上 下
75 / 95
3章 異世界巡り

62.1話 (おとは回4)相談です

しおりを挟む
「う~ん、これはどうした物かしら」


ワタシは今、授業を聞きながして悩んでいます。大したことじゃないの、ただワタシが感じているモノはちょっと特殊ってだけです。


「でも、この思いを伝えないと終わらないし始まることもない、それは今まで男性と付き合ってきた感じで分かるけど・・・でも相手が相手だし、ダンスサークルのように行けなくなるのは・・・やっぱり嫌だなぁ」


そう言いながら憂鬱に悩み、指で机をトントン叩いています、授業も全然頭に入りません。


「そこの君」


誰かが何か言ってますけど、ワタシには聞こえていませんでした。

それどころじゃないのよ、それだけワタシの今の気持ちは本気なんだと思う、こんなこと初めてよ。


「今のサークルは楽しいし、気まずくなるのは嫌だわ」

「そこの君!聞いてるのかね?」

「え!?」


遠くでそんな声を聴き、ワタシは声の方を向いたんですけど、講師の先生が怒っていました、周りを見てもすごく困った生徒たちが見てたのよ。どうやら声に出てたみたいなんです。


「周りに迷惑になる行為は止めて貰いたいものだね君」

「す、すみません」


ワタシは謝って下を向いてしまったわ、授業中なのをすっかり忘れてました、それに独り言を言ってたのもまずかったわ、静かにしていれば気付かれなかったのにね。


「はぁ~失敗失敗」


授業が終わり、ワタシは伸びをしました、もちろん先生がいなくなってからよ、それに生徒もね。

他の生徒なんてヒソヒソ話して出て行くの、でもそんな事に構っている場合ではないわ、こっちが問題よ。


「さて、どうしたものかしら」


考え事をする間もなく、スポーツ研究サークルの部室の前に来ました。

サークルの部室が近いのはこう言った時は困るわね、中からは声が聞こえないから誰もいない様だけど、中に入って待っているしかないわ。


「ちょっと緊張するわ・・・いつも通りにっと」


深呼吸をしてワタシは部室に入りました、でも誰もいないと思っていた部屋には、パソコンに向き合っている玉木さんがいました。

そう言えば玉木さんと、吹雪さんは研究に夢中になると、周りを全然見ていませんでした。


「あの状態の玉木さんって声を掛けにくいのよね、でも掛けないのは失礼って思うし・・・うぅ~悩むなぁ」


そう思ってしばらく扉を開けた状態で止まっています、これでも玉木さんは気付かないでキーボードの音を立てています。


「乙葉、なに部屋の前で突っ立ってるんだ?」

「え!?」


ワタシが悩んでいると、後ろからそんな声が聞こえ驚いて振り向きました、そこには今、ワタシの中で問題の人がいたんです。


「も、桃花さん!こんにちは」

「ああ・・・それで、どうして部室に入らないんだ?ああ、なるほどな」


ワタシの横に来て顔を近づけてきました、そして部室の中を覗いて分かってくれましたよ。

でも、ワタシはそれどころじゃないわ、顔が・・・桃花さんの顔がわたしの直ぐ横にあります、近いですよ。


「も、桃花さんはいつもどうしてますか?」

「そんなもん普通だ、どうせ玉木は気づかねぇし、気にするなよ乙葉」


そう言って桃花さんが部室に入り、いつもの席に座りました、ワタシも行きたいんだけど、タイミングを逃したわ、ワタシの席は桃花さんの隣なのよ。

どうしてワタシの席って桃花さんの隣なのかしら、こういう時は意識しちゃって困るわ。


「どうした乙葉?早く座れよ」

「い、いえ・・・玉木さんの作業を見ようかと思いまして」


誤魔化す為に、玉木さんの後ろに移動しました、画面を見ても全然分からないのにです。

不自然だったかなと、桃花さんをチラッと見たけど、スポーツ雑誌を見ていて分からないわ。


「乙葉、悩み事?」


後ろで見ていたら、玉木さんがパソコン画面を鏡代わりにして見て言ってきました、それでも指は変わらずキーボードを打っていて作業は進んでいます。


「ま、まぁそうですけど、分かりますか?」

「うん、いつも楽しそうな笑顔だった、なのに最近ずっとそわそわ。合宿から?何かあったと、少し心配」


こんなに長く話す玉木さん初めてです、長く話してるのに短く聞こえるのは何でだろう?


「あったと言うか、気づいたと言いますか・・・ちょっとどうしようか考えてるんですよ」

「そう・・・止まるより、進んだ方が良い、僕はそう思う」


玉木さんの目線が画面でこっちを見ています、さすがにこちらに意識しているので指は止まりました。

そんなにワタシの事を心配してくれるんですね、ちょっと嬉しいです。それに玉木さんが僕って言いました、僕っ子だったんですね知らなかったです。


「玉木さんって僕っ子だったんですね、可愛いです」


玉木さんの頭を撫でながらそう言いました、この行動は無意識です、凄く可愛くてついやってしまいました。


「乙葉、僕は先輩」

「あ!?そうでした、すみません」


撫でるのを止めてワタシは謝りました、でも怒ってる玉木さんが可愛くて笑顔で謝ってしまいました。


「むぅ~乙葉、悪いと思ってない」

「思ってますよぉ~すみませんって」


そう言ってワタシは、玉木さんの肩を揉んでいます、笑顔なので分かってしまうのでしょうね。


「もういい」


むくれたままで話を止め、玉木さんが作業に戻ってしまいました、ワタシは話を逸らすことが出来て良かったと思ってホッとしています、でもここで桃花さんが本を閉じてこっちを見てきたんです。


「なぁ~乙葉、ちょっといいか?」

「は、はいっ!?」


ワタシは少し体を緊張させて返事をしてしまいました、声も変だったかもです。これだけでも、ワタシが何か変なのは分かってしまいますよね、桃花さんに部室の外にある一番近い自動販売機まで連れて行かれました。


「ほれっいつもの」


自動販売機で、ワタシがいつも飲んでいるコーヒーを桃花さんが投げてきました、それをキャッチすると、桃花さんが近くにあった椅子に座り、自分の飲み物を一口飲んだの、そしてワタシを見たわ。


「そんで、何かあたしに言いたいことがあるんだろ?言ってみろよ」

「そ、そのですね、なんと言ったらいいか、とても迷うのですけど」


ここでワタシは、桃花さんが自分の顔に見えました、男性が自分にしてくる告白を思い出したんです。

みんなこんな気持ちだったのかな、そう思うとあの人達もやっぱり本気だったのかもね。


「ハッキリしないな、もしかしてあたしの怪我の事か?」


桃花さんがそう言うと、少し顔を曇らせました、あまり聞いてほしい話ではないんでしょう、ワタシもあの後少し調べました、結果を出すために、過度な練習をしてしまった桃花さんは、膝を痛めてしまったんです、それは手術をしないと治らないモノで、完治しても元のようにプレー出来ないかもと言う、選手によくあるやつです。

桃花さんは間違ってません、父さんとの話でも、自分で道を選んだんですからね、だからこれはワタシの気持ちです。


「違います、ワタシって自信を持ってこれを頑張ったってモノがないんです、だからそれを持ってる人がとても輝いているように見えまして」


ワタシは、今の自分の気持ちを全部言葉にしました。スポーツでプロになり、無理をして怪我をしたけどそれでも頑張っていた。そんな桃花さんがすごくカッコよくて、それでいて悲しそうな顔が頭から離れないって。桃花さんがどう思っているか分からないけど、黙って聞いてくれています。


「あたしってそんな風に見えるのか?普通にしてるんだけどな」

「それは・・・きっとワタシがお父さんを見ているからだと思います」


合宿所でお父さんが話していましたけど、ほんとにあの時は、世間に騒がれて大変だったんです、ワタシたちといる時は、あんなに明るいお父さんが、悲しそうな表情をしてるのを夜に見てしまった事もあります。

あれを見たら自分の悩みなんて吹っ飛びますよ。


「そうかぁ・・・かっこいいもんな健吾さんは」


桃花さんの表情を見て、ワタシ分かっちゃったんです、桃花さんはお父さんに恋心を抱いていたって、だから弱い自分を見せたくなくて、お父さんに助けを求めなかったのかもしれません。


「不器用なんですよ、でもそれがワタシには響いたんです・・・だから」

「乙葉、その先を言う覚悟がお前にあるのか?あたしも乙葉も女だ、これは健吾さんに思いを伝えるよりも、険しい道かもしれないんだぞ」


桃花さんにそう言われ、ワタシは少しためらいました、やっぱり桃花さんは、お父さんに告白しようとしたんですね。父さんに認めてもらう為に頑張ったけど、怪我をしてしまい自分が許せなくて、あきらめちゃった。だからワタシに忠告してる、女性同士で付き合うとか、世間がどう見るかなんて目に見えてますからね。


「一人じゃ多分耐えれません、でも二人でならきっと」

「そうか・・・本気なんだな」

「はい!」


元気よく返事をしました、でもワタシ、自分が何を言ったのか少しして実感が湧き、顔がすごく熱くなりましたよ、恥ずかしくて桃花さんの顔を見れません。

これって告白って事よね、ワタシ勢いに任せて桃花さんに告白しちゃったわ。


「そうか・・・あたしも前に進みてぇな」

「え!?・・・それってもしかして」


ワタシは少し嫌な予感がしました、だって桃花さんの顔が、乙女になってる様に見えるんです、そしてそれはお父さんに向けらていると思うんですよ。


「あたしさ、怪我でダメになった時、後輩と付き合ってた時があったんだ、女同士だったけど、あたしは本気で付き合ってた。だけど健吾さんへの気持ちが伝わったんだろうな、喧嘩になって別れちまった」


好きな人の気持ちは伝わるんだよね、だからその気持ちが自分に向けられてないって分かっちゃう、全部を欲しくなるんです。


「だからあたしは、それを吹っ切ってから乙葉に答えを出す、それでもいいか?」

「つ、つまりお父さんに告白すると言う事ですか?」


ワタシの質問に桃花さんが頷いています、その顔に迷いは見えません、正直すごくカッコイイです・・・でも。


「あ、あのワタシも一緒に聞いていいですか?」

「まぁ、健吾さんと連絡するには乙葉がいないと無理だからな・・・いやでも烈男さんに頼めば」

「いえっ!ワタシが連絡をします、ええもう任せてくださいっ!」


ワタシは食い気味にそう言いました。

きっと桃花さんは年齢とかを気にしてるんです、でも今のお父さんには、若い女性が沢山ついてます、あれを見たらためらいが無くなっちゃう、それにお父さんが断らないかもしれません。うん、可能性はあるわ・・・それだけは絶対にその場で聞きたいわ、後で何て心臓が持たないわよ。


「じゃ、じゃあよろしくな」

「はい、任せてください桃花さん」


っと言う事で、桃花さんの気持ちを整理した後付き合うことになりました、でもまずは友達として遊びますよ。
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します

有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。 妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。 さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。 そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。 そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。 現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】  スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。  帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。  しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。  自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。   ※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。 ※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。 〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜 ・クリス(男・エルフ・570歳)   チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが…… ・アキラ(男・人間・29歳)  杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が…… ・ジャック(男・人間・34歳)  怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが…… ・ランラン(女・人間・25歳)  優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は…… ・シエナ(女・人間・28歳)  絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜

山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。 息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。 壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。 茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。 そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。 明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。 しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。 仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。 そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。 異世界転生しちゃいました。 そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど チート無いみたいだけど? おばあちゃんよく分かんないわぁ。 頭は老人 体は子供 乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。 当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。 訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。 おばあちゃん奮闘記です。 果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか? [第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。 第二章 学園編 始まりました。 いよいよゲームスタートです! [1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。 話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。 おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので) 初投稿です 不慣れですが宜しくお願いします。 最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。 申し訳ございません。 少しづつ修正して纏めていこうと思います。

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

処理中です...