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1章 異世界転移
23.1話(れお回2)羨ましい
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「何だか、楽しそうだな親父」
俺は今、親父とテレビ電話をしている、こっちでは架空の存在であるマーメイドが親父の後ろに見えるんだ、そして亜生奈がそいつと一緒に海で遊んでいる、凄くのんびりしていてほんと羨ましい。
「その為に旅に出たんだろ・・・まぁ烈男の気持ちも分かるがな」
親父がおでこに手を当て、ため息をついている、こちらの状況を説明してあの女の事を話したんだ、裁判手前で向こうの弁護士と話して終わったことだが、ほんと面倒だよ。
「俺もそっちに行きたいよ、楽しそうだもんな」
「ははは、海賊とか面倒な奴もいるがこちらは楽しいぞ、今マーメイドたちの国に行くところなんだ」
それを聞いて俺は、ほんとに羨ましいと思った、後ろに見えるのは子供だが、なんともかわいく見える、大人のマーメイドなら美人ぞろいだろうな。
「こっちは仕事ばかりで大変だよ、親父の代わりって事で秘書の安藤さんがチクチク言って来るしさ」
親父の秘書の安藤コモエさん、34歳で美人なんだがとても怖いんだ、眼鏡を指で上げるしぐさなんて、ほんとぞくっとするよ。
「コモエがか?・・・おかしいな」
「親父?」
画面の親父がすごく不思議そうだ、親父は怖くないのだろうか?それとも普通に仕事が出来るから、怒った顔を見てないとか。
「いやなんでもない、仲良くやってくれ」
親父が不思議そうだが、まぁ仲良くはしてる。怒られるわけではなく、しぐさが怖いだけだ、美人と一緒に仕事をしてるってだけで、本音を言えば嬉しい方に傾くだろう。
「もちろんだよ親父、じゃあ乙葉にも連絡してやってくれよな」
「ああこの後する予定だ・・・烈男すまないな、苦労を掛ける」
そう言って電話が切れた、親父の顔は暗く、今までの楽しそうな顔とのギャップはすごかったよ。
「今まで、あんな顔を影でしながら俺たちを育ててくれたんだな親父・・・それなのにあの女は」
イライラしながら俺は夕食を摂り就寝した、そして次の日の仕事中、安藤さんに詳細を話したんだ。
「そうですか、社長と連絡を取ったのですね」
社長室で秘書の安藤さんに報告してるんだが、いまだに親父の事を社長と呼び俺はまだ烈男さんだ、きっと俺はまだ認めて貰えてないのだろうな。
「はい、楽しそうにしてましたよ」
「楽しそうですか・・・私の事は何か言ってましたか?」
安藤さんがすごく真剣な目で聞いてきた、それを見て俺は、もしやと思ったよ。
「何も言ってませんでしたよ?なのか伝えることがあるんですか?」
「いえ・・・(私の悩みは放置ですか社長)」
安藤さんが後ろを向いて何かブツブツ言っている、これは次の連絡時には聞いた方が良いかな。
「それで安藤さん、あの女は今後どうなります」
「はい、向こうの弁護士にきつく言っておきましたので、今回のような行動は出来ないでしょう、まぁそれでもあの人ですから無いとは言えません、ですのでこちらも対策は取ってあります」
そう言って眼鏡を上げた、そのしぐさはすごく怒っているようだったよ。
やはり安藤さんは親父のことが好きなんだろう、もしかしたら結婚とかも考えていたのかもしれない。
「お願いします、もう二度と妹には近づいてほしくないんです」
「そうですね、でも私は烈男さんも心配です、社長になったのです気を付けてください、元社長から聞いてますよ、行動が先になる時があると」
俺はちょっと姿勢を後ろに倒した。だってな、安藤さんが顔を近づけてきたんだ、美人がこんなに近くにいたら、そりゃーそうなるだろ?
「お、俺ももう大人です、ちゃんとわきまえてますよ安藤さん」
「そうでしたか?・・・じゃ、じゃあ今度、私とお茶でもしましょう」
「はい?」
安藤さんの急な提案を聞いて、俺は変な声で聞き直してしまった。
お茶って、いつも一緒に仕事してるのにそんな事をする意味がわからん。
「烈男さんはちょっと気持ちを入れ過ぎです、社長の様にどっしり構えてほしいんですよ私、だからまずはゆっくり話しをしましょう」
「ま、まぁそう言う事なら、でも必要ですか?今だって食事は一緒なのに意味ないんじゃ」
「あります当然です、仕事上でないって言うのが重要です(これで少しは進歩が)」
最後の方、安藤さんがまた後ろを向いて何か言っていたが、まぁ美人とお茶なんてデートみたいで得した気分だ。
「そう言えば俺、女性とデート何てしたことなかったな、これは少し楽しみになってきたな」
安藤さんが後ろを向いてニヤニヤしてる内に、俺もニヤニヤしていた。
親父と交代して、大変だとずっと思っていたが楽しみが出来たよ。そうだよな、楽しくやっていかないと息苦しくなってしまうんだよな。
「ってことで乙葉、どこか良い店を知らないか?」
その日の仕事を終わらせ、明日に安藤さんと外で待ち合わせの約束をした。だが、俺は正直おしゃれな店なんて知らない、友達とは適当な店に入るだけだったんだ。
「そんなの、向こうに任せればいいんじゃないの兄さん」
電話越しの乙葉がなんだか冷たい反応だ、面と向かって聞かないで電話で良かったと、心の底から思ったぞ。
「そう言うが、少しは男らしい所を見せたいじゃないか」
「兄さん、安藤さんは息抜きをしようって誘ってくれたのよ、それなのにそんな事じゃ意味ないでしょ、普通で良いのよ」
乙葉にそう言われ、俺はハッとしてしまった。
そう言えば、その理由で誘ってもらったんだ、デートと思っているのは俺だけなんだな。
「分かったよ乙葉、のんびりしてくる」
「そうよ兄さん、それに安藤さんは兄さんのそれが見たいんだと思うわ」
俺が答えを出して考え事をしていたら、乙葉がそう言ってきた、確かに親父はそんな感じで仕事をしていた、その姿を安藤さんは見たいんだな。
「俺に出来るだろうか」
「そうやってまた力を入れちゃうのね兄さん、でもそれが兄さんだもの、お父さんとは違うってところを安藤さんに見せれば良いのよ」
「そうだな、最近はそれが行き過ぎていたんだな、分かった明日は前に戻ってみるよ」
乙葉との電話を切り俺は思い返していた、前もどこか力が入っていたと思う、最近はそれが更に増してしまったんだ、そうしないと親父に追いつけないからな。だが親父も言っていたように人それぞれだ、俺なりにやって行けばいいんだよな。
「じゃあ、明日の服はこれだな」
ウキウキしながら明日の準備をしてベッドにダイブした、俺の中で一番自然な服だ、本来なら一番本気の物を着るんだろうが、相手はデートだと思ってない、普段の俺を見せればいいんだよな。
「お、お待たせしました安藤さん」
待ち合わせの場所に俺は30分前に来た、それなのに既に安藤さんが待っていた、それもかなり普段と印象が違う清楚な服だ、いかにも気合が入っているように見える。
おかしいな?どうしてこんなに気合が入ってるんだろうか。
「あら烈男さん、何だか不思議そうね?」
「い、いえ!?安藤さんがとても綺麗だったので驚いたんです」
ほんとの気持ちを言ったんだが、安藤さんは顔色を変えずにいる、やはり言われ慣れてるんだろう。
「それはありがとうございます、30過ぎのおばさんだけど嬉しいわ、ではいきましょう、どこに行きますか?」
「はい、体感ゲームが出来る場所に行く予定です」
こうして俺が好きな場所に安藤さんを案内した、安藤さんがどう思っているか知らないが、俺は楽しくデートを出来たと思う、相手がデートと思っていなくてもだ。だってな、安藤さんも楽しそうに笑っていたんだ、それを見ているだけで俺は嬉しくなったよ、こんな彼女がいたらいいな。
俺は今、親父とテレビ電話をしている、こっちでは架空の存在であるマーメイドが親父の後ろに見えるんだ、そして亜生奈がそいつと一緒に海で遊んでいる、凄くのんびりしていてほんと羨ましい。
「その為に旅に出たんだろ・・・まぁ烈男の気持ちも分かるがな」
親父がおでこに手を当て、ため息をついている、こちらの状況を説明してあの女の事を話したんだ、裁判手前で向こうの弁護士と話して終わったことだが、ほんと面倒だよ。
「俺もそっちに行きたいよ、楽しそうだもんな」
「ははは、海賊とか面倒な奴もいるがこちらは楽しいぞ、今マーメイドたちの国に行くところなんだ」
それを聞いて俺は、ほんとに羨ましいと思った、後ろに見えるのは子供だが、なんともかわいく見える、大人のマーメイドなら美人ぞろいだろうな。
「こっちは仕事ばかりで大変だよ、親父の代わりって事で秘書の安藤さんがチクチク言って来るしさ」
親父の秘書の安藤コモエさん、34歳で美人なんだがとても怖いんだ、眼鏡を指で上げるしぐさなんて、ほんとぞくっとするよ。
「コモエがか?・・・おかしいな」
「親父?」
画面の親父がすごく不思議そうだ、親父は怖くないのだろうか?それとも普通に仕事が出来るから、怒った顔を見てないとか。
「いやなんでもない、仲良くやってくれ」
親父が不思議そうだが、まぁ仲良くはしてる。怒られるわけではなく、しぐさが怖いだけだ、美人と一緒に仕事をしてるってだけで、本音を言えば嬉しい方に傾くだろう。
「もちろんだよ親父、じゃあ乙葉にも連絡してやってくれよな」
「ああこの後する予定だ・・・烈男すまないな、苦労を掛ける」
そう言って電話が切れた、親父の顔は暗く、今までの楽しそうな顔とのギャップはすごかったよ。
「今まで、あんな顔を影でしながら俺たちを育ててくれたんだな親父・・・それなのにあの女は」
イライラしながら俺は夕食を摂り就寝した、そして次の日の仕事中、安藤さんに詳細を話したんだ。
「そうですか、社長と連絡を取ったのですね」
社長室で秘書の安藤さんに報告してるんだが、いまだに親父の事を社長と呼び俺はまだ烈男さんだ、きっと俺はまだ認めて貰えてないのだろうな。
「はい、楽しそうにしてましたよ」
「楽しそうですか・・・私の事は何か言ってましたか?」
安藤さんがすごく真剣な目で聞いてきた、それを見て俺は、もしやと思ったよ。
「何も言ってませんでしたよ?なのか伝えることがあるんですか?」
「いえ・・・(私の悩みは放置ですか社長)」
安藤さんが後ろを向いて何かブツブツ言っている、これは次の連絡時には聞いた方が良いかな。
「それで安藤さん、あの女は今後どうなります」
「はい、向こうの弁護士にきつく言っておきましたので、今回のような行動は出来ないでしょう、まぁそれでもあの人ですから無いとは言えません、ですのでこちらも対策は取ってあります」
そう言って眼鏡を上げた、そのしぐさはすごく怒っているようだったよ。
やはり安藤さんは親父のことが好きなんだろう、もしかしたら結婚とかも考えていたのかもしれない。
「お願いします、もう二度と妹には近づいてほしくないんです」
「そうですね、でも私は烈男さんも心配です、社長になったのです気を付けてください、元社長から聞いてますよ、行動が先になる時があると」
俺はちょっと姿勢を後ろに倒した。だってな、安藤さんが顔を近づけてきたんだ、美人がこんなに近くにいたら、そりゃーそうなるだろ?
「お、俺ももう大人です、ちゃんとわきまえてますよ安藤さん」
「そうでしたか?・・・じゃ、じゃあ今度、私とお茶でもしましょう」
「はい?」
安藤さんの急な提案を聞いて、俺は変な声で聞き直してしまった。
お茶って、いつも一緒に仕事してるのにそんな事をする意味がわからん。
「烈男さんはちょっと気持ちを入れ過ぎです、社長の様にどっしり構えてほしいんですよ私、だからまずはゆっくり話しをしましょう」
「ま、まぁそう言う事なら、でも必要ですか?今だって食事は一緒なのに意味ないんじゃ」
「あります当然です、仕事上でないって言うのが重要です(これで少しは進歩が)」
最後の方、安藤さんがまた後ろを向いて何か言っていたが、まぁ美人とお茶なんてデートみたいで得した気分だ。
「そう言えば俺、女性とデート何てしたことなかったな、これは少し楽しみになってきたな」
安藤さんが後ろを向いてニヤニヤしてる内に、俺もニヤニヤしていた。
親父と交代して、大変だとずっと思っていたが楽しみが出来たよ。そうだよな、楽しくやっていかないと息苦しくなってしまうんだよな。
「ってことで乙葉、どこか良い店を知らないか?」
その日の仕事を終わらせ、明日に安藤さんと外で待ち合わせの約束をした。だが、俺は正直おしゃれな店なんて知らない、友達とは適当な店に入るだけだったんだ。
「そんなの、向こうに任せればいいんじゃないの兄さん」
電話越しの乙葉がなんだか冷たい反応だ、面と向かって聞かないで電話で良かったと、心の底から思ったぞ。
「そう言うが、少しは男らしい所を見せたいじゃないか」
「兄さん、安藤さんは息抜きをしようって誘ってくれたのよ、それなのにそんな事じゃ意味ないでしょ、普通で良いのよ」
乙葉にそう言われ、俺はハッとしてしまった。
そう言えば、その理由で誘ってもらったんだ、デートと思っているのは俺だけなんだな。
「分かったよ乙葉、のんびりしてくる」
「そうよ兄さん、それに安藤さんは兄さんのそれが見たいんだと思うわ」
俺が答えを出して考え事をしていたら、乙葉がそう言ってきた、確かに親父はそんな感じで仕事をしていた、その姿を安藤さんは見たいんだな。
「俺に出来るだろうか」
「そうやってまた力を入れちゃうのね兄さん、でもそれが兄さんだもの、お父さんとは違うってところを安藤さんに見せれば良いのよ」
「そうだな、最近はそれが行き過ぎていたんだな、分かった明日は前に戻ってみるよ」
乙葉との電話を切り俺は思い返していた、前もどこか力が入っていたと思う、最近はそれが更に増してしまったんだ、そうしないと親父に追いつけないからな。だが親父も言っていたように人それぞれだ、俺なりにやって行けばいいんだよな。
「じゃあ、明日の服はこれだな」
ウキウキしながら明日の準備をしてベッドにダイブした、俺の中で一番自然な服だ、本来なら一番本気の物を着るんだろうが、相手はデートだと思ってない、普段の俺を見せればいいんだよな。
「お、お待たせしました安藤さん」
待ち合わせの場所に俺は30分前に来た、それなのに既に安藤さんが待っていた、それもかなり普段と印象が違う清楚な服だ、いかにも気合が入っているように見える。
おかしいな?どうしてこんなに気合が入ってるんだろうか。
「あら烈男さん、何だか不思議そうね?」
「い、いえ!?安藤さんがとても綺麗だったので驚いたんです」
ほんとの気持ちを言ったんだが、安藤さんは顔色を変えずにいる、やはり言われ慣れてるんだろう。
「それはありがとうございます、30過ぎのおばさんだけど嬉しいわ、ではいきましょう、どこに行きますか?」
「はい、体感ゲームが出来る場所に行く予定です」
こうして俺が好きな場所に安藤さんを案内した、安藤さんがどう思っているか知らないが、俺は楽しくデートを出来たと思う、相手がデートと思っていなくてもだ。だってな、安藤さんも楽しそうに笑っていたんだ、それを見ているだけで俺は嬉しくなったよ、こんな彼女がいたらいいな。
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