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3章 商品チート
59話 バシッと言いに来ました
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「遅くなり申し訳ございません、何せ急だったので支度に手間取ってしまったのですわ」
大聖女は、見え見えの言い訳をニコニコして口にしてきて、リイル様の作戦の中で一番強力な作戦が頭に浮かび、使われる予感がしたわ。
わたしもその方が良いと思うけど、ここで感情に流されてはいけないから、しっかりとお仕置きをします。
「それでしたら仕方ないですね、では早速お話をしましょうか」
「え、ええ・・・そうですわね」
わたしが向かいのソファーを勧めた為、大聖女は無礼と感じて頬をヒクつかせて嫌がって来て、まだまだ序の口なのに揶揄いがいの無い人と思ったよ。
わたしはリイル商会の代表で、怒っていらっしゃるリイル様の代わりなので、決っして下手には出ませんし、わたしも怒っています。
「それで、どの様なご用件でいらしたのかしら?」
「あら、大聖女ともあろうお方が、もしかしてご存じありませんでしたか」
「それは・・・もしや聖女ミサエルの件ですかしら?」
知っているならとぼけるなと言いたいですけど、わたしは無言でニッコリとして見せます。
大聖女はそれだけで理解したようですが、問題は既にそれだけではなくなっていて、どんどん追加されています。
「それでしたら、彼女を降格処分にいたしましたわ」
「職人たちもお返しして頂けますよね?」
「それなのですが・・・彼女らはこちらで買い取りたいのです」
「買い取る?」
更に罪が増えた言葉で、わたしは増えすぎと悩んでしまったわ。
まさか、雇ったはずの職員が奴隷にされているとか、耳を疑ってしまったんです。
「ええ、せっかくの職人ですからね」
「そうですか、ですがそれではこちらが納得しません、何せ不正に契約を求めたんですからね」
「その説は、聖女の降格で納得して頂きたいのですけど、そうもいかない様ですわね」
「それはそうです、謝罪の言葉もないですからね」
聖女の降格は、わたしたち商会には関係はありませんし、謝罪もなく職人も返さないとなれば問題です。
そして、更に罪が増える予感がする行動を相手が取ってきたわ。
「後ろにいた男性、どうしてわたしの横に来たのかしら?」
「なに簡単さ、俺の物になれ!」
「はい?」
「ぐわっ!目があぁぁーー!!」
わたしの疑問の声を聞き、男性は何でか悲鳴を上げてその場に倒れたわ。
何をしたのか知らないけど、どうやら魔法か何かを使おうとして、リイル様の装備に妨害された様です。
「な、何をしたのですあなた」
「あなたは聖女かしら?それはこっちのセリフですよ、何やら悪だくみをしようとしたみたいね」
「そ、そのお方は勇者ですよ、これは不敬です」
「先に手を出したのはそっちでしょう、それにその男は使者であるわたしに暴言も吐きました、それの謝罪も無いのかしら?」
もう罪しかなくて、わたしはお腹いっぱいですけど、大聖女はかなり引きつった顔をしてて、どうやら勇者で押さえつける予定だったみたいです。
謝罪どころか、罠に嵌めようとした事で、賠償してもらうと伝えたわ。
「い、いったい何を根拠に」
「その男が目覚めれば、わたしに何をしようとしたのかが分かりますが、その後の方が良いのかしら大聖女?」
「ど、どう言う事ですの」
「魔法は反射されたのよ、なので魅了ならわたしの言いなりだし、精神操作なら跪くでしょう」
わたしの答えに、後ろにいた聖女まで顔をひきつらせたから、そのどちらかだった様です。
なので、賠償が更に増してしまい、リイル様の要求を伝えたわ。
「「なっ!なんですって!!」」
「何を驚くのですか?当然でしょう」
「そ、そんな事許される訳が無いでしょう」
「そうですわよ、ワタクシたちの代わりに庶民が統治するなんて、絶対にあってはならないことですわ!」
大聖女はソファーから立ち上がり、拳を振るわせて怒って来ましたけど、それだけ怒りたいのはこちらです。
賠償金は、国そのモノという事が分かって何よりだけど、それを拒否して来たので、金額ならこれくらいと教えたら、大聖女はビックリしてソファーに倒れたわ。
「き、ききき」
「金貨5千億枚ですよ大聖女」
「そ、そんな金額払える訳ありませんわよ!!」
「だから国を差し出せと言ってるんです」
それに、今の提示額は賠償金なだけで、使者に対する謝罪金は更に同じ額を言いたいわ。
でも、その金額だけで十分な様なので、その理由を伝える事にしました。
「あなたは、世界を変える技術を持った商会を敵に回したんです、それを考えれば1つの国では足りませんよ」
「だ、だからって、ここを何処だと思っているのです」
「大国の1つと言われる聖法王国ですね、だからなんです?」
たかだか大国1つとわたしは言い切りました。
それもそのはず、ラインハット国やアラーモ帝国と同じなのだから、足りる訳が無いんです。
「大国2つだけではありません、他の国も欲しがる技術です、それをあなたが犯した罪のせいで、世界から無くなるかもしれません」
「そ、そんな事が」
「あるからわたしがここにいます、そんな重要な事を分かっていないから、あなたに国を引き渡すように言ってるんです」
これで分かったかと、わたしは腕を組んで胸を張りました。
本来ならため息を付きたいことですが、全世界が掛かっていると分かり、さすがに悩んでしまっていますね。
「これを断るなら、全世界の国から賠償請求が来ますが、それが払えるのですか?」
「聖法王国に賠償請求ですって、そんな事許される訳がありません、神に仇成す行いですわよ」
「じゃあ世界を敵に回すと言う事ですか?」
「か、神と戦うのですわよ、誰が賛同するんですか」
自分たちに味方がいないのに、いまだにそんな事を言ってくるから笑いそうだけど、ここは我慢して続けることにしたわ。
神は助けてくれない事を強調し、リイル様が助けてくれた事を伝えたのよ。
「何も手を下さない神より、リイル様の方が神らしいのよ」
「な、何を言っているのです、あんな男が神な訳ないのですわ」
「そう思うならもういいわ、あなたに民衆はもう付いてこないのよ」
既に、この国での作業は終わっていて、ワタシを聖女と呼んでいる人達ばかりです。
大聖女とまでは言ってこないけど、わたしが声を上げれば、この国の民衆は付いてきます。
「な、何を根拠に」
「だから言ってるでしょう、何もしてくれない神より、助けてくれる神様に付いて来るんですよ」
「そ、そんな訳」
「人を見下してばかりだから、あなたは分からないんですよ大聖女」
リイル様がくる前に降参しなさいと言い残し、わたしは立ち上がって退出しようとしたのだけど、後ろにいた聖女が杖を構えて来たわ。
でも、それを阻止したのはわたしではなく、倒れていた勇者でしたよ。
「み、ミリガル、どうして」
「俺の愛しの人に何をする、この悪女め」
「あ、悪女ですって!」
「ああそうだよ、俺の愛しの人に手を出す奴は皆敵だ」
そんな洗脳をしようとして来たのかと、青い顔をしている大聖女の睨んだけど、勇者に止めるように伝えるのが先で、わたしは止めたんです。
勇者は、わたしの前に跪いて来て、何でも言ってくださいとか、とてもキラキラした目で言って来て、背中がゾワゾワして来ました。
「じゃあ、その人達が悪さをしない様に見ていなさい勇者」
「はい・・・あの、あなた様のお名前は」
「わたしはクラーシュと言います、頼みましたよミリガル」
「はい、あなたの為に命に代えても達成します、愛しのクラーシュ様」
ニッコリとして来た彼を見て、わたしは嫌悪感を受けました。
こんな状態にされそうだったのかと、ほんとに腐っていると思ってしまったんです。
「じゃあ、よく考えてください大聖女、じゃないと戦争になりますよ」
「い、良いでしょう、神の力を見せてあげますわ」
「そうですか、それなら仕方ないですね」
それだけ言って、わたしは応接室から退出して、そのまま教会を出たんです。
本来なら教会の騎士や神父やシスターたちが止めるんでしょうが、わたしに頭を下げる人達ばかりです。
「まったく、これだけ恨まれているとか、ほんとに聖女なんですかね」
頭を抱えたくなる状況ですが、リイル様の大役を達成できた事の方が大切で、わたしはホッとしていました。
そして、こちらの味方になった聖女シャカルと合流したんです。
大聖女は、見え見えの言い訳をニコニコして口にしてきて、リイル様の作戦の中で一番強力な作戦が頭に浮かび、使われる予感がしたわ。
わたしもその方が良いと思うけど、ここで感情に流されてはいけないから、しっかりとお仕置きをします。
「それでしたら仕方ないですね、では早速お話をしましょうか」
「え、ええ・・・そうですわね」
わたしが向かいのソファーを勧めた為、大聖女は無礼と感じて頬をヒクつかせて嫌がって来て、まだまだ序の口なのに揶揄いがいの無い人と思ったよ。
わたしはリイル商会の代表で、怒っていらっしゃるリイル様の代わりなので、決っして下手には出ませんし、わたしも怒っています。
「それで、どの様なご用件でいらしたのかしら?」
「あら、大聖女ともあろうお方が、もしかしてご存じありませんでしたか」
「それは・・・もしや聖女ミサエルの件ですかしら?」
知っているならとぼけるなと言いたいですけど、わたしは無言でニッコリとして見せます。
大聖女はそれだけで理解したようですが、問題は既にそれだけではなくなっていて、どんどん追加されています。
「それでしたら、彼女を降格処分にいたしましたわ」
「職人たちもお返しして頂けますよね?」
「それなのですが・・・彼女らはこちらで買い取りたいのです」
「買い取る?」
更に罪が増えた言葉で、わたしは増えすぎと悩んでしまったわ。
まさか、雇ったはずの職員が奴隷にされているとか、耳を疑ってしまったんです。
「ええ、せっかくの職人ですからね」
「そうですか、ですがそれではこちらが納得しません、何せ不正に契約を求めたんですからね」
「その説は、聖女の降格で納得して頂きたいのですけど、そうもいかない様ですわね」
「それはそうです、謝罪の言葉もないですからね」
聖女の降格は、わたしたち商会には関係はありませんし、謝罪もなく職人も返さないとなれば問題です。
そして、更に罪が増える予感がする行動を相手が取ってきたわ。
「後ろにいた男性、どうしてわたしの横に来たのかしら?」
「なに簡単さ、俺の物になれ!」
「はい?」
「ぐわっ!目があぁぁーー!!」
わたしの疑問の声を聞き、男性は何でか悲鳴を上げてその場に倒れたわ。
何をしたのか知らないけど、どうやら魔法か何かを使おうとして、リイル様の装備に妨害された様です。
「な、何をしたのですあなた」
「あなたは聖女かしら?それはこっちのセリフですよ、何やら悪だくみをしようとしたみたいね」
「そ、そのお方は勇者ですよ、これは不敬です」
「先に手を出したのはそっちでしょう、それにその男は使者であるわたしに暴言も吐きました、それの謝罪も無いのかしら?」
もう罪しかなくて、わたしはお腹いっぱいですけど、大聖女はかなり引きつった顔をしてて、どうやら勇者で押さえつける予定だったみたいです。
謝罪どころか、罠に嵌めようとした事で、賠償してもらうと伝えたわ。
「い、いったい何を根拠に」
「その男が目覚めれば、わたしに何をしようとしたのかが分かりますが、その後の方が良いのかしら大聖女?」
「ど、どう言う事ですの」
「魔法は反射されたのよ、なので魅了ならわたしの言いなりだし、精神操作なら跪くでしょう」
わたしの答えに、後ろにいた聖女まで顔をひきつらせたから、そのどちらかだった様です。
なので、賠償が更に増してしまい、リイル様の要求を伝えたわ。
「「なっ!なんですって!!」」
「何を驚くのですか?当然でしょう」
「そ、そんな事許される訳が無いでしょう」
「そうですわよ、ワタクシたちの代わりに庶民が統治するなんて、絶対にあってはならないことですわ!」
大聖女はソファーから立ち上がり、拳を振るわせて怒って来ましたけど、それだけ怒りたいのはこちらです。
賠償金は、国そのモノという事が分かって何よりだけど、それを拒否して来たので、金額ならこれくらいと教えたら、大聖女はビックリしてソファーに倒れたわ。
「き、ききき」
「金貨5千億枚ですよ大聖女」
「そ、そんな金額払える訳ありませんわよ!!」
「だから国を差し出せと言ってるんです」
それに、今の提示額は賠償金なだけで、使者に対する謝罪金は更に同じ額を言いたいわ。
でも、その金額だけで十分な様なので、その理由を伝える事にしました。
「あなたは、世界を変える技術を持った商会を敵に回したんです、それを考えれば1つの国では足りませんよ」
「だ、だからって、ここを何処だと思っているのです」
「大国の1つと言われる聖法王国ですね、だからなんです?」
たかだか大国1つとわたしは言い切りました。
それもそのはず、ラインハット国やアラーモ帝国と同じなのだから、足りる訳が無いんです。
「大国2つだけではありません、他の国も欲しがる技術です、それをあなたが犯した罪のせいで、世界から無くなるかもしれません」
「そ、そんな事が」
「あるからわたしがここにいます、そんな重要な事を分かっていないから、あなたに国を引き渡すように言ってるんです」
これで分かったかと、わたしは腕を組んで胸を張りました。
本来ならため息を付きたいことですが、全世界が掛かっていると分かり、さすがに悩んでしまっていますね。
「これを断るなら、全世界の国から賠償請求が来ますが、それが払えるのですか?」
「聖法王国に賠償請求ですって、そんな事許される訳がありません、神に仇成す行いですわよ」
「じゃあ世界を敵に回すと言う事ですか?」
「か、神と戦うのですわよ、誰が賛同するんですか」
自分たちに味方がいないのに、いまだにそんな事を言ってくるから笑いそうだけど、ここは我慢して続けることにしたわ。
神は助けてくれない事を強調し、リイル様が助けてくれた事を伝えたのよ。
「何も手を下さない神より、リイル様の方が神らしいのよ」
「な、何を言っているのです、あんな男が神な訳ないのですわ」
「そう思うならもういいわ、あなたに民衆はもう付いてこないのよ」
既に、この国での作業は終わっていて、ワタシを聖女と呼んでいる人達ばかりです。
大聖女とまでは言ってこないけど、わたしが声を上げれば、この国の民衆は付いてきます。
「な、何を根拠に」
「だから言ってるでしょう、何もしてくれない神より、助けてくれる神様に付いて来るんですよ」
「そ、そんな訳」
「人を見下してばかりだから、あなたは分からないんですよ大聖女」
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でも、それを阻止したのはわたしではなく、倒れていた勇者でしたよ。
「み、ミリガル、どうして」
「俺の愛しの人に何をする、この悪女め」
「あ、悪女ですって!」
「ああそうだよ、俺の愛しの人に手を出す奴は皆敵だ」
そんな洗脳をしようとして来たのかと、青い顔をしている大聖女の睨んだけど、勇者に止めるように伝えるのが先で、わたしは止めたんです。
勇者は、わたしの前に跪いて来て、何でも言ってくださいとか、とてもキラキラした目で言って来て、背中がゾワゾワして来ました。
「じゃあ、その人達が悪さをしない様に見ていなさい勇者」
「はい・・・あの、あなた様のお名前は」
「わたしはクラーシュと言います、頼みましたよミリガル」
「はい、あなたの為に命に代えても達成します、愛しのクラーシュ様」
ニッコリとして来た彼を見て、わたしは嫌悪感を受けました。
こんな状態にされそうだったのかと、ほんとに腐っていると思ってしまったんです。
「じゃあ、よく考えてください大聖女、じゃないと戦争になりますよ」
「い、良いでしょう、神の力を見せてあげますわ」
「そうですか、それなら仕方ないですね」
それだけ言って、わたしは応接室から退出して、そのまま教会を出たんです。
本来なら教会の騎士や神父やシスターたちが止めるんでしょうが、わたしに頭を下げる人達ばかりです。
「まったく、これだけ恨まれているとか、ほんとに聖女なんですかね」
頭を抱えたくなる状況ですが、リイル様の大役を達成できた事の方が大切で、わたしはホッとしていました。
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