりなんだね」
「そうなのよ、どうやら他の子と生まれた時に栄養を取られてたみたい」
「そうなんだね・・・でも可愛いね」
しゃがんで僕は自己紹介をして、相手のお名前を聞きます。
新たなオスは【ググラ】と言って、ゆっくりと出て来る感じがまた可愛いです。
「よ、よろしくお願いしますグゥガ様」
「様は止めてよググラ、お父さんと呼んでも良いよ」
「そ、それはちょっと」
流石に言いにくいと、呼びやすくて様を付けない呼び名を考えてもらい、ググラは僕の事を兄様と呼んできます。
兄弟ではないんだけど、呼びやすいならそれでいいかと、頭をヨシヨシと撫でます。
「くすぐったいです兄様」
「ググラ、君はお風呂が苦手だね?」
「え・・・どうしてそれを」
「ふっふっふ、君の兄様は何でも分かるんだよ」
良い男になるには身だしなみは大切と、一緒にお風呂に入る事を提案です。
僕の家族も一緒に入る事になり、ググラは最初嫌がったけど、みんなの時と一緒で少しずつ楽しくなるようにしたんだ。
「痒い所は無いかなググラ」
「うん、とっても気持ちいいよ兄様」
「そうかそうか、じゃあ泡を流すから目を瞑って耳を押さえてね」
はいっと、ググラはぎゅっと耳を押さえて来て、それがまた可愛かったです。
その後は、シークたちの番で順番に洗ってあげると、みんなは湯船でのんびりとし始め、僕も一緒に息を漏らしました。
「気持ち良い、こんなに気持ち良かったんですねぇ」
「ググラは、どうして嫌いだったの?」
「ボクは・・・目がいたくなったので、嫌でした」
なるほどっと、今後の対策にシャンプーハットを用意しようと考えたんです。
そして、みんなを拭いてあげてドライヤーで乾かすと、今度はクシとブラシの出番です。
「まずはシークからね」
「はいにゃ~」
ググラは最後になるけど順番を守ってくれて、オスでも順番は大切と分かってくれてる様でした。
アイツの様なオスにならない様、この後もしっかりと成長してほしいと、みんなの毛繕いをしながら思いましたね。
「うふふ、気持ち良かったわグゥガ」
「それは良かったよシャム姉さん、今度子供たちもしてあげないとね」
「そうね、その時はまたお願いね」
シャム姉さんとお約束を交わし、最後のググラの出番です。
初めてなのでゆっくりと毛を通し、切っ掛けていたくない様に優しく整えてあげます。
「痛くない、流石兄様凄いよ」
「毛繕いはね、ゆっくりと少しずつが良いんだ、優しく丁寧に扱うんだよ」
生卵を扱う様に、女性にもそうしてあげてと、オスのたしなみもここで教えます。
じゃないと、来年のあの時には痛い思いをします。
「それでも痛い思いをするけど・・・さて、みんなも終わったから今度は僕だけど、今日は誰がしてくれるの?」
「うふふ、今日はウチがしてあげるわグゥガ」
シャム姉さんが、クシとブラシを持って笑顔でニッコリです。
獣化の状態になり、膝の上に乗って毛繕いが始り、僕はウットリです。
「気持ちよさそうですね兄様」
「当然よ、シャム姉はうちの中で一番うまいんだから」
「そうなんですね」
キキ姉さんがドヤ顔をしてくるけど、この中で一番下手なのはキキ姉さんです。
シークとミーケよりも下手で、娘のキッキラちゃんがシャム姉に頼る程なんです。
「そう言えば、シャム姉さんの娘さん2人は今日は来ないの?」
「ええ、今日はカカ様の所にいるわ」
「いつものあれだね」
そうなのよっと、みんなの娘さんたちのじゃれ合い大会が始まってるそうで、カカ様が大変そうだと思ったよ。
でも、カカ様も尻尾でジャラしていて楽しそうではあると、シャム姉さんは嬉しそうです。
「本来はね、お互いの子供たちを遊ばせるのは外だけだったけど、家での遊びも悪くないわ」
「解禁して良かったね」
ネコタワーを作ったおかげと、僕が夜に家族といたいからだったけど、他の家族もやっぱり本音は一緒が良かったんだ。
カカ様の所にはドライアド様もいるし、きっと楽しいだろうと後で顔を出す事にして、今はみんなと遊ぶ事にします。
「グゥガ、夕食はあの子たちも来るのよね?」
「うん、今向こうは大変だからね、沢山食べてもらうんだ」
遠くの戦いの事を聞くと、シャム姉さんたちは心配そうにして来るけど、オースズメ族たちの報告を聞いてるので、情勢は分かっています。
絶対勝つ、そんな意気込みを僕は皆に伝え揺らぎはありません。
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